いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:コミュニケーション能力

80年以上愛され、世界で一番売れているとも言われているモノポリーの、5歳から遊べるジュニア版です!

わたし 喋る S
いかっぱ
通常モノポリーとどう違うか気になります。
あんまりお金について教えていないけど、うちの子でも遊べるかな?


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【この記事でわかること】
・遊び方
・思考力・数の理解、倍数の理解・コミュニケーション能力が育つ。
その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と子供たちの感想
・ゲームのレビューと親も楽しめるか

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:45分程度
BGGの評価:Monoploly Junior

ルール

 準備

ゲームボードを広げて中央に置きます。
チャンスカードをよくシャッフルし、裏向きにして、ボード上のチャンススペースに置きます。
このとき、4枚のキャラクターカードは除いてください。
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キャラクターの駒を選んだら、GOの上に置きます。

選んだキャラクターの持ち主サイン12枚を受け取り、自分の前に置きます。

銀行になるプレイヤーを1人選びます。
親子でやる場合は、親がやるほうがスムーズです。

銀行はお金を管理して、遊ぶ人数に応じたお金を配ります。
2人で遊ぶ場合 それぞれに20枚
3人で遊ぶ場合 それぞれに18枚
4人で遊ぶ場合 それぞれに16枚

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  遊び方

一番年下の人から始めて、時計回りに交代します。

自分の番では、サイコロをふって出た目の数だけ、GOから時計回りに進めます。
・いつも前に進みます。後ろには戻れません。
GOを通ったり、GOに止まるたびに2枚お金をもらえます。

持ち主のいない土地に止まった場合

止まった人が買わなければいけません。
マスに書いてあるお金をはらいましょう。
マスの上の色がついたところに持ち主サインを置きます。
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持ち主のいる土地に止まった場合

持ち主のプレイヤーにレンタル料を払わなければいけません。
マスに書いてあるお金を持ち主に払いましょう
自分の土地に止まった場合は、何もしません。
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同じプレイヤーが同じ色の土地をペアでもっていたら、レンタル料は2倍になります。

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GOのマスに止まった場合

GOを通ったり、GOに止まるたびに2枚お金をもらえます。

チャンスのマスに止まった場合

一番上のチャンスカードを1枚引き、カードの指示に従います。
使ったカードは、カードの山の一番下に戻します。

刑務所に入るのマスに止まった場合

刑務所に行きます!
このとき、GOを通ってもお金はもらえません。
次の番がきたら、お金を1枚払うか、刑務所から出られるチャンスカードを持っている場合、それを使って出ることができます。
そして、サイコロをふって、いつもどおりに進みます。
刑務所にいる間も、レンタル料はもらうことができます。

刑務所見学中のマスに止まった場合

刑務所を見学しているだけです。
何も起こりません。

無料駐車場のマスに止まった場合

何も起こりません。

 ゲームの終了

レンタル料を払ったり、止まったマスの土地を買ったり、チャンスカードのお金を払うときに十分なお金を持っていない場合、破産です!
この時点でゲーム終了となります。

そのほかのプレイヤーは自分のお金を数えて、一番多くのお金を持っているプレイヤーが勝ちになります。

同じ金額のプレイヤーがいる時は、自分の土地の値段を計算し、それをお金に追加して合計金額で競います。

上級者ルール

・レンタル料やチャンスカードのお金を払うときに十分なお金を持っていない場合、持っている土地を使ってお金を払うことができます。

・ほかのプレイヤーにお金を借りた場合、その土地はお金を貸したプレイヤーのものになります。
銀行からお金を借りた場合、その土地は誰でも買えるようになります。

主な知育要素


思考力
数の理解、倍数の理解
コミュニケーション能力

どこに止まってもらえればお金がもらえるのか、どこに止まると払わなくてはならないのか、結果はサイコロ運ではありますが、常に考えてドキドキハラハラしながら、サイコロを見つめます。

同じ色を買い占めたほうが、より多くのお金をもらます。また、後半になるほどレンタル料が高くなります。自分はどの土地が欲しいのか、願いをこめてサイコロを振ります。

サイコロの目をみて駒を進めるだけでなく、土地を買う、レンタル料を払うなど常にお金を数えて遊びます。
同じ色を買い占めた時は、レンタル料が2倍になるので、いくら払うのか、もらえるのか計算します。

交渉を導入するとコミュニケーション能力が必須です。
相手に納得してもらえる提案をできるようになります。

3歳・5歳の様子

親は銀行兼プレイヤーとして参加です。

最初のうちは、2人とも銀行の言われるままにお金を払ったり貰ったり、よくわからないままゲーム終了といった様子でした。

何度か遊ぶうちに、5歳娘は同じ色の土地を買いたい、他のプレイヤーにそろえさせないように自分が買うなど考えてプレーするようになりました。
倍にする計算も書かれている数を2回払うと理解して払えています。

3歳息子は何度やっても言われるがままですが、なぜか勝つので楽しいようです。

幼児にはお金を扱うという点が、大人になったみたいで興奮ポイントです。

本来、モノポリーの醍醐味といえば交渉です。
ジュニアには交渉のルールはないですが、もとのルールがシンプルなため、追加することも可能です。

家やホテルが建っていないので、シンプルに欲しい土地を交渉できます。
交渉はコミュニケーション能力を育てるのに、非常に有効です。
子供は自分のことが優先ですから、自分の欲しいものを要求し、いらないものを渡そうとします。
「それじゃぁ、ママ損しちゃうだけだよ。そっちの土地と交換ならいいよ」とか、相手にも得することがないと交渉にならないと学んでもらいましょう。
実際には、手加減ポイントとして、ちょっと不利な交渉でも受け入れてあげることも多いです。
そんなときでも「ママの嬉しいポイントはどこ?」と一言加えるようにしています。

競売は追加できると思いますが、あまり機能しないと思います。
我が家でも追加していません。
というのも、同じ色の土地が2つずつしかないので、欲しがるのは1人だけです。
これだと競売にならないですよね。

むすめ 喋る S
むすめ
大好き!
お金を使ったりするのが楽しい!


むすこ 喋る S
むすこ
すっごい好き!
お金がいっぱい貯まったり、一気になくなっちゃうのが面白い!

親目線のレビュー

通常のモノポリーとの違いは、まずお金。
1円(単位名不明)だけなので、おつりの計算はありません。

土地は地名ではなく、お店屋さんや博物館などの施設です。同じ色の土地は2つずつです。

買った土地には、持ち主を置くだけなので、家からホテルにしたりといったことはしません。

本家モノポリーのチャンスカードの内容を忘れてしまったのですが、こちらはタダで土地が貰えたりとかなり有利になります。

戦略といっても、同じ色の土地を買う、買わせないくらいしかなく、買った土地を発展させることもないので、サイコロ運で勝敗が決まるといっても問題ないでしょう。

正直、本来のモノポリーを知っていると物足りなさは感じます。
ちょっと大人には単調で退屈ではありますが、銀行が大忙しなので気にならず(笑)

初期投資にはお金が必要だけれど、お金を稼ぐことが出来るといった金融リテラシーの早期教育になっているかは不明です。

もう少し大きくなったら、通常のモノポリーへ。
このジュニアで遊んだ経験があったから、スムーズに通常版で遊べるようになりました。
通常モノポリーのレビューはこちら(我が家のモノポリーはコストコバージョン)



わたし 喋る S
いかっぱ
ほぼサイコロ運できまるゲームですね。
その分、接待ゲームはしなくても遊べます。
銀行は大忙し!
モノポリーはやっぱり交渉が面白いですね!

【まとめ】
・お金を数えるので、数の理解を育てられる。
・交渉を入れればコミュニケーション能力が鍛えられる。
・子供は大好き!お金を扱うところが魅力ポイント。
・親はちょっと単調に感じる。

私たちは夜中に魔法学校から市場に遊びにきた魔法使いの見習いです。
でも、おばけ先生は気がついたようで、後ろから追いかけてきます。
一人でも捕まれば、みんな叱られてしまいます。
みんなで協力しておばけ先生から逃げ切るゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
記憶系だけど協力ゲーム!
子供に教えてもらえるから楽ちんかな?
おばけ先生はどんな速さで追いかけてくるんだろう
逃げ切れるかな?

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【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・コミュニケーション能力・問題解決力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・本当に記憶は子供任せで大丈夫か
・ゲームの難易度

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:20~30分
BGGの評価:Wizardary to the power of three

ルール

準備

あらかじめ、階段と魔法学校を組み立ててください。
この魔法学校をゲームボードのレンガの絵が描いてあるところに置きます。

18枚の道しるべカード(道しるべ16枚、おばけ2枚)森側を上にして、ゲームボードの丸い枠に並べます。

おばけのヴィリー先生を森の一番奥に配置します。

サイコロ3つとおばけ時計を準備します。

ゲームの難易度に応じたマジックポーションとマジックダイスを準備します。
ふつう:3つずつ
むずかしい:2つずつ
プロフェッショナル:1つずつ

ゲームを始める前にプレイヤーやそれぞれ自分だけ、道しるべカードを1枚めくってみましょう。
2人だけで遊ぶ場合は、1人2枚ずつカードを見ましょう。
道しるべのマークを覚えたら、元の位置に裏返しで戻します。
この時点で、おばけカードを選んでしまったら、みんなに見せてから、おばけ先生を1マス進めて、カードを元の位置に戻します。

遊び方

スタートプレイヤーは1番最近森を訪れた人で、おばけ時計を受け取ります。
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サイコロを3つ振ります。

サイコロの目が示した道しるべマークを見つけましょう。
まずは、1枚道しるべカードをめくります。

サイコロの目と同じマークをめくった時

正解!続けて次の道しるべカードをめくりましょう。
カードを間違えるか、3つすべて正解するまでめくることができます。
正解した数だけ、自分の駒を前へ進めることができます。
カードを裏返して、次の人に交代です。

サイコロの目と違うマークをめくった時

残念、失敗です。この時点で、手番終了です。
間違えるまでに正しくみつけたマークの数だけ駒を進め、カードを裏に戻し、次の人に交代です。

おばけマークをめくってしまった時

わっ!おばけ先生の罠にひっかかってしまいました。この時点で、手番終了です。
まず、正しく見つけたマークの数だけ、自分の駒を前に進めます。
続いて、おばけ先生を1マス前に進めます。
カードを裏に戻し、次の人に交代です。
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道しるべカードをめくるときは、みんなで相談しながらめくることができます。

サイコロでスペシャルシンボルが出た時

マジックポーション:好きな生徒の駒を1マス進められます。
おばけ先生:自分の順番が終わった時に、おばけ先生を1マス進めます。

マジックポーションとマジックダイス

生徒といっても、魔法学校の生徒なので、少しだけ魔法が使えます。
使用した魔法はゲームからなくなります。

マジックポーション:どれでも好きな生徒の駒を1マス進められます。
マジックダイス:サイコロを振りなおせます。
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1ターン終了時

スタートプレイヤーに順番が戻ってきた時点で時間が経過します。
おばけ先生を、立っている足元にしるされた矢印と同じ数だけ前に進めます。
それから、次のターンのサイコロを振ることができます。

階段の上

学校に潜り込むときはとくに静かにしなければなりません。
中にいる先生に見つかってしまいますから。

だれにも相談せずに、道しるべカードを選びましょう。
階段の上でも、魔法を使うことはできます。
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魔法学校の中

学校に戻ってしまえば安心です。
自分の順番が回ってきても何もせず次の人と交代です。
ただし、他のプレイヤーがみんな学校に戻るまでゲームは続きます。

誰か1人でも先生に追いつかれると、みんなが怒られてしまいます。
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ゲームの終了

おばけ先生に追いつかれることなく全員が学校にたどり着いた場合、大成功です!!
みんなの勝ち!

誰か1人でもおばけ先生に追いつかれてしまった場合、残念です。
みんなまとめてこっぴどく叱られてしまい、みんなの負けとなります。
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主な知育要素


記憶力
コミュニケーション能力
問題解決力

道しるべカードの16枚をしっかり覚えなくてはいけません。

みんなで教えあいながら、道しるべカードをめくります。
「それ、違うよ!!」なんて、強く言われちゃうと悲しくなっちゃいます。
楽しく相談できると、みんな楽しく遊べます。

マジックポーションの使うタイミングやサイコロでマジックポーションが出た時にどの駒を進めるか。
遅れている駒はどれなのか、その駒を進められるプレイヤーの番までの時間も考慮して決定します。
サイコロの振り直しも、どのタイミングで行うのがよいのか状況を見極め決定します。

3歳・5歳の様子

6歳からとなっていますが、3歳でも問題なく遊べます。
アイテムの使い所の判断が難しいので、そこだけ助言が必要ですが、もともとが協力ゲームなのでスムーズに進行できます。
5歳娘はアイテムの使い所も判断できているので、やはりそういった意味での6歳からなのでしょう。

子供たちは追いつかれる追いつかれないに関係なく、マークを当てることに大騒ぎで楽しんでいました。
プレイヤー内での勝者が出ないので、悔し泣きされることもなく平和です。

むすめ 喋る S
むすめ
このゲーム大好き!
教えてあげるから大丈夫だよ!
サイコロでおばけがでちゃったら魔法使ってね


むすこ 喋る S
むすこ
何がでるかな?って楽しいよね
最後の方は全部当てられるよ!
階段は「し~」だよね

親目線のレビュー

3人でやると1ターンでめくれる数は最大9枚。
パネルでもサイコロでもおばけが出なくても5ターンでおばけ先生は市場に到着します。
実際にはパネルやサイコロでおばけがでるので3~4ターンくらいで追いついてきます。
またサイコロも同じマークがでることもあるので、すべてめくり終わることはなく、3ターンではまだわかっていないマークもあります。
そのため3人ではルール通りでクリアするのはかなり難しいです。 また、パネルは間違えるとそこでお仕舞いが本来のルールのですが、それだと全然進みません。
私たちはとりあえず3枚めくり合っていた数進めるようにしました。

2ターンに一度おばけ先生を進めるようにしてみましたが、今度は全然追いかけてこない。

夫も入れて4人で遊ぶと、すごく良い難易度でした。

とはいえ3人で遊ぶことが多いので、1人で2つの駒を使うようにしました。
2ターン毎におばけ先生を進めるようにすれば、6人プレイと同じになるので、ほどよい難易度になりました。
たまに、「あれ?今進めるターンだっけ?」とはなりますが。
駒を2つ使うことに対して、子供たちは「ねことねずみの大レース」で慣れているからか、抵抗はなく、遅れている方を進めるということも理解できています。(3歳息子は駒の進め方はお手伝い必要。1、2、3と数えながら4つ進んだりするので)

今のところ、これで勝率は7割程度です。
サイコロでおばけが続くと逃げ切れないです。
追いかけられるドキドキと子供が得意な神経衰弱と協力ゲームなので大人のフォローが自然に出来ることと子供たちとやるゲームとしては楽しい要素が全て揃っている素晴らしい作品です。

脳みそ溶けそうになる「にわとりのしっぽ」より、他力本願ですむこちらの方が大人はありがたいですし、おばけ先生に追いかけられるヒヤヒヤ感があって楽しいです。 で、最後覚えてなくて焦るんですがね。



わたし 喋る S
いかっぱ
覚えてないと最後の階段で焦る!
追いかけられるってドキドキして楽しい!
なにより階段と学校の絵と作りが素敵!


【まとめ】
・協力ゲームなので、年の差兄弟も自然に遊べる
・3人だと難易度高い
・子供にすべて頼ってると最後に痛い目見る
・楽しい要素いっぱいの素晴らしいゲーム


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