いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:トリックテイキング

合計がちょうど「10」になるようにカードを出せたら、場に出ているカードをすべて取ることができます。
でも、「10」を超えてしまったら、前の手番の人に全部とられちゃう。
一番カードを多く集めた人の勝ち!
10までの足し算ができれば遊べます。

ただカードを出していくだけ?
違いますよ。ちょっと特殊なカードや出し方があるんです。
そんなカードを上手につかって、ぴったり10を狙いましょう!

小学校低学年の子も一緒に親子で遊べるボードゲームをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください!

Pig10-top


わたし 喋る S
いかっぱ
息子も10までの足し算ならスラスラ出来るようになったし、ちょうどいいタイミング!
でも、ザ・教育ゲームは嫌なんだけど、これはどうでしょう?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳児・8歳児の様子
・手札にあるとラッキー±5と0のカード

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~8人
プレイ時間の目安:15~20分
BGGの評価:Pig 10

内容物

・カード 80枚(1~4&6~9:各8枚、0:7枚、±5:5枚、10:4枚)
・説明書1部

およその箱サイズ(cm):11×11×5(たて×よこ×高さ)※古い版です

ルール

準備

カードをよく混ぜて、各プレイヤーに伏せて3枚ずつ配ります。

残ったカードは、伏せて補充用カードの山とします。

遊び方

手番は時計回りでまわります。

手番では、手札からカードを1枚出して、直前のプレイヤーが出したカードの上に重ねていきます。
カードを出すと同時に、最初に出ていたカードの数に、今自分が出したカードの数字を足して、はっきりと言います。
Pig10-plus

そのあと、補充用の山札から1枚カードを補充して手番を終了します。

カードを出して足した数が、ちょうど10になった場合は、「ぴっぐテン」と言って、すでに出されているカードすべてをそのプレイヤーが取り、自分の前に伏せておきます。
Pig10-ten

もし、10を超えてしまった場合は、直前のプレイヤーが出ているカードをすべて取り、自分の前に伏せておきます。
Pig10-over

±5

±5のカードを出した場合は、これまで出ている数字に5を加えるほかに、5を引くこともできます。
ただし、マイナス数字にすることはできません。
Pig10-±5

0

0を出した場合は、前にプレイヤーが言った数字に関係なく0になります。
Pig10-0

同じ数字

前のプレイヤーが出したカードもしくは宣言した数字と同じ数字のカードを出す場合には、通常通りその数を加えるほかに、出したカードに書かれた数字をそのまま宣言することもできます。
Pig10-same

ゲームの終了

補充用の山札がなくなってもそのままゲームを続けます。

すべてのプレイヤーのすべての手札がなくなったらゲーム終了です。

自分の前に最も多くのカードを置いているプレイヤーの勝ちです。

6歳・8歳の様子

ルールは前に出されたカードに自分の出したカードの数を足していくだけなので、とっても簡単。
しかも、早出しではないから、ゆっくり数えても大丈夫。

今でこそ、だいぶ計算が速くなった息子ですが、10までの足し算を習っている真っ最中でも、問題なく遊ぶことができました。
10になる組み合わせの数字を知っていると、そろばんや今後の暗算にも役に立つし、遊びながら計算練習になっちゃう。

数を足していくゲームにはノイ(neu) がありますが、あちらは100までの足し算なので、繰り上がりとかちょっと難しい。
こちらは、一桁の足し算なので一年生から遊べます。
また、特殊カードが±5か0しかないので、よりシンプルです。

とはいえ、ある程度は暗算できないと、ゲーム自体を楽しめないんじゃないかなと思います。
10にするワクワクよりも、計算で一生懸命になっちゃうだろうし。

子供たちが楽しんで遊んでくれたのは、初めて遊ばせた年齢の影響も大きいかなと感じます。
計算には苦はなく、純粋に10にすることを楽しんでくれました。

ゲームとして楽しむなら、10までの足し算がスラスラ言えるようになってからがおすすめです。
でも、宿題の計算カードをなかなかやらない!っていう場合は(我が家の場合)、お勉強として遊ぶのもいいかもしれませんね。
正直、計算カードをずっと聞いているのが退屈で、嫌々やるならこっちで練習しよう!ってズルさせちゃったことも(多々)あります。

あとは、時計回りになるので、並び方重要。
自分がオーバーすると手前の人に取られるので、ママに取られるのはいいけど、姉には嫌だ!みたいな喧嘩になります。

このような1枚出すたびに山札から1枚とるゲームでは毎回のことですが、山札からの補充を忘れがちです。
ふと見ると、手札1枚しかないじゃないか!となりますので、都度声掛けするようにしています。

むすめ 喋る S
むすめ
誰が何を出すかなって考えながら出すのが難しいよ。
でも、それが楽しい!


むすこ 喋る S
むすこ
なに出したら10になるかなって、出すのが楽しい!
前の人に取られちゃうのが嫌だな。


親目線のレビュー

子供と遊ぶと、たまに計算間違えて出すときもあって、「もう一度計算してみて」って、ちょっとお勉強っぽくはなっちゃうことはあるものの、さほど気にならず。
こちらも、10にしてやろうと真剣なので、心配していたようなザ・教育ゲームにはならなかったです。
もちろん、息子でも基本的にはスラスラ暗算できているっていうのもあると思います。
手を使って数えていたり、暗算スピードもゆっくりだと、お勉強っぽくなっちゃうかもしれません。

ゲームとしても、ぴったり10にできるとすごく嬉しいし、手札が3枚なのでどうにもならなくて、「どうしよう~」ってなるしで、とっても楽しい。
10をオーバーしちゃうと、手前の人が得しちゃうっていうのも悔しくていいですよね~。

10なんて、すぐになっちゃうんじゃないの?と思われるかもしれませんが、±5のカードや0のカードがあるので、長く続くこともあります。
もちろん、2の次に8ですぐに10にできちゃうこともあります。
長く続いて、たまったカードを一気に取れると嬉しいですよ。

勝敗についてですが、自分でぴったり10にできると嬉しい。
でも、獲得したカードって、次の手番の人がオーバーしちゃったのが回ってくるもののほうが多かったりします。
大人だけで遊べば違うのかな?
だから、勝った!となっても、あんまり活躍してないのに勝てちゃったって感じのほうが多いです。
子供はそれでも喜んでいますが、私的にはちょっと物足りなさを感じちゃいます。
兄弟げんかに利用された気分、、、。(相手にぴったり10を決められるくらなら、オーバーしてママに渡しておこうって時があったりするんです。)
我が家で遊ぶときは、大人2人以上で子供たちの間に入らなきゃなぁと思ってます。
もしくは、すっごく仲良しモードの時。
計算カードの代わりに遊ぶときは2人で遊びますが、これもなかなかオススメです。

注意点としては、我が家のような古い版のものだと、カードが一回り大きくて、カードシャッフラーに入りません。
カード枚数が多いので、シャッフルが大変。
それなのに、カードサイズが少しだけ大きくて入らない。
新版は一回り小さいようなので、そちらをオススメします。(箱も小さいし)

わたし 喋る S
いかっぱ
足し算の練習にもってこいだけれど、大人も楽しいから1年生くらいからオススメ!
大人数か2人で遊ぶのが平和で良いす。


大きい数字が勝ち!のトリックを7回繰り返すトリックテイキングゲーム。
でも、7回目は勝ってはいけません。
最後のトリックのために、いかに小さい数字を残すか考えながらカードを出していきます。

はじめてのジャケ買いゲームです。

だって5本のきゅうりって、、、。
どんなゲームか全然わからないけど、このタイトル、、、。
そして、なんかきゅうりイケメン。

わたし 喋る S
いかっぱ
ルールみてびっくり。
きゅうり取っちゃうと負けるのね。
カードときゅうりの駒しかないゲームだけれど、インパクト強烈!
もちろん、子供もものすごい興味津々でしたよ!

five cucumber-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・思考力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・評価が割れている理由は?(我が家ではNO.1ゲーム)

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:25分
BGGの評価:Five Cucumbers

ルール

カードの内容
1が一番小さい数字で、15が一番大きい数字です。
カードには数字に応じて0~5本のきゅうりが描かれています。 1のカードにはきゅうりが描かれておらず、×2と書かれています。 最後のトリックで、この数字を出した人がいると、負けた人の受け取るきゅうりが倍になります。

準備
みんなの届く位置にきゅうりを置きます。

60枚のカードをよくシャッフルし、7枚ずつ配ります。
残りのカードは使用しません。

遊び方
このゲームでは、何度かのラウンドを行います。
1ラウンドでは7トリック行います。

このゲームの目的は、最後の7トリック目を勝たないようにすることです。

1ラウンドが終了し、勝ってしまった人がきゅうりを受け取ったら、もう一度60枚をよくシャッフルして、新しいラウンドを始めます。

もっとも若い人がスタートプレイヤーになります。

スタートプレイヤーは手札から1枚場にだします。

時計回りに手番を行います。

次の手番の人は、場にでているカードと同じかより大きい数字のカードを出します。

もしそのようなカードを持っていない、もしくは出したくない場合は、一番小さい数字のカードを出さなければなりません。

five cucumber-rule2

一番大きな数字を出したプレイヤーが、そのトリックの勝者となります。
同じ数字を出したプレイヤーが複数人いた場合、最後のその数字を出したプレイヤーが勝者となります。

five cucumber-rule3

次のトリックは、勝者からスタートします。

ゲームの終了
1ラウンドの7回目のトリック(最後のトリック)で勝ってしまったプレイヤーは、最後に出したカードに描かれているきゅうりの数だけ、きゅうりを受け取らなくてはなりません。

もし、最後のトリックで1のカードを出したプレイヤーがいた場合、2倍のきゅうりを受け取らなければなりません。

次のラウンドは、きゅうりを受けとったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
このプレイヤーが脱落してしまう場合は、その左の人がスタートプレイヤーになります。

こうしてラウンドを繰り返し、きゅうりを5本より多く受け取ってしまったプレイヤーは脱落です。
(持てるきゅうりは最大で5本です)

five cucumber-rule

最後まで脱落せずに残ったプレイヤーの勝利です。

主な知育要素


・思考力

手札からどうだせば一番小さい数字を残せるのか、1トリックごとにしっかり考えます。

全部勝ちたい!そう思って、強いカードから出していくと後半負け続けてしまいます。 真ん中くらいのカードを出すタイミングが重要です。

5歳・7歳の様子

1ゲーム大人が遊んでいるところを見たら、子供たちもルールは理解できました。

大きい数字を出すか、1番小さい数字を出すかの2択ですので、ルールだけなら簡単です。

ルールは簡単ですが、勝つにはしっかり考える必要があります。
最後のトリックで負けるためには、途中わざと負ける必要もでてきます。

8歳からとなっているのは、そういった思考が必要だからだと思います。

我が家は、きゅうりに子供たちが惹かれ、最初から何度も繰り返して遊びたがったので、感覚として理解したのだと思います。

5歳息子も「あ、今の失敗したな〜。」とか生意気なこと言っています。
『出せない時は一番小さい数字から出す』を忘れそうになってはいましたが、1ゲームやったらちゃんと出来るようになりました。

いったん慣れてしまえば、5歳息子とも対等に遊べています。
ちゃんと最後まで1を残すように手札管理できたりしています。

なんできゅうりなの?と毎回聞かれるので、緑が大好きな人が作ったと教えてあげ、作者の写真を見せると大喜びでした。

全身緑で髪の毛まで緑ですものね。

作るゲームのパッケージも緑なので、緑の箱をみると気づくようになりました。

ゲームもフリードマン・フリーゼ氏も大好きになった子供たちです。

むすめ 喋る S
むすめ
一番好きなゲーム!
大きな数字出して勝ったり、大きい数持ってないふりして、一番小さいの出しちゃうとか楽しいよね。


むすこ 喋る S
むすこ
きゅうりゲーム大好き!
1があると嬉しいよね。絶対出したくないんだよ。
大きい数字だされちゃうと、うゎ~って思うよ。


親目線のレビュー

普通、こういうコンポーネントって勝者がもらうものなのに、、、。
きゅうり美味しいのに、、、。

なんで負けた人がきゅうりもらうのでしょう。
しかも、きゅうりの顔は凛々しいし、きゅうり駒も可愛い。

テーマは謎だらけですね。

最初に配られた手札によっては、どうにもならないことはあります。
それでも、ビリにならなければいいので、案外どうにかなってしまうことも。(ならないことも)
逆に1手番判断を間違うだけで負けてしまうこともあります。

しかも、脱落してしまうと、みんなが終わるまで暇。

このあたりが、評価がわかれてしまうところなのかもしれません。

我が家では、1人脱落者が出た時点でゲーム終了にしています。

2人でやると配られた手札の運がより強い印象です。
複数でやると、勝てると思った手札で負けてしまったり。

自分の次の手番の人が、いい手札を持っていると苦しいです。
ひたすら小さい札からなくなっていく、、、。
そして大きなカードが残るので、1発負けも。

1回遊んだだけでは、よくわからないまま終わってしまうかもしれません。
最初に遊んだ時は、とにかく勝てるように手札を出していました。
しかし、そうすると後半負け続きになってしまいます。
負けていいところでは、負けておくことも必要です。
何度か遊ぶとその感覚がわかってきます。
そうなると、病みつきになるゲームです。

トリックテイキングというジャンルなるのですが、我が家の評価が高かったので他のゲームも遊んでみたいと思っています。

わたし 喋る S
いかっぱ
こんなに子供が気に入るとは予想外!
毎日、遊んでるな~。
トリックテイキング、色々チャレンジしてみたいな。


【まとめ】
・大人でも何度か遊ばないとつかめないプレイ感
・配られたカードに勝敗は左右されがち
・どのきゅうりも男前。なのに取ると負け
・慣れてしまえば、5歳でも十分遊べる
・我が家では、大好評で一番遊んでいるゲーム

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