いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:記憶力

カタツムリはアリより大きい、でも、カエルはカタツムリより大きい。
アリからクマまで、7種類の動物の大きさを比べます。

ルールは簡単。
自分の手札が、場のカードより大きいか小さいかを当てるだけ。
ただのカン?
違うんです。
いつ手番を降りるかの判断と、記憶力も試される、大人も子供も一緒に遊べるゲームです。

Fuchs&fertig-top


わたし 喋る S
いかっぱ
アリなら私の方が大きでしょ~。
「大きい!」
え?まさかの同じ、、、。
ってなる簡単だけど悩ましいゲームです!


【この記事でわかること】
・遊び方
・思考力 記憶力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・記憶力は子供が強い!でも判断力では大人も負けない!互角?の勝負

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:10分
BGGの評価:Fox's Party

内容物

カード:61枚(7種類)
アリとクマが8枚で、他は9枚
およその箱の大きさ(cm):11×11×4.2(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

カードをよく混ぜ、各プレーヤーに 12 枚ずつ配ります。
表を見ないで、 プ レーヤーの前に裏向きの山にして置きます。
残りのカードは、表向きの山にしてテー ブルの中央に置きます。
この山のいちばん上のカードが 「リーダー」となります。

遊び方

最も若いプレーヤーから始め、時計回りで行います。

自分の山のいちばん上の動物が、 リーダ ーと比較して 「大きい」か「小さい」か「同じ」かを宣言します。
その後、 自分の山の一番上のカードをめくって表向きにします。

Fuchs&fertig-start

宣言が正しかった場合

この場合、プレーヤーは、さらに手番を続けるか、手番をやめるか決めます。

Fuchs&fertig-rule

手番を続ける : 次のカードをめくる前に、自分の山のいちばん上のカードが、直前めくったカードよりも 「大きい」か 「小さい」か「同じ」かを宣言します。
めくったカードは、プレーヤーの前に表向きにして、最後にめくったカードのみが見えるようにして置きます。
次の宣言 (大きい、小さい、同じ) は、直前の、宣言が正しかった、めくった動物に対して行います。

Fuchs&fertig-reader

手番を終える : プレーヤーは、めくったカードをすべてテーブル中央のカード山の上に表向きに置きます。
こうして、最後にめくった、いちばん上の動物が次の手番のプ レーヤーのリーダーになります。

Fuchs&fertig-fail

宣言が間違っていた場合

この手番でめくったカードすべてを裏向きにして再び自分の山の下に入れます。
このとき順番を変えないようにしてください。
次の人の手番になります。

Fuchs&fertig-rule2

ゲームの終了

最初に自分のカードをすべてなくしたプ レーヤーの勝ちになります。

主な知育要素


・思考力
・記憶力

大きさを比べるときに、リーダーより大きい動物は何種類あるのか、小さい動物は何種類あるのかを考え、可能性が高いと考えられるほうを宣言します。

めくって失敗した手札は、一番下に置かれます。
どんな順番だったか、同じものが続いていたかなど記憶力が試されます。

5歳・7歳の様子

ルールの把握は5歳でも問題なくできました。

気を付けるのは、手札を見ないということです。
つい、配られると見そうになってしまいますが、ダメです。

記憶力のゲームでは、こどもが強くて大人は敵いません。
このゲームでも、もちろん記憶力は重要。
ただ、記憶力だけでも勝てないようで、勝率は大人の方が高いです。

最初のうちは、まったく手札の情報がなので、当てずっぽうです。
カードにすべての動物が大きさ順に並べて描いてあるので、順番を覚える必要はありません。
まぁ、クマがリーダーなら小さいだろう。キツネかぁ、悩ましいけど、小さい方が多いし。

みたいな感じです。
この判断は、子供でも大人同様にできています。
また、真ん中にあるハリネズミはどっちにするか難しい、というのも理解できています。

12枚をすべて覚えてしまえば勝てるのですが、動物の種類は7種類なので同じものが出ることも多く、いつ1周したかを見極めるのはなかなか難しいです。

やはり少しずつでも手札をなくしていくことが重要ですね。
このあたりの判断は、大人の方が得意なので、記憶力で劣っていても大人が有利な気がします。

順当に当てていくと、もう少し勝負できそうな気もしてきてしまいます。
息子はここで降りることができません。

7歳娘は、たとえ1枚だけでも、ハリネズミがでたら降ります。
考え方は大人と一緒です。

自分最強と思っている5歳児には、難しいゲームのようです。
「そろそろやめて、カード減らせば?」と声掛けはしてますが、当てるのが楽しいらしく降りないです。

息子には、大きさを比べる、手番を降りるか続けるか、手札が1周するのはいつか、など考えることが多く、手札を覚えている余裕がないのかなと感じます。

それでも、大きさ比べが当たったか、当たってないかで、大騒ぎで楽しんでいます。

むすめ 喋る S
むすめ
みんな真ん中のハリネズミでやめるよね。
私もぜったいやめる。
それが笑っちゃうよね。


むすこ 喋る S
むすこ
めくるとき、ドキドキするんだよ。
あってるかな~って。
みんな、すぐやめるよね。


7歳娘にも、いつ1周したかの判断が難しいようです。
複数枚を覚えていて、一気に出す!というのは、まだ二人ともできていないです。

娘が勝つときは、カードを減らしていって、残り2~3枚にして一気に出す。といった感じです。

親目線のレビュー

同じ動物が複数枚あるっていうのがポイントです。
ハリネズミは真ん中の大きさなので悩ましいのですが、アリやクマでは悩まず宣言します。
でも、同じだったりするんです。

手札の中で続いていたりすることもあります。

12枚の手札ですが、全部覚えるのはかなり難しい。
やはり、いい感じのタイミングで手番をやめて、手札を減らすことが重要です。

後半、6枚くらいの手札を一気に当てて、勝ち抜けできるとすっごく爽快!
また、「同じ」を覚えていて当てられると嬉しいですね。

記憶力、判断力のゲームではありますが、手札運もけっこうあります。
順当に並んでいるとスムーズに出していけますから。
同じ動物が続いていたり、もっと酷いとクマやアリが続いていると、なかなか減りません。

また、大きい、小さいに偏っていることもあります。
リーダーがシカなら、「小さい!」と宣言しますが、クマだったり。
「また、おまえか!」と言いたくなります。

スタートのリーダーも重要です。
最初がアリやクマであれば、スタートプレイヤーが有利です。
たいてい、みんなハリネズミ付近で降りるので、後半のプレイヤーは、何手番か1枚も減らせない、なんてことも起こります。
最初がハリネズミだと、誰も1枚も減らない、、、なんてことも起こります。
「だれかきっかけを作ってくれ!」と願ってしまいます。
そんなきっかけを作ることに成功した人も、ハリネズミでやめるんですけどね。

手札運はあるものの、悩んで、覚えて、とゲームしている感はしっかりあり、短時間で終わるので、かなり気に入りました。

わたし 喋る S
いかっぱ
小箱なのも嬉しい。もう置く場所がなくなってきて。
これも、旅行にもっていくゲームに仲間入り!

ゲーム絵本 だいぼうけんに でかけよう(Ma Première Aventure) シリーズ第二弾!
ページが3分割されていて、選びかたにより展開が変わります。
登場人物も3人いるので、1冊で3人のお話が楽しめます!

わたし 喋る S
いかっぱ
前作のドラゴンをさがしにがとっても良かったので、二作目も購入!
宇宙で冒険するのか~。
これも楽しんでくれるかな?

The Odyssey of the Phobos-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・想像力・思考力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる4歳児・6歳児の様子
・前作との違い
・クリアしたらもう読まなくなるか

基本情報

対象年齢:4歳以上
対象人数:1人
プレイ時間の目安:10~20分
BGGの評価:The Odyssey of the Phobos

ルール

準備
本の四隅にある、みどりのディスク、あおいディスク、きいろいディスクを回して、何もないところに合わせます。

どのキャラクターになるか決め、あかいディスクをその子に合わせます。
The Odyssey of the Phobos-setup
遊び方
普通の絵本のように、お話を読んでいきます。
途中で3つに分かれているページに出会ったら、よく考えて一つを選びます。
めくったら前に戻ることはありません。
The Odyssey of the Phobos-rule

冒険の途中で、役立つ道具が入ることがあります。
道具を見つけたら、道具と同じ色のディスクを回して、手に入れた道具を表示させます。
手に入れた道具は旅の途中で使うことができます。(指示があります)
The Odyssey of the Phobos-item
ゲームの終了
 君は、何個の部品を手に入れたかな?
結果は「大成功」「まあまあ」「もう一回挑戦して」の3パターンです。

主な知育要素


・記憶力
・想像力
・思考力

手に入れた道具がどんな効果だったか、覚えていないと効果的に使えません。

基本的には絵本なので、自分が主人公となって物語の中で大冒険できます。

何度も迫られる3択からの選択。キャラクターの特性を考えながら選びます。

4歳・6歳の様子

前作との違いは、前作が失敗した時は絆創膏が四隅のディスクに表示されるのに対して、こちらは失敗するとアイテムをゲットできないため、何も表示されていないままとなります。

ゲットできなくてもストーリーは自然に続いていくので、幼児には失敗したと気がつかないようです。
エンディングでやっと「アイテムの数が足りない」とわかる感じです。

宇宙の冒険物語なので、レーダーとかバッテリーとかの単語が出てきます。
小さな子で、このような単語を知らないとスムーズに読み進められません。

前作の方が、子供たちの食いつきは良かったように思います。
それでも、何度か読めばドキドキワクワクの冒険に夢中になります。

むすめ 喋る S
むすめ
選んでめくるのが楽しいよね!
私はドラゴンの方が好きだな。


むすこ 喋る S
むすこ
わ~、間違えてた!ってなるよね。
こっちのほうが、ドラゴンより好きだな!



親目線のレビュー

前作より、ややお話の難易度は高いかと思いますが、ゲームの難易度は変わりません。

宇宙船やロボットに興味がある子は、とても喜ぶ内容です。

このシリーズは、本当にお出かけに便利です。
一冊あれば、電車の中でも病院の待ち時間でも場所を取らずに静かに遊べます。
シリーズがどんどん増えているので、ぜひ揃えたいと思います。

クリア後も3人それぞれのストーリーの絵本として長く楽しめています。

【追記】 第五弾 はちゃめちゃバトルレースもオススメ!
レビューはこちらをご覧ください。
わたし 喋る S
いかっぱ
このシリーズはコスパよくて大好き!
子供は結果がわかっていても、何度も読みたがります。
全部ほしいな~。


【まとめ】
・バッテリーとかアイテムの単語がちょっと難しい
・ゲームの難易度は、前作と同様
・3人のキャラクターが個性たっぷりで、1冊で3度おいしい
・子供はクリアしても、何度も読みたがる(絵本と同じ)

手札のある神経衰弱。3枚同じ数字をそろえられたら成功です。
手札の公開は一番小さい数字か一番大きい数字のみ!
簡単ルールで大人と子供が一緒に盛り上がれます。

アスドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)2024受賞です!
フランスではトリオというタイトルなんですね。
日本人ゲームデザイナーさんのゲームが大賞受賞って、感動です!!

わたし 喋る S
いかっぱ
神経衰弱はできるけど、このゲームも遊べるかな?
手札があるっているのが、面白そう。


nana-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力 ・論理的思考 ・問題解決力が育つ。その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子と感想
・親も一緒に楽しい!手加減なしな理由

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Trio
※通常ルールはナナと同じため、ナナのリンクとなっています。

ルール

準備

遊ぶ人数で使用するカードが変わります。
使用するカードをよくシャッフルします。
以下のように場札と手札も変わるので、そのように準備します。
遊ぶ人数 2人 3人 4人 5人
使わないカード 11・12 12 なし なし
カードの枚数 30枚 33枚 36枚 36枚
配るカード 10枚 8枚 7枚 6枚
置く場札 10枚 9枚 8枚 6枚

手札を受け取ったらカードの数字が順番になるように並べ替えて下さい。
nana-rule
最近ラッキーなことがあった人がスタートプレイヤーです。

遊び方

手番の時にできることは、「手札を公開する」と「場札を公開する」の2種類です。

手札を公開する

誰かを指名して、その人の手札から「一番大きい数字」か「一番小さい数字」を公開させることが出来ます。
自分の手札も「一番大きい数字」か「一番小さい数字」であれば公開できます。
例①:○○ちゃんの一番大きい数字みせてください。
例②:私の一番小さい数字はこれです。
nana-rule2
この時、同じ数字があっても、公開するのは1枚だけです。
もう1枚同じ数字を持っているということは、重要な情報ですので内緒です。
nana-rule3
ただし、連続指名して複数枚公開してもらうこと、連続して自分のカードを公開することは可能です。

場札を公開する

場札のどれかを選んで、表向きにします。
場札については、「最大」や「最小」に関係なく、好きなカードを表向きにできます。

1枚目に公開したカードと違う数字のカードを公開してしまった場合、即座に「チャレンジ失敗」となります。

チャレンジ失敗したら、公開されていた手札は持ち主に戻ります。
場札はそのまま位置を変えずに裏向きに戻します。

同じ数字のカードを3枚公開することが出来たら「チャレンジ成功」となります。
公開した3枚のカードを自分の手元に表向きでおいてください。
チャレンジが成功するか失敗したら、次の人へ手番が移ります。

ゲームの終了

誰かが以下のどれかを達成したら、その人の勝利です!

チャレンジ3回成功!

チャレンジを2回成功させたとき、獲得した2セットの数字を足し引きして「7」ができる
例:「2」のセットと「5」のセット
nana-winner
「7」のチャレンジを成功させる

特別ルール(ナナ・クリスマスのみ)

誰かが「チャレンジ成功」した時、そのカードにプレゼントマークがついていたら、みんなで「メリークリスマス!」と言いながら、自分の手札を左隣の人に渡します。
nana-christmasrule

主な知育要素


記憶力
論理的思考
問題解決力

通常の神経衰弱と同様に場札の数字と位置を覚えておく必要があります。
それに加え、他のプレイヤーの1番小さい・大きい数字は何だったか覚えておく必要があります。

「2」を当てようと思っている時、1人の1番小さい数字が2だとわかっている。
でも、他のプレイヤーの1番小さい数字は3以上、自分も2は持っていない。
そうなった時に、場札にあるはずだと論理的に考える必要があります。

ゲームの最初の方は当てずっぽうではありますが、ゲームが進んでいくと公開された情報も増えてきます。
その上で、追加で欲しい情報はなんなのか、そのためには誰の手札を公開させればいいのか、ある程度の道筋を考える必要があります。

5歳・7歳の様子

足し引きして7になる数はカードの下に書かれている ので、ぱっと計算できない子でもわかります。
また、7をそろえれば1セットだけで勝利ですが、真ん中のほうの数字なので、大抵その前に終わります。

対象年齢6歳からのゲームなので、色んなゲームに慣れている5歳なりたての息子にも出来るかなと思っていたのですが、なかなか難しいようです。

手札は絶対に秘密にしなければならないのに、つい「これ2枚ある〜」とか言ってしまうし、まだ端っこにない数字が3か所どこにあるかわかると出してしまったり。
あとは論理的思考というか、『ママと姉の1番小さい数字が2で、自分は持ってないから、もう一枚はどちらかが2枚もってるか、場にあるかだな』といった考えは、まだ難しいようで、記憶力勝負の行き当たりばったりな感じです。

そもそも6と9が区別ついてないので、並べた時に間違ってたりします(笑)

子供の手でカードを持ちながら小さい順に並べるのは難しく、カードを落として公開してしまったりするので、カードスタンドは必要です。
もしくは手前に伏せて並べるかですね。

7歳なりたて娘と夫は、とっても気に入ったようで、今までにないくらい繰り返し遊んでいます。

2人でも遊べますが、人数は多い方が選択肢が増えて楽しいです。

※追記
5歳なりたて息子も何度かやっているうちに、ちゃんと理解できるようになりました。
家族4人でやって、勝ったりします。
興奮しすぎて、カードスタンド倒してしまい大公開なんてこともありますが、大人と互角か記憶力が良いのでそれ以上になりました。

普段あまりボードゲームをやらない7歳の甥っ子とも遊びましたが、すぐにルールを覚え、何度もやろうとリクエストしてくれました。

むすめ 喋る S
むすめ
楽しい!何度もやりたい!
見せてくださいっていうところが好き!
神経衰弱も好きだから、めくるものドキドキして好き!

むすこ 喋る S
むすこ
大好きだよ!
当たるかなってドキドキする!
わかった時、早く自分の番にならないかな~って思う。

親目線のレビュー

ずっと気になっていたナナカードゲームにクリスマスバージョン(しかも限定)がでるとなったので、早速買ってしまいました。

オリジナルも可愛いのですが、クリスマス大好きな私にはたまらないかわいさでした。

オリジナルルールでも、記憶力の限界を超えているので、まだ特別ルールは追加できていません。

このくらいの難易度になってくると、大人だけでも十分に楽しめ、遊んであげている感が全くないです。
あと1ターンあればそろったのに!ということが多いので、やみつきになるんですよね。
1ゲームが短いので繰り返し遊びやすいです。

トランプサイズの小箱なので、旅行には必ず持っていくゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
これは面白い!そして、絵がかわいい!
結構考えるんだけど、記憶力が子供にかなわないから、いつもいい勝負。
何度も遊びたくなるゲームです


【まとめ】
・ルールは何度か確認しないと、子供は忘れがち。
・慣れれば5歳でも遊べる
・論理的に考えられるようになり、質問が的確になってくるのがわかる
・大人だけでもしっかり楽しめる難易度
・小箱だし一家に1個必須レベル


クリスマスにぴったりのゲームは他にもあります!
色々遊んで、クリスマス気分を盛り上げませんか?





ボーイスカウトの子供たちが夜、キャンプファーヤーを囲みながら、怖い話をしています。
「この森にはウェンディゴっていう怖いおばけがいるんだよ。」
「毎晩子供をさらっていくんだ」

スカウトに化けたウェンディゴが毎晩子供を一人ずつさらっていきます。
みんなで協力してウェンディゴを探そう!

わたし 喋る S
いかっぱ
記憶系のゲームはいっぱいあるけれど、どう違うんだろう?
スカウト役とウェンディゴ役で分かれるけど、理解できるかな?

wendigo-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・観察力・記憶力・集中力・問題解決力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子と感想
・親も一緒に楽しめる?

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:10分
BGGの評価:The Legend of the Wendigo

ルール

準備

ウェンディゴ役を一人決め、砂時計を渡します。

スカウトタイル32枚を重ならないように並べます。
このとき、1人だけが描かれている面を上にします。
wendigo-cars
全てのスカウト役は後ろを向いて目を瞑ります。
ウェンディゴ役はウェンディゴタイルの中から一人選び、同じスカウト役の子と入れ替えます。
似ている子がいるので間違えないように注意!
タイルの裏には数字が書かれています。スカウトもウェンディゴも同じ数字が書かれているか確認しましょう。
wendigo-prepare
取り除いたスカウトタイルは裏向き(3人描かれている方)にし、箱に置きます。
残ったウェンディゴタイルもウェンディゴの面を上にして、箱に置きます。
ウェンディゴ役がここまで終了したら、スカウト役に目を開けるようにいいます。
砂時計をひっくり返し、45秒間スカウト役に場のタイルを覚えてもらいます。
wendigo-memorise

遊び方

ゲームには夜フェーズと昼フェーズがあります。

夜フェーズ

すべてのスカウト役は後ろを向いて目を瞑ります。

ウェンディゴ役は1人さらう子を決めて、場から取り除きます。
wendigo-player
取り除いたカードは裏にしてウェンディゴ役のそばに置きます。
続いて、さきほど置いたウェンディゴタイルを取り除いた子の位置に動かします。
このとき、他のタイルは動かしてはいけません。
wendigo-rule
全て終わったら、スカウト役に声を掛けます。これで、夜フェーズ終了です。

昼フェーズ

ウェンディゴ役は砂時計をセットします。
スカウト役は45秒間タイルを見て、どれが動いたのかなど相談します。
45秒間の間に、ウェンディゴだと思うタイルを1枚決めます。
そして、みんなで決めたタイルを1枚めくります。
スカウト役が何人であろうと、1回の昼フェーズでめくれる枚数は1枚だけです。

もしめくったタイルがウェンディゴであった場合、スカウト役の勝利です!

もし違ったら、タイルを表に戻します。
時間が残っていたら、記憶する時間として使えます。
砂時計が落ちたら、また夜フェーズが始まります。

ゲームの終了

5回目の夜が終わり、ウェンディゴ役が5枚目のタイルを取り除いたとき(最初のウェンディゴ役にしたタイルは含めません)、スカウト役の最後の挑戦です。

もしウェンディゴを見つけられなかったら、ウェンディゴ役の勝利です!

ルスコーピオンマスケのオフィシャルページにバリアントルールが4種類載っています。
のちほど和訳しますので、少々おまちください。

和訳しました。

主な知育要素


観察力
記憶力
集中力
問題解決力

スカウトの子供たちは、髪型、体の大きさ、表情、スカーフの色、帽子の特徴がそれぞれ3~6種類あります。
そのため、どの子も共通点が数個あるのです。
それぞれの特徴をしっかり観察し違いを見極め、記憶する必要があります。

記憶できる時間には限りがあります。短い時間にしっかり集中して覚えます。

32枚を一人で覚えるのはかなり難しいです。
そのため、覚える場所を分けるなどして、みんなで協力してウェンディゴを特定します。
また、ウェンディゴだ!と思うタイルの意見が異なることもあります。
自分がウェンディゴだと思った理由を仲間に伝え、納得してもらう必要があります。
また、自分の主張を通すだけではなく、相手の意見をしっかり聞き、みんなで納得して1枚のタイルを決定します。

5歳・7歳の様子

ウェンディゴ役になると、みんなを欺いている感じでドキドキワクワク!
子供にはたまらなかったようで、大ヒットでした。

スカウト役になった時も、大人にはさっぱりわからないものが子供は気がつくんですよねぇ。
ウェンディゴが勝ったことは、ほとんどないです。

ウェンディゴ役は慣れれば、5歳息子も出来そうです。
でも、慣れないうちは他のカードも動かしてしまいそうで(そうするとゲームにならないので)、今のところはウェンディゴも親とチームになっています。
やることは簡単だから、慣れれば1人でも出来ると思います。(ポーカーフェイスは無理だけど)

悪者役のほうがドキドキして楽しいのは、『お姫様を助けるのは誰だ』と一緒。
ウェンディゴが出来るようになると、誰がやるかでもめがち。




むすめ 喋る S
むすめ
スカウト役は探すのが楽しい。
あれ?ってなるんだよ。
ウェンディゴ役はみんなが気が付かないの見ているのが楽しい!!


むすこ 喋る S
むすこ
ウェンディゴ役でみんなをだましてるのが楽しい!
黄色の人ばっかりさらったりすると、みんな気が付かないの

親目線のレビュー

神経衰弱系のゲームはいっぱいあるんだよなぁと思っていました。
確かに記憶要素の強いゲームではありますが、役柄がプレイヤーによって異なるという点でユニークなゲームです。
また、砂時計がいいですね。
時間制限があることで、焦らされます。

記憶ゲームという点では、かなり難易度高いです。
似てるんですよ、それぞれの子が、、、。

いなくなった、、、。それはわかる。でも、ここにいた子どんな子だっけ?
あ、そうそうツインテールの子だったな。
あれ?ツインテールは横にいる、、、。この顔だったけ?

常にこんな感じです。

大勢で遊べるのもいいですね。
ルールはとっても簡単なので、お友達や親せきが集まった時にも遊べて便利です。

わたし 喋る S
いかっぱ
いなくなったのはわかるのに、誰だかわからないモヤモヤがすごい
親は手加減するどころか、手加減してほしいくらい子供が強い

【まとめ】
・かなり記憶力を試される。難易度高め(ルールは簡単)
・ウェンディゴ役は慣れるまで、親と一緒に
・ゲームのテーマと遊び方がマッチしていて、記憶系でも単調に感じない
・子供はウェンディゴ役をやりたがる。


そのほかの、プレイターが違う役割をやるゲームのレビューはこちら






 

記憶を頼りに木の実やキバなど必要なものを集めて、おうちを作ろう!
幼児と遊べるゲームとしては、とても優秀です。
記憶要素、資源管理、戦略の組み立てなどボードゲームの基本要素をめいっぱい詰め込んだにもかかわらず、幼児も理解できるように簡単に落とし込んでいます。
ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門2016 受賞作

わたし 喋る S
いかっぱ
材料を集めてお家を作るのか、楽しそう!
ルールが多そうだけど、3歳も参加できるかな?


My First Stone Age-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・観察力・問題解決力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・計画的に進めるゲームのため、実力差・年齢差がでるのでは

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGでの評価:My First Stone Age

ルール

準備

ゲームボードを中央に広げます。
各プレイヤーは1色を選んで、その色のマンモスが描かれている配置ボードを受け取ります。
また、選んだマンモスの色と同じ駒とプレイヤーマーカーを受け取ります。
My First Stone Age-marker
駒はゲームボード中央の村に置きます。

木の実、魚、壺、矢尻、キバの5つの素材を各ボードの該当するマスに置きます。
3~4人で遊ぶときは全てを4つずつ使用します。
2人で遊ぶ場合のみ各素材とも3つずつだけ使用します。

各素材それぞれ1つずつ、交換マスに置きます。

小屋タイルを裏向きにしてよく混ぜます。
ボード上の小屋を置くための場所に5つずつ小屋タイルを置きます。
各山の一番上のタイルを表に向けます。

犬タイル2枚を対応するマスに置きます。

森タイルを混ぜ、裏向きにしてボードの周りに置きます。
ボードの長い辺には4枚ずつ、短い辺には3枚ずつ置きます。
My First Stone Age-setup

遊び方

一番年下のプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
順番は時計回りに進めます。
自分の番になったら、以下の3つを順番に行います。

①森タイルをめくる
②駒を進める
③アクションを実行する

①森タイルをめくる

まだ裏向きの森タイルを1枚選びめくります。
めくった森タイルは、その場に表向きのままにしておきます。

②駒を進める

森タイルがサイコロの目の場合
駒を矢印の方向にサイコロの目の数進めます。
My First Stone Age-dice
森タイルがマークの場合
駒をゲームボードのそのマークのマスまで進めます。
My First Stone Age-mark

③アクションを実行する

素材のマス
素材のマスに止まったら、そこに置かれている素材を1つもらえます。
そのマスに素材がもうない場合は、何ももらえません。

交換マス
任意の数の自分の獲得した素材と、この交換マスの商品と交換できます。
同じ数通しで交換し、常に交換マスには5個置かれているようにします。

犬マス
犬タイルを1つもらえます。
すでに2枚の犬タイルが両方とも取られていたら、他のプレイヤーから1枚奪います。
すでに2枚持っているときは、それ以上はもらえません。

犬タイルはオールマイティとなります。

村マス
ここでは2つのアクションを行います。
・小屋を一つ建設(任意)
・すべての森タイルを裏返す(必ず)
その後、2枚の森タイルを選んで位置を交換します。
My First Stone Age-rule
小屋を建設するには、小屋タイルに描かれている素材をすべて持っている必要があります。
持っていれば、小屋タイルを受け取り、設置ボードに差し込みます。
建設に使用した素材は、ボードに戻します。
My First Stone Age-house
小屋を建てたら、新たな小屋タイルをめくり、常に3つが表向きして見えているようにします。

小屋は一度には1つだけしか建設できません。

ゲームの終了

一番最初に3つの小屋を建設したプレイヤーの勝ちです!
My First Stone Age-winner

主な知育要素


記憶力
観察力
問題解決力

森タイルをある程度覚えていないと、効率的に素材を集められません。

小屋タイルに描かれた素材を観察し、自分には何が不足しているか考えます。

手に入った素材によっては、複数の小屋の候補がでてきます。
どの小屋のほうが、必要な素材が少ないのか、覚えている森タイルは何か、犬タイルを獲得したほうがよいのか、自分のできることから判断し、建てる小屋を決定します。
建てる小屋を計画していても、思わぬ素材が手に入ることもあります。
そんなときには、当初の計画に固執せず、より建てやすい小屋に計画を変更することも必要です。

3歳・5歳の様子

息子が3歳の時から今でも大好きなゲームで、「お家建てるゲームしよ〜」と持ってきます。

5歳からとなっていますが、少し助言をすれば3歳でも十分遊べます。

5歳になった最近では接待プレイをすることはありませんが、3歳の時は子供の持っているアイテムを見ながら、「このお家作れるよ」とか声かけをしていました。
また、作れる小屋が被った時に譲ってあげたり。

6歳になった娘は3軒建てるだけでは物足りないようで、パレオリシックをやりたがるようになりました。
まだ息子(当時4歳)にはパレオリシックは難しかったので、息子と遊ぶ時はよく登場するゲームです。
3軒建てるといっても15分程度で終わるので、ちょっと遊ぶ時にも便利です。

小屋タイルをみながら、何を集めればよいかを考えたり、手に入れたアイテムからどの小屋を建てるか考えたり、幼児にとっては考えることがしっかりあるゲームです。
難易度もちょうどいいと思います。

リソースマネジメントという点で、今後難易度の高いゲームをする上での基本となる考え方、遊び方が、無理なく身に着くゲームです。

むすめ 喋る S
むすめ
めくるのが楽しいよね。
犬が欲しいから、めくられちゃったら、村めくって、また取れるようにするの。

むすこ 喋る S
むすこ
おうち作るの楽しい!
このゲームすごい好き!
もっといっぱい作りたいな~。すぐ終わっちゃうんだよ。

親目線のレビュー

村の森タイルは覚えていなくては小屋を建てるのが難しくなります。
そのため、タイルを入れ替える時はたいてい村タイルが選ばれます。

たった14まいの森タイルなのに、村タイルを凝視しているせいか全然覚えられません。
子供は他のタイルも案外覚えているので、やや優勢になりますが、他を覚えるあまり、村タイルを忘れてたりするので実了差はなくなります。

遊んでみると、圧倒的に勝つ負けるということはまずなく、あと一手あったら3軒建てられたのにな〜といった僅差になることが多いです。

アイテムを集めて家を建てるという工程は、大人でも楽しいですね!

木製のアイテムが可愛く、手元に並べるだけで嬉しくなります。
My First Stone Age-items

わたし 喋る S
いかっぱ
本当にいいゲームだなぁ。
難点は入手性の悪さだけです。
ルールの多さも気にならなかったな。
3歳児にもすんなり理解できた。

【まとめ】
・3歳児には少し助言が必要
・今後、色々なゲームを行う上での基本となる遊び方が詰まっている
・記憶要素や運要素があるため、実力差・年齢差がつきにくい
・大人には簡単だけれど、お家を建てる工程が楽しい

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