いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:ドイツ年間ゲーム大賞

ドイツ年間ゲーム大賞2022キッズ部門受賞作です。

山の麓にいる偉大な魔法使いは、とても強力な杖を持っています。
悪い魔女たちがこの杖を狙っています。
私たち魔法学院の生徒たちは、悪い魔女が麓に着く前に、魔法使いに狙われていることを伝えられるでしょうか?

山の上から魔法の球を転がし、生徒たちを山の麓に導きます。
でも、魔法の球のコントロールは難しく、時には魔女を進めてしまうことも。

狙った通りに魔法の球を生徒たちに届けることができるのか、みんなで相談しながら進める協力ゲームです。

青ポーンのゲームは、信頼しているのだけれど、子供たちも少し大きくなったせいか、どうもこのゲームはときめかなかったんですよね。
ボールを転がすだけかぁと。
インパクトはあるし、子供にはウケがよさそうだなとは思いましたが、私は『クアックスと仲間たち』を推してたんです。

とはいえ権威ある賞の受賞作なので、遊んでおかねば。
なんだかんだ気になっていたので、購入しちゃいました。
受賞作はやはり偉大なのか?レビューしたいと思います。

大好きな『クアックスと仲間たち』のレビューはこちら


ZAUBERBERG-top

わたし 喋る S
いかっぱ
実際に遊んでみてすごく優秀だった『クアックスと仲間たち』を超えられるのかな?
見た目のインパクトはかなりありますね~。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳・8歳の様子
・狙った通りに落とすのは、なかなか難しいんですよ




基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Magic Mountain

内容物

・ゲームボード 1枚
・生徒コマ 6個
・魔女コマ 4個
・台 4つ
・袋 1つ
・ゴールタイル(両面) 1枚
・魔法の球 5個(赤、黄、青、紫、白)

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

台をボードの指定された場所に取り付けます。

ZAUBERBERG-setting

ゴールタイルをボードの下側に置きます。
ZAUBERBERG-prepare
通常ルールでは、生徒のマスが4つ、魔女のマスが3つものもを使用します。

生徒のコマ6つをコースの一番上の生徒のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-students

魔女のコマを魔女のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-witchs

魔法の球5つは袋に入れます。

遊び方

順番に手番を行います。
手番では、袋から1個、魔法の球を取り出します。
ZAUBERBERG-magicball

そして、みんなと話し合いながら、どのスタート地点から始めるかを決めます。
ZAUBERBERG-start

魔法の球が生徒もしくは魔女にぶつかると、山道に沿ってそのコマを魔法の球と同じ色の次の空いているマスまで移動させます。
ZAUBERBERG-rule

魔法の球は、次々に複数のコマにぶつかることもあります。
この場合は、ぶつかった順番にコマを移動させます。
ZAUBERBERG-rule2

素早くコマを移動させれば、同じコマに2度球がぶつかることがあります。

魔法の球がどのコマにもぶつかることなく下側に到達してしまったら、魔女を1つ選んで1マス進めます。
魔法の球が途中で止まってしまった場合は、正しい方向に少し動かしてあげます。

魔法の球が一番下に到達したら、とりあえずそのままにして置きます。
5個のすべての魔法の球が一番下に到達したら、全てを袋に戻します。
ZAUBERBERG-magicball bag

生徒か魔女が魔法の球にぶつかり、その先に対応する色のマスがもうない場合、そのコマをゴールタイルの生徒か魔女のマスに置きます。
ZAUBERBERG-rule3


ゲームの終了

3人の魔女がゴールタイルに置かれる前に、4人の生徒がゴールしたらみんなの勝です。
4人の生徒がゴールする前に、3人の魔女がゴールしてしまったら、みんなの負けです。
ZAUBERBERG-end

より挑戦的なゲーム

ゴールタイルの裏面を使用します。
ゴールさせる生徒の数、魔女の数を変更することにより、レベル1~5までの難易度で遊ぶことができます。

生徒コマ4つ、魔女コマ4つを使用し、生徒チーム対魔女チームに分かれて遊ぶこともできます。

6歳・8歳の様子

まずは私が1人でルール確認に球を転がしていたら、やっぱり「何それ?」「やってみたい!」と興味津々の子供たち。

ルールは、山の頂上の6か所のうち1か所を選んで、球を転がすだけなので、とっても簡単。
でも、球がぶつかった後、どう動かすのかは、ちょっと難しいですね。
次の同じ色のマスに行けばいいのですが、他の生徒や魔女がいたりすると、一気に先のマスまで飛びます。
ぶつかったら都度、「次はここになるね」って確認しながら遊んでいます。
同じコマにぶつかれば理解しやすいのですが、次にぶつかったコマが最初にぶつかったコマと違うコマの場合は、より難しく感じるようです。
慣れれば例外のない単純なルールなんですが、確かに最初はちょっと考えてしまいます。

スタート時点では、生徒と魔女の間に、それぞれの魔法の球の色のマスがあります。
まずはそこに進めたいので、転がす球と同じ色のマスの手前にいる生徒のいるところからスタートして連鎖を狙います。
この時の印象が強く残るのか、生徒や魔女が山の下の方に動いていても、すぐ手前に同じ色のマスがあるスタート地点を選んでしまいがちです。
何度か「生徒にぶつけられそうな所を選ぶんだよ」と伝えていますが、感覚的に色を優先してしまうようです。
私も慣れるまでは、なんとなく色につられていたので、気持ちはよくわかります。
スタート地点が生徒の背中じゃなければ、こんな混乱は起こらなかったのかなぁとも思います。

8歳の娘はすぐに動かし方も理解できて、こっちのほうがいいかなとか話し合いながら遊ぶことができました。

球がぶつかったコマを素早く動かせば、また同じコマにぶつかって、さらに進めることができます。
でも、これって常に素早く動かす必要があるのでしょうか?
魔女の時は連鎖させたくないので、ゆっくり下に転がるのをまって動かしていいのでしょうか?
この辺はあいまいですね。

6歳の息子は問題なくコマをつまんで、次のマスに置くことができます。
もう少し小さかったら、慌ててて次のマスに置くときにコマを倒しちゃったり、他のコマにぶつかって倒しちゃったりとかが起こりそうです。
息子もたま~にマスにちゃんと置けてなくて転がっちゃったとかあります。
素早く動かして連鎖を狙うのは、小さい子だと難しいかもしれませんね。

息子にとっては、パチンコのような楽しいおもちゃだったようで、ゲームをルール通り遊んだ後は、自由にコマを置いて好きなところから落として遊んでいました。
一気に5つの球をスタートさせて、どの球が一番速いかとか。

そんな遊び方をしていたからか、ゲーム内でもスタート地点からどのように球が転がるかを、指でルートをなぞりながら予想を立てる姿が見られるようになりました。
ルートは私が考えるものと大方同じなので、このくらいの年齢なら球の転がり方に予想を付けられるんですね。

むすめ 喋る S
むすめ
どっちに転がるかな~っていうのが楽しい!
下の方に行くと、ぶつけるの難しくなるよね。


むすこ 喋る S
むすこ
転がすの楽しい!どっちに行くなかな?って。
魔女にぶつかっちゃたりすると「あれ?」ってなる。


親目線のレビュー

転がすだけの小さい子向けのゲームかなぁと思っていました。
なんで、これが大賞なんだ!と。

遊んでみたら、けっこう難しくて、大人もちゃんと楽しい!
思うように球が転がらなくてヤキモキするし、うまく行けば大人だって嬉しい。
予想外の連鎖がおきると大盛り上がり!
ただの偶然で終わらせずに、ゲームとして落とし込んでいるなと感じます。

1人で黙々と練習しちゃったりしています。 もはや競技!?
魔女に当てないようにとか、魔女にわざと当てて軌道を変えてとか、けっこう奥深いんですよ。

とはいえ、球の動きが予想出来そうで出来ないので、まぁ戦略とかはあまりなく、みんなでワイワイ遊ぶ感じですね。
右側から落とすか左側から落とすかは、生徒や魔女の配置を見て決められるのですが、端にするかその隣にするかは、もうどっちがいいかわからんって感じです。

難易度は、通常ルールのほかにレベル1~5まであります。
通常ルールは確かに慣れてくれば、あまり負けなくなりますが、上達すればレベル5まで徐々に強くなれるかっていうと、やはり運としか言えないですね。

1人で黙々と練習していると書きましたが、日本語の説明書には2~6人用となっています。
しかし、箱や原文の説明書には1~4名となっているんです。
BGGでも1~6人と1人用対応になっていますね。
味方との協力については、話し合うっていうだけなので、正直1人でも何人でもいいです。
やっぱり自分で球を転がすのが楽しいので、複数で遊ぶなら2~3人くらいがいいんじゃないでしょうか。
自分の番がなかなかこないと退屈しちゃいます。

気になる点としては、魔女だけじゃなくて生徒コマの顔が怖いこと。
可愛くキャラクター化させる必要はないんですが、もうちょっと可愛くできなかったんですかね。
クリクリのお目目にしているんでしょうが、なんか怖いんですよ。
なんなら、魔女の方が目は可愛い。
偉大な魔法使いの後ろ姿は、もっと可愛い。

結局、キッズ部門受賞を納得したのかと言われると、う~ん、微妙。
もちろん楽しかったですよ!
普段ボードゲームで遊ばない子でも、すぐに遊べるし、ルールは転がすだけだし。
子供の心を掴むのはどっちかと言われれば、こっちだと思います。

でも、『クアックスと仲間たち』が運要素もありながら、けっこう考えるところも多くて長く遊べそうなので、私的にはやっぱり受賞作は『クアックスと仲間たち』であって欲しかったんですよね。

まったくタイプが違うから、良さを競うのは難しいですね。
最近はこういったコンポーネントで魅せる系、おっと思わせる系が受賞してますね。
2023年とかもそう。


過去の受賞作を遊んだ時のレビューまとめ記事はこちら


わたし 喋る S
いかっぱ
この「右に行って~!!そっちなのぉ」ってなる球の転がり方は、遊ぶ価値ありです。
球の色を自由に選べたら、もうちょっと戦略性が出る気もするんですが、どうなんでしょう。

 

ボードゲームの賞と言われて、真っ先に思いつくのは、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ではないでしょうか。
ドイツ年間ゲーム大賞は、ドイツで選定されるボードゲームの最も権威ある賞です。
なんと始まりは1979年!
歴史ある賞であり、世界中で注目されていますね。

我が家でも、まずはこちらの受賞作から遊んでみて、どんどん沼にはまっていきました。

どの作品も子供が夢中で遊べて、一緒に遊ぶ大人も楽しい素晴らしい作品です。

新しいものからさかのぼって、レビュー記事をまとめました。
ボードゲーム選びの参考にしていただると、嬉しいです。



2022年受賞作 魔法の山

綺麗な魔法の球の力を借りて、魔法学校の生徒を偉大な魔法使いの先生のもとに急ぎます。悪い魔女に魔法の球の力を与えないように気を付けて!

転がすだけの小さい子向けのゲームかなぁと思っていました。
遊んでみたら、けっこう難しくて、大人もちゃんと楽しい!
思うように球が転がらなくてヤキモキするし、うまく行けば大人だって嬉しい。
予想外の連鎖がおきると大盛り上がり!


2021キッズ部門受賞作 ドラゴミノ

2017年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したキングドミノのキッズ版です。

タイルがかなり分厚く、印刷もとてもきれいです。
絵柄を合わせるだけなので、小さい子も遊べるタイル配置ゲーム。
効率よく卵を集めるために、考えるところはしっかりあるものの、運要素もあり、大人も子供と一緒に夢中になれます。

個人的にかなり好きなゲームです。


2018年キッズ部門受賞作 きらめく財宝

キラキラ輝くたくさんの宝石が、氷の塊をイメージした透明なリングにいっぱいつまっています。
もう見た目から、子供の心をつかんで離しません!
大人だってテンション上がっちゃう。
遊んでも、もちろん楽しいし、飾っておきたいくらいきれいなゲームです。(振動でくずれるだろうけれど)


2016年キッズ部門受賞作 ストーンエイジ・ジュニア

これは本当に良作!
ワーカープレイスメントだけれど、駒の配置はメモリー要素が重要なので、小さい子も遊びやすい。
木のコンポーネントも愛らしく、これぞボードゲーム!!
再販してほしいよ~。


2014年キッズ部門受賞作 お化け屋敷の宝石ハンター

これは、キッズ部門なのかな?
大人でも、クリアできないくらいの難易度ですよ。
遊び方はダイスなので、簡単だからかな?
他の大賞作と比較して、対象年齢が高いですね。

おばけが悪霊になっちゃうドキドキと逃げ切れるかのヒヤヒヤが、臨場感たっぷりに味わえる作品です。


2013年キッズ部門受賞作 お姫様を助けるのは誰だ

黒ひげ危機一髪と宝探しが一緒になっているんだもの、楽しいに決まってる!
魔法使い役と勇者役で、役割が異なるのもいいですね。

鍵がくっついてきた時のカチっていう音と手に伝わる振動が、アナログの良さを発揮しています。

大人だけで遊んでも、心理戦も交えた熱い戦いができますよ。


2009年キッズ部門受賞作 魔法のラビリンス

なんと2022年に日本語版が発売されています。
日本での発売がなかったり、すぐに販売終了されてしまうものも多いなか、10年以上経っての日本語版発売。
長く愛されているゲームですね。

本当に見えない壁があるかのようなギミックが素晴らしく、メモリー要素があるゲームなので、大人も子供も一緒に遊べます。

これからもずっと長く遊ばれていくゲームだと思います。


2004年キッズ部門受賞作 オバケだぞ~

単純なすごろくなのに、自分のコマがおばけになっちゃうことで、大混乱!
自分のコマがおばけになっちゃうギミックもいいですね。

大人はさすがにだまされないよ~と思っていると、まっさきに記憶が怪しくなる。
子供だましならぬ、大人だましなゲームです。

たいてい負けるけれど、好き。


2003年キッズ部門受賞作 ねことねずみの大レース

こちらも長く遊ばれている定番ゲームですね!

子供向け?いやいや大人だって、かなりヒヤヒヤ大盛り上がりですよ。
チキンレースの要素もあるドキドキすごろく。
後半のネコの追い上げが予想外で、どんどん捕まります。

誰にでもオススメできる作品です。


1998年子供特別賞受賞作 にわとりのしっぽ

ドイツ年間ゲーム大賞でキッズ部門が独立するのは、2001年。
こちらは、それ以前の作品のため、子供特別賞を受賞しています。
そのため、ゲームの箱には赤ポーンが付いています。

神経衰弱がこんなに闘争心を煽るものだったなんて。
小さい子のいる家庭にプレゼントを贈るときに、まっさきに候補に浮かぶのがこのゲーム。

これからもずっとずっと愛されていくゲームだと思います。


おまけ 2022年キッズ部門ノミネート作品 クアックスと仲間たち

惜しくも大賞は逃しましたが(この年の大賞は魔法の山)、個人的にはこれが大賞!
ここ数年は、ギミックに凝ったものが大賞を受賞していますね。
こちらは、バックビルドシステムを利用したすごろくなので、パッと見は地味かも。
それでも、内容は濃いですよ!大人だけで遊んでも十分に楽しめる作品です。
もとになっているクアックサルバーはドイツ年間ゲーム大賞2018エキスパート部門の受賞作ですね。

長く遊べるとても優秀なゲームなので、ぜひ国内で買えるようにしていただきたいです。


みんなで協力して、お化け屋敷から8つの宝石を持ち出しすゲーム。
おばけはどんどん増えるし、一つの部屋におばけが増えると悪霊になっちゃう!

悪霊が6体以上になる前に、脱出しなければ負け。
みんなで手分けして、宝石回収だ!!

2014年のドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門受賞作です!

Ghost Fightin' Treasure Hunters-top

わたし 喋る S
いかっぱ
キッズ部門受賞作って6歳以下向けが多いイメージだったけれど、これは8歳以上か。
SDJのホームページにも、8歳以上向けはほとんどが大人・ファミリー向けってあるのにな。
5歳じゃまだ遊べないかな?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・8歳以上むけのキッズゲーム。難易度は?
・ひたすらサイコロ振ってるぞ


基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:30分
BGGの評価:Ghost Fightin' Treasure Hunters

内容物

・ゲームボード:1枚
・宝石ハンター:4個(4色各1個)
・おばけカード:12枚
・シャッフルカード:1枚
・おばけコマ(緑):24個
・赤い悪霊コマ:6個
・数字サイコロ(白):1個
・バトルサイコロ(黒):2個
・宝石:8個
・ドロー2カード:1枚
・ドロー3カード:1枚
・ドアロックカード(緑):2枚
・ドアロックカード(青):2枚

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7.5(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

プレイヤーはそれぞれ、宝石ハンターのコマを1つ選び、屋敷の正面玄関に置きます。
(2人で遊ぶときは、宝石ハンターを2つ持って動かしてください)

おばけカードとシャッフルカードをよくシャッフルして、引き札置き場に伏せて置きます。
ドロー2カード、ドロー3カード、ドアロックカードは基本ルールでは使いません。

Ghost Fightin' Treasure Hunters-extre rule

部屋のアルファベットがC,F,I,Lの部屋におばけ1つずつ置きます。(全部で4個)
部屋のアルファベットが赤い背景に、宝石を1つずつ置きます。(全部で8個)

Ghost Fightin' Treasure Hunters-vs setting

Ghost Fightin' Treasure Hunter-ghost

遊び方

手番でやることは、5個あります。

1.数字サイコロを振る

出た目に従って、おばけカードを引いたり、自分の宝石ハンターコマを動かします。

2.おばけカードを引く

数字サイコロの目におばけがいる時(6以外)、おばけカードの引き札の1番上ををめくって、捨て札の位置に置きます。
めくったおばけカードに書いてあるアルファベットと同じ部屋におばけを1つ置きます。
シャッフルカードだった場合は、部屋におばけを置かずに、引き札と捨て札に置いてある全てのおばけカードをよく切って、引き札置き場に戻します。

Ghost Fightin' Treasure Hunters-ghostcard

3.自分の宝石ハンターを動かす

数字サイコロの数まで、自分の宝石ハンターを屋敷の廊下のマスの上を移動できます。
サイコロの数字内であれば、途中で止まることもできます。

屋敷には正面玄関から出入りしてください。
各部屋に入ったら1マスです。
各部屋にはドアを通って出入りできます。

宝石ハンターどおしは、廊下の同じマスに置くことはできませんが、部屋には複数のハンターを置くことができます。

廊下では、ほかの宝石ハンターがいるマスを通過することはできます。
同じマスで止まることはできないので、通過できない場合は手前のマスで止まります。

動かないこともできますが、手番では必ず数字サイコロを振って、おばけカードを引いてください。

4.宝石をひろう

部屋にある宝石は、拾ってリュックにしまうことができます。
部屋におばけがいたら、戦いましょう。
拾った宝石は屋敷の外に持ち出すまで持っていなければなりません。
宝石を持っていても、おばけや悪霊と戦うことができます。

5.宝石をおろす

宝石を持って屋敷から脱出したら、手番は終了です。
次の順番でまた屋敷に入りましょう。

6.おばけと戦う

部屋の中におばけがいたら戦います。
おばけと戦うには、黒いバトルサイコロを1つ振ってください。
おばけアイコンがでたら、部屋から1つだけおばけを追い出すことができます。
仲間の宝石ハンターが同じ部屋にいたら、黒いバトルサイコロを2つ振ってください。
おばけアイコン1つごとに、おばけ1つを追い出せます。
ただし、2人以上いても、使えるバトルサイコロは2つまでです。

赤い悪霊か何もない目がでたら、何もできません。

Ghost Fightin' Treasure Hunters-vs ghost

悪霊部屋

3つのおばけが同じ部屋に置かれると、その部屋にいるおばけが悪霊になってしまいます。
3つのおばけを取り除いて、かわりに悪霊コマを置きます。

Ghost Fightin' Treasure Hunters-akuryou

悪霊部屋にはおばけを置くことはできません。
その場合は、ABCの順に次の部屋に置いてください。(Lが悪霊部屋なら、先頭のAに置いてください)

宝石を持っているときに悪霊部屋になってしまったり、悪霊部屋に宝石を取りに行ったときは、悪霊を退治しないとその部屋から出ることはできません。

悪霊退治

悪霊退治は、2人以上でチームを組んで行います。
悪霊部屋に少なくとも2人以上の宝石ハンターがいないと悪霊退治はできません。
2人でバトルサイコロを2つ振ってください。
悪霊アイコンが1つ以上でたら、悪霊退治成功です。
悪霊を部屋から追い出してください。

Ghost Fightin' Treasure Hunters-vs akuryou

ゲームの終了

勝利!

宝石ハンター全員が屋敷を脱出し、8つの宝石をすべて屋敷の外に持ち出せたら全員が勝利です!

負け

宝石を全て持ち出す前に、6つの悪霊が屋敷の部屋に置かれてしまったら負けです。
また、宝石ハンターがすべてばらばらの部屋にいる状態で、部屋に悪霊がいて、宝石ハンターが宝石を持っていて、全員が部屋から脱出できないときです。

上級ルール

上級ルールの準備

ドロー2カード、ドロー3カード、ドアロックカード(青2枚、緑2枚)をおばけカードにまぜてください。

宝石は数字の面を伏せて、数字の順に関係なくランダムに部屋に置いてください。

上級ルールの遊び方

ドロー+シャッフルカード

ドローカードを引いたら、追加で2枚または3枚カードを引いて、指示に従っておばけを置きます。
その後、引き札、捨て札置き場にあるすべてのカードを集めてよく切りなおして、引き札置き場に置きます。

追加でひいたカードにシャッフルカード、ドロー2、ドロー3が入っていたら、そのカードは無視して、次のカードを引いてください。

シャッフルカードがでたら、引き札、捨て札置き場にあるすべてのカードを集めてよく切りなおして、引き札置き場に置きます。

ドアロックカード

ドアロックカードを引いたら、同じ色のドアがロックされます。
宝石ハンターはロックされたドアから出入りすることはできません。

上級ルールでの宝石

宝石には、裏側に番号が書いてあります。
上級ルールでは、宝石を屋敷から番号順で持ち出さなくてはなりません。

宝石のある部屋に入ったら、めくって数字を見ます。
リュックにしまうこともできますが、屋敷から持ちだせるのは番号順です。

上級ルールでのゲームの終了

勝ち・負けの条件は基本ルールと同じです。

5歳・7歳の様子

ひたすらサイコロを振り続けるので、5歳息子は途中で飽きてしまいました。
親が「大変!もうすぐ悪霊になっちゃう。倒してきて~」とか、テンション上げたりしたけど、さすがに長すぎました。

ゲーム時間は30分くらいなので、それより長いゲームでも遊べるのに、これは飽きちゃいました。
やることがサイコロを振るだけだからかな?
確かに単調に感じることはあります。
進むのもサイコロ、おばけを倒すのもサイコロ。
ひたすらサイコロ振ってる感がすごい。

やらされてる感を感じちゃったのかもしれません。

基本ルールで遊んでも、5歳の息子には遊びきれませんでした。

当時7歳の娘は、しっかり状況把握ができていて、自分から「こっちのおばけ倒すね」「おばけ倒してから、宝石運ぶね」とか相談しつつも自分の意志で決定していました。
やっぱり状況判断能力や集中力は重要ですね。
息子にはまだ早かったのかなと思って、しばらく遊んでいませんでした。

6歳になって、久しぶりに遊んだら、こんなに楽しいゲームだったっけ?って言っていたので、やはり対象年齢にあえば、すごく楽しめるようです。
大盛り上がりしながら最後まで遊んでいますし、負けると「もう1回!」ってなります。

ゲームに慣れている子ならいいけれど、そうでないと、ゲームの勝率もそんなに高くないし、ゲームの流れ的にも喧嘩になりそうな気配もします。
「なんで倒せないんだよ~」とか。
盛り上がり過ぎちゃうんですよ。
こういったゲームに慣れていれば、「もう全然倒せないんだけど~」とか、「うわ~負けた~」って楽しく盛り上がれるんですけれどね。

今でも、上級ルールの宝石を番号順に持ち出すのは難易度高すぎるので、導入していません。
でも、ドローカードやドアロックカードは使ったほうが面白いです。
ゲーム時間は多少長くなるので、まずはこういった上級ルールは使わずに遊んでみて、ゲーム終了まで楽しく遊べたら追加してみてください。


むすめ 喋る S
むすめ
2匹おばけが集まっちゃったところは早めに倒さなきゃ!
悪霊になっちゃうと倒すの大変なんだよ。


むすこ 喋る S
むすこ
どこにおばけが増えるかなってドキドキするよね。
倒すぞ~ってサイコロふるの楽しいよ。
すっごい好きになった!(6歳になっての感想)


親目線のレビュー

おばけは可愛いのに、悪霊はほんとに襲ってきそうなくらい怖い。
可愛いおばけちゃんも白じゃなくて、薄緑なのがいい。
蓄光かと思ったけど、光らなかった。暗闇でぼや~って光ったら良かったのに。

宝石ハンターが宝石を背負えるのも、よくできてて感動!
背負っていても、バランス崩れて倒れないのもすごい。

Ghost Fightin' Treasure Hunters-icon

ゲームとしては、ひたすらサイコロを振っている感は感じるけれど、退屈はしないかな。
なにせ、ほぼ毎手番おばけが増えていくので、すごいスピードです。
ドロー3カードとか引いちゃうと、一気に悪霊まで増えちゃう。

悪霊がいる部屋には、おばけが置けないから、いったん悪霊がでると玉突き状態になって、一気に増殖。

ドアロックカードもなかなか悩ましいです。
ドアまであと1歩のところにいるのに、突然ロックされて、他のドアまで行かなくてはならなくなります。

大人が退屈しないのは、これはヤバいぞって気が付いて、ヒヤヒヤできるからかと思います。
難易度は結構高めです。
基本ルールであれば、ある程度勝てると思いますが、ドロー3カードなどを入れると勝率60%くらいかも。(宝石のルールは入れていません)

勝てた時も余裕ってことはなく、悪霊は5体になっていて、おばけ2体の部屋がいっぱい。
あとは脱出するだけだ~って、ギリギリ逃げ切る状態です。
3人で遊んでいるからかな?

BGGで、children's game rankでは5位と上位にランクインしているのですが、Family game rankでは一気に200位以下。
children's game rankに対象年齢8歳以上のゲームが入ることは、あまり見かけないのですが、上位に入っているあたり、やはりキッズ向け(6歳くらいから)なのかな。

ゲームの対象年齢って、しっかり戦略も考えて遊ぶには2歳くらい足す必要があるともいいますが、こちらは本当に8歳からで遊べるよ(6歳からでもルールはわかるよ)ということなのかもしれません。

テーマやルールの難易度は、子供向けで理解しやすいです。
BGGもchildren's gameの定義を、簡単なルールとわかりやすいテーマってしていますね。

協力ゲームとしても、本当に2人そろって戦わなくてはならないので、「助けに来て」「こっちから倒そう!」とか常に相談しています。
興奮しがちなところはあるけれど、協力ゲームとしてはとても良いと思います。
協力ゲームだから助言も自然にできるし、キッズ大賞は納得です。

大人だけで遊んでも、すごく盛り上がれますよ。
子供には容赦なさすぎるくらいの難易度ですから。

わたし 喋る S
いかっぱ
5歳には面白さがわからなかったみたい。
6歳になったくらいから何度も遊びたがるから、これから活躍してくれそう。
ダイス運なので戦略性は低いですが、場面に合わせて相談は必須なので、ファミリーには遊びやすいし、初めましての人とも盛り上がれますよ。

  

魔法の迷路の中で、魔法の印を探します。
でも、そこには見えない壁が!

壁にぶつかるとスタートに戻ってしまいます。

そんな魔法のラビリンスでの探索が、見事にゲームで再現されています。

納得のドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門2009年受賞作です。
また、受賞から10年以上たって日本語版が発売されました。

Das Magische Labyrinth-top


わたし 喋る S
いかっぱ
壁にぶつかったらどんな感じがするんだろう?
難易度はどうなんだろう?
もうワクワクが止まらないギミックです。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる4歳児・6歳児の様子
・親も一緒に楽しめる?難易度は?

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:20~30分
BGGの評価:The Magic Labyrinth

内容物

多層式ゲームボード(迷路の地下とフロアプレート):1枚
壁(木製):24枚
魔法の印が描かれたチップ:24枚
袋:1袋
ダイス(2と3が2面の6面):1個
魔法使いの駒:4個
金属ボール:4個


およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

迷路の地下プレートに壁をはめ込みます。

Das Magische Labyrinth-wall

すべてのマスには、少なくともどこからか移動できなければなりません。

Das Magische Labyrinth-wrong wall

壁の枚数を減らすことにより、難易度を調節します。

迷路を作り終わったら、フロアプレートをその上に置きます。

袋に入った印チップは箱の隣に置きます。
チップを1枚引き、プレイエリアの隣に全員が見えるように置きます。

Das Magische Labyrinth-magical mark

そして、箱を何回か回転させ、「迷路は回転し、壁は消えた。道を見つけよう」と宣言します。

各プレイヤーは魔法使い1つと金属ボール1つを選びます。

ゲームは迷路の四隅からスタートします。
それぞれ、別の角からのスタートになります。
2人で遊ぶ場合には、対角線に置くようにします。

魔法使いを角のスタートマスに置き、そのあど慎重にボールを磁石でくっつくようにフロアの下側につけます。

Das Magische Labyrinth-start

遊び方

1人ずつ時計回りの順番でプレイします。

スタートプレイヤーは、最近道に迷った人です。
出ているチップと印と同じマークが描かれたマスの所を目指します。

手番になったらダイスを振り、自分の魔法使いを任意の方向に、出た目の数だけ移動させます。
(もしくは、より少ない歩数で止まってもかまいません)
魔法使いは縦もしくは横に進み、また行ったり来たりすることもできます。
ただし、斜めに進むことはできません。

魔法使いは滑らせてすすめてください。
壁があるかどうか試してみることはできません。


1つのマスには1人の魔法使いしか止まることができません。
他の魔法使いを追い越すことはできますが、かなり慎重に元いる魔法使いをマスの隅によけて通過する必要があります。


見えない壁


壁にぶつかったら、ボールが落ち四隅のいずれかから出ています。
残っている歩数は無効になります。

Das Magische Labyrinth-crush

ボールと自分の魔法使いを取り、スタート地点に戻します。

そして、次のプレイヤーの手番になります。

魔法の印

示されている魔法の印のマスに移動したら、そのチップを獲得します。
残っている歩数は無効になります。

Das Magische Labyrinth-get

袋から新たなチップを引き、公開します。
誰かがその印のマスにいる場合は、直ちにそのプレイヤーがチップを獲得し、新たなチップを引きます。

ゲームの終了

誰かが魔法の印を5つ集めたら、ゲーム終了となります。

4歳・6歳の様子

6歳からではありますが、4歳息子も一緒に遊べました。
ルールどおり遊べます。

魔法の印の場所によっては、今いる場所よりスタートからの方が近いことがあります。
このことに気が付いて、わざと壁にぶつかってスタートに戻る判断はさすがにまだ無理でした。

板の数は24枚ありますが、使用する数で難易度が調節でき、説明書には簡単なバージョンで22枚となっています。
が、22枚でも難しい!!
何度もゴトってスタートに戻され、なかなかチップを取れません。
かといって少なくしすぎると、スイスイ進めてしまい簡単すぎてしまいます。

我が家では18〜20枚が合っています。
時間がない時にやりたいって言われたら18枚くらいがスムーズでよいです。
あっさり到達してしまう感はありますが、何回かは壁にぶつかりますし、そのドキドキ感を味わえるだけで、子供たちは満足してくれます。

マスをまたぐ時に潔くサッと進める必要があります。
そーっと動かすと、壁にボールがあたるわずかな音を聞こえたり、感触が違うのがわかってしまいます。
誰もチップまでたどり着けず、煮詰まった時だけ黙認しています。

何度か壁に阻まれながら、壁の位置を覚えて進む記憶が頼りのゲームですので、子供と遊ぶ時も手加減なしで遊べます。
むしろ、記憶ゲームは子供が強いですね。

ただ、自分の手番以外は、盤上を見ていないことが多いです。
そのため、自分がそのマスに着いた時に、同じ過ちをすることがよくあります。
「さっき、ママが失敗したところだよ~」と伝え、相手の番もちゃんと見ている必要があることを伝えています。
私が覚えていなくて、「さっき失敗したところじゃん」って言われることの方が多かったりするんですけどね。

壁をはめ込むときに、箱に置いてからはめ込むのですが、子供は加減がわからないので、地下プレートが曲がらないかヒヤヒヤします。
そのため、地下プレートを平らなところにおいて、はめ込むようにしています。

また、目的のチップは横に置いておくルールのようですが、我が家ではマスに置いています。
そのほうが、チップを獲得した時に、達成感あるんですよ。
着いた~!!ゲット~!って。

子供ウケはとっても良いです。
ずっとやりたい!と言って、魔法の印5個ではゲームが終わらないこともよくあります。

むすめ 喋る S
むすめ
ボールが落ちるのすごいよね!ゲームにしなくても楽しい。
あと1マスってところで落ちちゃうと悔しいよ。


むすこ 喋る S
むすこ
このゲーム大好き!ボールが落ちるのが楽しい!
そ~っと動かすとわかっちゃうんだよ。
何度も同じところで落ちちゃうんだよな~。


親目線のレビュー

ルール通りだと、フロアプレートを置いた後、何回か箱を回転させるようですが、ふたをしたとたんに忘れるので、その必要なしです。

びっくりするくらい記憶にないんですよ。
何度も同じところで、失敗してしまいます。
マークが違うだけの6×6マスのボードのため、全然覚えられないんです。
キノコとコウモリの間のはず、、、。あれ?キノコとネコの間だった?

壁は24枚ありますが、そんなに使ったらどうにも到達できません。
もうあまりに誰も着かなくて、ふた開けちゃいましたよ。
私には22枚が限界ですね~。
我が家のイライラせずに、楽しく遊べる限界の枚数です。

とにかくギミックが素晴らしく、本当に見えない魔法の壁があるようです。

壁にぶつかって、ボールがゴトって落ちる音がまたいいんです。
魔法使いの駒から伝わる衝撃が、壁に本当にぶつかったかのよう。
思わず「痛っ」って言っちゃいます。
壁に激突したリアル感が、本当に魔法のラビリンスにいるような気分にさせてくれます。

子供向けのゲームではありますが、大人も十分に楽しめます。
ルールもとっても簡単なため、あまりボードゲームで遊ばない人にも、とてもウケがいいです。

ギミックも含めて、こんなゲームがあるんだ!って感動してくれるはずです。

わたし 喋る S
いかっぱ
このメーカーのゲームは磁石を使ったギミックがよく使われているけど、このアイデアはすごい!
ゴトって、壁にぶつかった感がばっちり!
魔法のラビリンスに冒険にきた気分になれますよ!


そのほかの磁石の仕組みが楽しいゲームはこちら




  

今年もドイツ年間ゲーム大賞2023キッズ部門のノミネート作品が発表されましたね!
どの作品が大賞をとるのか、ワクワクしながらこの先1か月を過ごすことになりそうです。

今回ノミネートされた3作品(Carla Caramel、Gigamon、Mysterium Kids)とロングリストの3作品(Mein erstes Abenteuer、Douzanimo、Rutsch & flutsch!)、特別賞(Unlock! Kids:Detektivgeschichten)を簡単にご紹介します。
私も知らないものばかりなので、どんな作品なのか調べてみたいと思います。

わたし 喋る S
いかっぱ
日本での発売はほとんどないみたいだな~。
大好きな、だいぼうけんにでかけよう!シリーズが入ってる!


【この記事でわかること】
・ドイツ年間ゲーム大賞2023キッズ部門ノミネート3作品の紹介
・ドイツ年間ゲーム大賞2023キッズ部門ロングリスト3作品の紹介
・ドイツ年間ゲーム大賞2023特別賞キッズ部門の紹介

Carla Caramel


Carla Caramel top


基本情報


対象年齢:4歳以上
対象人数:1~6人
プレイ時間の目安:10分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:
Carla Caramel

Carla Caramel

ゲーム紹介


市場はうだるような暑さ。 暑すぎて、子供たちはカーラのアイスクリームスタンドに列を作っています。
すぐにアイスを渡せるように、カーラを手伝ってあげよう!

カーラと一緒に、素早くアイスクリームをすべての子供たちに配るよ。
子供たちに渡す前にアイスクリームが溶けちゃったら残念!!

順番にダイスを振って、カーラのお店に並んでいる子供たちにアイスクリームを渡そう。
ダイスの目によって、アイスにフレーバーを追加したり、おひさまを動かしたり、1人にアイスクリームを渡したりできるよ。

すべての子供たちがアイスクリームを手にできたら、みんなの勝ち!
でもおひさまには気を付けて!アイスクリームが溶けちゃうよ!

4歳向けらしく、ダイスは大きめですね。
また、アイスのフレーバーは4種類で木製のようです。
アイスクリームをのせるコーンもダブルレイヤーになっています。
子供向けに遊びやすい設計ですね。

箱がそのままアイスクリーム屋さんになるのも素敵ですね。

ダイスの目はフレーバー4種類、カーラ、太陽になっています。
フレーバーの目がでたら、コーンを選んで、目のフレーバーを置きます。
カーラの目が出たら、アイスクリームをお客さんに渡します。
太陽の目がでたら大変!お店の屋根の模様が6マスになっていて1つずつ進んでいきます。
そのマスのしたにあったアイスクリームが溶けてしまいます。(コーンを裏返します)

アイスのコーンは6個に対して、お客さんは5人。
1個は溶けてしまって大丈夫。
お客さんの数を減らして、難易度調整することもできます。

ダイス運だけでもなさそうです。
おひさまがまだ移動してこなそうな所からアイスクリームを完成させていったり、おひさまが近づいてきたら3個積むことをあきらめて完成させたり、色々考えどころがありそうですよ。

ルールが公表されていないので、概要や動画からのイメージです。
間違っていたら申し訳ありません。

わたし 喋る S
いかっぱ
協力ゲームは子供と遊びやすいから好きです。
アイスクリームがテーマなのも子供ウケよさそうですね。

Gigamon

Gigamon top


基本情報


対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:Gigamon

Gigamon

ゲーム紹介


これは、魔術師の仲間入りする最後の試験。
あとはギカモンを召喚する究極の試験が残るのみ。
エレモンを進化させてたくさんのギカモンを捕まえよう!

このゲームの目的は、対になるエレモンを見つけて、ギカモンに交換することです。

ゲームの準備


エレモンのタイルをよく混ぜて伏せておきます。この時3×3の四角になるように並べます。
7枚のギカモンタイルと岩タイルを横に置いておきます。
残りのエレモンのタイルは山札となります。

ルール

一番年下のプレイヤーから始めます。
順番に2枚のタイルを表にします。
タイルが異なれば元に戻します。(Polymonはどのエレモンともペアにできます)
タイルがあっていれば、そのエレモンを獲得し、エレモンパワー(後述)が発動します。
それから、山札から、獲得したエレモンタイルのところに補充します。

もし3つの同じエレモンを持っていたら、それらを箱に戻しギガモンを獲得します。
他のプレイヤーがこのギガモンを持っていたら、そのギカモンを奪うことができます。
そして、次の番になります。

エレモンの能力


Polymon:どんなエレモンともペアになります。
Floramon:山札から1枚タイルをとり、そのグループに加えることができます。
Aeromon: 他のプレイヤーが獲得したエレモンと自分の獲得したエレモンを1枚交換することができます。
Pyromon:他のプレイヤーが獲得してエレモンを1枚捨て札にできます。
Hydromon:他のプレイヤーが目を閉じている間に、場に出ている9枚のエレモンのうち4枚をみることができます。見たら裏にして元に戻します。
Geomon:岩タイルを場のエレモンの上に置くことができます。この岩が置かれたエレモンは、置いた人の次の番まで誰もめくることができません。
Electromon:もう1回2枚めくることができます。

ゲームの終了


最初に3つのギカモンを獲得したプレイヤーの勝利です!

もしくは、エレモンタイルの山札がなくなったら、ゲーム終了となります。
この場合、一番多くのギカモンを持っている人の勝ちです。
もし、ギカモンを持っている数が同じ場合、エレモンを多く持っている人の勝ちです。
それでも同数の場合、みんな勝ちです!

わたし 喋る S
いかっぱ
記憶ゲームですね。絶対、子供に勝てないやつ。
ギガモンもエレモンもかわいらしいキャラクターとなっていますね。


Mysterium Kids


Mysterium Kids top


基本情報


対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:21分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:Mysterium Kids

Mysterium Kids

ゲーム紹介


伝説によると街の郊外の古いお家には素晴らしい宝物があるんだって。
その宝物を見つけるために、そのお家で夜を過ごすことにしました。
もうあきらめようかな、、、。そんな時、オバケのキャプテンエコーが表れて宝探しを手伝ってくれることに。
彼はほとんどしゃべらないんだけど、タンバリンを使ってどの部屋を探せばいいか教えられるよ!

プレイヤーは協力して、月が空を通り夜明けるまでに宝物を探そう。

各ラウンドでは、1人のプレイヤーがオバケのキャプテンエコーになります。
オバケ役は他のプレイヤーが正しいノイズカードを選べるように、タンバリンを使ってヒントをあげなくてはなりません。
もし成功できたら、宝物の一部が明らかになります。

これだけ読んでもさっぱりわからないですよね。
タンバリンでヒントを与える?

動画のルール説明を見て、もう少し詳しく書きますね。
間違っていたら申し訳ありません。

遊び方


ボードの上部には月が移動するマスがあり、6マスあります。
ターンごとに月が移動し、横切ってしまう前に宝物をすべて明らかにしなければなりません。

ボード上には5つの部屋があり、各ターンでノイズカード1枚ずつ部屋に置きます。
ノイズカードには、「かみなり」や「パンにバターを塗っているところ」、「鳥が羽ばたくところ」、「にんじんを切っていることろ」などがあります。

オバケ役は1~5までの数字がふられたトークンを一つ選びます。
この数字は他のプレイヤーに教えてはいけません。
オバケ役以外のプレイヤーに目をつぶってもらい、タンバリンの音だけで番号に該当する部屋の音を表現します。
オバケ役はヒントになるようなジェスチャーをしてはいけません。
もちろん、言葉を話してもいけません。

オバケ役以外のプレイヤーは、みんなで相談して、どの部屋の音であったかを決めます。
意見が分かれてしまったら、オバケ役の左隣りの人が決めてください。

正解だったら、宝物タイルが1枚獲得できます。
不正解であれば、宝物タイルはもらえません。

オバケ役が次のひとに移ります。
その時、月も空を1マス進みます。

わたし 喋る S
いかっぱ
これまでにない発想のゲームですね。
絵のイメージを言葉で表現するディクシットはありますが、タンバリンで絵を表現するって難しそう!
タンバリンのふちをたたいたり、ひっかいたり、色々な工夫も必要ですね。
直観で表現する子供の方が得意かも。

親としては、タンバリンの強度が一番気になる。


Mein erstes Abenteuer


こちらは、日本でも第5弾まで発売されていますね!
私も何作かレビューしていますので、参考にしてください。
もう7作品もあるんですね!
日本発売が待ち遠しいです。







わたし 喋る S
いかっぱ
大好きなシリーズがロングリストに入ったのは嬉しい!
大人は読んであげることにはなるけれど、一緒に考えたり楽しめます。


Douzanimo

Douzanimo top


基本情報


対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
難易度:ー / 5
BGGページ:Douzanimo

Douzanimo

ゲーム紹介


4つの旅行会社がアニマルサファリツアーを提供しています。
ライオンを探している?それともワニ?サルかな?
それらのタイルは2つかけています。
元通りに合わせてあげよう。

一番年下のプレイヤーからスタートします。
時計回りに手番は交代していきます。

場には各動物の顔の両端を裏返しに並べます。
その周りには、動物の顔の中央部分を表にして並べます。
ライオンの顔(最初は中央部分のみ)にトークンを置きます。
みんなで、ライオン完成を目指します。

プレイヤーは、まず場に出ている小さな動物タイルを2枚めくります。
どちらもライオンであったら、それらをライオンの顔の横に並べます。
ライオンの完成です!
2枚めくり、1枚だけライオンだったら、ライオンタイルを場の周りのライオンの顔の横に並べ、間違っていたタイルは元に戻します。
2枚ともライオンでなかった場合は、裏にして元に戻します。

動物タイルが次の動物に移動し、同様に次の動物のタイルを探します。

すべての動物が完成したらゲーム終了!大成功です!

いくつかの難易度で遊ぶことができます。

BGGにもあまり情報がないですね。
オフィシャルサイトも参考にしましたが、間違っていたら申し訳ありません。
3枚で完成する神経衰弱の協力ゲーム?のようですね。

どうやら、動物トークンが4つあり、表になって端に置いてある動物の上をターンごとに移動するようです。
1周したら、次の動物トークンに変更になり、トークンがなくなる前に全部完成させて!っていう時間制限もあるようですね。

わたし 喋る S
いかっぱ
神経衰弱、、、と言いたくなってしまうのですが違うのでしょうか。
数あるゲームの中からロングリストに入ったくらいですから、きっと特徴があるのでしょう。


Rutsch & flutsch!


Rutsch & flutsch! top


基本情報


対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15~20分
難易度:1.00 / 5
BGGページ:Turtle Splash!

Rutsch & flutsch!

ゲーム紹介


暑い!!ジャングルの動物たちは湖に集まっています。
しかし、カメはやっぱり遅い。
どうやったらカメをすぐに友達たちの所に連れて行ってあげられるかな?
川を下る?

カメトークンをはじいて、川を下ろう!
みごと湖の中央に行ければ、より多くのタイルをめくることができるよ。
誰が一番早くすべての動物を探せるかな?

遊び方


プレイヤーはそれぞれ独自のプレイヤーボードを持ちます。
プレイヤーボードには、それぞれ4匹の可愛い動物たちの列が3列あります。
左端がビーチボールタイルのスタート地点となり、枠があります。

各動物のタイルを裏向きに置きます。

自分の手番では、プレイヤーボードのビーチボールが置いてある次に描かれた動物を当てられるように、動物タイルをめくります。
3列あるので、正解は3つあります。

みごと目的のタイルをめくることができたら、ビーチボールをその動物の上に動かします。
次は、その隣の動物タイルを探すことになります。
目的のタイルがめくれなかった場合は、ビーチボールは動かせません。

ここまで行ったら、手番交代です。

記憶要素のあるゲームですが、それだけではありません。
プレイヤーボードの動物の並びはそれぞれ異なるため、みんなで同じ動物を同時に探すことはあまりありません。
また、ただどこに正しいタイルがあるか、記憶を頼りにめくるだけでもありません。
厚紙でできた川を表す滑り台があり、カメの駒をはじいて滑らせ、湖の中央のくぼんだ場所に着地させなければなりません。

みごとくぼんだ場所に着地させた場合は、3つのタイルをめくることができます。
プール内の他の場所に着地させた場合は、2つのタイルをめくることができます。
もし、滑り台の途中で止まってしまったり、プールの外まで飛んで行ってしまった場合は、1つのタイルをめくることができます。

1つもビーチボールを動かせなかった場合は、浮き輪タイルをもらうことができます。
この浮き輪タイルがあると、次の手番で動物タイルを1つ追加でめくることができます。

こうして、3つのビーチボールを1番先に右端まで移動させたプレイヤーの勝利です!

わたし 喋る S
いかっぱ
カメをはじくのは、慣れないと難しそうですね。
ただの記憶ゲームではなくて、アクションもあるのがいいですね。
大人向けのハンディもあるようですよ。


Unlock! Kids:Detektivgeschichten

Unlock!Kids


基本情報


対象年齢:6歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:20~60分
難易度:1.67 / 5
BGGページ:Unlock! Kids Detective Stories


Unlock!は、カードを用いて探索し、結果を組みあわせ、謎を解いて部屋から脱出する協力ゲームです。
Unlock! Kidsは、他のUnlock!シリーズとは異なり、6歳以上から遊べるようにデザインされています。 また、アプリは必要としません。

これしか情報がないですね。
謎解きなので、ネタバレになってしまいますものね。

BGGのChildren's rankingで2位になっているので、ずっと気になっていたんです。
でも、謎解きのため言語依存が少しあるようで。
子供が遊ぶので、やはり日本語でないと無理だなと諦めています。

わたし 喋る S
いかっぱ
これを機に、日本語版がでるといいな~。
期待しています!!


いかっぱの予想


例年当たらないので今年も外すと思いますが、お祭りとして予想してみたいと思います。

個人的に一番気に入ったのは、Carla Caramelです。
コンポーネントもかわいいですしね。
おひさまが迫ってきたら、すごくドキドキしそうですね。

Gigamonはキャラクターがとても素敵なデザインで美しい。
ぜひ遊んでみたいですね。
Gigamonが思っていたより大きくてビックリ!
でも、ゲーム自体はちょっと地味かな~。

Mysterium Kidsは、個人的には苦手そう。
すごい独創的ですよね。
絵をタンバリンで表現する!
そして、タンバリンの耐久性がやっぱり気になってしまう。

まぁ、例年アクション系のゲームが大賞とるので、私の予想は、Mysterium Kids!

残念ながらノミネート作品には選ばれませんでしたが、ロングリストの作品も楽しそうですね。

アクションでいえば、Rutsch & flutsch!が楽しそう!
アクションもあり記憶系のゲームなら、ノミネートされてもよさそうですけれどね。

特別賞を受賞したUnlock!Kidsは、本当に日本語化を希望しています。

だいぼうけんにでかけようシリーズは、続編の日本語化お待ちしています。

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