いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

2024年05月

出されたお題からイメージする色を3色選んで、他のプレイヤーと同じ色があれば駒を進められるといったゲームです。

我が家の子供たちは、ディクシットとかかたろーぐとか、みんなの考えていることを当てるようなゲームが大好きなんです。

カレーといったら、何色?
色はなんでも好きな色を選べるわけではなく、配られた10色から選ばなくてはなりません。
お題を頭に浮かべながら、一緒に遊ぶ人が選びそうな色を決める。
5歳から遊べるだけにシンプルだけど、すっごく盛り上がるゲームです。

MAUS VAN KLECKS-top


わたし 喋る S
いかっぱ
ずっと欲しかったゲームなんです!
カレーと言ったら、茶色、白、オレンジ!
あれ、違うの?!


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳児・8歳児の様子
・なんでその色にしたの?理由を聞く時間がなにより楽しい



基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:3~5人(2人)
プレイ時間の目安:10~15分
BGGの評価:MAUS VAN KLECKS

内容物

・ねずみのクレックス 1個
・犬のパブロ 1個
・トラのヴィンセント 1個
・めんどりのニキ 1個
・うさぎのフリーダ 1個
・パレット 5個
・ついたて 5個
・鉛筆 4本
・色鉛筆 3本
・小さなケーキ 15個
・異なる10色の絵の具 5セット
・サイコロ 1個
・部品を入れる小さなビニール袋 5枚
・説明書 1部

およその箱サイズ(cm):22×22×5(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

各自、動物を1個選び、その動物が描かれたついたてをとります。
ついたてを自分の前に置き、その内側にパレットと10色の絵の具セットを、他の人から見えないように置きます。

テーブルの中央に、鉛筆と色鉛筆を円になるように置きます。(順番は自由)
鉛筆・色鉛筆の間がマスとなります。
7マスから1か所を選び、すべてのケーキと各自の動物コマを置きます。

MAUS VAN KLECKS-setting

遊び方

お題を出す係を1人ずつ時計回りの順で行います。

お題を出す人は、サイコロを振ります。
サイコロには6つの絵柄があり、出たサイコロの絵柄をもとに、絵のお題を考えます。
絵柄には、生き物、もの、食べ物、おとぎ話や映画、物語に登場するもの、自分が欲しいものや夢見ているもの、自分の左隣にいる人が決めた文字から始まるもの、があります。

MAUS VAN KLECKS-dice

お題が発表されたら、各自、そのお題を思いうかべて、これだと思う3色の絵の具を、ついたての裏でこっそり探し、自分のパレットに置きます。
MAUS VAN KLECKS-paint

全員が3色を選び終えたら。同時についたてを持ち上げてパレットを見せ合います。
MAUS VAN KLECKS-rule

お題を出した人から順番に、自分のパレットに置いた絵の具と、他の人のパレットに置かれた絵の具とを比べます。
自分が置いた色と同じ色の絵の具が、誰かほかの人のパレットに1枚でも置かれていますか?

置かれている

自分のパレットにある絵の具の中で、他の人にもある色を数えます。
それと同じ数のマスだけ、時計回りで自分の動物コマを進めます。
パレットの絵の具は3個あるので、最大で3マスまで進められます。

MAUS VAN KLECKS-rule2

MAUS VAN KLECKS-scores

自分の動物コマがケーキの置かれた場所に到着、もしくは通り過ぎた時、ケーキを1個もらいます。
ケーキは他の人から見えるように、ついたての前に置いておきます。

置かれていない

残念!コマは進められません。

これを1ラウンドとして、お題を出す人が左隣の人にうつり、次のラウンドを始めます。

ゲームの終了

誰かが3個目のケーキをもらったら、ただちにゲームは終わりで、その人の勝ちです。
そのラウンドで、3個目のケーキをもらった人が何人かいた場合は。その人たちみんな勝ちです。

MAUS VAN KLECKS-gameend

2人用の協力ルール

2人で遊ぶときは、協力してクレックスよりも先にケーキ2個を先に集められるかを競います。

通常ルールとの違いは以下の点です。

・使用するケーキは3個だけです。さらに、クレックスと2人のための動物コマ1個を同じマスに置きます。
・ついたては各自好きなものを選びます。使用する絵の具とパレットは通常と同じです。
・お題が出されたら、2人で話し合ってはいけません。
・得点計算では、まず、2人でそろわなかった色の1ペアにつき1マス、クレックスを進めます。
次に、そろった色の1ペアにつき1マス、自分たちの動物コマを進めます。
大切なことは、常にクレックスが先に動くことです。
・どちらかのコマが2個目のケーキを集めたら、ただちにゲーム終了で、2個集めた方の勝ちです。

6歳・8歳の様子

ルールはとっても簡単なので、5歳以下でも遊べそうです。
あまり小さいと自分の選んだ色を内緒にしておくのが難しいかな?

サイコロは、HABAの2歳から向けゲームと同じくらい大きいですが、絵の具やケーキは小さいチップ(厚紙)なので、お口に入れてしまう子には注意が必要です。

お題は、サイコロの目に描かれたイラストでテーマが決まります。
子供だとお題を出すのが一番難しいかもしれませんね。
サイコロは使わずに、思いついたものをお題にしてもらってもいいと思います。

子供の出すお題って単純だから、余計に難しかったりします。
「シマウマ」って、白と黒は選べたけど、あと1色何にしようかな?

子供は素直にその絵を描く場面を思い浮かべて選ぶのか、私が黒、白、茶(なんか白い部分が汚れてそうだから)なのに、子供たち2人はそろって、黒、白、緑。
「なんで緑??」って聞くと、そろって「草を食べてるでしょ」って。
思考がシマウマだけに集中してて、頭が固くなってるな~と実感します。

カメがお題の時は、みんなそろってが緑、黒、茶。
私が「だよね~、甲羅の間って黒っぽいよね」って言ったら、息子は「黒は目の色だよ」、娘は「足の爪が黒だよ」って。
同じ答えなのに、選んだ理由がみんな違う!!

5歳前くらいから、人の気持ちは自分と違うって気が付いてきますよね。
そんなときにピッタリのゲームです。

1人だけ違っても、一緒に遊ぶ大人が「なるほどね~、確かにそうだね!」って受け入れて盛り上げちゃえば、違っても嫌な気持ちにならないし、むしろ違いを楽しめます。

むすめ 喋る S
むすめ
このゲーム大好き!楽しいよね。
みんな何色選ぶのかなぁって考えるのワクワクするよね。


むすこ 喋る S
むすこ
このゲーム好きだよ~。
せ~ので見せるとき、自分と同じ色あるかなってドキドキするよね。


親目線のレビュー

ずっと欲しかったので、期待値も高かったのですが、予想どおり楽しい!!
購入した時の様子はこちら


HABAのゲームは、教育要素もしっかりあるのに、面白さがいっぱいだから大好き。
子供向けなのに、大人もしっかり楽しいんですよね。

あと、安定のコンポーネントのすばらしさ。
コマも木製で、一つずつ可愛い絵が描かれているし、クレックスだけじゃなくて、他の動物にも名前が決められています。
ついたてもコマのお洋服と同じ色になっていてます。(動物たちの絵も描かれています)
絵の具のチップもパレットに置くと、本当に絵の具をのせたみたい。

5歳から向けとなっているように、とても簡単なんですが、ゲームの勝ち負けを競うというより、コミュニケーションを楽しむゲームなので、大人も子供も一緒に盛り上がれます。

気になる点としては、子供向けだからなのか、勝敗がつきにくいという点です。
選んだ3色のうち、他の誰かが1人でも持っていればコマを進められるので、たいてい誰か1人は選んでいて、ほとんどの場合が3マス進めます。
1回のズレがなかなか取り戻せないといったことが起こります。
特に子供と遊ぶときは、お題がイメージしやすものになるので、ほとんどズレがないんですよね。
同時にケーキ3個獲得することが、度々起こります。

大人だけで遊んだら、ニッチなお題になって差が付くのかな?
抽象的なものとか、変なお題ばっかりにして遊んでみたいな~。

ということで、一番楽しい瞬間は、各自の色が公開されたときの「なんでその色にしたの?」って聞いている時ですね。
自分と違えば、「それどこの部分の色?」とか「そっちだったか~」になるし、同じであっても選んだ理由を聞くと、自分と全然違ったりするんですよね。
同じものをイメージしていても、注目する色が人によって違うって面白いですね。
これ以外ないでしょっていうのが外れたり、自信ないなぁっていうのが合ってたり。

こういうコミュニケーションゲームというかパーティーゲームって、ちょっとウィットが必要だったり、大喜利要素があると緊張しちゃって楽しめなかったりしますよね。
このゲームは、そういうのを気にしなくてよくて、素直に選んだ理由を答えるだけで、盛り上がっちゃう。
初めましての人ともお付き合いの長い人とも、子供とも大人とも、誰と遊んでも同じように楽しめる素敵なゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
これは復刻してほしい!!
復刻HABAに推薦します!
人と人との違いって、こんなに面白いんだって実感できます。

 

カエルと同じ色の「タモ」をめくれれば、カードゲット!
神経衰弱のようだけれど、獲得したからって安心できません。

タモよりカエルのほうが多く、タモは他の人からもらえるんです。
誰が何色のタモを取ったかまで、覚えていなくてはなりません。

娘がゲームマーケット2024春で、デザインに目を奪われ、遊ばせていただきました。
神経衰弱系が大好きな娘は、とっても楽しかったようでお買い上げ。

その時の様子はこちら


ゲームマーケットのワクワクをお家にもって帰ってきて、息子も一緒に遊んだのでレビューします!

わたし 喋る S
いかっぱ
目を奪われちゃうのも納得のきれいなデザイン!
私は(爬虫類苦手だから)デフォルメされている『カエルタワー』のカエルちゃんが好きだけど、娘はちょっとリアルなこのデザインが大好きみたい。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳児・8歳児の様子
・手軽に遊べる神経衰弱だけど、最後まで勝敗がわからないよ!


基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:15分

内容物

・説明書
・カード 36枚(カエル8色×2、タモ8色×1、葉っぱ8枚、2色のカエル4枚)

およその箱サイズ(cm):8×8×2.6(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

すべての通常カード(2色のカエルを除く)を葉っぱの面を上にして重ならないように広げます。

KAERU CATCH!-setting

遊び方

時計回りで1人ずつ手番を行います。
もっとも最近カエルを見た人からゲームを始めます。

手番では、カードを1枚ずつ順に2枚めくります。

1枚目が葉っぱの場合

すぐに自分の番を終わります。

2枚のカードが同じ色のカエルとタモの場合

その2枚のカードをもらって、自分の番を終わります。
もらったカードは、葉っぱの面を上にして手元に重ねて置きます。
すでにもらったカードがある場合は、そこに重ねて束にします。

KAERU CATCH!-rule2

2枚のカードが同じ色のカエルとタモではない場合

めくったカードを葉っぱの面を上に戻して、自分の番を終わります。

KAERU CATCH!-rule

1枚目にカエルをめくった時に、2枚目を場からめくる代わりに、同じ色のタモを持っていると思う人に「〇〇色のタモをください」とお願いすることができます。
自分が持っていると思ったら、「〇〇色のタモは自分が持っています」と言っても良いです。


お願いされた人は、これまでに集めたカードの中身を確認して、その色のタモを持っていたら、渡さなければなりません。
持っていなかったら、「持っていません」と伝えます。
「自分が持っている」といった場合も同じように自分の集めたカードの中身を確認して、その色のタモを持っていたら、みんなに見せます。
場からめくった時と同じように、タモを見つけることができれば、1枚目にめくった変えるとそのタモをもらって、自分の番を終わります。

もらったカードの中身を見ることができるのは、誰かに「〇〇色のタモをください」とお願いされたときか、自分で「〇〇色のタモは自分が持っています」と言った時のみです。

3枚目のチャレンジ

自分の番に、同じ色のカエルとタモをめくったら、そのカードをもらう前に3枚目をめくることができます。

3枚目に同じ色のカエルをめくれたら、3枚とももらって、自分の番を終わりにします。

3枚目に同じ色のカエルをめくれなかった場合、3枚とも葉っぱの面を上に戻して、自分の番を終わりにします。

1・2枚目に同じ色のカエルをめくったからといって、3枚目のチャレンジで同じ色のタモを探すことはできません。

上級ルール 2色のカエル

通常カードに特殊カード2色のカエル4枚を混ぜます。

このカードをもらうためには、その色のタモが2枚とも必要です。

自分の番にめくった2枚のカードが2色のカエルとどちらかの色と同じ色のタモだったら、必ず3枚目のチャレンジをします。

3枚目で2色のカエルと同じ色のタモを見つけることができた場合、その3枚のカードをもらって、自分の番を終わります。

KAERU CATCH!-rule3

2色のカエルと同じ色のタモを見つけることができなかった場合、めくったカードを葉っぱの面を上にして自分の番を終わります。

1・2枚目にタモをめくったからといって、3枚目のチャレンジでその2色のカエルを探すことはできません。

ゲームの終了

テーブルにカードが8枚になったらゲーム終了です。
もっともたくさんカードを持っている人の勝ちです。
同じ枚数であった場合、カエルカードをたくさん持っている人の勝ちです。

6歳・8歳の様子

ぶれけけゲームズさんの前を通った時に、娘が「あのカエルのゲームなに?見てみたい!!」って、自分からブースに向かっていました。
娘は、カエルとかヘビとか好きなんですよね。(私は苦手)

ゲームマーケットで、通常ルールで遊ばせていただいたので、うちで遊ぶときは上級ルールにしてみました。
基本ルールは変わらないので、すぐに遊べました。
試遊に参加していない6歳息子も、いきなりの上級ルールでしたが、すんなり遊べました。

とはいっても、神経衰弱系のゲームだと、「自分は覚えてるんだよ~」ってドヤドヤしたい息子。
人の番なのに「ママが持ってるよ!」とか自分の記憶力自慢をしてしまう。
また、娘は自分の獲得したカードをちゃんとカードを伏せて、指名されるまで見ないでおくことができましたが、息子は「あれ?それ持ってたと思うよ」とか言って、度々見ていました。
何度か「ダメだよ」とは言ったのですが、つい気になってしまうようです。

獲得したカードを奪うとなると、揉めるかな~と少し心配しましたが、全くそんなことはなかったです。
「バレたか~」といいながら、楽しくやり取りしています。
これも成長なのかな?


むすめ 喋る S
むすめ
神経衰弱大好き!
タモを誰が持っているかな~って探すのが楽しい!


むすこ 喋る S
むすこ
タモだよタモ!覚えたよ。
誰が持っているか覚えてられるよ。


親目線のレビュー

タモっていう単語を知らなかったんです。
試遊しているときも、網じゃないの?タモって言ってるのかな??と思いながら聞いていました。

娘が目を奪われるもの納得のとっても綺麗なデザインです。
カエルの色がとっても鮮やか。
葉っぱのカードだって、きれいなグラデーションの青に緑の葉っぱが映えます。

ルールは基本的には神経衰弱なので、とっても簡単。
人の獲得したタモを取れるっていうだけなのに、すごくドキドキする!
それに加えて、めくっても何も変わらない葉っぱカードが難易度をあげています。
『宝石がいっぱい』もそうなんだけれど、裏も表も同じカードって場所が覚えられないんです。
「あ、ハズレ~」ってすぐに戻しちゃうからかな?
何度も同じハズレをめくってしまいます。
残り10枚くらいになって、もうあっという間に終わるだろうなと思っていると、案外終わらない!
何ターンかハズレばかりめくって、なかなかカエルがでてこない!

同じくめくっても同じ『宝石がいっぱい』のレビューはこちら


同じ色のカエルは2匹いるので、だれかが獲得したタモを使う機会が必ず1回あります。
それだけだと、貧弱な私の記憶力でもまぁなんとなく覚えていられます。
でも、2色のカエルを追加すると、タモの持ち主が3回変わります。
これだと移動してたりで、間違えちゃうことがでてきます。
ルール自体はほとんど変わらないので、上級ルールがオススメですよ!

自分の獲得したカードも見てはいけないのですが、指名されたときに見ることができます。
その時に、持っているタモについては確認できますので、自分の持っているタモを忘れることはあまりないです。
ゲームの特性上、タモを誰が持っているかという点が一番面白い点なので、遊ぶ人数は多い方が楽しいですね。
2人だと自分が持っていなければ、場にあるか相手がもっているかなので、簡単すぎちゃいますね。
じぃじが遊びに来たときに一緒に遊びましたが、やっぱり4人の方が楽しかったです。
3世代で遊べるのは、すごく嬉しいですね!

気になる点としては、赤とピンクがちょっと見分けにくいです。
もちろん、ちゃんと色の違いはあるので、覚えさせにくくしていると言えばその通りなんですが。
カードの端にあるマークはそれぞれ違うので、ちゃんと違いはわかるのですが、初めてやるときはちょっと戸惑います。

神経衰弱って、遊んでる途中でなんとなく順位がわかるかと思いますが、これは最後までわかりません。
いっぱい獲得したつもりなのに、タモを奪われまくってると、あっという間に獲得枚数が減ってしまいます。
最後の1匹のカエルで逆転も起きちゃうことがあるので、最後までドキドキ遊べます!

小箱なのもいいですね。
我が家のお出かけゲームポーチに仲間入りしました。


わたし 喋る S
いかっぱ
子供と遊ぶゲームは、子供と一緒に選ぶのが、いちばんですね!
私だけで行ってたら、神経衰弱系いっぱいあるし~って買わなかったかも。
遊んでみたら、ユニークで楽しかった!

 

ボードゲームの賞と言われて、真っ先に思いつくのは、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ではないでしょうか。
ドイツ年間ゲーム大賞は、ドイツで選定されるボードゲームの最も権威ある賞です。
なんと始まりは1979年!
歴史ある賞であり、世界中で注目されていますね。

我が家でも、まずはこちらの受賞作から遊んでみて、どんどん沼にはまっていきました。

どの作品も子供が夢中で遊べて、一緒に遊ぶ大人も楽しい素晴らしい作品です。

新しいものからさかのぼって、レビュー記事をまとめました。
ボードゲーム選びの参考にしていただると、嬉しいです。



2022年受賞作 魔法の山

綺麗な魔法の球の力を借りて、魔法学校の生徒を偉大な魔法使いの先生のもとに急ぎます。悪い魔女に魔法の球の力を与えないように気を付けて!

転がすだけの小さい子向けのゲームかなぁと思っていました。
遊んでみたら、けっこう難しくて、大人もちゃんと楽しい!
思うように球が転がらなくてヤキモキするし、うまく行けば大人だって嬉しい。
予想外の連鎖がおきると大盛り上がり!


2021キッズ部門受賞作 ドラゴミノ

2017年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したキングドミノのキッズ版です。

タイルがかなり分厚く、印刷もとてもきれいです。
絵柄を合わせるだけなので、小さい子も遊べるタイル配置ゲーム。
効率よく卵を集めるために、考えるところはしっかりあるものの、運要素もあり、大人も子供と一緒に夢中になれます。

個人的にかなり好きなゲームです。


2018年キッズ部門受賞作 きらめく財宝

キラキラ輝くたくさんの宝石が、氷の塊をイメージした透明なリングにいっぱいつまっています。
もう見た目から、子供の心をつかんで離しません!
大人だってテンション上がっちゃう。
遊んでも、もちろん楽しいし、飾っておきたいくらいきれいなゲームです。(振動でくずれるだろうけれど)


2016年キッズ部門受賞作 ストーンエイジ・ジュニア

これは本当に良作!
ワーカープレイスメントだけれど、駒の配置はメモリー要素が重要なので、小さい子も遊びやすい。
木のコンポーネントも愛らしく、これぞボードゲーム!!
再販してほしいよ~。


2014年キッズ部門受賞作 お化け屋敷の宝石ハンター

これは、キッズ部門なのかな?
大人でも、クリアできないくらいの難易度ですよ。
遊び方はダイスなので、簡単だからかな?
他の大賞作と比較して、対象年齢が高いですね。

おばけが悪霊になっちゃうドキドキと逃げ切れるかのヒヤヒヤが、臨場感たっぷりに味わえる作品です。


2013年キッズ部門受賞作 お姫様を助けるのは誰だ

黒ひげ危機一髪と宝探しが一緒になっているんだもの、楽しいに決まってる!
魔法使い役と勇者役で、役割が異なるのもいいですね。

鍵がくっついてきた時のカチっていう音と手に伝わる振動が、アナログの良さを発揮しています。

大人だけで遊んでも、心理戦も交えた熱い戦いができますよ。


2009年キッズ部門受賞作 魔法のラビリンス

なんと2022年に日本語版が発売されています。
日本での発売がなかったり、すぐに販売終了されてしまうものも多いなか、10年以上経っての日本語版発売。
長く愛されているゲームですね。

本当に見えない壁があるかのようなギミックが素晴らしく、メモリー要素があるゲームなので、大人も子供も一緒に遊べます。

これからもずっと長く遊ばれていくゲームだと思います。


2004年キッズ部門受賞作 オバケだぞ~

単純なすごろくなのに、自分のコマがおばけになっちゃうことで、大混乱!
自分のコマがおばけになっちゃうギミックもいいですね。

大人はさすがにだまされないよ~と思っていると、まっさきに記憶が怪しくなる。
子供だましならぬ、大人だましなゲームです。

たいてい負けるけれど、好き。


2003年キッズ部門受賞作 ねことねずみの大レース

こちらも長く遊ばれている定番ゲームですね!

子供向け?いやいや大人だって、かなりヒヤヒヤ大盛り上がりですよ。
チキンレースの要素もあるドキドキすごろく。
後半のネコの追い上げが予想外で、どんどん捕まります。

誰にでもオススメできる作品です。


1998年子供特別賞受賞作 にわとりのしっぽ

ドイツ年間ゲーム大賞でキッズ部門が独立するのは、2001年。
こちらは、それ以前の作品のため、子供特別賞を受賞しています。
そのため、ゲームの箱には赤ポーンが付いています。

神経衰弱がこんなに闘争心を煽るものだったなんて。
小さい子のいる家庭にプレゼントを贈るときに、まっさきに候補に浮かぶのがこのゲーム。

これからもずっとずっと愛されていくゲームだと思います。


おまけ 2022年キッズ部門ノミネート作品 クアックスと仲間たち

惜しくも大賞は逃しましたが(この年の大賞は魔法の山)、個人的にはこれが大賞!
ここ数年は、ギミックに凝ったものが大賞を受賞していますね。
こちらは、バックビルドシステムを利用したすごろくなので、パッと見は地味かも。
それでも、内容は濃いですよ!大人だけで遊んでも十分に楽しめる作品です。
もとになっているクアックサルバーはドイツ年間ゲーム大賞2018エキスパート部門の受賞作ですね。

長く遊べるとても優秀なゲームなので、ぜひ国内で買えるようにしていただきたいです。


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