コストコ愛が詰まった作品です。
モノポリー自体の発売は、20世紀初頭(BGGでは1935年)!
90年近く経っているんですね。
ビートルズが日本のホテルに缶詰めになっていたときに遊んでたとか言われていますし、アメリカのドラマ フレンズでも遊んでいる場面がでてきます。
普段、ボードゲームで遊ばない人でも、モノポリーの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
色々なバージョンのモノポリーが発売されています。
国内だけでもマリオやどうぶつの森、ウルトラマン、東京などのご当地版なども多く発売されていますね。
我が家にお迎えしたモノポリーはコストコバージョン。
購入したのは少し前なのですが、ようやく楽しく遊べるようになったので、レビューします!
コストコのこだわりが詰まったコストコモノポリーの中身は、開封レビューでどうぞ
まだまだ子供たちと遊ぶのは先だと思っていたのに、小さい子供も夢中にさせるなんて、さすが歴史あるゲームだな~。
・遊び方
・実際に遊んいる6歳児・8歳児の様子
・子供たちがお気に入りに!何度も遊びたがるけど、ゲーム時間が問題
基本情報
対象年齢:8歳以上対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:ー
内容物
・ゲームボード 1枚
・フロック加工の分別トレー 1個
・銀行係のトレー 1個
・Costco意匠の特大ダイカスト製駒 6個
・Costco倉庫 12個
・フードコートテーブル 32個
・Monopoly紙幣
・Costco意匠のGold Star Member Card(チャンスカード) 16枚
・Costco意匠のExecutive Member Card(共同基金カード) 16枚
・権利書カード 28枚
・パレットホルダー 2個
・サイコロ 2個
・倉庫ガイド
ルール
ルールは通常のモノポリーと同じです。Gold Star Member Cardがチャンスカード、Executive Member Cardが共同基金カードに該当します。
また、ホテルが倉庫に、家がフードコートテーブルになっています。
ここでは、ルールを簡単に説明します。
詳細は、各種モノポリーの説明書や公式ルールを確認してください。
準備
各プレイヤーは自分の駒を選び、GOスペースに置きます。銀行係を選びます。
各プレイヤーに初期の所持金を配ります。
M500×2、M100×4、M20×1、M10×2、M5×1、M1×5
遊び方
自分のターンでは、サイコロ2つを振り、出た目の合計だけ駒を動かします。ゾロ目が出た場合は、駒を合計だけ進め(マスのアクションは行わず)、もう一度サイコロを振ります。
なお、3回連続でゾロ目が出てしまったら、On Vacationへ移動になります。
止まったマスによってアクションを行います。(後述)
Goスペースに止まったり、通過した場合は、銀行からM200を受け取ります。
マスについて
所有者がいない土地
ゲームボードに記載された表示価格で購入することができます。購入したら、銀行から権利書を受け取り、表(白い面)を向けて手元に置きます。
表示価格を支払いたくない場合、その土地は競売にかけられます。
競売への入札は現金のみ可能です。
いずれのプレイヤーもM1から入札を始めることができます。
他のプレイヤーが所有する土地
権利書に記載されているレンタル料を支払います。土地が抵当にはいっている場合は、レンタル料を支払う必要はありません。
都市(サイト)
レンタル料は権利書に記載されています。
同じ色の都市を全て所有した場合は、レンタル料は倍になります。
小売店舗(ベーカリー、ガソリンスタンド、タイヤセンター、総菜コーナー)
レンタル料はそのプレイヤーが所有している小売店舗の数で決まります。
1個ならM25、2個ならM50と倍になっていきます。
ヘルスセンター(眼科と薬局)
サイコロを振って、出た目の合計に4をかけた数字をレンタル料として支払います。
同じプレイヤーが両方を所有している場合は、10をかけた数がレンタル料となります。
Gold Star Member Card、Executive Member Card
該当する山の一番上のカードを引きます。その後すぐに記載されている指示に従います。
終わったら、裏返しにして山の一番下にカードを戻します。
No longer on Vacationカードは、後で使用するために持っておくか、他のプレイヤーに売却することができます。
COSTCO.COM / COSTCO SHOP CARD
記載されている金額を銀行に支払ってください。
GO ON VACATION
すぐに駒をOn Vacationスペースに移動させます。
このとき、Goを通過してもM200を受け取ることはできません。
Vacationから戻る方法
1.次のターンが回ってきた時にM50を支払い、通常通りターンを行います。
2.No longer on Vacationカードを使用する。使用後は対応する山の一番下にカードを戻し、サイコロを振って駒を進めます。
3.ゾロ目が出たら、出た目の数だけ駒を移動します。3ターン以内にゾロ目がでなかった場合は、M50を支払わなくてはなりません。
ON VACATION(JUST DREAMING)
ON VACATIONにはなりません。駒は必ずJUST DREAMINGのエリアに置いてください。
FREE SAMPLES
何も起こりません。
自分が所有している土地
何も起こりません。
建設
同じ色のサイトをすべて所有している場合は、銀行からフードコートテーブルを購入して、その色の任意の場所に配置することができます。フードコートテーブルの価格は、権利書に記載されています。
建設は均等に行う必要があります。
同じ色のサイトにフードコートテーブルを1つずつ追加するまで、二つ目を建設することはできません。
1つのサイトに最大4つまでフードコートテーブルを置くことができます。
1つのサイトに4つのフードコートテーブルを設置出来たら、権利書に記載されている金額を支払って倉庫にすることができます。
配置できる倉庫の数は、1サイトあたり1個のみです。
負債を抱えてしまったら
フードコートテーブルおよび倉庫の売却
表示価格の半額で銀行に買い取ってもらうことができます。フードコートテーブルは購入時と同様に均等に売却する必要があります。
倉庫は表示価格の半額で売却され、ただちにフードコートテーブル4つと交換されます。
土地の抵当権設定
所有している未発展の土地に抵当権を設定することができます。フードコートテーブルや倉庫がある場合は、事前にすべて銀行に売却する必要があります。
土地を抵当に入れる場合、その土地の権利書の裏に記載されている金額を銀行から受け取ります。
抵当権を解除するには、表示価格に10%上乗せして銀行に支払い、カードを表向きにします。
取引
取引によって未発展の土地を他のプレイヤーと売買することができます。事前にフードコートテーブルや倉庫を全て銀行に売却する必要があります。
ゲームの終了
売却や抵当に入れてもお金が足りない場合は、破産となりゲームから抜けます。他のプレイヤーを破産に追い込み、最後に残った1人となった人が勝利です。
6歳・8歳の様子
ゲーム時間は2時間越え。誰かが破産するまでやると2時間なんてあっという間に経ってしまいます。
これはやっぱり大人向けなゲームなんだなぁと思ってはいたのですが、驚くことに2人とも飽きずに遊んでいるんです。
しかも、「モノポリー大好き!」って、最近はリクエストがよくきます。
特に、娘に高評価です。
しかも、娘は勝ってばかりというわけではなく、むしろ破産しちゃったこともあります。
それでも楽しいんですって。
息子は一度、高額なシアトルに倉庫を建てて、私を破産させたことがあるので、毎回それを狙っています。
モノポリーといえば取引なんですが、やっぱりお互いにメリットのある取引を提示することは、子供には難しいです。
自分ばっかり得するような提案をしてくることもあれば、こちらが遠慮しちゃうくらい大盤振る舞いの提案をしてくることもあります。
今のところは、著しく不平等な交渉にならないように助言はしています。
まぁ、「それでいいの!」譲らないこともありますが。(私がとっても得してしまうパターン)
あとは、こちらの日本語対応はルールブックのみのため、チャンスカード、共同基金カードは英語で記載されています。
私が読んであげていましたが、何度か遊ぶうちにイラストで覚えてしまったようです。
これまでは、モノポリージュニアで遊んでいましたが、このコストコをお迎えしてからは、もっぱらこちらで遊んでいます。
同じ色の土地を揃えるところまでは同じですが、フードコート、倉庫を建てていくワクワク感がすごく楽しいようです。
しかも、もらえる金額の桁が変わってきますしね。
正直、まだまだ遊べないと思っていたので、こんなに気に入ってもらえて、登場頻度が増えるとは思いませんでした。
モノポリージュニアで頻繁に遊んでいたせいもあるかもしれません。
ゲームの難易度は全く違いますが、ボードの見た目も駒の動かし方も、止まった土地の購入も一緒です。
子供にしてみたら、違いはフードコートテーブルや倉庫が建てられることしか違いはないのではないのでしょうか。
そんな、子供たちがもっと小さかった頃に大好きだったモノポリージュニアのレビューはこちら
ゲームの長さは全然気にならないよ!
止まりたくない~もあるけど。
ゲームはね、長ければ長いほど楽しいんだ!
親目線のレビュー
ゲーム時間が長い、、、。モノポリーってお金を稼ぐゲームではあるのですが、説明書にもあるとおり、裕福になることが目的ではなく、他のプレイヤーを破産に追い込むゲームです。
頑張って倉庫を建てて、一発破産を狙ってはいるのですが、なかなか止まってくれないんですよね。
しかも、ようやく止まってくれても、持っている倉庫やフードコートを売って、土地を抵当に入れてってやると計算がすごく大変。
間違えないように、1個1個売っていって、抵当金額を確認して、さらに子供の全財産を計算してあげる。
大変でもありますし、かなり時間もかかります。
結局、「もう払えなかったことにしようよぉ」ってなってしまいます。
夕食後に遊び始めると、寝る時間になってしまいますしね。
少なくとも最後の一人になるまで遊んだことはありません。
1人負けを決めておしまいになってしまっています。
競技ルールのように、時間を決めて遊ぶのがよいようですが、子供たちが納得しないんですよねぇ。
たしかに、フードコートテーブルや倉庫が建ちはじめてからが、本番ではあります。
やり取りする金額も大きくなり、子供だけでなく大人もわくわくしてきます。
自分の手番では一発破産のリスクにヒヤヒヤしながらサイコロ振り、相手の手番では「止まれ~」って願う。
でも、その局面になるには、ぐるぐる何周もして土地を買い集めなくてはなりません。。
レンタル料だって最初のうちは、M10とかその程度。
これで破産に追い込むなんてできるのかしらと不安になるような序盤です。
やっぱりフードコートテーブルや倉庫を建てることが、このゲームの醍醐味。
そのためには、同じ色のサイトを買い占める必要があります。
でも、欲しいサイトに止まれるかは、サイコロの目しだい。
当然、止まりたいところに止まれるわけではなく、他のプレイヤーに買われてしまうことも良く起こります。
そこで必要なのが、取引になるんです。
息子と2人で遊ぶこともあったのですが、2人だと同じ色を買うことがさほど難しくないので、あまり取引の余地がないです。
持っている土地を育てていけるんです。
3人になると、そろえたい土地を取られてしまうことが多いので、取引が生まれます。
その分、ゲーム時間は長くなりがちですが、やはり楽しいですね。
通常のモノポリーでは「牢屋に行く」なのですが、こちらはバケーション!
なんだか楽しくていいですね。
ゾロ目を3回だすとバケーションに行ってしまうのですが、案外起こるんです。(特に息子が)
出る時も、ゾロ目でろ~っていちいち盛り上がります。
牢屋の場合は、そのマスを通るだけの場合は見学中。
「何の悪いことしなの?」なんて冷やかしながら通っていたのに、こちらは通り過ぎる人は白昼夢。
むしろ、「いいな~、旅行行きたいな~」ってなるのも平和でいいですよ。
カードのマスも、ちょうどいいバランスで入っており、良いことも悪いことも起こるので、ちょっとした楽しみになります。
ゲームが単調にならない程度に入っているスパイスとして、丁度いいと思います。
その昔、実家にはモノポリージャパンがありまして、よく家族で遊んでいました。
細かいルールまでは覚えていないのですが、プレイ感は全く同じです。
公式ルールも読んでみましたが、違いはないようです。
最初に持っているお金が少し違うくらいでしょうか?
キャラクターもののモノポリーで遊んだことはないのですが、プレイ感はどれも同じなのでしょうか。
それなら、好きなキャラクターで遊ぶのが、楽しくていいですね。
コストコバージョンは至ることろにこだわりがあって、ボードを眺めているだけでもワクワクでいます。
コストコ愛にあふれています!
ぜひ、いろんなバージョンで遊んでみたいですね。
※Mってなんて読むんでしょうか?モノポリードル?我が家では、円です!
長く愛されているゲームの実力を感じられました。