人気動物がいっぱいの素敵な動物園を作ろう!
オウムもフラミンゴもかわいいけれど、やっぱりコアラやカバがいると人気の動物園になります。

なんとこのゲーム、タクミくんが6歳の時に作ったゲーム。

すごいですよね!ゲームを作れることもすごいけれど、そのクオリティの高さにびっくり!

実は、タクミくんご家族にお会いしたことがあり、娘も一緒に遊んでもらったことがあるので、遊ぶたびに思い出がよみがえる!
これまたゲームが面白いから、我が家での登場回数つねに上位にいるゲームです。

TAKUMI ZOO-top

わたし 喋る S
いかっぱ
日本おもちゃ大賞2023 コミュニケーション・トイ部門優秀賞!!
動物園を作るゲームって子供にもイメージしやすいし、大人もワクワクしますよね!


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・通常ルールが難しい時は?
・最初はワクワクなのに、後半は悩ましい展開がいっぱい

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:30分

内容物

・2×2タイル動物チップ:各2枚(キリン、ゾウ、パンダ、クマ)
・4タイル動物チップ:各2枚(ライオン、コアラ、ゴリラ、カバ)
・3タイル動物チップ:各3枚(トラ、レッサーパンダ、オオカミ、アザラシ)
・2タイル動物チップ:各3枚(サイ、ナマケモノ、アルパカ、ペンギン)
・1タイル動物チップ:各3枚(シマウマ、オウム、ヤマアラシ、フラミンゴ)
・ボーナスチップ(5・15ポイント各2枚、50・70・100ポイント各1枚)
・コイン:1コイン20枚、5・10・20コイン各10枚、50コイン5枚
・スコアマーカー:各2枚(4色)
・小屋チップ:3枚
・地形変更チップ:岩・森・水 各1枚
・柵チップ(通常柵37本、黒柵3本)
・ボード:メインボード1枚 スコアボード1枚 プレイボード4枚(4色)
・土地タイル(草原):ノーマル(5枚)、×2(1枚)、+2(1枚)、+1動物(1枚)、未来視(1枚)、地形変形3種(1各1枚)
・土地タイル(岩):ノーマル(5枚)、×2(1枚)、+2(1枚)、+1動物(1枚)、未来視(1枚)、柵(3枚)
・土地タイル(森):ノーマル(5枚)、×2(1枚)、+2(1枚)、+1動物(1枚)、未来視(1枚)、小屋(3枚)
・土地タイル(水):ノーマル(5枚)、×2(1枚)、+2(1枚)、+1動物(1枚)、未来視(1枚)、交換(3枚)
・プレイカード:4枚


およその箱サイズ(cm):19×26.5×4.5(たて×よこ×高さ)

ルール

動物を集めて、一番人気の動物園を作りましょう!

準備

動物チップをメインボードの決められた場所に置きます。(使用するチップの数は遊ぶ人数で異なります)

メインボードにボーナスチップを置きます。

各プレイヤーにそれぞれ5コインを2枚ずつ配ります。
各プレイヤーに、同じ色のプレイボード1枚とスコアマーカー2枚を配ります。

スコアボードの0点の位置にスコアマーカーを1個置きます。(50点を超えたら、もう一枚を使用します)
小屋チップ、地形変換チップをスコアボードの決められた場所に置きます。

TAKUMI ZOO-scoreboard

土地タイルはプレイ人数に関わらず、全て使用します。
裏向きにしてよくシャッフルし、山札にします。

ジャンケンなどでスタートプレイヤーを決め、時計回りにゲームを進めます。

遊び方

①~④の手順で手番をすすめます。(最初のターンのみ②から始めます)
この手順を12回繰り返します。

①動物園の収益を得る
自分の動物園に置いてある動物のポイントとボーナスポイントの合計を収益として、コインでもらいます。

②土地を広げる
山札から1枚土地タイルを引きます。
引いた土地タイルを自分のプレイボードに置きます。
1ラウンド目は必ず右下の角(道がつながっている所)に置きます。
つぎからは、タイルが必ず縦もしくは横につながっているように置きます。(ナナメはダメです)

TAKUMI ZOO-rule

③動物を戻す
動物をプレイボードからメインボードへ戻すと、動物に描かれているポイント分、スコアマーカーの得点を下げ、ポイント分のコインをもらいます。
1ターン毎に好きなだけ戻すことができます。

④動物を飼う
1ターン毎にメインボードにいる動物を1匹だけ飼うことができます。
メインボードの動物マスに書かれているポイント分のコインを支払います。
同粒はそれぞれ飼うために必要な場所と広さが決まっています。(プレイカード参照)

動物を置いたら、飼っているタイルを柵で囲います。

TAKUMI ZOO-mainboard

動物のポイント分、スコアマーカーを移動します。

通常の柵は自由に移動することができるため、柵を移動させてエリアを変えることで、よりポイントの高い動物を飼うことができます。

タイルの効果マークの説明

土地タイルの中には、特殊効果の付いたものがあります。

TAKUMI ZOO-mark


×2マーク:このタイル1枚で2枚分として使用できます。(通常の1枚としても使用できます)

+2マーク:スコアが2ポイント加点になります。

+1動物マーク:そのターンで動物を2匹飼うことができます。

未来視マーク:もう一枚タイルを引き、そのタイルは次のラウンドで使用します。

地形変換マーク:草原タイルにしかない効果で、草原を森、岩、水に変換できるものがあります。タイルを引いたターンに関わらず、いつでも変換できますが、一度変換すると元の草原には戻せません。

小屋マーク:森タイルにしかない効果です。小屋チップを1個とり、自分のプレイボードの好きなタイルの上に置きます。同じタイルの上にもう1匹飼える効果があります。(同じ種類・同じ色に限る)

TAKUMI ZOO-animalchip

黒柵マーク:岩タイルにしかない効果です。自分も含めた全員のプレイボードに置かれた柵を1本選び、黒柵に変更します。または黒柵を通常の柵に戻すことができます。黒柵は移動ができないため、邪魔になります。

TAKUMI ZOO-blackline

交換マーク:水タイルにしかない効果です。自分も含めたいずれかのプレイヤーの動物を飼っていないタイルとこのタイルを交換することができます。交換は、このタイルを引いたターンのみ行えます。


ゲームの終了

12ターン終わると全員のプレイボードがいっぱいになります。(土地タイルが12枚置かれた状態)

ポイント計算を行い、合計ポイントの高い人が勝者となります。
同点だった場合は、順番が後のプレイヤーが勝者となります。

ポイントは下記の得点の合計です。
・スコアボードの得点
・10コイン=1ポイント(端数は得点になりません)
・パンパンボーナス 5ポイント:タイル全てに動物が飼われている場合に得点!

5歳・7歳の様子

まずは特殊効果(タイルの効果マーク)は使用せずに、何度か遊びました。
シンプルにはなりますが、これだけでも十分楽しいです。

基本的には飼える時は飼った方がいいと思うんですよ。(その認識でいいのか、ご本人に確認はしていないのですが)
他の動物が欲しければ、戻せばお金もポイント分返ってくるし、動物園に動物がいれば収益もその分増えますから。

ということで、息子には飼えるものを都度レクチャー。
娘は理解したようで、常に何が飼えるかを自分で確認しながら遊んでいます。

基本的には、タイルを置いていき、そのタイルの組み合わせにあった動物を飼っていくので、ルールは簡単。

大人のお手伝いが必要なのは、ターン終了時のポイント計算とお金の受け渡しだけです。
もちろん、ポイント計算も動物を戻す都度、スコアマーカーを戻し、飼い足せばマーカーも増やしていれば、そんなに大変な計算ではありません。
つい、早く動物を配置したくて、パパっとやっちゃうから、ボード上の得点をターン終了時に計算して、スコアボードに置くことになってしまいます。

基本的には、動物のポイントは5刻みになっており、スコアボードも5で1段上にずれるだけなので、計算しやすくなっています。
3タイルの動物のみ8点なので、暗算の苦手な私はちょっとテンパります。

土地タイルを早く引きたいから、つい収益をもらい忘れちゃうんですよね。
そのため、銀行係は私のお仕事。
でも、お手伝いはこれだけ。あとは子供に任せても遊べます。

タイルは山札から1枚引くことになっていますが、我が家では、巾着から引いています。
息子がチラっと覗いているような、、、。
まぁ、欲しいタイルがわかっているということで、成長を称えて大目に見てあげています。
そろそろ、いい勝負をするようになったので、厳重注意かな。

最近では、特殊効果も使って遊ぶようになりました。
まだ慣れないので、効果を確認しながらではありますが、難易度はさほど変わらないと思います。
地形変換マークもしっかり使えています。
黒柵を置くのは、少し難しいようで、相手が次に何を狙っているかまでは考えが至っていないことが多いです。

特殊効果を使用しないと、ややめくり運が強くなります。
特殊効果があると、飼い損ねた土地に動物が飼えたり、土地タイルを交換できたり、1枚に2匹飼えたりとできることが増えていきます。
挽回もしやすくなるし、戦略が広がるので、より(大人が)楽しくなります。

もちろん、効果的に使用するのは、慣れや判断力が必要になるとは思いますが、子供たちは、自分の好きなように動物園を作っていくだけで楽しいようです。

むすめ 喋る S
むすめ
何がでるかな?ってめくるときがドキドキするよね。
パンダとかゾウが飼えると嬉しい!


むすこ 喋る S
むすこ
欲しいのこい!!ってめくるよ。
欲しかった動物とられちゃうと悔しいんだよ。


親目線のレビュー

これを一年生で作っちゃうって、本当にすごいなぁ。
アグリコラって5歳からできるゲームなんだ、、、。

子供は楽しそうに遊んでいるけど、かなり奥深いですよ。
毎ターンどこに置こうかって、うんうん悩んじゃいます。

最初のうちは、2コインとかしかもらえず、パンダとか飼えるようになるのかしら?と不安になります。
でも、ちゃんと動物を飼っていると、もらえるコインがどんどん増えていくんです。
むしろ、狙ってた通りに土地タイルがでなくて、思うように動物が飼えず貯まっちゃうくらい。

拡大再生産ですが、ちゃんと初手から動物が飼えるところが良いです。
まずはお金を貯めて、、、とかだと、子供は飽きてしまいがちですが、ちゃんと1マスでも動物が自分の所に来てくれる。
後半になってくると、2種類のタイルが2つずつ必要だったり、同じタイルが3つ必要だったりするので、思うようには飼えなくなりますが、序盤は毎ターンちゃんと動物が増えていくんです。
それにともなって、コインも増えていく。
前半はワクワクが続きます。後半はうなっちゃうんですけどね。

土地タイルが早々にそろっていたとしても、その時は資金不足でポイントの高い動物は飼えず。
そして、動物は1ターンで1匹しか飼えないので、お金がようやく貯まって飼うと、その時引いた土地タイルの動物は諦めなきゃいけなかったり。

3人で遊ぶとポイントの高い4種類は1枚ずつしかないので、早い者勝ちです。
飼えないと30点が10点になってしまうこともあり、大打撃です。

リンゴのボーナスポイントはすごく大きいです。
つい、次の大きさの動物に変えたくなっちゃうけれど、リンゴのボーナスが狙えるなら狙った方がいい!
狙って取れるものでもないんですけれどね。

後半は悩ましい展開の連続です。

ちゃんと計画を立てながらタイルを配置しないと、ポイントの高い動物は置けないし、でもめくり運もあるし、すごくバランスが良い!

絶妙な得点設定やボーナスも、何度も試しながら設定したんだろうな。
ほんとうにすごいなぁ。(ボキャブラリーなさすぎて、同じ事しか言えてない)

ゲームの終了も土地タイルを全員が12枚配置したらなので、毎回ゲーム時間は同じくらいです。
その点は、お風呂前に、、とか、寝る前に1回、、とか、どうしても時間を気にしちゃう親目線としては、すごくありがたい。

動物たちの絵が、これまた可愛い。温かみがある愛らしい子たち。
ゲームを作れるだけじゃなくて、絵も上手なのね!
みんな好きだけど、お気に入りはパンダとカバです。

TAKUMI ZOO-cuteanimals

ゲームの収納には、ダイソーの仕分けケースがぴったりです。

TAKUMI ZOO-case

わたし 喋る S
いかっぱ
何度遊んでも同じ展開にならないから、何度遊んでも楽しい!
絵がのほほんと可愛いから出来上がってく動物園が可愛いでいっぱい!