再販もあっという間に売り切れた大人気のプロジェクトL。
8歳からですが、ちょっと工夫をすれば幼児とも遊べます。

パズルを完成させると、どんどん手持ちのピースが増えていく。
ピースが増えると、どんどんパズルが完成していく。
できることがどんどん増えていく拡大再生産のパズルゲーム!

わたし 喋る S
いかっぱ
パズルに拡大再生産!楽しいに決まってる!
さすがに、子供(4歳児)とはまだ遊べないかなぁ。
でも、何としてでも一緒に遊びたい。
パズルのピースが紙じゃないって、素敵!

projectL-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・空間認知力・問題解決力・思考力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる4歳児・6歳児の様子と感想
・4歳でも一緒に遊べるルールの工夫

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:20~40分
BGGの評価:Project L

ルール

パズルの左上に得点が書かれており(ないものもあります)、パズルを完成させるとパズルボードを獲得できます。
裏が白いパズルは0~2点、裏が黒いパズルは3~5点と、黒い方が難易度も高く、得点が高くなっています。

パズル完成時のポイントの合計が高い人の勝ちになるゲームです。

ピースにはレベル1~レベル4まであり、レベル1は1×1のピースです。
レベルの数に応じて、ピースの面積が大きくなります。

準備
すべての白いパズルをシャッフルし、白パズルデッキとします。
黒パズルは遊ぶ人数に応じた枚数を用意し(2人:12枚、3人:14枚、4人:16枚)、シャッフルして黒パズルデッキとします。
projectL-pazzle
白黒両方のデッキを中央に裏向きに置き、各デッキから4枚ずつパズルを表向きに並べます。

各プレイヤーは、レベル1とレベル2のピースを1つずつ受け取ります。

残りのピースは、みんなの手の届くところに置き、リザーブとします。

各プレイヤーはランダムにプレイヤーガイドを受け取ります。
そのうち1枚には開始プレイヤーマーカーが描かれています。
projectL-playergide

ゲームの進行
開始プレイヤーから時計回りに自分のターンを実行します。
プレイヤーは手番ではアクションを3つ行うことができます。
同じアクションを複数回行うこともできます。

パズルを取る
白黒いずれかの列からパズルを1枚受け取って、自分の前に置きます。
その後、列の空いた場所に対応するデッキからパズルを1枚補充します。

自分の前には未完成のパズルを同時に4枚まで置くことができます。

レベル1のピースを得る
リザーブからレベル1のピースを1個受け取り、自分のサプライに置きます。

ピースをアップグレードする
自分のサプライのピース1個をリザーブに戻し、それより1レベル高いピースを1個受け取ります。

1レベル高いピースが残っていない場合は、さらに1レベル高いピースを得られます。

現在のレベル以下の別のピースと交換することもできます。

自分のパズルにピースを1個置く
ピースは回転したり、裏返したりできます。
ピースは枠からはみ出すことはできず、他のピースに重ねてもいけません。
パズルを完成するまで、一度置いたピースは動かしたり取り除いたりできません。

マスターアクション
自分の前の各パズルに、それぞれ1個ずつまでピースを置きます。
置くピースは、このアクションの時点で自分のサプライにあるものだけです。

このマスターアクションは、1ターンに1回しか行えません。

パズルの完成
パズルを完成させたアクションの終了後、以下を行います。
・完成したパズルのすべてのピースを自分のサプライに戻します。(再使用できる)
・そのパズルを自分の未完成のパズルから離して表向きに置き、勝利ポイントパイルとします。
獲得したポイントはすべて見えるようにしてください。
・そのパズルの報酬を得ます。(リザーブから指定されたピースをもらう)

ゲームの終了
黒パズルデッキが空になることが、ゲーム終了条件です。(この時点でまだ列に黒パズルが4枚残っています)
その後、すべてのプレイヤーが同じ数のターン数を終えるまでゲームを進め、さらに各プレイヤーはもう1ターンずつ実行します。

最後の仕上げ
全員の最後のターンが終わったら、ゲーム中に完成できなかった自分の前のパズルに最後の仕上げを行えます。
自分のサプライのピースをパズルに置き、パズルを完成させることができますが、1ピース置くごとに1点減点になります。
この時点で完成したパズルも得点として、勝利ポイントパイルに移動できます。
ただし、完成した時のピースを得ることはできません。

最終得点
勝利ポイントパイルのすべてのパズルのポイントを合計し、そこから最後の仕上げに使ったピースの数を減点します。

最も得点の高いプレイヤーが勝利です!!

・同点の場合、その中で最も多くのパズルを完成したプレイヤーの勝利です。
・それでも同点の場合、その中で最も多くのピースを持っているプレイヤーが勝利です。
・それでも同点の場合、みんな勝ち!!!

主な知育要素


空間認知力
問題解決力
思考力

パズルの難易度は高くありません。
それでも、自分の手持ちのピースで何が作れるのか、どう置けばよいか、答えの決まっているパズルと異なり、考えて配置する必要があります。

難しいパズルを完成させるためには、ピースをグレードアップしたり、簡単なパズルを完成させてピーズを増やす必要があります。
パズルを完成させるのに足りないものはなにか、問題を発見し計画を立てて、難しいパズルに挑戦です。

パズルを完成させるたびに増えていくピース。
自分が考えて行った行動により、できることが増えていく喜びは大人でもワクワクします。
楽しさを見出して、次々パズルに取り組むことで、思考力が鍛えられます。

4歳・6歳の様子

子供たちは魅力的なコンポーネントに釘付け。
パズルは紙ではなく、光沢あるプラスチックですから、大人も興奮。
projectL-piece
ルールは4歳でも理解できるものでした。
ただ、手番に出来ることは3アクションまでなのですが、そこはパズルを置きすぎてしまったりするので、一緒に数えながら行いました。

パズルも早く作る必要はないので、考えて配置することができます。
また、ピースの節約、アクションの最小化を考えなければ、4歳児でもパズルは完成可能です。

4歳児でも、レベル1(小さい正方形)のピースをもらう、ピースをアップグレードするなども活用してパズルを完成させ、ピースを増やしていました。

唯一、有効に活用できないアクションが、マスターアクションでした。
マスターアクションは手番に1度だけ行うことができ(他のアクションは複数回可能)、複数枚のパズルに1個ずつピースを置くことが出来るアクションです。

これを行うためには、あらかじめ複数枚のパズルを獲得しておく(4枚まで持てる)、各パズルに置けるようなピースをあらかじめ獲得しておくなど、先を見通した行動が必要になります。
これは4歳児には難しいようです。

マスターアクションを効果的に行える大人が圧倒的に有利になってしまうので、子供とやるときはこのアクションは行わないこととしました。

そうすると子供とも互角の戦いができました。

勝ち負けのつくゲームではありますが、ピースがどんどん増えていくワクワク感、難しいパズルを完成させたときの達成感など、ゲーム中がとにかく楽しいので、負けてもあまり悔しくならないのも平和でいいです。

ゲームが終わったとたんに、パズルとして夢中で遊びだす子供たちです。

むすめ 喋る S
むすめ
パズル大好きだから、これも大好き!
どんどんピースが増えて、パズル作れるんだよ。
ゲームしなくても、作ってるだけで楽しい


むすこ 喋る S
むすこ
パズルが楽しいよね~
色んなパズル(ピース)もらうのが好き
ちゃんとできてるでしょ!


親目線のレビュー

まだ我が家には無理かなとは思っていたのですが、私がどうしても欲しくなり購入。

子供向けゲームばかりの棚の中、一際目立つ黒いスタイリッシュな箱。
そして、中身のパズルは紙ではなく光沢あるプラスチック。
テンション上がります~!!

夫とやる予定でしたが、待ちきれずに子供たちと遊んでしまいました。
ちょっと工夫したら楽しく遊べてよかった!

ただ、マスターアクションは醍醐味でもあるアクションなので、省くと大人としては物足りなさはあります。
夫と遊んだ時は、後半ピースが貯まってくると、ほぼ毎ターンにマスターアクションを行い、一気にパズルを完成させていくのが爽快です。

気になる点は、6歳娘が気に入りなんども遊んでいるので、毎回ユニパックからピースを出し入れするのが面倒なことぐらいです。
箱に入る丁度良いトレイが見当たらず、余りぎれでトレイを作りました。
布なので潰せるので、このまま箱にしまえて、とても楽になりました。
projectL-case
わたし 喋る S
いかっぱ
大人と遊ぶほうがより楽しいけれど、子供と遊べて嬉しい!
長く遊べるゲームになりそう。
大人と遊ぶと評判通りの楽しさ
出来ることがどんどん増えていく拡大再生産はやっぱりワクワクする。
それに、パズルが加わったら楽しくないはずがない!

【まとめ】
・パズルの難易度は幼児でも出来るレベル
・アクションの数は忘れがちだけど、それ以外のルールは4歳児も理解できた
・マスターアクションは、子供とやるときはなしにする
・大人と遊ぶときは、マスターアクションが爽快!