いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:推理

不思議なイラストを言葉で表現します。
全員にわかってもダメだけど、当ててもらわなくては点数がもらえない
人との感性の相違を楽しむゲームです
ドイツ年間ゲーム大賞 2010

わたし 喋る S
いかっぱ
絵を言葉で表現するなんて、今までやったことないルールだなぁ。
まだ語彙の少ない子供にもできるかな。

dixit-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・表現力・想像力・共感力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子とその感想
・無料で遊べるディクシットの紹介
・オノマトペ(擬音語・擬態語)なら、子供でも表現できる

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:3~8人
プレイ時間の目安:30分
BGGの評価:Dixit

ルール

準備

各プレイヤーはウサギ駒を1個選び、それぞれを得点ボードの0に置きます。

カードをよくシャッフルして、各プレイヤーに6枚ずつ配ります。
残りのカードは裏向きにして山札にします。
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遊ぶ人数と同じだけ、自分のウサギ駒と同じ色の得票タイルを受け取ります。
例:4人で遊ぶなら4枚(1~4の数字タイル)
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遊び方

最初の語り部を決めます。

語り部

語り部は自分の手札の6枚のカードから1枚を選び、連想される一文を考えて声に出します。
カードは他の人に見せないように注意してください。

この時に話す一文は、単語1つでも、文でも擬音でもかまいません。
映画のタイトルやことわざなど既存の言葉でも、その場で思いついた言葉でもかまいません。
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語り部以外

語り部以外のプレイヤーは、語り部が話した一文に最も合っていると思う絵柄1枚を自分の手札6枚の中から選びます。
dixit-player
次に、各自選んだカード1枚を、他のプレイヤーに見せないように、語り部へ渡します。

語り部は、受け取ったカードすべてと自分が選んだカード1枚を合わせてシャッフルし、場に表向きにしてランダム横一列にして並べます。
左から順番に1、2と順番がふられます。
5人以下で遊ぶ場合は、投票タイルが残っているので、それを使用してもいいと思います。
6人の場合は、語り部の得票タイルで番号を振ってもいいと思います。

投票

語り部以外のプレイヤーは、語り部が選んだと思う絵の番号の投票タイルを裏向きに置きます。
全員の投票が終わったら、全員の投票タイルを表向きにして、並んでいるカードの対応する番号の上に置きます。
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得点の獲得

語り部以外のプレイヤー全員が語り部の選んだカードに投票した場合、または誰も語り部が選んだカードに投票しなかった場合は、語り部は0点、他のプレイヤーは全員2点ずつ獲得します。

上記以外の場合、語り部と、語り部が選んだカードに投票したプレイヤーは3点獲得します。

語り部以外のプレイヤーで、自分のカードに投票してもらった場合は、投票1つにつき1点ずつ獲得します。

手番の終了

各プレイヤーは、自分の手札が6枚になるようにカードを引いて補充します。
語り部は時計回りに交代します。

ゲームの終了

山札の最後の1枚を誰かが引いたら、ゲーム終了です。
得点ボード上で、最も進んでいるプレイヤーが勝利です!

バリエーションルール

3人で遊ぶ場合

各プレイヤーは手札を7枚持ちます。
語り部以外のプレイヤーは1枚ではなく2枚のカードを語り部に渡します。
これによって、5枚の中から投票することになります。

追加得点

1人のプレイヤーだけが語り部のカードに投票したときに、見つけたプレイヤーと語り部が4点ずつ得点を獲得します。

このほか、一文を話すのではなく、歌を歌ったり、ジャスチャーで表現するなどのルールでも遊べます。

主な知育要素


表現力
想像力
共感力

とにかく不思議な絵ばかり。そんな絵にふさわしい言葉を選びます。

現実にはない不思議な絵ばかりなので、どんな場面なのか想像しながら言葉を探します。

語り部が言う言葉がどの絵か、相手の気持ちになって考えます。
投票して、子供が選んだものを当てた時は「そうだと思った!ぴったりの言葉だね」と共感し、当てられなかった時も「なんで、その言葉なの?」「なるほど~。確かに!」と共感してあげます。
そうすることで、子供も私が語り部の時に同じように共感を求めてきます。

表現力、共感力はいずれも想像力を支え、育てる能力です。
これほど、想像力を楽しく豊かに育ててくれるゲームは他にないと思います。

5歳・7歳の様子

カードのイメージを言語化するって、子供には難しいはず。そもそも私も国語力なし。

そんな時に、無料でプリントして遊べるディクシットを発見し、試しに遊んでみました。

カード数も少ないですし、点数カウントもコインなど家にあるもので代用する必要はありますが、ゲームの体験としては十分でした。

予想外に子供たちに受け入れてもらえ、大笑いしながら遊びました。
自分の気持ちをわかってもらえる、相手の気持ちを理解するって、大笑いできるくらい幸せな気持ちになるのだと思います。

他にはないルールで、幸せになれるゲーム。
これならと本体購入してみてビックリ!カードが大きい!!
5歳の手に7枚は持てないし、カードホルダーにも収まらない。
ふせて並べて対応しました。

カードのイメージを言葉にするのですが、日本語にはとっても豊富なオノマトペがあります。
子供が文を作ろうとすると、もうイメージそのままな言葉を作ってしまうので、バレバレになってしまうのですが、オノマトペならその点は大丈夫。

お皿が割れている絵でも「ガチャン」とか「パリン」とか色々ありますよね。

「キラキラ」「ガチャガチャ」「ふわふわ」そんな言葉でカードを表現します。

そして、そんな言葉から想像するカードは、思いのほかみんな合っていて、語り部役が選んだカードを選ぶことを案外難しくさせます。

3人で遊んだので、選択肢が3枚だったのですが、バリアントルールで語り部以外は2枚出すことにし、5枚から選ぶことにしました。

手札に全く選択肢がなくて困ることもありますが、選択肢が多い方が楽しいです。

8歳からとなっていますが、日本語の特徴によって、もっと小さい子でも十分に遊べます。

不思議な感覚のゲームですが、子供には絵を言葉で表現することがとても楽しいようで、我が家の人気ランキング上位です。

むすめ 喋る S
むすめ
色んな音で言うのが楽しい!
カードも変なのばっかりで、面白いよね


むすこ 喋る S
むすこ
色んな音を考えるの楽しい!
当ててもらうのも嬉しくて好き!

親目線のレビュー

子供と遊ぶゲームを探していると必ず出てくる有名なゲームではあるのですが、他にないルールのため受け入れてくれるのか、、、。
そんな不安から購入をためらっていました。

買って大正解!
とにかく絵が素敵で、感性磨かれそう。

ゲームが終わったあとも、絵を並べて「なんだこれ~」「これ好きだな」なんて、会話が止まりません。

わたし 喋る S
いかっぱ
子供が一生懸命考えた言葉から、絵を探し、予想するのはとても楽しいです。
勝ち負けはあるのですが、勝敗は気にならず、とにかく笑い声の絶えないゲームです。

【まとめ】
・とにかくカードの絵が不思議で、普段は出会わない絵ばかり
・5歳でもオノマトペを使えば表現できる
・これほど、想像力を楽しく豊かに育ててくれるゲームは他にない
・まずは無料版をお試し!

きらきら輝く宝石に子供は夢中!
どの宝石が一番落っこちそうかな?
ワクワクする宝石集めゲーム!
他にはないルールで、空間認知力や巧緻性UPが期待できます。
ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門2018 受賞作

わたし 喋る S
いかっぱ
きらきら宝石がいっぱい!
見た目は素敵だけど、ゲームは楽しいのかな?


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【この記事でわかること】
・遊び方
・観察力・巧緻性の向上・数の理解が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・ゲームとして楽しいのか
・幼児の2歳差は大きいけれど、対等に遊べるか

基本情報

対象年齢:5歳から
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15~20分
BGGの評価:Dragon's Breath

ルール

ストーリー

4匹のちびドラゴンたちは、氷の柱の中に閉じ込められているキラキラ光る宝石を見つけました。
宝石を持ち帰りたいけど、まだまだちびドラゴンの吐く息では氷を溶かせません。
そこで、パパドラゴンに助けを求めます。
さすが、パパドラゴン!氷は少しずつ溶けていきます。
ちびドラゴンたちは、急いで宝石を集め、自分の洞窟に持ち帰ります。
でも、洞穴に落ちちゃった宝石はパパドラゴンに持っていかれてしまいます。
誰が一番宝石をたくさん持ち帰れるでしょうか?

準備

下箱の上にゲームボードを置き、氷塊タイルをボード中心に描かれた円の上に置きます。
各自、好きなちびドラゴンを選んだら、ボードの四隅に差し込みます。4人未満で遊ぶ時も、余ったちびドラコンは差し込んでおきます。

パパドラゴンと宝石タイルは、箱のそばに置きます。

氷塊タイルの上に氷のリングを積み上げて、氷の柱を作ります。通常は8個ですが、3人で遊ぶ場合は9個積み上げます。

リングでできた氷の柱の中に、そっと宝石を入れます。
この時、ボードの穴に宝石を落としてしまいがちなので、宝石タイルで穴を塞いでお きましょう。
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遊び方

いちばん勇ましい人が最初のパパドラゴン役になります。パパドラゴン役はパパドラゴンを受け取ります。このパパドラゴンは時計回りに次の人へ移ります。

パパドラゴン役の次の人から、リングを一つ取り除いたときにどの色の宝石が一番落ちそうか見極めます。そして、その色の宝石タイルを取ります。時計回りに一人ずつ残りの宝石タイルから一つを選びます。パパドラゴン役は最後に選びます。

みんなが宝石タイルを選び終わったら、パパドラゴン役が一番上の氷のリングを取り除きます。
取り除き方は片手でも両手でも構いません。柱を壊さないように取り除けば、そっと上に取り除いても、スライドさせてザザっと取り除いてもかまいません。ただし、触っていいのはいちばん上のリングだけです。

リングを取り除くと宝石がこぼれ落ちます。自分の選んだ宝石タイルと同じ色の宝石をボードからとって、自分の洞窟に持ち帰ります。
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穴に落ちてしまった宝石は、残念、パパドラゴンが持ち帰ってしまいます。
だれも選んでいなくてボード上に残った宝石は、穴に落とします。

各自の宝石タイルをまた箱のそばに戻します。そして、パパドラゴン役を左の人に渡して、宝石タイル選びから始めます。

ゲームの終了

いちばん最後の氷のリングが取り除かれたらゲーム終了です。最後のリングを取り除いて散らばった宝石ももらえますが、氷塊タイルの上に乗っている宝石は誰ももらえません。
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ゲームボードを持ち上げ、各自の洞窟にいくつ宝石があるか数えましょう。一番多く宝石を集めた人の勝ちです。

主な知育要素


観察力
巧緻性の向上
数のカウント

氷の柱をじっくり見て観察します。
位置や数などいろいろな視点から観察し、どの色が落ちそうかの思考へとつながります。

リング一つをつまんで取り除くため、指先に集中必要があります。
宝石を獲得するときも、小さい宝石をそっとつままないとボードをゆらしちゃうかも。
子供なので柱を壊しちゃったり、人の宝石を穴に落としてしまうこともあるかもしれません。
そんなときのルールもちゃんと書かれているので安心です。

集めた宝石が何個あるのか、数えます。
横に並べてどちらが多いか比べても大丈夫です。
玉入れみたいに、一緒に数えるのもおすすめです。

3歳・5歳の様子

宝石がいっぱいで子供の食いつき抜群。
3歳息子もちゃんとルールを理解して楽しんでいます。
5歳娘の希望で買ったゲームですが、やろうと待ってくるのは息子のほうが多いです。

勝負の結果は、やはり私、娘、息子の順になることが多いので、大人には単純で簡単な判断でも子供には難しいのかもしれません。
息子を見ていると、上の方に多く乗っている色を選ぶことは出来ますが、端っこや真ん中辺りにあるなどの落ちやすさについては考えがいたっていないのかなと思います。

プレー後はみんなで何個集められたか一緒に数えるようにしているので(い〜ち、に〜いとご一緒に)20くらいまでは数えられるようになったのは、副産物です。

ただ、数えている途中で「もう一回!」となることも多く、勝者がわからないままリプレイのことも多いです。
きっと勝敗に関係なくプレー自体が楽しいのだと思います。

7歳になった娘は、氷リングの取り除き方が戦略的になってきました。
人の選んだ色の宝石をなるべく落とさないように斜めにして取ったり、自分の色がいっぱい落ちそうな時は、スライドさせて取ったりします。

むすめ 喋る S
むすめ
端っこにあるのとか選ぶんだよ
ズザザってとるの好き。いっぱい落ちるんだもん


むすこ 喋る S
むすこ
いっぱい見えてるの落ちるよね!
宝石とるときは、そっと取るんだよね!
全然取れないときはイヤなんだよ

親目線のレビュー

子供向けのゲームは記憶系が多く、頭が疲れきっている時には気楽にやれて助かります。

難点としては、宝石の数が多いので準備が少し手間です。

子供向けなので、うっかり宝石を落としてしまった時などの進め方もルールに入っており(不器用なちびドラゴンたちへのヒントっていうのが可愛い)、イライラしないです。

とにかくコンポートが豪華で、判断力も他にはない思考が必要となるため、子供向けにはとても良いゲームです。
負けてもなんかあんまり悔しくないので、大人だけでやっても平和で楽しいです。

大人がじっくり考えても、予想通りに落ちないことあるんですよね。
大人が一番大人げなくリングを取り除きます。

宝石は小さく、数もとても多いので、片付け漏れが起こりそうです。
まだお口に入れてしまうお子さんがいる家庭では注意が必要です。

わたし 喋る S
いかっぱ
大人でも思ってたように取れないことがあります。
気楽で楽しい!
なにより全てがキラキラで眺めているだけで嬉しい

【まとめ】
・同じような判断をするゲームはなく、独自性が高い
・判断の結果に年の差がでる
・勝敗が気にならないくらいゲーム自体が楽しい
・大人も一緒に楽しめるし、記憶系じゃないから楽
・誤飲には注意が必要

悪いきつねを探偵になって捕まえる!!
落ちている手がかりから、犯人を特定します。
小さい子でも推理のプロセスを自然に学ぶことができます。
そして何よりワクワク!本当に探偵になった気分!!

フランス年間ゲーム大賞(As d’Or – Jeu de l’Année)2018キッズ部門受賞作。
BGGのChildren's Game Rank 7位です!(2023年2月現在)

わたし 喋る S
いかっぱ
手がかりから犯人を捜すって楽しそう!
協力ゲームなのもアドバイスしやすくてポイント高い
難易度は?子供でも判断できるかな

アウトフォックスド

【この記事でわかること】
・遊び方
・論理的思考・問題解決力・記憶力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる4歳児・6歳児の様子と感想
・親はどのような声掛けをしたらよいか

基本情報

対象年齢:5歳から
参加人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Outfoxed!

ルール

ストーリー

ずる賢いキツネがプラムパートさんのポットパイを盗み、巣穴に急いで逃げ込もうとしています。私たちは探偵となって、手がかりを集めながら、犯人を見つけなくてはなりません。

準備

ボードは18×18マスで、左上から右下に向けてキツネが逃げる道が描かれています。また、ボード上には、手がかりを手に入れられる4マス分の足跡マークが12個あります。

キツネの駒を左上の道が始まるマスに置きます。

ボードの周りには16枚の容疑者カードを裏返して置きます。ボードのそばに手がかりチップ12枚を置いておきます。

16枚の犯人カードから1枚選び(盗人の名前は見ないように!)赤いほうを上にするように、手がかりデコーダーにセットします。残りの盗人カードは箱にしまいます。
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各プレイヤーの駒はボード中央の4マス内に置きます。そして、ボード周りの容疑者カードを2枚表にします。これで準備完了です。

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遊び方

サイコロ3つを使って遊びます。サイコロの3面は目、もう3面は足跡になっており、足跡は1つが2面、2つが1面となっています。
サイコロを振る前に、自分が容疑者カードをめくるか、駒を進めて手がかり(足跡)マークへ移動するかを宣言します。サイコロを3つ同時にふり、容疑者カードをめくると宣言した人は、目をゾロ目に、駒を進めると宣言した人は足跡をゾロ目にした時だけ、宣言したアクションをとることが出来ます。3回までサイコロの振り直しが出来ます。(違ったものだけ振り直す)
outfoxed-footpad
outfoxed-eyes

足跡の場合は、足跡の数だけ駒を進めることが出来ます。ボード上どこでも移動でき、縦横自由に進めますが、斜めには進めません。

足跡マークは4マスありますが、どこから入ってもよく、どこから出ても構いません。
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3回振ってもゾロ目が出なかった場合は、キツネを道に沿って3マス進めます。

outfoxed-fox

足跡マークを宣言したとき


容疑者は杖や傘、ネックレスなど、それぞれ3つのアイテムを身に着けています。手がかりチップには、これらのアイテムが描かれており、手がかりデコーダーにセットすることで、そのアイテムを盗人が身に着けているかを確認できます。

駒が足跡マークに着いた場合、手がかりチップをデコーダーにセットし、犯人が持っているかを確かめます。持っている場合は緑、持っていない場合は白になります。(持っていると赤、持っていないと緑となるバージョンもあるようです)

アウトフォックスド デコーダー緑

アウトフォックスド デコーダー白

確かめたチップはたどり着いた足跡マークに表にして置いておきます。そして、めくられた容疑者カードをみて、犯人の疑いがあるかないかを判断します。犯人の疑いがなくなった容疑者カードは取り除きます。

目マークを宣言したとき

新たに容疑者カードをめくった場合、ボードに置かれている手がかりチップから、犯人か犯人ではないかを判断します。

手がかりチップは表にしてボード上に置かれるだけなので、緑だったか白だったか覚えておく必要があります。

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ゲームの終了

このように容疑者カードをめくりながら、手がかりを見つけて、犯人を特定します。

キツネが巣穴に逃げ切る前に犯人を特定できたら探偵の勝ちです。特定する前にキツネが巣穴に到達してしまった場合は負けになります。

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主な知育要素


論理的思考
問題解決力
コミュニケーション能力が育つ
記憶力

手がかりチップが白だった場合、それを持っているキツネは犯人じゃない。持っていないキツネは、まだ除外できない。もしくは、チップが緑だった場合、持っていないキツネは犯人じゃない。といった論理的思考を育てることができます。

手がかりチップはかなり手にいれたけれど、容疑者カードがめくられておらず特定できない。そのためには、サイコロを振るときは、容疑者カードをめくるように目を宣言しよう!といった問題解決力を育てることができます。

自分が容疑者カードをめくるから、手がかりを集めてほしい。など、みんなで話し合いながら協力して犯人を特定します。

手に入れた手がかりチップが白であったか、緑であったか覚えておく必要があるため、記憶力が鍛えられます。

こういった能力が育てられる幼児向けゲームは少ないように思います。

4歳・6歳の様子

ルールはサイコロをふって、すごろくのように駒を動かすだけなので、4歳でも参加できます。
むしろ、もう息子がどハマり。毎日「キツネさんゲームやろ〜」と持ってきていました。
今でも高稼働のゲームです。

このデコーダーが子供にはとても不思議で楽しいようです。(単純な作りですが、よく出来ているなぁと感心します)

6歳娘はデコーダーをやりたいために、足跡マークしか宣言しません(笑)
驚いたことに4歳息子は状況を判断し、バランスよく宣言します。
5歳になった今では、「もう少し手がかり欲しいから歩くね」「ママはカードめくって」など、効率的に犯人を特定しようとしています。

論理的思考については、6歳娘はすぐに判断していましたが、4歳息子は最初は少し戸惑っていました。「白だったから、持ってないってことだね。このキツネさんは持ってないね。どうしようか」と順を追って考えられるように声かけしてあげました。
数回やると、かなりスムーズになりました。

むすめ 喋る S
むすめ
楽しい!
緑になるかな?白になるかな?って確かめるのが好き!
犯人がわかると嬉しいよね

むすこ 喋る S
むすこ
きつねさんゲーム大好き!
だんだん誰が犯人かわかっていくんだよ
きつねさんに逃げられそうになるとドキドキするよね

親目線のレビュー

本当に良いゲームです。幼児向けゲームでは、私の一番のおすすめです!
テーマや難易度は確かに子供向けですが、大人でもワクワク楽しめます。
協力ゲームなのも、さりげなくアドバイスできて助かります。
接待ゲームにならないのは、大人のストレスにならず、すごく嬉しい。

難点があるとすれば、容疑者カードには可愛いキツネの絵が描かれているのに、盗人カードには犯人の名前が英語で書かれているだけ。「犯人はコイツだ!!」って大盛り上がりで特定して、デコーダーから盗人カードを取り出し「正解はこのキツネ!!」って公開しても、子供には正解か不正解かわからず(笑)

デコーダーの構造上、大きく容疑者カードと同じ絵を入れるのは無理でしょうが、端っこに小さくでも絵を入れて欲しかったな。シール作って貼っちゃおうかな。

わたし 喋る S
いかっぱ
大人には判断する内容は簡単だけど、情報が増えて、犯人が絞れていく過程は楽しい!
協力ゲームだから、ちょっとアドバイスするのも簡単
年の差兄弟でも一緒に楽しめるオススメのゲームです!

【まとめ】
・犯人を特定していく過程で論理的思考が身に着く
・協力ゲームはコミュニケーション能力も育ち、親もちょこっとアドバイスしやすい
・探偵気分がしっかり体験できるストーリーとルール
・大人も一緒に楽しめる


弟や妹も一緒に遊びやすい、そのほかの強力ゲームはこちら








 

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