いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

まず最初に気になってしまうのは、パッケージ。
なんか知っているゲームのキャラクターがいるぞ??
あのタイルも!あのコマはなんのゲームだっけ?

そして、作者はライナー クニツィア!

次々に発売される新しいゲームが積みあがる前に、一つでも多く楽しみましょう!といったテーマのカードゲームです。
だから、色んな有名ゲームのコマやタイルが描かれていたんですね!

テーマは積みゲー対策なんですが、数字で遊ぶゲームです。
やっぱりクニツィア博士ですね。

娘が学童で1年生から遊んでたというので購入しましたが、10歳からになっています。
ちょうど息子が1年生なので、本当に1年生でも遊べるの?といったところをレビューしました。

Escalation!-top


わたし 喋る S
いかっぱ
10歳から向けだよ?1年生でも本当に遊べるのかな?
クニツィア博士のゲームだから、ジレンマが楽しみだな!


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳・8歳の様子
・10歳から向けだけど、そんなに難しくない?

基本情報

対象年齢:10歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Escalation!

内容物

・数字カード 54枚
・パスカード 2枚
・スコアシート 1冊
・説明書 1部

およその箱サイズ(cm):13×10×2(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

数字カードとパスカードをよく切ってから、全員に6枚ずつ伏せて配ります。

残りのカードは山札とします。

Escalation!-cards

遊び方

時計回りに手番を行います。

手番では、以下の2つのうちのどちらかを行います。

1.数字カードを1枚以上出す

手札から1枚以上の数字カードを選んで、それらの値の合計を宣言して、中央に置きます。
複数枚出す場合は、全て同じ値のものでなければならなりません。
1-7と記載されたカードは、1~7のどの値のカードとしても扱えます。

Escalation!-same number

1番最初に出すカードは自由に決めて構いません。
2人目以降は、直前に出された数より大きくなるように出さなければなりません。

手番の最後に、手札が6枚になるまで山札からカードを引きます。

2.パスカードを1枚出す

パスカードを出した場合は、数字を宣言せずに手番を終えられます。
手番の最後に山札からカードを1枚引き、手札を6枚にします。

次のプレイヤーは、パスカードが出される前に宣言されていた数より大きくなるように出すことになります。

カードの引き取り(失点)

直前の宣言より大きな数を出せない(出したくない)、パスカードも出せない(出したくない)場合は、中央に重ねられているカードをすべて取って、手元に伏せなければなりません。(手札と混ぜてはいけません)

これを行ったプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、自由にカードを出します。

Escalation!-rule

ゲームの終了

山札がなくなり、手札が6枚まで補充できなくなってからは、手札補充なしでゲームを続けます。

いずれかのプレイヤーの手札がなくなったら、直ちにゲーム終了です。
中央に残ったカードは誰も取りません。

得点計算

手元に伏せたカードと最後に残った手札を加えて、この枚数が最も少ないプレイヤーの勝ちです。

バリエーション

参加人数と同じ回数のゲームを行って、全体の勝者を決めることもできます。 この場合、1ゲームごとに最初の手番を行うプレイヤーを交代し、全員が1回担当するようにします。
1ゲームごとに、添付のスコアシートに失点を記載し、通算の失点が最も少ないプレイヤーの勝ちです。

6歳・8歳の様子

娘がすごろくや吉祥寺店で見つけて、欲しいって言ってくれたゲーム。
学童で1年生の時に遊んで楽しかったけれど、今はなかなか遊ぶ機会がないとのこと。

知らないゲームだなぁってパッケージを見たら、なんか知ってるゲームのキャラクターがいるぞ?
そして、ライナー クニツィアですって?
これは楽しいはず!と迷わず即購入しました。

10歳からとなっていますが、学童では1年生からみんなで遊んでいたようです。
確かにルールはとってもシンプル。
前に出された数字より大きい数字を出すだけです。

数字の大小さえわかれば遊べちゃうんじゃないの?といった単純ルールなんですが、同じ数字を出す場合、枚数の数をかけられるといった点で、対象年齢が上がりますね。
同じ数字のカードは、最大で6枚まであるので、掛け算の6の段までわかっていないと、スムーズに遊べません。
実際には3の段くらいで済むことがほとんどではありますが。

そうなると、掛け算を習う2年生からは遊べますね。

息子はまだ1年生ですが、娘が宿題でやっている掛け算カードを横で聞いていたり、そろばんアプリで学習しているので、3の段くらいまではなんとかわかります。
もしくは、すべての合計なので、足し算だけでも大丈夫。
でも、繰り上がりの足し算は必要です。

何回か教えてもらいながら遊んだら、コツをつかんだようで、私や娘と互角の勝負が出来るようになりました。

でもなんで10歳からなんでしょう?
ここがさすがクニツィア博士なんですよね。
小さい数字ほど枚数が多いわけではないんです。
1なんか1枚しかありません。
つまり、1番最初しか出すことができないんです。
2だって5枚しかないから、全部手元にきたところで10にしかならない。

そうなると、わざと負けて、自分をスタートプレイヤーにする必要がでてくるんです。
あとは、山札を含めてすべてのカードを使用するので、6がもう何枚だされたとかカウンティングして考えることもできます。
ここが10歳以上となっている理由かもしれませんね。

子供たちは互角に遊んではいますが、息子はわざと負けるといったことはしていなそうです。
娘はしているかもしれません。
出せなくなっちゃって、自分がスタートだ!「じゃぁ、2を出そう」といった感じです。

こういったゲームで我が子が一番苦手なのは、計算でもなく、手札を補充するといった点ですね。
手番終了時には、手札が6枚になるように補充するのですが、息子はよく忘れます。
ふとみると、4枚くらいしか持ってない。
指摘すると慌てて補充するのですが、手札運狂ったな~と思ってしまいます。

むすめ 喋る S
むすめ
何を出せばいいかな~って考えて出すのが楽しいよね。
いっぱい一気に出せると嬉しいよ!


むすこ 喋る S
むすこ
あんまり好きじゃないかなぁ。
計算がちょっと大変だし、運がないんだもん。


親目線のレビュー

こういったパッとできるけど、なかなか悩ましいカードゲームって大好きです。

すっごいルールは簡単なのに、もう1枚手札に増えるかもしれないから取っておくか、、、それとも出しちゃう?って悩んじゃいます。

13を超えてくると、絶対に複数枚出さないと勝てません。
6を3枚で18!って出されてドヤ顔している人に、「はい!8が3枚で24!」ってやれると、すごく爽快!!
でも、8とか出しやすいから、溜めておくか出しちゃうか悩ましいんですよね。

オールマイティカードも数字が1-7までの間だけっていうのが、これまた微妙な塩梅。
9としては使えないのか~ってなります。

ちなみにテーマは積みゲー崩し。
遊んでいる最中は、テーマを感じることは全くないですね(笑)
数字が大きくなると、絵がごちゃごちゃしてくるな~くらいです。

わざと負けておくかっていうクニツィアジレンマを感じていなそうな子供たちですが、勝負は案外互角です。
カードの引き運も結構大きいですね。
だからこそのジレンマなんですけれど。
子供としか遊んでいないからかもしれませんが、ジレンマは少なめな気がします。

夫も一緒に4人で遊びましたが、4人だと同じ数が集まることが少なくなります。
手札が悪いと全然出せない!ってなります。
その分、複数枚集まった時がより強力になるので、ちょっと戦略性が増すかな?
あくまで印象なので、複数回遊んだらイメージが変わるかもしれません。

このパッケージのゲームを全部わかる人っているのかな?
むしろ、ボードゲーマーなら知ってて当たり前??
私がわかるのは「おばけキャッチ」「ディクシット」「ヘックメック」「カルカソンヌ」くらいです。
分かる人が遊んだら、クスっと楽しめるイラストですね!

海外のパッケージをみると全然絵柄が違います。
この愉快なパッケージは日本だけなんでしょうか?テーマも日本専用?
だとしたら嬉しいですね!可愛くて楽しいパッケージです。

とっても手軽なのに楽しくて小箱なので、旅行に持ってくゲームに追加です!

わたし 喋る S
いかっぱ
1年生の息子も遊べましたね!
でも掛け算はスムーズにできないと不利になっちゃいます。
学童でみんなで遊んだ時は、掛け算ではなく、全て足し算で計算していたのかな。

 

ドイツ年間ゲーム大賞2022キッズ部門受賞作です。

山の麓にいる偉大な魔法使いは、とても強力な杖を持っています。
悪い魔女たちがこの杖を狙っています。
私たち魔法学院の生徒たちは、悪い魔女が麓に着く前に、魔法使いに狙われていることを伝えられるでしょうか?

山の上から魔法の球を転がし、生徒たちを山の麓に導きます。
でも、魔法の球のコントロールは難しく、時には魔女を進めてしまうことも。

狙った通りに魔法の球を生徒たちに届けることができるのか、みんなで相談しながら進める協力ゲームです。

青ポーンのゲームは、信頼しているのだけれど、子供たちも少し大きくなったせいか、どうもこのゲームはときめかなかったんですよね。
ボールを転がすだけかぁと。
インパクトはあるし、子供にはウケがよさそうだなとは思いましたが、私は『クアックスと仲間たち』を推してたんです。

とはいえ権威ある賞の受賞作なので、遊んでおかねば。
なんだかんだ気になっていたので、購入しちゃいました。
受賞作はやはり偉大なのか?レビューしたいと思います。

大好きな『クアックスと仲間たち』のレビューはこちら


ZAUBERBERG-top

わたし 喋る S
いかっぱ
実際に遊んでみてすごく優秀だった『クアックスと仲間たち』を超えられるのかな?
見た目のインパクトはかなりありますね~。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳・8歳の様子
・狙った通りに落とすのは、なかなか難しいんですよ




基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Magic Mountain

内容物

・ゲームボード 1枚
・生徒コマ 6個
・魔女コマ 4個
・台 4つ
・袋 1つ
・ゴールタイル(両面) 1枚
・魔法の球 5個(赤、黄、青、紫、白)

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

台をボードの指定された場所に取り付けます。

ZAUBERBERG-setting

ゴールタイルをボードの下側に置きます。
ZAUBERBERG-prepare
通常ルールでは、生徒のマスが4つ、魔女のマスが3つものもを使用します。

生徒のコマ6つをコースの一番上の生徒のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-students

魔女のコマを魔女のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-witchs

魔法の球5つは袋に入れます。

遊び方

順番に手番を行います。
手番では、袋から1個、魔法の球を取り出します。
ZAUBERBERG-magicball

そして、みんなと話し合いながら、どのスタート地点から始めるかを決めます。
ZAUBERBERG-start

魔法の球が生徒もしくは魔女にぶつかると、山道に沿ってそのコマを魔法の球と同じ色の次の空いているマスまで移動させます。
ZAUBERBERG-rule

魔法の球は、次々に複数のコマにぶつかることもあります。
この場合は、ぶつかった順番にコマを移動させます。
ZAUBERBERG-rule2

素早くコマを移動させれば、同じコマに2度球がぶつかることがあります。

魔法の球がどのコマにもぶつかることなく下側に到達してしまったら、魔女を1つ選んで1マス進めます。
魔法の球が途中で止まってしまった場合は、正しい方向に少し動かしてあげます。

魔法の球が一番下に到達したら、とりあえずそのままにして置きます。
5個のすべての魔法の球が一番下に到達したら、全てを袋に戻します。
ZAUBERBERG-magicball bag

生徒か魔女が魔法の球にぶつかり、その先に対応する色のマスがもうない場合、そのコマをゴールタイルの生徒か魔女のマスに置きます。
ZAUBERBERG-rule3


ゲームの終了

3人の魔女がゴールタイルに置かれる前に、4人の生徒がゴールしたらみんなの勝です。
4人の生徒がゴールする前に、3人の魔女がゴールしてしまったら、みんなの負けです。
ZAUBERBERG-end

より挑戦的なゲーム

ゴールタイルの裏面を使用します。
ゴールさせる生徒の数、魔女の数を変更することにより、レベル1~5までの難易度で遊ぶことができます。

生徒コマ4つ、魔女コマ4つを使用し、生徒チーム対魔女チームに分かれて遊ぶこともできます。

6歳・8歳の様子

まずは私が1人でルール確認に球を転がしていたら、やっぱり「何それ?」「やってみたい!」と興味津々の子供たち。

ルールは、山の頂上の6か所のうち1か所を選んで、球を転がすだけなので、とっても簡単。
でも、球がぶつかった後、どう動かすのかは、ちょっと難しいですね。
次の同じ色のマスに行けばいいのですが、他の生徒や魔女がいたりすると、一気に先のマスまで飛びます。
ぶつかったら都度、「次はここになるね」って確認しながら遊んでいます。
同じコマにぶつかれば理解しやすいのですが、次にぶつかったコマが最初にぶつかったコマと違うコマの場合は、より難しく感じるようです。
慣れれば例外のない単純なルールなんですが、確かに最初はちょっと考えてしまいます。

スタート時点では、生徒と魔女の間に、それぞれの魔法の球の色のマスがあります。
まずはそこに進めたいので、転がす球と同じ色のマスの手前にいる生徒のいるところからスタートして連鎖を狙います。
この時の印象が強く残るのか、生徒や魔女が山の下の方に動いていても、すぐ手前に同じ色のマスがあるスタート地点を選んでしまいがちです。
何度か「生徒にぶつけられそうな所を選ぶんだよ」と伝えていますが、感覚的に色を優先してしまうようです。
私も慣れるまでは、なんとなく色につられていたので、気持ちはよくわかります。
スタート地点が生徒の背中じゃなければ、こんな混乱は起こらなかったのかなぁとも思います。

8歳の娘はすぐに動かし方も理解できて、こっちのほうがいいかなとか話し合いながら遊ぶことができました。

球がぶつかったコマを素早く動かせば、また同じコマにぶつかって、さらに進めることができます。
でも、これって常に素早く動かす必要があるのでしょうか?
魔女の時は連鎖させたくないので、ゆっくり下に転がるのをまって動かしていいのでしょうか?
この辺はあいまいですね。

6歳の息子は問題なくコマをつまんで、次のマスに置くことができます。
もう少し小さかったら、慌ててて次のマスに置くときにコマを倒しちゃったり、他のコマにぶつかって倒しちゃったりとかが起こりそうです。
息子もたま~にマスにちゃんと置けてなくて転がっちゃったとかあります。
素早く動かして連鎖を狙うのは、小さい子だと難しいかもしれませんね。

息子にとっては、パチンコのような楽しいおもちゃだったようで、ゲームをルール通り遊んだ後は、自由にコマを置いて好きなところから落として遊んでいました。
一気に5つの球をスタートさせて、どの球が一番速いかとか。

そんな遊び方をしていたからか、ゲーム内でもスタート地点からどのように球が転がるかを、指でルートをなぞりながら予想を立てる姿が見られるようになりました。
ルートは私が考えるものと大方同じなので、このくらいの年齢なら球の転がり方に予想を付けられるんですね。

むすめ 喋る S
むすめ
どっちに転がるかな~っていうのが楽しい!
下の方に行くと、ぶつけるの難しくなるよね。


むすこ 喋る S
むすこ
転がすの楽しい!どっちに行くなかな?って。
魔女にぶつかっちゃたりすると「あれ?」ってなる。


親目線のレビュー

転がすだけの小さい子向けのゲームかなぁと思っていました。
なんで、これが大賞なんだ!と。

遊んでみたら、けっこう難しくて、大人もちゃんと楽しい!
思うように球が転がらなくてヤキモキするし、うまく行けば大人だって嬉しい。
予想外の連鎖がおきると大盛り上がり!
ただの偶然で終わらせずに、ゲームとして落とし込んでいるなと感じます。

1人で黙々と練習しちゃったりしています。 もはや競技!?
魔女に当てないようにとか、魔女にわざと当てて軌道を変えてとか、けっこう奥深いんですよ。

とはいえ、球の動きが予想出来そうで出来ないので、まぁ戦略とかはあまりなく、みんなでワイワイ遊ぶ感じですね。
右側から落とすか左側から落とすかは、生徒や魔女の配置を見て決められるのですが、端にするかその隣にするかは、もうどっちがいいかわからんって感じです。

難易度は、通常ルールのほかにレベル1~5まであります。
通常ルールは確かに慣れてくれば、あまり負けなくなりますが、上達すればレベル5まで徐々に強くなれるかっていうと、やはり運としか言えないですね。

1人で黙々と練習していると書きましたが、日本語の説明書には2~6人用となっています。
しかし、箱や原文の説明書には1~4名となっているんです。
BGGでも1~6人と1人用対応になっていますね。
味方との協力については、話し合うっていうだけなので、正直1人でも何人でもいいです。
やっぱり自分で球を転がすのが楽しいので、複数で遊ぶなら2~3人くらいがいいんじゃないでしょうか。
自分の番がなかなかこないと退屈しちゃいます。

気になる点としては、魔女だけじゃなくて生徒コマの顔が怖いこと。
可愛くキャラクター化させる必要はないんですが、もうちょっと可愛くできなかったんですかね。
クリクリのお目目にしているんでしょうが、なんか怖いんですよ。
なんなら、魔女の方が目は可愛い。
偉大な魔法使いの後ろ姿は、もっと可愛い。

結局、キッズ部門受賞を納得したのかと言われると、う~ん、微妙。
もちろん楽しかったですよ!
普段ボードゲームで遊ばない子でも、すぐに遊べるし、ルールは転がすだけだし。
子供の心を掴むのはどっちかと言われれば、こっちだと思います。

でも、『クアックスと仲間たち』が運要素もありながら、けっこう考えるところも多くて長く遊べそうなので、私的にはやっぱり受賞作は『クアックスと仲間たち』であって欲しかったんですよね。

まったくタイプが違うから、良さを競うのは難しいですね。
最近はこういったコンポーネントで魅せる系、おっと思わせる系が受賞してますね。
2023年とかもそう。


過去の受賞作を遊んだ時のレビューまとめ記事はこちら


わたし 喋る S
いかっぱ
この「右に行って~!!そっちなのぉ」ってなる球の転がり方は、遊ぶ価値ありです。
球の色を自由に選べたら、もうちょっと戦略性が出る気もするんですが、どうなんでしょう。

 

ゾンビたちから学校を守るために、みんなで協力して4か所ある門を閉めます。
全てのゾンビが学校内に入り、手が付けられなくなる前に門を閉めきれるでしょうか。

すごろくや吉祥寺店のイベントでいただいた『ゾンビキッズ 進化の秘宝』
なんとBGGのChildren's Game Rankで1位となっています。
2018年の作品なのに、まだ1位にいるってすごいですね!
また、フランス年間ゲーム大賞キッズ部門をはじめとした多くの賞にノミネートされています。

こちらのゲーム、なんとゲームを遊ぶたびにシールを貼っていき、指定の回数遊ぶと同封されている封筒を開けることができます。
封筒の中には、自分たちのキャラクターを強化できるものや、ゾンビが強くなってしまうものが入っています。
同じゲームなのに、どんどん変わっていくんです。

まだまだ開けてない封筒もあるのですが、これまでにないくらいの頻度で遊んでいるので、途中経過ではありますが、遊んでいる様子をご報告します。

こちらのゲームをいただいたイベントの様子はこちら


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わたし 喋る S
いかっぱ
気になっていたのに、なんとなく買わずにきてしまったゲーム。
全部の封筒開けられるかな?その前に飽きたりしちゃうんじゃない?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳・8歳の様子の様子
・封筒を開けるごとに変わっていくゲーム展開に大人も夢中!


基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Zombie Kidz Evolution

内容物

・ヒーローのコマ 4体
・ゾンビサイコロ 1個
・錠前チップ 4つ
・プラスチックスタンド 8個
・ゾンビタイル 8体
・両面仕様のボードゲーム 1枚
・ルールブック 1冊
・進化の封筒 13通

およその箱サイズ(cm):19×19×6.3(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

2人で遊ぶなら夜の面、3~4人で遊ぶなら昼の面を上にします。
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ゾンビタイルを門の前の校庭マスに1体ずつ置きます。
そのほかのゾンビタイルは待機列として、ボードの横に並べます。

各自、自分が使うヒーローを1体選び、中央の赤い部屋に置きます。

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遊び方

順番に手番を行います。
手番では、ゾンビサイコロを振り、示された色と同じ部屋に待機列のゾンビを置きます。
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サイコロの目には、1面だけ白い面があります。この場合は、ゾンビは出現しません。
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(我が家では、イベントで娘が作ってくれたダイスポーションを使って遊んでいますが、通常はダイスポーションの中身のゾンビサイコロを振って遊びます。)

次に自分のヒーローを隣のマスに移動させるか、そのままそのマスにいるかを決めます。
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移動した先(移動しなかった場合は、その場所)に、ゾンビがいた場合は、最大2体まで同時に退治できます。
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退治したゾンビは、待機列の最後尾に並べます。

もし自分のヒーローが他のヒーローと同じ校庭にいるなら、門に錠前をかけることができます。
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ゾンビ3体ルール

ゾンビが3体以上出現してしまったマスには、入ることができません。
ヒーローがいるマスにゾンビが3体以上出現してしまったら、ヒーローを必ずそこから移動させなくてはなりません。
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ゲームの終了

4つの校庭の門に錠前が置かれたら、みんなの勝ちです。

ゾンビが待機列にいないのに、ボード上に登場させる必要があるときは、みんなの負けです。
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ゲームの進化

毎回、勝ち負けに関係なく1ゲーム遊ぶたびに、脳みそステッカーを冊子の最後にあるチャートに貼ります。

進行チャートの番号がある枠にステッカーを貼ったら、その番号が記載された『進化の封筒』を開けることができます。
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6歳・8歳の様子

ルールはさほど難しくなく、協力ゲームのためアドバイスもしやすいので、6歳以下の子も一緒に遊べると思います。

ただ、学校が舞台になっているので、小学生になってからの方がよりイメージがしやすく臨場感があるようですよ。
「ここが体育館で、こっちは図工室かな」なんて言いながら遊んでいます。

箱の絵がボードゲームの絵柄としては珍しいポップな感じ。
息子はスプラトゥーンみたい!って言ってました。
大きな水鉄砲みたいなのを持っているヒーローもいて、よりスプラトゥーン感がでてます。

ドはまりしている息子がすべてのコマの動きを指定しています(笑)
まず最初に息子から作戦が言い渡され、どこの門を誰と誰で閉めるかが指示されます。
で、最初のダイスが予想外の色を示して、あっさり「こっち倒すことにするね」って裏切られてる~。
そんな予想外の展開にもめげずに指示し続けてくる息子です。

通常のルールでは、息子の指示通り動いても、まず負けることはありません。
しかし、キャラクターが強化されると同時に、ゾンビも出現頻度が高くなっていきます。
そうなると、強化されたキャラクターのパワー(ヒーローパワー)を上手に使って倒さないと、あっさり負けてしまいます。

ヒーローパワーは、とっても強力ですが、上手くコマやゾンビを動かさないと最大限の力を発揮することができません。
息子や娘は、ある程度自分で考えていますが、それだと負けちゃうよってことがたまにあり、つい口を出してしまいます。

1ゲームずつシールを貼っていくのは、子供心を掴みますね。
自分たちのキャラクターが強化されていくのも、すごく嬉しいようです。
次の封筒を開けるのが楽しみでしょうがないようで、「帰ってきたら4回やるからね!」って、登校しています。

勝ち方や遊び方によってはトロフィーシールを貼ることもでき、わざと終わらせないで、トロフィーがもらえるような勝ち方を狙ったりすることもあります。
同じゲームなのに、色んな展開になるのは楽しいですね。
(写真では、トロフィーシールの貼り方をちょっと間違えていましたね。)

ヒーローパワーは、なかなか考えるものなのですが、少しずつ解放されて難易度が上がっていくので、ルールがわからない!ってこともないし、ゆっくりルール変更に慣れていけるのもいいですね。
難易度もゲームへの慣れに合わせるように上がっていくので、突然勝てなくなる!ってこともないのが子供向けゲームとして優秀ですね。(まだ開けていない封筒が多いので、これからはわかりませんが)


むすめ 喋る S
むすめ
ゾンビを倒すって言うのが楽しいよね。
2人じゃなきゃ鍵をかけられないっていうのが、いいよ。
お友達と遊んだら、仲良くなれそうだね。


むすこ 喋る S
むすこ
サイコロふって、どこにゾンビがでてくるかがドキドキするよ。
みんなでどうするか決めるのが楽しいよね。
どうしたらいいかいっぱい考えるよ、ママちゃんと言うとおりにやってね。


親目線のレビュー

正直なところ、すっごく有名で人気なのは知っていましたが、あんまり買おうとは思っていませんでした。
ルールだけみると、サイコロふってゾンビを倒して、協力して扉を閉めるだけ。
お化け屋敷の宝石ハンターとなんか似てるな~と思ってたんですよね。
あれを簡単にしたような感じかなぁと。

やってみたら違いがわかりました!
子供にはこちらのほうがウケがいいですね。
お化け屋敷の宝石ハンターはドキドキ感は強いですが、ちょっと間延びするところがあるんです。
我が家にはまだ早いだけかもしれませんが。

こちらは、ゾンビが出現する部屋は5部屋しかない分、相談しやすいし、意見も合います。
テンポもとてもいいですね。

ダイス運はけっこうありますが、ダイスで決まるのはゾンビの出現場所だけ。
自分のコマをどう動かすかは自由に決められるので、ダイス運ですべてが決まるって感じはしないです。
「そこには出てほしくなかった~」とか「よし!真っ白!ギリギリセーフ!」みたいな感じで、ダイスを使う面白さが十分に発揮されています。

キャラクターが強化されるにつれ、ゾンビ側も強くなっていきます。
難易度がルール変更により変わるゲームは多くありますが、こちらのように少しずつ変わっていくのは珍しいですね。
自分も強くなるけれど、ゾンビ側も強化されるので、うっかりしているとあっという間に負けてしまいます。
最初のルールだと大人には簡単すぎるんですが、徐々に難しくなっていくので、気が付くと夢中になっています。
まだまだ序盤なのに、負けはしないけれど、あやうい展開がいっぱいになってきました。
これは、これからが楽しみですね!

娘が8歳になったこともあって、どうせ買うならゾンビティーンズかな~って思ってはいたんですよ。
6歳からのゲームって、大人には簡単すぎることも多いし。

イベントでの娘の希望でこちらをいただきましたが、大正解でしたね!
封筒3つ目で十分難しい!
ヒーローパワーもキャラクターそれぞれに違ったパワーがあって、色んなキャラクターで遊びたくなっちゃう。

1位と聞くとな~んか冷めた目でみちゃう私みたいな人がいたら、思い直して!
基本ルールだけみて、単純~、簡単~って思っちゃていたら、違うの~!!
ヒーローパワーがそれぞれユニークで、上手く使えるように動かすのけっこう頭使うし、決まると気持ちいから!


わたし 喋る S
いかっぱ
やっぱり1位ってすごいんだな~。
もっと早く買っておけばよかったとも思うけど、難易度が上がってきても楽しめる今がベストだったってことにしよう!

 

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