いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

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勇者は剣で、射手は弓で、魔法使いは魔法で戦う。
ドワーフだって、暗闇に強いし、誰も通れない洞窟を通り抜けちゃう。
それぞれの強みを生かして協力し、数々の依頼を達成して、子オオカミ救出を目指す協力ゲームです。

依頼は全部で10個あり、組み合わせを変えたり、数を増やしたりして、難易度調節もできます。

BGGのChildren's Game Rankでも8位(2025.1現在)
評価の高いゲームですね。

協力ゲームなので、少し年の差がある兄弟とも一緒に遊べます。
家族みんなで、冒険の旅に出発してみませんか?

AndorJunior-top


わたし 喋る S
いかっぱ
戦士!魔法使い!!協力して冒険!
大好きなテーマなので遊んでみたかったアンドール。
ジュニア版があるなんて買うしかないです!
どんな冒険になったのかご報告します!

【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳児・9歳児の様子
・どのキャラクターが強い?難易度は?

基本情報

対象年齢:8歳以上(箱に記載の対象年齢参照)
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:30~45分
BGGの評価:Andor: The Family Fantasy Game

内容物

・地図ボード 1枚
・勇者ボード 4枚
・コマ&プラスチック製コマ立て 18組
・依頼カード 12枚
・木製ダイス 12個
・木製の太陽ディスク 27枚
・トークン類 83枚
・夜マーカー 1個
・ルール説明書 1冊

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

地図ボード上の上部に竜コマを配置します。
竜コマは遊ぶ人数に応じた雨粒が描かれたマスに置きます。
竜コマのそばに竜ダイス(赤いダイス)を置きます。

ゴルのコマ、松明トークンはすべてまとめて地図ボードのわきに置いておきます。

霧トークンをすべて裏向きでシャッフルし、地図ボードの川より左の地域のうち、空白のところに裏向きに配置します。

すべての鉱山トークンを裏向きでシャッフルし、地図ボード右下の茶色地のドワーフ鉱山に描かれている六角形の枠に1枚ずつ配置します。

橋の左側の石の家が描かれているマスに、橋守マルトのコマを配置します。

井戸トークンを表向きで、3ヵ所の井戸マークが描かれたマスに1枚ずつ配置します。

プレイヤーの数だけ、ゴルを番号が割り振られた森か山の地域に、8から順に7,6と置いていきます。

最年長のプレイヤーが夜マーカーを受け取り、雄鶏の面を表にして、自分の前に置きます。

依頼カードから「はじまり」と「おわり」を抜き出し、どちらも赤い面を表にして地図ボードのわきに置いておきます。
依頼カードから2枚選び、「はじまり」と「おわり」の間に置きます。
初めて遊ぶときは、1番、2番の依頼がよいでしょう。
慣れてきたら、3枚(通常)、4枚(困難)と難易度に応じた枚数を選びます。

AndorJunior-setup

AndorJunior-物品トークン

各プレイヤーは勇者を選びます。
勇者にはそれぞれ独自の特徴、長所、短所があります。
依頼によっては、特定の勇者がより簡単に達成できたりします。
AndorJunior-勇者たち

勇者を選んだら、勇者ボードを受け取り、裏表任意の面を選び(男女の絵が描かれていますが、能力は同じです)、対応する勇者のコマを受け取ります。
勇者ボードに描かれた数の太陽ディスクと勇者と同じ色のダイスを受け取ります。
太陽ディスクとダイスを勇者ボードに配置します。

遊び方

1日の流れ

夜マーカーを所持しているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
手番では、ステップ1、ステップ2を順に実行します。

ステップ1. 移動もしくは待機(太陽ディスクの消費)
ステップ2. その地域での行動(太陽ディスクは消費しない)

1と2のステップを終えたら、次のプレイヤーの手番となります。
太陽ディスクが自分の勇者ボードに残っている限り、順番になれば手番を実行できます。

逆に太陽ディスクを使い切ったプレイヤーは、手番を実行することはできず、順番を飛ばされます。

最初に眠りについたプレイヤーは、夜マーカーを受け取り、自分の前に置いておきます。

全勇者が眠りにつくまで、これを手番をくりかえします。その後で、夜フェイズへ移行します。

ステップ1. 移動もしくは待機(太陽ディスクの消費)

このステップでは、消費した太陽ディスクの数だけ地域数を移動できます。
移動せずにその地域に待機することもできます。
待機する場合は、太陽ディスクを1枚消費します。
AndorJunior-地域移動

太陽ディスクがなくなったら、それ以上は移動できません。

それ以上移動しないと決めた地域、もしくは待機した地域で、ステップ2を行います。

特殊事例:ドワーフは洞窟間を移動できます。今いる洞窟から任意の他の洞窟まで、太陽ディスクを1枚消費して移動できます。
太陽ディスクがまだ残っているなら、出口からさらに移動を続けることもできます。

ステップ2. その地域での行動(太陽ディスクは消費しない)

7つの行動があります。 ただし、霧の探索だけは、必ず実行しなければなりません。

A.霧の探索
その地域の霧トークンをめくります。
冒険に役立つ道具が見つかることがあります。
逆にゴルが出現したり、竜が近づいてくることもあります。
AndorJunior-霧トークン道具

AndorJunior-霧トークン竜

AndorJunior-霧トークンゴル

B.井戸水を飲み干す
井戸トークンがあるところで止まった場合は、井戸トークンを裏返すことで、太陽ディスクが3つ回復します。
裏返った井戸トークンの場所は、空になっているので回復できません。
AndorJunior-井戸

C.戦闘(ゴルを追い払う)
ゴルのコマがいる場所で止まった場合は、戦闘をすることができます。(しなくてもよい)
勇者ダイスを振り、剣の目が出た場合は、その地域に描かれた剣のマスに置きます。
剣の目がでなかったダイスは勇者ボード上に回収できます。
全てのマスが埋まれば勝利です。
AndorJunior-battle

そのマスからゴルを取り除き、さらに竜を1マス後退させることができます。

魔術師のダイスには、剣の代わりに稲妻があります。
稲妻がでれば、1撃でゴルを倒すことができます。
AndorJunior-wizard

1回で勝利できなかった場合は、次の手番で待機することで再度挑戦できます。(マスに置いたダイスはそのままです)
AndorJunior-battlelose

AndorJunior-battlehelp

戦闘に勝利した場合もダイスはボード外に置かれ、勇者ボードには戻ってきません。
AndorJunior-勝利後ダイス

D.物品を拾う、または置く
その地域に物品がある場合、拾って自分の荷物袋に置くことができます。
逆に、自分の荷物袋からその地域へ荷物を置いていくこともできます。
AndorJunior-item

E.物品の交換、もしくは受け渡し
他の勇者コマがいる地域で移動を終了させると、その勇者に対してお互いの荷物を交換したり、渡したりすることができます。

F.物見の塔でかがり火を灯す
霧トークンから手に入る木材を、物見の塔のマスに配置することで、竜を1マス後退させることができます。

G.買い物
紫のテントがある地域にいる場合は、金貨(霧トークンで獲得)1枚で、松明を1個購入することができます。

霧トークンをめくって薬草魔女レカが出ている場合は、レカのいる場所でも松明を購入することができます。

ドワーフ鉱山

依頼をすべて達成すると、ドワーフ鉱山に入ることができます。

移動して止まった地域の鉱山トークンをめくる場合は、松明が必要です。
残っている勇者ダイスをすべて振り、松明の目が一つでも出れば、鉱山トークンをめくることができます。
また、松明トークンを持っている場合も、1つ使用することでめくることができます。
AndorJunior-torch

鉱山トークンには、子オオカミの他に恐ろしい怪物や危険なトークンもあります。
AndorJunior-mine

夜フェイズ

全勇者が眠りにつくと夜フェイズになります。
AndorJunior-就寝

夜マーカーを裏返し、描かれているステップを1~6まで順に解決していきます。
AndorJunior-夜マーカー

ステップ1. 竜の飛来
赤い竜ダイスをふり、出目にしたがって竜コマを城に向かって移動させます。
AndorJunior-竜マス

ステップ2. ゴルの移動
ボード上の全ゴルは、1人ずつより小さな番号が書かれた地域に、小さい番号にいるゴルから順に移動します。
ゴルが城に到達した場合は、即座に赤い竜ダイスをふり、出目に従い竜を城に向かって移動させます。

ステップ3. 新たなゴルの出現
竜コマがあるマスに描かれたゴルの数を確認し、同数のゴルを配置していきます。
ゴルコマが足りない場合は、あるだけを配置します。
常に最も番号の大きい空きマスに配置していきます。
AndorJunior-ゴル

ゴルが城に到達した場合も、ゴルの移動と同様に赤い竜ダイスを振ります。

ステップ4. 井戸の回復
裏になっている井戸をすべて表に戻します。

ステップ5. 勇者ダイスの回復
ボード上もしくはボード外にある勇者ダイスを勇者ボード上に戻します。(戦闘は最初からに戻ります)

ステップ6.太陽ディスクの回復
すべての太陽ディスクを勇者ボード上に戻します。

ゲームの終了

ドワーフ鉱山で3匹の子オオカミをすべて見つけ出すか、竜が城に到達したら、ゲームを即座に終了します。

無事に3匹の子オオカミを救出できれば勝利です。
その前に竜が城に到達してしまった場合は、敗北となります。

7歳・9歳の様子

実はこちらのゲーム、2年ほど前に購入し、当時5歳と7歳の子供たちとも遊んでいます。
7歳だった娘は、とても楽しかったようで何度か繰り返し遊びました。
息子も楽しんではいましたが、まだ5歳だったので、私や姉に言われたとおりに動いていたっていう感じでしたね。
その後はあまり遊んでおらず、息子が比較的長めのゲームも楽しんで遊べるようになったので、久しぶりに遊びました。
そうしたら、息子がドはまり。

娘がいないときでも、二人で遊ぼうと持ってきます。
やはり、対象年齢にあったゲームは、テーマだけでなく、プレイ感も楽しめるんですね。

ちなみにこのゲーム、ボドゲーマやBGGでは7歳からになっています。
箱の表記を優先して8歳からと記載しましたが、7歳からでも十分遊べます。
依頼カードは漢字が多く使われていますが、大人が最初に読み上げれば、その後は言語依存はありません。

ルールは太陽ディスクの数だけ進んで、ダイスで敵を倒すだけなのでとっても簡単。
ゴルを倒すか、井戸に立ち寄って回復するかも自分で判断しています。
めくるタイルも自分で選んでいるので、冒険に入り込んでいる様子がわかります。

次の夜で竜がどれくらい近づいてくるか、ゴルがどこまで城に迫るかなど全体をみて、何を優先するかを考えないと、あっさり負けてしまいます。
この辺りは、ちょっと大人の助言が必要かもしれません。
娘は1度ゲーム感をつかんだら、考えて動いていました。
対等に作戦を練れるところに成長を感じますね。

ドはまりしている息子ですが、キャラクターは戦士が大好き!
ゴルを倒すにはぴったりのキャラクターです。
たまには違うキャラクターで遊んでみない?と聞いてみると、射手を選んでいました。
戦士は寝てしまうのが早いので、みんなが活動してるときに、手番が飛ばされちゃうのが、やはり嫌なようです。(射手は太陽ディスクが一番多い)
でも、結局、戦士をリピートしています。
剣の目が出やすいので、ゴル倒しをみんなから依頼されるのが嬉しいようですよ。
ちなみに娘は、青が大好きなので戦士希望ではあるのですが、息子が譲らないと魔法使いになってくれます。
魔法で一撃必殺!が楽しいようです。

依頼も10種類もあるんですが、初期の依頼から変えてくれません。
色々試してみたい母としては、ずっと同じ依頼を繰り返しているのはちょっと残念ではあるのですが、それほど楽しいってことですね。

余談ですが、娘が「かがり火を灯すと竜が逃げるのおかしいよねぇ。自分でも火を吐いてるのに」ってつっこんでて、なるほどと感心してしまいました。

全体を通して、7歳くらいから自分で判断して楽しんで遊べます。
ただ、夜フェイズのゴルが新しく出現したり、近づいてくるところは、すでに出現しているゴルとの兼ね合いから、少し煩雑になるので、我が家では私がすべて処理しています。

むすめ 喋る S
むすめ
鉱山に入ってから、鉱山トークンめくる時がすごいドキドキする!
もう竜がお城のそばまで来てるからさ、これで赤ちゃんオオカミでないと負けちゃうかも~ってなっているよね。


むすこ 喋る S
むすこ
竜がどこまで近づいてくるかなぁとか、探しているものがどこにあるんだろうって考えて遊ぶのが楽しいよ!


親目線のレビュー

テーマがたまらなく好きです。
ドラクエの世界にいるみたい。

協力ゲームであり、ダイスの目によって敵を倒し、依頼を達成するっていうところは、お化け屋敷の宝石ハンターと同じなんです。
あちらのゲームもお化けが悪霊になってしまったりをドキドキする楽しいゲームなのですが、どうしてもダイス振ってばっかりという印象になります。
こちらは、なぜ単調にならないのでしょう。

進むマスが太陽ディスクの数によって決まるっていうところが、ダイス運に左右されずに判断できるといった点で、より面白くさせていると思います。
井戸までたどり着ければ回復するから、直接目的地に行くより回復を優先させようとか、自分の意志が大きく反映します。
ゴルを倒せるかは運だとしても、それ以外の部分が運によらないといった点で、最後まで飽きずに集中できますし、大人も世界に入り込めます。

4人のキャラクターの個性・能力が、ゲームに落とし込まれている点も高評価です。
太陽ディスクの数も違うし、ダイスの数も目の種類も違ういます。
それが個性に対して、まったく違和感がありません。

子供は見た目で選んでいますが、大人目線だとどのキャラクターも能力的に魅力的で優劣つけずらいです。
個人的にはドワーフが好きですね。

息子が同じ依頼を何度もやりたがるので、全部の依頼では遊べていませんが、どんどん難易度は上がってそうです。
子供向けに、たいていは勝てるよっていう遠慮がない所も嬉しい。
2人で遊ぶ時は特に、負ける頻度のほうが多いくらいです。

負けてしまっても、ダイス運が悪かったねっていうよりは、作戦間違えたねって思うことのほうが多くて、繰り返し遊びたくなります。
依頼達成を優先しないで、ちゃんとゴルを倒せばよかった~とか、松明集めておけばよかった~とか反省点があげられるんです。
子供向けのゲームでは、あまりないですよね。

ちなみに、このキャラクターボード、裏表で男性キャラ、女性キャラになっています。
コマも男性キャラと女性コマの2個ずつあるこだわりっぷり。
こんなご時世ではありますが、選べるって嬉しい。
こんなところもドラクエⅢっぽくて好きです。

しかも、コマに関しては裏表ではなく、ちゃんと男女別にあるんです。
AndorJunior-コマ

ゲームとしての面白さももちろん最高なのですが、コンポーネントがたっぷりあって感動です。
勇者の色に対応したダイスはいっぱいあるし、コマの数も多い。
トークンの枚数は、子供向けのゲームなのだろうかと心配になるほどいっぱいあります。

あまりの量に、初めて遊ぶ時はルールブックとにらめっこではありましたが、全部使うわけではなく、流れを理解してしまえばルールは簡単でした。
子供向けゲームばかりなので、ルールブックのページ数にも驚きましたが、依頼の詳細が書かれているページが大半なので、ルール部分は見開き4ページでした。

ジュニア版ではありますが、大人も夢中になって遊べる難易度です。

わたし 喋る S
いかっぱ
楽しいぃ~。まさにRPG!!
しかも、難易度が結構高いのも良い!
依頼の組み合わせも変えられるし、ずっと長く遊べるゲームです!

 

色鮮やかなフルーツがいっぱい!
まずは、このフルーツ木駒たちにくぎづけ。
ボードなども南国風でテンション上がります。

島のフルーツを育てて売って島を広げ、施設を建てて島を豊かにしていくゲームです。

JuicyFruits-top


わたし 喋る S
いかっぱ
この箱絵がすごく好き!
フルーツいっぱいで、南国っぽくて。
子供たちには難しくて遊べなかったら、ソロでも遊べるのか~。
はい!買いま~す。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子
・フルーツ山盛りがたまらない!
・手番でやることは簡単だけど、戦略的に遊ぶには幼児では難しい

基本情報

対象年齢:10歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:20-50分
BGGの評価:Juicy Fruits

内容物

・島ボード(プレイヤーボード):4枚
・ビジネスボード(共通ボード):1枚
・得点ボード(裏はジューシィ面):1枚
・フルーツ駒:100個(バナナ、ライム、ザクロ、オレンジ、マンゴスチン各20個)
・ビジネスタイル:24枚
・大きい場所タイル:6枚
・収穫タイル:20枚(各色5枚ずつ)
・船タイル:50枚(オレンジ25枚、緑25枚)
・アイスクリームマーカー:13枚(5種)
・ミルクセーキマーカー:4枚
・プレイヤーディスク:12枚(各色3個ずつ)
・ポストカード:4枚
・営業許可マーカー:1個
・布袋:2つ
・ルールブック:1部
・ソロゲーム用ルールブック:1部

およその箱サイズ(cm):29.2×29.2×7.2(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

得点ボードとビジネスボードを中央に並べます。
(得点ボードの裏面にはジュース工場が描かれています。
慣れてきたら、ジュース工場入りのルールで遊べます。)

フルーツ駒を全員から手が届くところにまとめて、共通ストックとします。

大きい場所タイル6枚をビジネスボードの横に並べます。

JuicyFruits-bigarea

ビジネスタイルを裏にして混ぜ、遊ぶ人数によって指定された数をビジネスボードに表にして配置します。

残ったビジネスタイルは使わないので、箱に戻します。
レモネード工場はジュース工場ありのルールのみで使用するため、必要ない場合は、他のタイルに交換します。

アイスクリームマーカーを点数別に分けて指定の場所に置きます。
ミルクセーキマーカーを重ねて、指定の場所に置きます。

遊ぶ人数に応じて、ビジネスボードの右端にある営業トラックの対応するマスに、営業許可マーカーを置きます。

JuicyFruits-businessboard

各自、島ボードの準備を行います。
自分の色を決めたら、対応するポストカードとプレイヤーディスク1枚を受け取ります。
プレイヤーディスクは得点トラックの100/0点のマスに置きます。

自分の色と同じ絵柄の収穫タイル5枚を混ぜて、裏のまま、島ボードの池にあるマスに一枚ずつ置きます。
全て置いたら、表にします。

JuicyFruits-fruitstiles

船タイルを裏面がオレンジのものと、緑のものとに分けて、別々の袋に入れます。

JuicyFruits-2typeboat

各プレイヤーはどちらかの袋を取り、船タイルを自分の島の黒い縞のブイのに表にして置きます。
同様に、同じ袋から船タイルを1枚ずつ引いて、時計回りにほかのブイのところに置いていきます。

IMG_1308

その後、別の袋から船タイルを1枚ずつ引いて、黒い縞のブイの右隣りから、空いている島マスに表にして置きます。
JuicyFruits-boattiles

遊び方

スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。
手番になったら、ステップ1,2の順で行います。

ステップ1.収穫タイルもしくは、移動ビジネスタイルの移動

自分の島にある収穫タイル1枚を空きマスで一直線に好きなマス数移動させます。
そして移動したマスの数だけ、その種類のフルーツ駒を獲得します。
収穫タイルは斜めには移動できません。

JuicyFruits-fruitstileaction

(共通ボードから以前に獲得した)移動ビジネスタイルを移動させた場合は、その効果を使用することができます。

ステップ2. 船1隻にフルーツを配達するorビジネスタイルを1枚獲得

船タイルに描かれたフルーツを共通ストックに戻し、その船タイルを取り除きます。
その船タイルに書かれた点数だけ、得点トラックの自分のプレイヤーディスクをすすめます。

JuicyFruits-fruitstoboat

共通ボードからビジネスタイルを獲得するには、待機列に指示されたフルーツを共通ストックに戻します。
フルーツの指示の下に書かれた点数を獲得します。

JuicyFruits-businesstile

営業許可トラックの営業許可マーカーを1マス下に進めます。

JuicyFruits-businessmaker

固定ビジネスタイル

小さい場所タイルは、自分の島の空きマスに配置して、その点数をすぐに獲得します。
場所確保タイルは、そのタイルに対応する大きい場所タイルを自分の島の空きマスに配置し、その点数をすぐに獲得します。
配置できる空きマスがない場合は獲得できません。

屋台タイル

このタイルを獲得したら、自分の島の空きマスに配置します。
屋台タイルはゲーム終了時に得点を計算します。

移動ビジネスタイル

自分の島の空きマスに配置して、すぐにタイルに指示された2つのフルーツのどちらか1個を獲得します。
このタイルはその島マスに残り、この語の手番のステップ1.で移動させると、その効果を使用できます。

アイス移動販売タイル

自分の島の空きマスに配置します。
このタイルはその島マスに残り、この語の手番のステップ1.で移動させると、その効果を使用できます。

このタイルの効果を得るには、ステップ1.で移動させたマス数と同じ数だけ、そのタイルの色のアイスクリームかミルクセーキを製造します。

アイスクリームやミルクセーキを製造するには、ビジネスボードの立看板を見て、そこに指示されたフルーツを自分のストックから共通ストックに戻します。
対応するマーカーを1枚とり、自分の島ボードの横に置きます。
そのマーカーに書かれた点数を獲得します。

JuicyFruits-icecream

そのマーカー置き場で最後のマーカーを取ると、営業許可マーカーを1マス下に進めなければなりません。

JuicyFruits-soldout

ゲームの終了

営業許可マーカーが営業許可トラックの「×」のマスに到達したら、現在のラウンドを最後まで行ってゲーム終了となります。

営業許可マーカーがそれ以上移動することになっても無視します。

JuicyFruits-end

ゲームが終了したら、自分の島に屋台タイルがあるプレイヤーは。その得点を計算します。
(自分の島の海岸4か所のうち、船が1隻もいない海岸1か所につき4点など)

合計得点の最も高いプレイヤーが勝利です。
同点の場合は、手番が後だったほうが勝者となります。

ジュース工場

ジュース工場入りで遊ぶときは、得点ボードをジューシィ面にします。

プレイヤーディスク2個をジュース工場の最初のタンクの空きマスに2枚重ねて置きます。
このディスクを向上ディスクを呼びます。

ゲームの信号は、基本ゲームに加え、毎手番、ステップ3.を行います。

ステップ3.工場ディスクをそれぞれ矢印1つまで進める

このステップでは、自分の工場ディスクを0~2枚、それぞれ矢印1つだけ進めることができます。
ディスクを進めるには、矢印1つに沿って移動し、その矢印に書かれたフルーツを支払います。
他の色のディスクがあるマスには進めません。
自分のディスクがあるマスに進めた場合は、重ねなければなりません。
点数が書かれた空きマスに進めたら、その点数をすぐに獲得します。
そのマスにもう1枚ディスクを進めても、もう点数は獲得できません。

2枚のディスクを両方進める場合、好きな順番で連想して進めます。
ただし、手番の最初に2枚のディスクが同じマスにあって、同じ矢印に沿って進める場合、必要なフルールの支払いは1回だけです。

工場の最後の2マスには、それぞれ営業許可マークがついており、自分のディスクがこの空きマスに進んだら、得点を獲得するほかに、営業許可トラックの営業許可マーカーを1マス下へ進めなければなりません。
最後のマスに入ったディスクはゲーム終了までそのマスに留まり、他のディスクはこのマスには入れません。

レモネード売店

ビジネスタイルにあるレモネード売店が自分の島にある場合は、ゲーム終了時に自分の工場ディスクそれぞれについて、直下にある瓶に書かれた数だけ得点できます。

5歳・7歳の様子

フルーツを収穫して、船で買いに来てくれた人に売り報酬を得る。
船がいなくなると収穫できる場所が広がり、収穫量が増える。
十分に収穫出来るようになれば、アイスクリーム屋さんや売店などを設置し島を充実できる。
流れが自然でイメージがしやすいため、5歳息子でも手順は理解できました。

10歳からとやや対象年齢が高めなのは、点数を多く得るには先を見据えた行動が必要になるからだと思われます。
この点は幼児には難しいです。

共通ボード用の屋台タイルは、施設の配置等によって、ゲーム終了時にボーナス点がつきます。
ゲーム終了時をみこしたタイル配置を考えなければならず、我が家の子供たちには難しいと思われたため、使用しないこととしました。

また、5歳息子には共有ボードまで気にすることは難しかったようです。
自分の島ボードの船を動かすことに集中してしまい、どんどん共通ボードから魅力あるビジネスタイルが取られてしまいます。
「このタイル買えるけど、どうする?」とこちらが気にしてあげる必要がありました。
「このお舟動かしたいからいらない」って言われてしまうことも多いのですが。
とはいえ、ゲーム中ずっと楽しかったようで、慣れるまでは1時間近くかかっていましたが、「動かしていい??」と順番が待ちきれない様子で全く飽きずに遊べました。

7歳娘はすんなり理解でき、まさかの100点越えで勝利です。(アイスクリーム屋の早取りを遠慮してみたと言ってみる)

5歳息子には、ボード全体をみて、どのフルーツが手に入りやすいか(動かす距離が長いか)、島の周りにいるどの船が効率よく追い出せるのかなどの判断は難しいようです。
この船を追い出したいと決めたら、そのために一生懸命。
マンゴスチン3個収穫できるのに、あと1個でそろうなら1マスしか動かさない。
次の手番のことを考えて、わざと端まで寄せないことはあるのですが、そこまで考えているのかな?
「もっと動かさなくていいの?」と聞く程度にしていますが、やっぱり点は伸びないですね。

10歳からとなっているため、かなり難しいのかなと思いましたが、やることは簡単なため、幼児でも参加できました。
8歳くらいなら、戦略的にも遊べそうです。
屋台タイルも追加できそうですね。

ゲームのルールに関係ない点で面白いのは、馴染みのないフルーツが多いという点です。
子供が知っているのは、バナナとオレンジだけ。
これをきっかけに、ザクロを食べてみたりしました!
ライムは緑のレモンって認識のようです。

マンゴスチンは私も食べたことなくて、どんな味なんだろうね~って話しながら遊んでいます。

ジュース工場ルールは、さすがに難しそうなので、まだ導入していません。

むすめ 喋る S
むすめ
動かしやすいように船を追い出すけど、追い出す船の点数も考えちゃうよね。
絶対2種類のフルーツがもらえるタイルが欲しい!
アイスクリームも作りたいから、そういうのは早めに取っちゃうよ。


むすこ 喋る S
むすこ
動かした数だけフルーツがもらえるんだよ。ちゃんとわかってるでしょ?
点数の高い船を追い出したいよね。
アイスクリームを作るのは、ちょっと難しいよ。


親目線のレビュー

個人ボードは5×5となっていますが、ゲーム開始直後は外周を船が埋めているので、3×3しかスペースがありません。
果物の収穫は、果物のタイルをスライドさせ、スライドさせたマスの分だけ収穫できます。

そのため、より多くのマスを空ける必要があり、ゲーム最初は周りの船を追い出す(買って帰っていただく)必要があります。
その船もオレンジの船は得点が高い分、必要なフルーツも多くなります。
ビジネスタイルを活用しないと得点が伸びないので、島の周りの船を全部追い出す前にゲームが終了します。
オレンジ6隻、緑6隻なので、さっさと簡単な緑を追い出して島を広くすることを優先するか、得点を優先するかも重要です。

共通のビジネスボードには、施設やアイスクリーム屋、2種類のフルーツを一度に収穫できるタイルなどがあり、フルーツを必要数支払うことで、買うことが出来ます。
この共通のビジネスボードは早いもの勝ちとなっており、他のプレイヤーとのインタラクションはこの部分だけです。(ジュース工場を入れると、そこでもインタラクションはあります。)
遊ぶ人数に応じて、この共通ボードから購入した数が一定数超えるとゲーム終了となります。

大きい場所タイルは点数は大きいのですが、2×2マスを占めてしまうものもあり、それを置くとスライドできる範囲が狭くなってしまい収穫量が落ちてしまいます。

IMG_1319

アイスクリーム屋のタイルも購入したら、アイスクリームがすぐに作れるわけではなく、個人ボードに配置したアイスクリーム屋タイルをスライドした分だけ作成できます。
もちろん材料のフルーツも都度必要になります。

2種類のフルーツを一度に収穫できるタイルを獲得すると、かなり有利に進められます。
アイスクリームを作ると高得点が入りますが、何種類ものフルーツが必要になるため、一手番で2種類も手に入るって、すごい便利なんですよ。
しかも、2種類を各1個と2種類のうちの1種類を1個もらえちゃうので、もらえる数もとってもお得!

JuicyFruits-specialfruitstile

共有ボードが早い者勝ちのため、計画通りにいかないこともありますが、基本的には好きなように個人の島ボード内を動かして、欲しいフルーツを収穫する、そして島ボードを好きなように発展させる、とっても満足度の高いゲームです。

ソロルールもあり、難易度も4段階あります。
パイナップルさんとの対戦ですよ!

ソロでもジュース工場を追加して遊ぶことができます。
パイナップルさんの工場ディスクがお邪魔ディスクとして登場します。

ソロでもビジネスボードからビジネスタイルは取り除かれていきます。
もともとインタラクションのさほど多くないゲームですので、ソロでもみんなで遊んでも、自分の島を素敵に発展させることに夢中になれます。

JuicyFruits-fruits

わたし 喋る S
いかっぱ
フルーツ駒が何より最高!
アイスクリームを作るのが得点的にもゲーム的にも楽しいし、私のお気に入り相当上位に入るゲームです!
ジュース工場や屋台タイルも追加したいけど、これ以上考えることいっぱいは余裕がないかも!

 

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