いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

昨日、2023/4/23アナログゲーム療育講座 幼児編に参加してきました。

すごろくやさん主催で、すごろくや吉祥地店近くの武蔵野商工会館にて行われました。

ルールというゲームには当たり前の存在に関しても、アナログゲームとデジタルゲームの違い、ルールを守るということの発達上の課題、他者との関係性など、これまで考えていなかった気づきがありました。

子供の発達段階に関する理論も非常に興味深く、発達段階に合わせたゲーム選びの重要性を感じました。

ちょうど我が子は5歳と7歳。これまでは、幼児向けゲームであれば2人とも楽しく遊べていたものが、最近ではゲーム選びが難しくなってきたと感じることがあります。
ただただ、性格の違いがでてきたため、好むゲームが変わってきたのだなと思っていましたが、それだけではないことがわかりました。
まさに、7歳で変わっていく発達の段階。
違う段階にいることによって、思考の広さ深さが大きく異なることが原因なのだと理解しました。
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講習会では、実際のゲームを遊びながら、ゲームの持つ特徴や関わり方を学びました。

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アナログゲームの持つ力を改めて感じられた、非常に有意義な時間でした。
今後は、学童編や今まさに私が悩まされているチームビルディングにも役立つ講座がありますので、ぜひ参加したいと思います。

もちろん、すごろくやさんのセール最終日ですので、お買い物もしてきました。


島を一周するとウミガメの卵がもらえるよ!
サイコロを2個ふれば出た目の2倍、3個ふれば3倍進める!
でも、目の合計が8を超えるとスタートに戻っちゃう。
ふるか、やめるかのチキンレース。
だれかのウミガメに乗っかって、卵をもらえちゃうことも!?
日本ボードゲーム大賞2015 ゆうもあ賞受賞作

わたし 喋る S
いかっぱ
2倍、3倍の計算は子供にはまだできないな。
島をくるくる周るだけだけど、飽きずに遊べるかな?


Mahe-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・思考力 2の段・3の段の掛け算が身に着く その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・計算ができない子にも遊べるか
・21マスのスゴロクだけれど、単調ではないか

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:20分
BGGの評価:Mahé

ルール

準備

各プレーヤーはカメを1個取り、いかだの上に置きます。
たまごカードはよく混ぜ、ゲームボードの7つの卵が描かれた浜辺に裏向きの山にして置きます。
そして、山の上から4枚を取り内容を見ずに箱に戻します。
これらの4枚のカードは今回のゲームでは使われません。

そのあと、たまごカードの山の一番上のカードを表にします。

適当な方法で最初のプレーヤーを決め、そのあとは時計回りの順番で プレイします。

遊び方

自分の番 (手番) になったプレーヤーは、サイコロを3個受け取ります。

サイコロを振って出た目で自分のカメが進める距離が決まります。

サイコロは1つずつ、最大3つまで振ることができます。
2つ目以降のサイコロは振らないでおくこともできます。

Mahe-2dices

2つ以上のサイコロを振ってサイコロの目の合計が8以上になったら、出発点のいかだにカメを戻さなければなりません。

Mahe-start

そして、左隣のプレーヤーの順番となります。

サイコロをひとつだけ振り、そのあとのサイコロを振ることをやめた場にはそのサイコロの目だけピッタリ反時計回りにカメを進めます。

2個のサイコロを振ったあと3個目のサイコロを振らなかった場合は、サイコロの目の合計が7以下なら、サイコロの目の合計の2倍ぴったりカメを進めます。

3個すべてのサイコロを振っても、サイコロの目の合計が7以下なら、サイコロの目の合計の3倍ぴったりカメを進めます。

mahe-rule

ほかのカメのいるマスを通過することもできます。

ほかのカメがいるマスで止まった場合、元からいるカメの上に重ねて自分のカメを置きます。
(いかだでは重ねて置きません)

カメを移動させたら、左隣のプレーヤーの順番となります。

自分の番になったとき、 自分のカメの上にほかのカメが乗っている場合


この場合、サイコロは手番の人が振りますが、 2個目以降のサイコロを振るかどうかは一番上に乗っているカメのプレーヤーが決めます。

サイコロを振って、合計の目が7以下になり進める場合は、手番のプレー ヤーのカメが上に重なっているカメをすべておんぶしたまま進みます。

サイコロを振って、合計の目が8以上になった場合は、手番のプレーヤーのカメと上に重なっているカメすべてがいかだに戻ります。

たくさんのカメが重なっていて、一番下以外のカメが手番の場合は、手番のカメとその上に重なっているカメだけが移動し、下のカメは動 きません。

たまごを産む

カメが 「21」のマスで止まるか通過したら、たまごカードの山の一番上のカードを取り、自分の前に裏向きにしておきます。

たまごカードに書かれた卵の数が、そこで産むことができた卵の数です。

たまごカードが取られたら、山の一番上のたまごカードを表にします。

2つ以上のカメが重なって「21」のマスで止まるか通過して場合は、一番上のカメのプレーヤーだけがたまごカードを取り、それ以外のプレーヤーはこの時たまごカードを取ることはできません。

Mahe-goal

2・3人で遊ぶ場合

2人または3人で遊ぶ場合には、各プレイヤーが2つのカメを担当します。

自分の番になったら、まずどちらのカメのためにサイコロを振るかを宣言してからサイコロを振ります。
そのカメの移動が終わったら残りのカメのためにサイコロを振ります。
そして、次のプレイヤーの番となります。

2匹のカメが産んだ卵の合計が多いプレイヤーが勝ちになります。

ゲームの終了

最後のたまごカードが取られたら、ゲームボードに描かれた7個の卵が見えるようになります。
ゲームは次のカメが「21」のマスに止まるか通過するまで続きます。

次に「21」のマスに止まるか通過したカメ (重なっている場合は一番上のカメ) が卵を7個産むことができます。

一番多くの卵を産むことができたプレーヤーの勝ちです。
同点の場合は、その中でたまごカードの枚数が一番多いプレーヤーの勝ちです。
それも同じなら、それらのプレーヤーすべてが勝ちです。

主な知育要素


・思考力
・掛け算(2の段・3の段)

サイコロの目の合計が3~4くらいになってくると、もう1回振るか、やめるか確率も考慮して、考えます。
サイコロの目だけでなく、21のマスにどれだけ近いかでも判断は変わります。
サイコロの目が2であっても、卵を産めるのであれば、いかだに戻るリスクは取らなくてもいいかもしれません。
性格によるものも大きいですが、状況に応じて考える必要があります。

サイコロを2個、3個ふると、進める数が2倍、3倍になります。
遊びながら、自然に2の段、3の段が身に着きます。

5歳・7歳の様子

サイコロの目の足し算はできますが、2倍、3倍の計算はまだ難しい子供たちです。
そのため、2個ふったときは「今なら4×2で8個すすめるよ」と声掛けをしています。
そのうえで、もう1個ふるかの判断は任せています。
3個ふった場合の計算もしてあげます。

5歳息子は、すでに5になっていても、次をふる強気のプレイ!
いっぽう娘はバーストを避けて、慎重に。
ねことねずみの大レースとは、まったく異なるプレイに少し驚きです。



年齢的なものもあるのでしょうか?
確か、保育園の先生が「5歳児は自分を無敵だと思っている」と言ってたな~。なんて思い出したりして。
7歳娘は思慮深くなったのかな。
年齢や成長によりプレイスタイルが変わっていくのを見れるのは、長く遊べるボードゲームの素敵な点ですね。
2年後の息子がどういうプレイスタイルになっているか、楽しみに待っていよう。

無茶な振り方ばかりしててはさすがに勝てませんが、3個ふって合計が7になると、それだけで21。 一周してしまうんです。
全くプレイスタイルの違う二人ですが、いい勝負になっています。

バースト要素がありドキドキはありますが、スゴロクとしてはただ島を一周するだけ。
単調かな?飽きてしまうかな?と心配ではありましたが、飽きることなく遊べました。

人の駒の上に乗れるというのが、飽きさせない要素となっています。
「わ~、乗られた~!」「やった~。勝手に進める!」と大騒ぎで楽しめます。

当初不安だった部分もまったくの杞憂で、とても楽しく遊べました。

むすめ 喋る S
むすめ
カメが乗っかるのが楽しいよね!
卵いっぱいもらえると嬉しい。
スタートに戻っちゃうのは嫌なんだよ。


むすこ 喋る S
むすこ
振るか振らないか考えるのが楽しい!
ドキドキするよね~。
3つ振って7になると、1周しちゃうんだよ!


親目線のレビュー

有名なゲームで入手性も良いので、ずっと気になっていたけれど購入に踏み切れずにいたゲーム。

買ってよかった!
それでも、ある程度計算ができるからバーストを楽しめるので、背伸びをせずにこの年齢で買って正解だったなと思います。

掛け算に関してはお手伝いしますが、それほど面倒でもなく、判断は子供に任せているので接待プレーもなし。
幼児と遊んでも、ストレスフリーで遊べます。

自分の手番では、振るかやめるかの判断に悩まされ、サイコロに祈りを込めて振る!
その結果に、一喜一憂の大騒ぎ。

手番以外は退屈かというとそんなことはなく、相手のサイコロの目にも一緒にドキドキし、乗られたら大笑い。

最初、1人で2個の駒を管理するのは難しいかな?と思い、3人で遊ぶときも駒を1人1つで遊んでいました。
やはり駒の数が少ないと乗る乗られるが少なくなります。
乗る乗られるは、バースト要素と並んでこのゲームの大きな特徴でもあるので、多い方が面白い!
2~3人で遊ぶときは、駒2つは大事なルールです。

ボードの裏面は夜の島。
ルールは全く一緒だけれど、雰囲気が変わります。

Mahe-night

わたし 喋る S
いかっぱ
サイコロにすべてを賭けるゲームは、大人も子供も一緒に楽しめます!
サイコロ運だけでありながら、自分で振る振らないを判断できるから興奮するんです。
7歳娘が自然と2の段、3の段を覚えたのは副産物。


【まとめ】
・目の合計や掛け算はお手伝い必要
・単調どころか、ゲーム中ずっと大興奮!
・2~3人で遊ぶときは、1人駒2つを忘れずに
・プレイスタイルの変化から成長を感じられる

大きい数字が勝ち!のトリックを7回繰り返すトリックテイキングゲーム。
でも、7回目は勝ってはいけません。
最後のトリックのために、いかに小さい数字を残すか考えながらカードを出していきます。

はじめてのジャケ買いゲームです。

だって5本のきゅうりって、、、。
どんなゲームか全然わからないけど、このタイトル、、、。
そして、なんかきゅうりイケメン。

わたし 喋る S
いかっぱ
ルールみてびっくり。
きゅうり取っちゃうと負けるのね。
カードときゅうりの駒しかないゲームだけれど、インパクト強烈!
もちろん、子供もものすごい興味津々でしたよ!

five cucumber-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・思考力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・評価が割れている理由は?(我が家ではNO.1ゲーム)

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:25分
BGGの評価:Five Cucumbers

ルール

カードの内容
1が一番小さい数字で、15が一番大きい数字です。
カードには数字に応じて0~5本のきゅうりが描かれています。 1のカードにはきゅうりが描かれておらず、×2と書かれています。 最後のトリックで、この数字を出した人がいると、負けた人の受け取るきゅうりが倍になります。

準備
みんなの届く位置にきゅうりを置きます。

60枚のカードをよくシャッフルし、7枚ずつ配ります。
残りのカードは使用しません。

遊び方
このゲームでは、何度かのラウンドを行います。
1ラウンドでは7トリック行います。

このゲームの目的は、最後の7トリック目を勝たないようにすることです。

1ラウンドが終了し、勝ってしまった人がきゅうりを受け取ったら、もう一度60枚をよくシャッフルして、新しいラウンドを始めます。

もっとも若い人がスタートプレイヤーになります。

スタートプレイヤーは手札から1枚場にだします。

時計回りに手番を行います。

次の手番の人は、場にでているカードと同じかより大きい数字のカードを出します。

もしそのようなカードを持っていない、もしくは出したくない場合は、一番小さい数字のカードを出さなければなりません。

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一番大きな数字を出したプレイヤーが、そのトリックの勝者となります。
同じ数字を出したプレイヤーが複数人いた場合、最後のその数字を出したプレイヤーが勝者となります。

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次のトリックは、勝者からスタートします。

ゲームの終了
1ラウンドの7回目のトリック(最後のトリック)で勝ってしまったプレイヤーは、最後に出したカードに描かれているきゅうりの数だけ、きゅうりを受け取らなくてはなりません。

もし、最後のトリックで1のカードを出したプレイヤーがいた場合、2倍のきゅうりを受け取らなければなりません。

次のラウンドは、きゅうりを受けとったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
このプレイヤーが脱落してしまう場合は、その左の人がスタートプレイヤーになります。

こうしてラウンドを繰り返し、きゅうりを5本より多く受け取ってしまったプレイヤーは脱落です。
(持てるきゅうりは最大で5本です)

five cucumber-rule

最後まで脱落せずに残ったプレイヤーの勝利です。

主な知育要素


・思考力

手札からどうだせば一番小さい数字を残せるのか、1トリックごとにしっかり考えます。

全部勝ちたい!そう思って、強いカードから出していくと後半負け続けてしまいます。 真ん中くらいのカードを出すタイミングが重要です。

5歳・7歳の様子

1ゲーム大人が遊んでいるところを見たら、子供たちもルールは理解できました。

大きい数字を出すか、1番小さい数字を出すかの2択ですので、ルールだけなら簡単です。

ルールは簡単ですが、勝つにはしっかり考える必要があります。
最後のトリックで負けるためには、途中わざと負ける必要もでてきます。

8歳からとなっているのは、そういった思考が必要だからだと思います。

我が家は、きゅうりに子供たちが惹かれ、最初から何度も繰り返して遊びたがったので、感覚として理解したのだと思います。

5歳息子も「あ、今の失敗したな〜。」とか生意気なこと言っています。
『出せない時は一番小さい数字から出す』を忘れそうになってはいましたが、1ゲームやったらちゃんと出来るようになりました。

いったん慣れてしまえば、5歳息子とも対等に遊べています。
ちゃんと最後まで1を残すように手札管理できたりしています。

なんできゅうりなの?と毎回聞かれるので、緑が大好きな人が作ったと教えてあげ、作者の写真を見せると大喜びでした。

全身緑で髪の毛まで緑ですものね。

作るゲームのパッケージも緑なので、緑の箱をみると気づくようになりました。

ゲームもフリードマン・フリーゼ氏も大好きになった子供たちです。

むすめ 喋る S
むすめ
一番好きなゲーム!
大きな数字出して勝ったり、大きい数持ってないふりして、一番小さいの出しちゃうとか楽しいよね。


むすこ 喋る S
むすこ
きゅうりゲーム大好き!
1があると嬉しいよね。絶対出したくないんだよ。
大きい数字だされちゃうと、うゎ~って思うよ。


親目線のレビュー

普通、こういうコンポーネントって勝者がもらうものなのに、、、。
きゅうり美味しいのに、、、。

なんで負けた人がきゅうりもらうのでしょう。
しかも、きゅうりの顔は凛々しいし、きゅうり駒も可愛い。

テーマは謎だらけですね。

最初に配られた手札によっては、どうにもならないことはあります。
それでも、ビリにならなければいいので、案外どうにかなってしまうことも。(ならないことも)
逆に1手番判断を間違うだけで負けてしまうこともあります。

しかも、脱落してしまうと、みんなが終わるまで暇。

このあたりが、評価がわかれてしまうところなのかもしれません。

我が家では、1人脱落者が出た時点でゲーム終了にしています。

2人でやると配られた手札の運がより強い印象です。
複数でやると、勝てると思った手札で負けてしまったり。

自分の次の手番の人が、いい手札を持っていると苦しいです。
ひたすら小さい札からなくなっていく、、、。
そして大きなカードが残るので、1発負けも。

1回遊んだだけでは、よくわからないまま終わってしまうかもしれません。
最初に遊んだ時は、とにかく勝てるように手札を出していました。
しかし、そうすると後半負け続きになってしまいます。
負けていいところでは、負けておくことも必要です。
何度か遊ぶとその感覚がわかってきます。
そうなると、病みつきになるゲームです。

トリックテイキングというジャンルなるのですが、我が家の評価が高かったので他のゲームも遊んでみたいと思っています。

わたし 喋る S
いかっぱ
こんなに子供が気に入るとは予想外!
毎日、遊んでるな~。
トリックテイキング、色々チャレンジしてみたいな。


【まとめ】
・大人でも何度か遊ばないとつかめないプレイ感
・配られたカードに勝敗は左右されがち
・どのきゅうりも男前。なのに取ると負け
・慣れてしまえば、5歳でも十分遊べる
・我が家では、大好評で一番遊んでいるゲーム

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