おばけはどんどん増えるし、一つの部屋におばけが増えると悪霊になっちゃう!
悪霊が6体以上になる前に、脱出しなければ負け。
みんなで手分けして、宝石回収だ!!
2014年のドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門受賞作です!
SDJのホームページにも、8歳以上向けはほとんどが大人・ファミリー向けってあるのにな。
5歳じゃまだ遊べないかな?
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・8歳以上むけのキッズゲーム。難易度は?
・ひたすらサイコロ振ってるぞ
基本情報
対象年齢:8歳以上対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:30分
BGGの評価:Ghost Fightin' Treasure Hunters
内容物
・ゲームボード:1枚
・宝石ハンター:4個(4色各1個)
・おばけカード:12枚
・シャッフルカード:1枚
・おばけコマ(緑):24個
・赤い悪霊コマ:6個
・数字サイコロ(白):1個
・バトルサイコロ(黒):2個
・宝石:8個
・ドロー2カード:1枚
・ドロー3カード:1枚
・ドアロックカード(緑):2枚
・ドアロックカード(青):2枚
ルール
準備
プレイヤーはそれぞれ、宝石ハンターのコマを1つ選び、屋敷の正面玄関に置きます。(2人で遊ぶときは、宝石ハンターを2つ持って動かしてください)
おばけカードとシャッフルカードをよくシャッフルして、引き札置き場に伏せて置きます。
ドロー2カード、ドロー3カード、ドアロックカードは基本ルールでは使いません。
部屋のアルファベットがC,F,I,Lの部屋におばけ1つずつ置きます。(全部で4個)
部屋のアルファベットが赤い背景に、宝石を1つずつ置きます。(全部で8個)
遊び方
手番でやることは、5個あります。1.数字サイコロを振る
出た目に従って、おばけカードを引いたり、自分の宝石ハンターコマを動かします。2.おばけカードを引く
数字サイコロの目におばけがいる時(6以外)、おばけカードの引き札の1番上ををめくって、捨て札の位置に置きます。めくったおばけカードに書いてあるアルファベットと同じ部屋におばけを1つ置きます。
シャッフルカードだった場合は、部屋におばけを置かずに、引き札と捨て札に置いてある全てのおばけカードをよく切って、引き札置き場に戻します。
3.自分の宝石ハンターを動かす
数字サイコロの数まで、自分の宝石ハンターを屋敷の廊下のマスの上を移動できます。サイコロの数字内であれば、途中で止まることもできます。
屋敷には正面玄関から出入りしてください。
各部屋に入ったら1マスです。
各部屋にはドアを通って出入りできます。
宝石ハンターどおしは、廊下の同じマスに置くことはできませんが、部屋には複数のハンターを置くことができます。
廊下では、ほかの宝石ハンターがいるマスを通過することはできます。
同じマスで止まることはできないので、通過できない場合は手前のマスで止まります。
動かないこともできますが、手番では必ず数字サイコロを振って、おばけカードを引いてください。
4.宝石をひろう
部屋にある宝石は、拾ってリュックにしまうことができます。部屋におばけがいたら、戦いましょう。
拾った宝石は屋敷の外に持ち出すまで持っていなければなりません。
宝石を持っていても、おばけや悪霊と戦うことができます。
5.宝石をおろす
宝石を持って屋敷から脱出したら、手番は終了です。次の順番でまた屋敷に入りましょう。
6.おばけと戦う
部屋の中におばけがいたら戦います。おばけと戦うには、黒いバトルサイコロを1つ振ってください。
おばけアイコンがでたら、部屋から1つだけおばけを追い出すことができます。
仲間の宝石ハンターが同じ部屋にいたら、黒いバトルサイコロを2つ振ってください。
おばけアイコン1つごとに、おばけ1つを追い出せます。
ただし、2人以上いても、使えるバトルサイコロは2つまでです。
赤い悪霊か何もない目がでたら、何もできません。
悪霊部屋
3つのおばけが同じ部屋に置かれると、その部屋にいるおばけが悪霊になってしまいます。3つのおばけを取り除いて、かわりに悪霊コマを置きます。
悪霊部屋にはおばけを置くことはできません。
その場合は、ABCの順に次の部屋に置いてください。(Lが悪霊部屋なら、先頭のAに置いてください)
宝石を持っているときに悪霊部屋になってしまったり、悪霊部屋に宝石を取りに行ったときは、悪霊を退治しないとその部屋から出ることはできません。
悪霊退治
悪霊退治は、2人以上でチームを組んで行います。悪霊部屋に少なくとも2人以上の宝石ハンターがいないと悪霊退治はできません。
2人でバトルサイコロを2つ振ってください。
悪霊アイコンが1つ以上でたら、悪霊退治成功です。
悪霊を部屋から追い出してください。
ゲームの終了
勝利!
宝石ハンター全員が屋敷を脱出し、8つの宝石をすべて屋敷の外に持ち出せたら全員が勝利です!負け
宝石を全て持ち出す前に、6つの悪霊が屋敷の部屋に置かれてしまったら負けです。また、宝石ハンターがすべてばらばらの部屋にいる状態で、部屋に悪霊がいて、宝石ハンターが宝石を持っていて、全員が部屋から脱出できないときです。
上級ルール
上級ルールの準備
ドロー2カード、ドロー3カード、ドアロックカード(青2枚、緑2枚)をおばけカードにまぜてください。宝石は数字の面を伏せて、数字の順に関係なくランダムに部屋に置いてください。
上級ルールの遊び方
ドロー+シャッフルカード
ドローカードを引いたら、追加で2枚または3枚カードを引いて、指示に従っておばけを置きます。その後、引き札、捨て札置き場にあるすべてのカードを集めてよく切りなおして、引き札置き場に置きます。
追加でひいたカードにシャッフルカード、ドロー2、ドロー3が入っていたら、そのカードは無視して、次のカードを引いてください。
シャッフルカードがでたら、引き札、捨て札置き場にあるすべてのカードを集めてよく切りなおして、引き札置き場に置きます。
ドアロックカード
ドアロックカードを引いたら、同じ色のドアがロックされます。宝石ハンターはロックされたドアから出入りすることはできません。
上級ルールでの宝石
宝石には、裏側に番号が書いてあります。上級ルールでは、宝石を屋敷から番号順で持ち出さなくてはなりません。
宝石のある部屋に入ったら、めくって数字を見ます。
リュックにしまうこともできますが、屋敷から持ちだせるのは番号順です。
上級ルールでのゲームの終了
勝ち・負けの条件は基本ルールと同じです。5歳・7歳の様子
ひたすらサイコロを振り続けるので、5歳息子は途中で飽きてしまいました。親が「大変!もうすぐ悪霊になっちゃう。倒してきて~」とか、テンション上げたりしたけど、さすがに長すぎました。
ゲーム時間は30分くらいなので、それより長いゲームでも遊べるのに、これは飽きちゃいました。
やることがサイコロを振るだけだからかな?
確かに単調に感じることはあります。
進むのもサイコロ、おばけを倒すのもサイコロ。
ひたすらサイコロ振ってる感がすごい。
やらされてる感を感じちゃったのかもしれません。
基本ルールで遊んでも、5歳の息子には遊びきれませんでした。
当時7歳の娘は、しっかり状況把握ができていて、自分から「こっちのおばけ倒すね」「おばけ倒してから、宝石運ぶね」とか相談しつつも自分の意志で決定していました。
やっぱり状況判断能力や集中力は重要ですね。
息子にはまだ早かったのかなと思って、しばらく遊んでいませんでした。
6歳になって、久しぶりに遊んだら、こんなに楽しいゲームだったっけ?って言っていたので、やはり対象年齢にあえば、すごく楽しめるようです。
大盛り上がりしながら最後まで遊んでいますし、負けると「もう1回!」ってなります。
ゲームに慣れている子ならいいけれど、そうでないと、ゲームの勝率もそんなに高くないし、ゲームの流れ的にも喧嘩になりそうな気配もします。
「なんで倒せないんだよ~」とか。
盛り上がり過ぎちゃうんですよ。
こういったゲームに慣れていれば、「もう全然倒せないんだけど~」とか、「うわ~負けた~」って楽しく盛り上がれるんですけれどね。
今でも、上級ルールの宝石を番号順に持ち出すのは難易度高すぎるので、導入していません。
でも、ドローカードやドアロックカードは使ったほうが面白いです。
ゲーム時間は多少長くなるので、まずはこういった上級ルールは使わずに遊んでみて、ゲーム終了まで楽しく遊べたら追加してみてください。
悪霊になっちゃうと倒すの大変なんだよ。
倒すぞ~ってサイコロふるの楽しいよ。
すっごい好きになった!(6歳になっての感想)
親目線のレビュー
おばけは可愛いのに、悪霊はほんとに襲ってきそうなくらい怖い。可愛いおばけちゃんも白じゃなくて、薄緑なのがいい。
蓄光かと思ったけど、光らなかった。暗闇でぼや~って光ったら良かったのに。
宝石ハンターが宝石を背負えるのも、よくできてて感動!
背負っていても、バランス崩れて倒れないのもすごい。
ゲームとしては、ひたすらサイコロを振っている感は感じるけれど、退屈はしないかな。
なにせ、ほぼ毎手番おばけが増えていくので、すごいスピードです。
ドロー3カードとか引いちゃうと、一気に悪霊まで増えちゃう。
悪霊がいる部屋には、おばけが置けないから、いったん悪霊がでると玉突き状態になって、一気に増殖。
ドアロックカードもなかなか悩ましいです。
ドアまであと1歩のところにいるのに、突然ロックされて、他のドアまで行かなくてはならなくなります。
大人が退屈しないのは、これはヤバいぞって気が付いて、ヒヤヒヤできるからかと思います。
難易度は結構高めです。
基本ルールであれば、ある程度勝てると思いますが、ドロー3カードなどを入れると勝率60%くらいかも。(宝石のルールは入れていません)
勝てた時も余裕ってことはなく、悪霊は5体になっていて、おばけ2体の部屋がいっぱい。
あとは脱出するだけだ~って、ギリギリ逃げ切る状態です。
3人で遊んでいるからかな?
BGGで、children's game rankでは5位と上位にランクインしているのですが、Family game rankでは一気に200位以下。
children's game rankに対象年齢8歳以上のゲームが入ることは、あまり見かけないのですが、上位に入っているあたり、やはりキッズ向け(6歳くらいから)なのかな。
ゲームの対象年齢って、しっかり戦略も考えて遊ぶには2歳くらい足す必要があるともいいますが、こちらは本当に8歳からで遊べるよ(6歳からでもルールはわかるよ)ということなのかもしれません。
テーマやルールの難易度は、子供向けで理解しやすいです。
BGGもchildren's gameの定義を、簡単なルールとわかりやすいテーマってしていますね。
協力ゲームとしても、本当に2人そろって戦わなくてはならないので、「助けに来て」「こっちから倒そう!」とか常に相談しています。
興奮しがちなところはあるけれど、協力ゲームとしてはとても良いと思います。
協力ゲームだから助言も自然にできるし、キッズ大賞は納得です。
大人だけで遊んでも、すごく盛り上がれますよ。
子供には容赦なさすぎるくらいの難易度ですから。
6歳になったくらいから何度も遊びたがるから、これから活躍してくれそう。
ダイス運なので戦略性は低いですが、場面に合わせて相談は必須なので、ファミリーには遊びやすいし、初めましての人とも盛り上がれますよ。