今年もドイツ年間ゲーム大賞2023キッズ部門のノミネート作品が発表されましたね!
どの作品が大賞をとるのか、ワクワクしながらこの先1か月を過ごすことになりそうです。

今回ノミネートされた3作品(Carla Caramel、Gigamon、Mysterium Kids)とロングリストの3作品(Mein erstes Abenteuer、Douzanimo、Rutsch & flutsch!)、特別賞(Unlock! Kids:Detektivgeschichten)を簡単にご紹介します。
私も知らないものばかりなので、どんな作品なのか調べてみたいと思います。

わたし 喋る S
いかっぱ
日本での発売はほとんどないみたいだな~。
大好きな、だいぼうけんにでかけよう!シリーズが入ってる!


【この記事でわかること】
・ドイツ年間ゲーム大賞2023キッズ部門ノミネート3作品の紹介
・ドイツ年間ゲーム大賞2023キッズ部門ロングリスト3作品の紹介
・ドイツ年間ゲーム大賞2023特別賞キッズ部門の紹介

Carla Caramel


Carla Caramel top


基本情報


対象年齢:4歳以上
対象人数:1~6人
プレイ時間の目安:10分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:
Carla Caramel

Carla Caramel

ゲーム紹介


市場はうだるような暑さ。 暑すぎて、子供たちはカーラのアイスクリームスタンドに列を作っています。
すぐにアイスを渡せるように、カーラを手伝ってあげよう!

カーラと一緒に、素早くアイスクリームをすべての子供たちに配るよ。
子供たちに渡す前にアイスクリームが溶けちゃったら残念!!

順番にダイスを振って、カーラのお店に並んでいる子供たちにアイスクリームを渡そう。
ダイスの目によって、アイスにフレーバーを追加したり、おひさまを動かしたり、1人にアイスクリームを渡したりできるよ。

すべての子供たちがアイスクリームを手にできたら、みんなの勝ち!
でもおひさまには気を付けて!アイスクリームが溶けちゃうよ!

4歳向けらしく、ダイスは大きめですね。
また、アイスのフレーバーは4種類で木製のようです。
アイスクリームをのせるコーンもダブルレイヤーになっています。
子供向けに遊びやすい設計ですね。

箱がそのままアイスクリーム屋さんになるのも素敵ですね。

ダイスの目はフレーバー4種類、カーラ、太陽になっています。
フレーバーの目がでたら、コーンを選んで、目のフレーバーを置きます。
カーラの目が出たら、アイスクリームをお客さんに渡します。
太陽の目がでたら大変!お店の屋根の模様が6マスになっていて1つずつ進んでいきます。
そのマスのしたにあったアイスクリームが溶けてしまいます。(コーンを裏返します)

アイスのコーンは6個に対して、お客さんは5人。
1個は溶けてしまって大丈夫。
お客さんの数を減らして、難易度調整することもできます。

ダイス運だけでもなさそうです。
おひさまがまだ移動してこなそうな所からアイスクリームを完成させていったり、おひさまが近づいてきたら3個積むことをあきらめて完成させたり、色々考えどころがありそうですよ。

ルールが公表されていないので、概要や動画からのイメージです。
間違っていたら申し訳ありません。

わたし 喋る S
いかっぱ
協力ゲームは子供と遊びやすいから好きです。
アイスクリームがテーマなのも子供ウケよさそうですね。

Gigamon

Gigamon top


基本情報


対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:Gigamon

Gigamon

ゲーム紹介


これは、魔術師の仲間入りする最後の試験。
あとはギカモンを召喚する究極の試験が残るのみ。
エレモンを進化させてたくさんのギカモンを捕まえよう!

このゲームの目的は、対になるエレモンを見つけて、ギカモンに交換することです。

ゲームの準備


エレモンのタイルをよく混ぜて伏せておきます。この時3×3の四角になるように並べます。
7枚のギカモンタイルと岩タイルを横に置いておきます。
残りのエレモンのタイルは山札となります。

ルール

一番年下のプレイヤーから始めます。
順番に2枚のタイルを表にします。
タイルが異なれば元に戻します。(Polymonはどのエレモンともペアにできます)
タイルがあっていれば、そのエレモンを獲得し、エレモンパワー(後述)が発動します。
それから、山札から、獲得したエレモンタイルのところに補充します。

もし3つの同じエレモンを持っていたら、それらを箱に戻しギガモンを獲得します。
他のプレイヤーがこのギガモンを持っていたら、そのギカモンを奪うことができます。
そして、次の番になります。

エレモンの能力


Polymon:どんなエレモンともペアになります。
Floramon:山札から1枚タイルをとり、そのグループに加えることができます。
Aeromon: 他のプレイヤーが獲得したエレモンと自分の獲得したエレモンを1枚交換することができます。
Pyromon:他のプレイヤーが獲得してエレモンを1枚捨て札にできます。
Hydromon:他のプレイヤーが目を閉じている間に、場に出ている9枚のエレモンのうち4枚をみることができます。見たら裏にして元に戻します。
Geomon:岩タイルを場のエレモンの上に置くことができます。この岩が置かれたエレモンは、置いた人の次の番まで誰もめくることができません。
Electromon:もう1回2枚めくることができます。

ゲームの終了


最初に3つのギカモンを獲得したプレイヤーの勝利です!

もしくは、エレモンタイルの山札がなくなったら、ゲーム終了となります。
この場合、一番多くのギカモンを持っている人の勝ちです。
もし、ギカモンを持っている数が同じ場合、エレモンを多く持っている人の勝ちです。
それでも同数の場合、みんな勝ちです!

わたし 喋る S
いかっぱ
記憶ゲームですね。絶対、子供に勝てないやつ。
ギガモンもエレモンもかわいらしいキャラクターとなっていますね。


Mysterium Kids


Mysterium Kids top


基本情報


対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:21分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:Mysterium Kids

Mysterium Kids

ゲーム紹介


伝説によると街の郊外の古いお家には素晴らしい宝物があるんだって。
その宝物を見つけるために、そのお家で夜を過ごすことにしました。
もうあきらめようかな、、、。そんな時、オバケのキャプテンエコーが表れて宝探しを手伝ってくれることに。
彼はほとんどしゃべらないんだけど、タンバリンを使ってどの部屋を探せばいいか教えられるよ!

プレイヤーは協力して、月が空を通り夜明けるまでに宝物を探そう。

各ラウンドでは、1人のプレイヤーがオバケのキャプテンエコーになります。
オバケ役は他のプレイヤーが正しいノイズカードを選べるように、タンバリンを使ってヒントをあげなくてはなりません。
もし成功できたら、宝物の一部が明らかになります。

これだけ読んでもさっぱりわからないですよね。
タンバリンでヒントを与える?

動画のルール説明を見て、もう少し詳しく書きますね。
間違っていたら申し訳ありません。

遊び方


ボードの上部には月が移動するマスがあり、6マスあります。
ターンごとに月が移動し、横切ってしまう前に宝物をすべて明らかにしなければなりません。

ボード上には5つの部屋があり、各ターンでノイズカード1枚ずつ部屋に置きます。
ノイズカードには、「かみなり」や「パンにバターを塗っているところ」、「鳥が羽ばたくところ」、「にんじんを切っていることろ」などがあります。

オバケ役は1~5までの数字がふられたトークンを一つ選びます。
この数字は他のプレイヤーに教えてはいけません。
オバケ役以外のプレイヤーに目をつぶってもらい、タンバリンの音だけで番号に該当する部屋の音を表現します。
オバケ役はヒントになるようなジェスチャーをしてはいけません。
もちろん、言葉を話してもいけません。

オバケ役以外のプレイヤーは、みんなで相談して、どの部屋の音であったかを決めます。
意見が分かれてしまったら、オバケ役の左隣りの人が決めてください。

正解だったら、宝物タイルが1枚獲得できます。
不正解であれば、宝物タイルはもらえません。

オバケ役が次のひとに移ります。
その時、月も空を1マス進みます。

わたし 喋る S
いかっぱ
これまでにない発想のゲームですね。
絵のイメージを言葉で表現するディクシットはありますが、タンバリンで絵を表現するって難しそう!
タンバリンのふちをたたいたり、ひっかいたり、色々な工夫も必要ですね。
直観で表現する子供の方が得意かも。

親としては、タンバリンの強度が一番気になる。


Mein erstes Abenteuer


こちらは、日本でも第5弾まで発売されていますね!
私も何作かレビューしていますので、参考にしてください。
もう7作品もあるんですね!
日本発売が待ち遠しいです。







わたし 喋る S
いかっぱ
大好きなシリーズがロングリストに入ったのは嬉しい!
大人は読んであげることにはなるけれど、一緒に考えたり楽しめます。


Douzanimo

Douzanimo top


基本情報


対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
難易度:ー / 5
BGGページ:Douzanimo

Douzanimo

ゲーム紹介


4つの旅行会社がアニマルサファリツアーを提供しています。
ライオンを探している?それともワニ?サルかな?
それらのタイルは2つかけています。
元通りに合わせてあげよう。

一番年下のプレイヤーからスタートします。
時計回りに手番は交代していきます。

場には各動物の顔の両端を裏返しに並べます。
その周りには、動物の顔の中央部分を表にして並べます。
ライオンの顔(最初は中央部分のみ)にトークンを置きます。
みんなで、ライオン完成を目指します。

プレイヤーは、まず場に出ている小さな動物タイルを2枚めくります。
どちらもライオンであったら、それらをライオンの顔の横に並べます。
ライオンの完成です!
2枚めくり、1枚だけライオンだったら、ライオンタイルを場の周りのライオンの顔の横に並べ、間違っていたタイルは元に戻します。
2枚ともライオンでなかった場合は、裏にして元に戻します。

動物タイルが次の動物に移動し、同様に次の動物のタイルを探します。

すべての動物が完成したらゲーム終了!大成功です!

いくつかの難易度で遊ぶことができます。

BGGにもあまり情報がないですね。
オフィシャルサイトも参考にしましたが、間違っていたら申し訳ありません。
3枚で完成する神経衰弱の協力ゲーム?のようですね。

どうやら、動物トークンが4つあり、表になって端に置いてある動物の上をターンごとに移動するようです。
1周したら、次の動物トークンに変更になり、トークンがなくなる前に全部完成させて!っていう時間制限もあるようですね。

わたし 喋る S
いかっぱ
神経衰弱、、、と言いたくなってしまうのですが違うのでしょうか。
数あるゲームの中からロングリストに入ったくらいですから、きっと特徴があるのでしょう。


Rutsch & flutsch!


Rutsch & flutsch! top


基本情報


対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15~20分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:Turtle Splash!

Rutsch & flutsch!

ゲーム紹介


暑い!!ジャングルの動物たちは湖に集まっています。
しかし、カメはやっぱり遅い。
どうやったらカメをすぐに友達たちの所に連れて行ってあげられるかな?
川を下る?

カメトークンをはじいて、川を下ろう!
みごと湖の中央に行ければ、より多くのタイルをめくることができるよ。
誰が一番早くすべての動物を探せるかな?

遊び方


プレイヤーはそれぞれ独自のプレイヤーボードを持ちます。
プレイヤーボードには、それぞれ4匹の可愛い動物たちの列が3列あります。
左端がビーチボールタイルのスタート地点となり、枠があります。

各動物のタイルを裏向きに置きます。

自分の手番では、プレイヤーボードのビーチボールが置いてある次に描かれた動物を当てられるように、動物タイルをめくります。
3列あるので、正解は3つあります。

みごと目的のタイルをめくることができたら、ビーチボールをその動物の上に動かします。
次は、その隣の動物タイルを探すことになります。
目的のタイルがめくれなかった場合は、ビーチボールは動かせません。

ここまで行ったら、手番交代です。

記憶要素のあるゲームですが、それだけではありません。
プレイヤーボードの動物の並びはそれぞれ異なるため、みんなで同じ動物を同時に探すことはあまりありません。
また、ただどこに正しいタイルがあるか、記憶を頼りにめくるだけでもありません。
厚紙でできた川を表す滑り台があり、カメの駒をはじいて滑らせ、湖の中央のくぼんだ場所に着地させなければなりません。

みごとくぼんだ場所に着地させた場合は、3つのタイルをめくることができます。
プール内の他の場所に着地させた場合は、2つのタイルをめくることができます。
もし、滑り台の途中で止まってしまったり、プールの外まで飛んで行ってしまった場合は、1つのタイルをめくることができます。

1つもビーチボールを動かせなかった場合は、浮き輪タイルをもらうことができます。
この浮き輪タイルがあると、次の手番で動物タイルを1つ追加でめくることができます。

こうして、3つのビーチボールを1番先に右端まで移動させたプレイヤーの勝利です!

わたし 喋る S
いかっぱ
カメをはじくのは、慣れないと難しそうですね。
ただの記憶ゲームではなくて、アクションもあるのがいいですね。
大人向けのハンディもあるようですよ。


Unlock! Kids:Detektivgeschichten

Unlock!Kids


基本情報


対象年齢:6歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:20~60分
難易度:1.67 / 5
BGGページ:Unlock! Kids Detective Stories


Unlock!は、カードを用いて探索し、結果を組みあわせ、謎を解いて部屋から脱出する協力ゲームです。
Unlock! Kidsは、他のUnlock!シリーズとは異なり、6歳以上から遊べるようにデザインされています。 また、アプリは必要としません。

これしか情報がないですね。
謎解きなので、ネタバレになってしまいますものね。

BGGのChildren's rankingで2位になっているので、ずっと気になっていたんです。
でも、謎解きのため言語依存が少しあるようで。
子供が遊ぶので、やはり日本語でないと無理だなと諦めています。

わたし 喋る S
いかっぱ
これを機に、日本語版がでるといいな~。
期待しています!!


いかっぱの予想


例年当たらないので今年も外すと思いますが、お祭りとして予想してみたいと思います。

個人的に一番気に入ったのは、Carla Caramelです。
コンポーネントもかわいいですしね。
おひさまが迫ってきたら、すごくドキドキしそうですね。

Gigamonはキャラクターがとても素敵なデザインで美しい。
ぜひ遊んでみたいですね。
Gigamonが思っていたより大きくてビックリ!
でも、ゲーム自体はちょっと地味かな~。

Mysterium Kidsは、個人的には苦手そう。
すごい独創的ですよね。
絵をタンバリンで表現する!
そして、タンバリンの耐久性がやっぱり気になってしまう。

まぁ、例年アクション系のゲームが大賞とるので、私の予想は、Mysterium Kids!

残念ながらノミネート作品には選ばれませんでしたが、ロングリストの作品も楽しそうですね。

アクションでいえば、Rutsch & flutsch!が楽しそう!
アクションもあり記憶系のゲームなら、ノミネートされてもよさそうですけれどね。

特別賞を受賞したUnlock!Kidsは、本当に日本語化を希望しています。

だいぼうけんにでかけようシリーズは、続編の日本語化お待ちしています。