2022年のドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門ノミネート作品です。
ルールを見る限り、これがキッズ部門を受賞すると思っていたのに残念。
日本発売を首を長~くして待っていたものの、一向に出ず。
我慢できずに購入しましたので、レビューします。

このクアックスと仲間たちを抑えてキッズ部門を受賞したのは、『魔法の山』
魔法の山のレビューはこちら



わたし 喋る S
いかっぱ
初めての海外輸入のため、ドキドキ(高いし)
まだ日本ではレビューが少ないので、ワクワクするけどちょっと不安も


Quacks & Co.-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・思考力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・大人もうなるバックビルドとは

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:25分
BGGの評価:Quacks & Co.: Quedlinburg Dash

ルール

ストーリー
ドイツの街、クヴェードリンブルク (Quedlinburg) って聞いたことある?
そこで毎年行われているお祭りを知っている?

その街には子供たちがみんな参加するワクワクするレースの伝統があるんだ。
今年は、君もロバのクアックスや仲間たちと参加するんだよ。
君は、君の動物が勝てるように、一番いいごはんをあげよう。
誰よりも早くゴールに着くと、みんなが欲しがる金の大釜がもらえるよ!

準備
ゲームボードを中央に置きます。 ゲームボードは両面あり、道のりの長さが異なります。
赤い屋根の家がある方が、道のりが短くなっています。(長い方は青い屋根)
まず最初は赤い屋根の家があるボードで始めましょう。

Quacks & Co.-gameboad

各プレイヤーは、駒(牛、ロバ、ぶた、ひつじ)を一つ選びます。
駒に対応する動物カードと動物の色と同じ色の袋を受け取ります。

Quacks & Co.-bags

動物ボードを自分の前に置き、駒をスタート地点の赤い屋根の家に置きます。

アクションカードを用意します。
アクションカードには青虫が描いてある面と蝶々が買い手ある面があります。
数回遊んでゲームに慣れるまでは、青虫の描いてある面で遊びましょう。
青虫の面を上にして、赤、黄色、緑、青のアクションカードをゲームボードの横に並べます。

Quacks & Co.-actionboad

慣れてきたらオレンジと紫のアクションカードを加えましょう。
より白熱したゲームが楽しめます。

Quacks & Co.-orangeboad

白いサイコロを黄色のアクションカードの上に置きます。(茶色のサイコロは青虫アクションカードでは使用しません)
食べ物トークンを分け、箱に底に描かれているように配置します。
これが、食べ物トークンのリザーブとなります。
オレンジ、紫のアクションカードを使用しない場合は、赤、黄色、緑、青、白のトークンのみを使用します。

ルビーを箱の指定された場所に置きます。
これがルビーのリザーブとなります。
四葉のクローバーは、オレンジ、紫のアクションカードを使用した場合に使用します。

Quacks & Co.-shopping

すべてのプレイヤーは袋の中に同じトークンをいれます。
動物カードの裏に、スタートトークンが描かれています。

Quacks & Co.-start

夢見草(Dream weed)トークン 4
黄色トークン 1
2の赤トークン 2
1の赤トークン 2

それらを袋の中にいれ、よく振ります。

金の大釜をゴールの市場に置きます。

さあ、ゲームの開始です。

遊び方
一番最近、ロバを見た人がスタートプレイヤーです。
手番は時計回りで交代していきます。

手番では、必ず一つのトークンを自分の袋から取り出します。
この時、袋の中を見てはいけません。
ゲームを通して、袋の中を見てはいけません。

取り出したトークンにより次のアクションが決まります。

数字の書かれた食べ物トークンを取り出した場合
君の動物に食べ物をあげましょう。
動物カードの上に、トークンを置きます。
動物は喜んで、書かれた数字の数だけ先に進みます。

その後、取り出したトークンの色のアクションカードの指示に従います。
トークンの色 アクション
赤 ルビーを一つとり、動物カードのバックパックの上に置きます。
もし、駒が渦のマスに止まっていたら、二つもらえます。
黄色 サイコロを振ります。
ルビー:ルビーを一つとり動物カードのバックパックの上に置きます。
赤トークン:2の赤トークンをサプライから取り、すぐに袋に入れます。
緑トークン:2の緑トークンをサプライから取り、すぐに袋に入れます。
1:1マス進みます。
袋:すぐに自分の袋から一つのトークンを取り出し、そのトークンの指示に従います。
3:3マス進みます。
緑 動物カードの上からトークンを一つ選び、袋に戻します。
今取り出した緑のトークンを戻すこともできます。
夢見草だけは、戻すことができません。
青 駒を次の渦のマスへ動かします。
今、渦のマスにいても、次の渦へ動かします。

例外:ゲーム後半に白の甘~いダイコン(テンサイ・サトウダイゴン)を取り出した場合、8マス進むことができます。
動物たちはこの甘~いダイコンが大好きです。
8マス進むだけで、そのほかのアクションはありません。

マスを進めるときは、他の駒がいても飛び越すことなく数えます。
同じマスに複数の駒を置くことができます。

夢見草トークンを取り出した場合
君の動物は夢見草を噛んで、お昼寝です。
このターンでは何も起きません。

夢見草を空いている雲の上に置きます。
3つ目の雲が埋まったら(3つ目の夢見草を取り出したら)、新しいトークンを買うことができます。

Quacks & Co.-animalboad

新しいトークンを買う
クヴェードリンブルクの街には、動物のための食べ物を売っている行商人がいます。

夢見草トークンを3つ引いたら、すぐに新しい食べ物トークンを購入します。
動物カードのバックパック上に置いてあるルビーを使って、トークンを購入します。

トークンを入れた箱の各仕切りの端には、購入に必要なルビーの数が描かれています。
5のトークンは拡張で遊んだときだけ使用します。
支払いに使用したルビーは、箱のリザーブに戻します。

新しいトークンを買う場合は、次のルールに従ってください。
・1つ以上のトークンを買う場合は、違う色のトークンを買わなくてはなりません。
・ルビーを貯めておくことはできません。すべてのルビーを使用したくない場合は、残ったルビーをリザーブに戻さなくてはなりません。
・駒が最後尾にいた場合は、購入前にルビーを1個もらえます。
これは、最後尾のマスに複数いた場合も適応されます。

食べ物トークンを買うことになった場合に、ルビーを一つも持っていなかったら、残念ながら今回は何も買えません。

購入が終わったら、動物カード上のトークンをすべて袋に戻します。
今購入したトークンも袋に入れます。
動物カード上にはトークンが何もなくなります。

すべてのトークンを袋に入れたら、よく振って混ぜます。

ゲームの終了
クヴェードリンブルクの市場に一番最初に着いたプレイヤーが勝者です。
金の大釜を受け取りましょう!
市場にはぴったりの目で到達する必要はありません。

Quacks & Co.-goal

青虫アクションカードの拡張
何度か基本の4つの青虫ボードで遊んだら、オレンジと紫のアクションカードも追加してみましょう。
オレンジと紫のトークン、そして四葉のクローバーを箱のリザーブにセットします。

トークンの色 アクション
紫 動物カード上にあるルビーの数を数えます。
駒をルビーの数だけ進めます。
この場合は、ルビーをリザーブに戻す必要はありません。
オレンジ 四葉のクローバーを1つ取り、動物カードのクローバーマークのところに置きます。
駒が渦のマスにいる場合は、2個のクローバーを受け取ることができます。
集めたクローバーは動物カードの上部に置きます。
3つ目の夢見草を動物カードの上に置いた時、クローバーの数だけ駒を進めることができます。
クローバーはこのゲーム中は戻すことなく、動物ボード上に置いておきます。
3つ目のクローバーを引いた時は、いつでもこのクローバーの効果を使用できます。

蝶々のアクションカードの拡張
何度か青虫アクションカードで遊んだら、蝶々のアクションカードでも遊んでみましょう!
基本的なルールは一緒で、異なるのはトークンを引いた後のアクションだけです。
蝶々のアクションカードも赤、黄色、緑、青の基本セットとオレンジと紫を追加した拡張セットがあります。

トークンの色 アクション
赤 1のトークンをトークンを引いたら、1つルビーを受け取ります。
2のトークンをトークンを引いたら、2つルビーを受け取ります。
3のトークンをトークンを引いたら、3つルビーを受け取ります。
黄色 茶色のサイコロを振ります。
サイコロの示す数だけ駒を進めます。
駒が渦のマスにいた場合は、もう一度サイコロをふり、出た目の数だけ駒を進めます。
緑 袋から1つトークンを引き、そのアクションを行います。
また緑のトークンを引いた場合は、引き続きトークンを引きます。
青 駒をトークンに書かれた数動かしたら、その取り出したトークンをリザーブに戻します。
そして、次の価値の青いトークンを受け取ります。
(1の青トークンを戻したら、2の青トークンを受け取る)
4のトークンを戻した場合は、白い8のトークンを受け取ります。
受け取った新しいトークンは、袋の中ではなく動物カード上に置いてください。


拡張カード
トークンの色 アクション
紫 2のトークンのいずれかを1つリザーブからとり、袋に入れます。
もし駒が渦のマスにいたら、4のトークンのいずれかを1つからとり袋に入れます。
オレンジ 動物カード上にあるオレンジトークンの数だけ、四葉のクローバーを受け取ります。
例えば、2つのオレンジトークンがボード上にあれば、2つのクローバーを受け取ります。
今引いたオレンジトークンも数えるように注意してください。
3つ目の夢見草を動物ボードに置くたびに、クローバーの数だけ駒を進めます。
クローバーはこのゲーム中は戻すことなく、動物ボード上に置いておきます。
3つ目のクローバーを引いた時は、いつでもこのクローバーの効果を使用できます。

知育要素

思考力(観察する・覚える・考える力)
★★★ 状況をよく見て考える必要があり、戦略性・判断力をしっかり使う

想像力(イメージする・推測する力)
★★★ 展開をイメージしたり、先を予測したりする場面が多い

巧緻性(手先の器用さ)
★★ 適度に手を使い、器用さを求める部分がある

心の力(ねばり強さ・協力・感情のコントロール)
★★★ 負けても再挑戦したくなるゲーム性や、協力・感情コントロールの場面が多い

あくまで、我が子の反応をみた私見です。

評価基準については、こちらをご覧ください。


思考力
どのトークンを買えば次のターンが強くなるか、袋の中のバランスを考えながら選ぶ力が育ちます。
「次はルビーを集めよう」「何を買うほうがいい?」など、ちょっとした戦略を自然と考えるようになります。

想像力
袋の中の“見えないトークン”をイメージしながら引くので、「今どれくらい入ってる?」と頭の中で状況を想像する力が伸びます。
運と予測のバランスを楽しめるのが魅力です。

巧緻性
トークンを袋から引く、ボードに並べる、お買い物で選ぶなど、細かい手の動きをほどよく使います。
扱う素材がカラフルなので、子どもでも楽しく集中できます。

心の力
「袋の中を見ない」というシンプルだけど大事なルールを守ることで、誠実さや自制心が育ちます。
思いどおりに引けなくても拗ねにくいゲーム性で、気持ちの切り替えや“遊び続ける力”も身に付きます。

5歳・7歳の様子

まずは、短い道のボードで、青虫カード、オレンジ、紫アクションカードなしで遊びました。
初めてのバックビルドというジャンルですが、慣れれば5歳息子もスムーズに遊べました。

ちょっと間違えやすいところは、2以上の赤トークンを取り出したときに、書かれた数のルビーを取ろうとしてしまうところ。
「ぐるぐるの所だけが、2個だよ」と指摘すると、すぐに気が付きます。

夢見草はお休みなので本来は残念なトークンだと思うのですが、3つ貯まるとお買い物ができるので、むしろワクワクトークン。
ゲーム全体を通して、すごく残念だったターンがないのも子供向けとして優れた点です。
思い通りにならず、拗ねてしまう要素がありません。

お買い物も、子供には魅力的な点です。
自分で手に入れたルビーで買える範囲で買う。
しかも、赤、青、緑、黄色と選択肢も多い。
「どっちにしようかな~」っていつも楽しそうです。
ルールを覚えてスムーズに遊べるようになったら、長い道のボードがオススメです。
道が長い分、ゲームも長くなりますが、お買い物のチャンスも増えます。

もちろん、袋の中は見ないというルールは重要です。
サイコロではなく、袋から自分でトークンを引くという行為なので、すべて善意にゆだねられているゲームです。(ボードゲーム全般に言えることではありますが)
子供は、つい見たくなっちゃいますよね。
でも見てしまったら、みんなが楽しく遊べない。
そんな葛藤を見ながら、ルールを守って遊べている様子をみて、成長を感じました。

追記
8歳になった息子のレビューです。
再びはまってよく遊んでいます。
青虫モードにオレンジと紫を追加しています。

これまでは大根パワーで勝つ!一択だった息子が(私もですが)、なんと紫と赤のコンボを発見し、すごいスピードで進みます。
大根は8マス進める強力なトークンですが、紫は5マスながら、手元にあるルビーの数もプラスできるので、一気に13マスとか進んでくるんです。

コンボ効果を自分で発見し、さらにコンボを強めるべく、緑を買って、袋に戻すことも考えて。
バッグをちゃんと構築しています。
成長を感じつつ、どんどん運では勝てなくなってきて悔しいです。

むすこ 喋る S
むすこ
何がでるか!って引くところが楽しい!
ダイコンより青の方がいいよ。
安いし、いっぱい進めるよ。
ママも青買えば、勝てるようになるよ。


むすめ 喋る S
むすめ
袋から引くのが楽しい。
出したいって思っていたのが、でると「やった~」ってなるよ。
ルビーが貯まってくると、寝る草が欲しくなるよ。

親目線のレビュー

勝てない、、、。全く勝てない、、、。
連敗記録更新中です。

ルビーが欲しくて、赤ばっかり買っているからかしら。
あと夢見草引きまくり。
ルビーが貯まる前に、お買い物になってしまうので、ダイコンが買えない。
ビリ特典を最大活用!
お買い物ターンで、ルビーを取っておけないというのが、とっても良いルールです。
残った1のルビーで価値1のルビーを買うか、捨てるか。
トークンが増えることで、夢見草を取り出す確率は減りますが、価値の低いトークンが増えれば、苦労して買ったダイコンが出る確率も減ってしまう。

そんなことをしっかり考えながら買っているのに、勝てないんですよね。

考えどころはあれど、結局は袋から取り出すトークン次第なので、運要素は大きめです。

それでも、自分で考えて組み立てた袋の中身。
取り出す確率は、購入するトークンによって、自分で変えられるんです。
これがバックビルドか~と感心。

5歳からのゲームは、かなり子供向けに寄っていて、大人には少し物足りなく感じるものも多いのですが、これは大人も十分うなりますよ。

袋の材質が色によって異なるのがちょっと気になるところ。
ピンクと白は硬めです。

Quacks & Co.-animals


総合評価

ゲームの評価を5項目で星評価!
評価基準は、こちら


評価項目 星の数
親の負担軽減度(ルール・準備のしやすさ) ★★★★
子供の集中力持続度(対象年齢・プレイ時間との相性) ★★★★
知育・教育的効果(得られる学びの深さ) ★★★
繰り返し遊びたくなる度(リプレイアビリティ) ★★★★
家族全員の盛り上がり度(大人の満足度) ★★★★★


わたし 喋る S
いかっぱ
すっごく面白かったし、拡張やバリエーションも多くて長く遊べそう。
こんなに面白いのに、なんで日本語版でないの?!

【クアックスと仲間たち】[ボードゲーム]
¥7,900 (価格は変動することがあります)
※専門店は在庫状況が頻繁に変わります。
リンク先で在庫がない場合は、店内検索や再入荷情報もあわせてご確認ください。

ほかにも名作ゲームのジュニア版がいっぱい
まとめ記事はこちら


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