いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:非対称対戦型

ドイツ年間ゲーム大賞2022キッズ部門受賞作です。

山の麓にいる偉大な魔法使いは、とても強力な杖を持っています。
悪い魔女たちがこの杖を狙っています。
私たち魔法学院の生徒たちは、悪い魔女が麓に着く前に、魔法使いに狙われていることを伝えられるでしょうか?

山の上から魔法の球を転がし、生徒たちを山の麓に導きます。
でも、魔法の球のコントロールは難しく、時には魔女を進めてしまうことも。

狙った通りに魔法の球を生徒たちに届けることができるのか、みんなで相談しながら進める協力ゲームです。

青ポーンのゲームは、信頼しているのだけれど、子供たちも少し大きくなったせいか、どうもこのゲームはときめかなかったんですよね。
ボールを転がすだけかぁと。
インパクトはあるし、子供にはウケがよさそうだなとは思いましたが、私は『クアックスと仲間たち』を推してたんです。

とはいえ権威ある賞の受賞作なので、遊んでおかねば。
なんだかんだ気になっていたので、購入しちゃいました。
受賞作はやはり偉大なのか?レビューしたいと思います。

大好きな『クアックスと仲間たち』のレビューはこちら


ZAUBERBERG-top

わたし 喋る S
いかっぱ
実際に遊んでみてすごく優秀だった『クアックスと仲間たち』を超えられるのかな?
見た目のインパクトはかなりありますね~。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳・8歳の様子
・狙った通りに落とすのは、なかなか難しいんですよ




基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Magic Mountain

内容物

・ゲームボード 1枚
・生徒コマ 6個
・魔女コマ 4個
・台 4つ
・袋 1つ
・ゴールタイル(両面) 1枚
・魔法の球 5個(赤、黄、青、紫、白)

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

台をボードの指定された場所に取り付けます。

ZAUBERBERG-setting

ゴールタイルをボードの下側に置きます。
ZAUBERBERG-prepare
通常ルールでは、生徒のマスが4つ、魔女のマスが3つものもを使用します。

生徒のコマ6つをコースの一番上の生徒のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-students

魔女のコマを魔女のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-witchs

魔法の球5つは袋に入れます。

遊び方

順番に手番を行います。
手番では、袋から1個、魔法の球を取り出します。
ZAUBERBERG-magicball

そして、みんなと話し合いながら、どのスタート地点から始めるかを決めます。
ZAUBERBERG-start

魔法の球が生徒もしくは魔女にぶつかると、山道に沿ってそのコマを魔法の球と同じ色の次の空いているマスまで移動させます。
ZAUBERBERG-rule

魔法の球は、次々に複数のコマにぶつかることもあります。
この場合は、ぶつかった順番にコマを移動させます。
ZAUBERBERG-rule2

素早くコマを移動させれば、同じコマに2度球がぶつかることがあります。

魔法の球がどのコマにもぶつかることなく下側に到達してしまったら、魔女を1つ選んで1マス進めます。
魔法の球が途中で止まってしまった場合は、正しい方向に少し動かしてあげます。

魔法の球が一番下に到達したら、とりあえずそのままにして置きます。
5個のすべての魔法の球が一番下に到達したら、全てを袋に戻します。
ZAUBERBERG-magicball bag

生徒か魔女が魔法の球にぶつかり、その先に対応する色のマスがもうない場合、そのコマをゴールタイルの生徒か魔女のマスに置きます。
ZAUBERBERG-rule3


ゲームの終了

3人の魔女がゴールタイルに置かれる前に、4人の生徒がゴールしたらみんなの勝です。
4人の生徒がゴールする前に、3人の魔女がゴールしてしまったら、みんなの負けです。
ZAUBERBERG-end

より挑戦的なゲーム

ゴールタイルの裏面を使用します。
ゴールさせる生徒の数、魔女の数を変更することにより、レベル1~5までの難易度で遊ぶことができます。

生徒コマ4つ、魔女コマ4つを使用し、生徒チーム対魔女チームに分かれて遊ぶこともできます。

6歳・8歳の様子

まずは私が1人でルール確認に球を転がしていたら、やっぱり「何それ?」「やってみたい!」と興味津々の子供たち。

ルールは、山の頂上の6か所のうち1か所を選んで、球を転がすだけなので、とっても簡単。
でも、球がぶつかった後、どう動かすのかは、ちょっと難しいですね。
次の同じ色のマスに行けばいいのですが、他の生徒や魔女がいたりすると、一気に先のマスまで飛びます。
ぶつかったら都度、「次はここになるね」って確認しながら遊んでいます。
同じコマにぶつかれば理解しやすいのですが、次にぶつかったコマが最初にぶつかったコマと違うコマの場合は、より難しく感じるようです。
慣れれば例外のない単純なルールなんですが、確かに最初はちょっと考えてしまいます。

スタート時点では、生徒と魔女の間に、それぞれの魔法の球の色のマスがあります。
まずはそこに進めたいので、転がす球と同じ色のマスの手前にいる生徒のいるところからスタートして連鎖を狙います。
この時の印象が強く残るのか、生徒や魔女が山の下の方に動いていても、すぐ手前に同じ色のマスがあるスタート地点を選んでしまいがちです。
何度か「生徒にぶつけられそうな所を選ぶんだよ」と伝えていますが、感覚的に色を優先してしまうようです。
私も慣れるまでは、なんとなく色につられていたので、気持ちはよくわかります。
スタート地点が生徒の背中じゃなければ、こんな混乱は起こらなかったのかなぁとも思います。

8歳の娘はすぐに動かし方も理解できて、こっちのほうがいいかなとか話し合いながら遊ぶことができました。

球がぶつかったコマを素早く動かせば、また同じコマにぶつかって、さらに進めることができます。
でも、これって常に素早く動かす必要があるのでしょうか?
魔女の時は連鎖させたくないので、ゆっくり下に転がるのをまって動かしていいのでしょうか?
この辺はあいまいですね。

6歳の息子は問題なくコマをつまんで、次のマスに置くことができます。
もう少し小さかったら、慌ててて次のマスに置くときにコマを倒しちゃったり、他のコマにぶつかって倒しちゃったりとかが起こりそうです。
息子もたま~にマスにちゃんと置けてなくて転がっちゃったとかあります。
素早く動かして連鎖を狙うのは、小さい子だと難しいかもしれませんね。

息子にとっては、パチンコのような楽しいおもちゃだったようで、ゲームをルール通り遊んだ後は、自由にコマを置いて好きなところから落として遊んでいました。
一気に5つの球をスタートさせて、どの球が一番速いかとか。

そんな遊び方をしていたからか、ゲーム内でもスタート地点からどのように球が転がるかを、指でルートをなぞりながら予想を立てる姿が見られるようになりました。
ルートは私が考えるものと大方同じなので、このくらいの年齢なら球の転がり方に予想を付けられるんですね。

むすめ 喋る S
むすめ
どっちに転がるかな~っていうのが楽しい!
下の方に行くと、ぶつけるの難しくなるよね。


むすこ 喋る S
むすこ
転がすの楽しい!どっちに行くなかな?って。
魔女にぶつかっちゃたりすると「あれ?」ってなる。


親目線のレビュー

転がすだけの小さい子向けのゲームかなぁと思っていました。
なんで、これが大賞なんだ!と。

遊んでみたら、けっこう難しくて、大人もちゃんと楽しい!
思うように球が転がらなくてヤキモキするし、うまく行けば大人だって嬉しい。
予想外の連鎖がおきると大盛り上がり!
ただの偶然で終わらせずに、ゲームとして落とし込んでいるなと感じます。

1人で黙々と練習しちゃったりしています。 もはや競技!?
魔女に当てないようにとか、魔女にわざと当てて軌道を変えてとか、けっこう奥深いんですよ。

とはいえ、球の動きが予想出来そうで出来ないので、まぁ戦略とかはあまりなく、みんなでワイワイ遊ぶ感じですね。
右側から落とすか左側から落とすかは、生徒や魔女の配置を見て決められるのですが、端にするかその隣にするかは、もうどっちがいいかわからんって感じです。

難易度は、通常ルールのほかにレベル1~5まであります。
通常ルールは確かに慣れてくれば、あまり負けなくなりますが、上達すればレベル5まで徐々に強くなれるかっていうと、やはり運としか言えないですね。

1人で黙々と練習していると書きましたが、日本語の説明書には2~6人用となっています。
しかし、箱や原文の説明書には1~4名となっているんです。
BGGでも1~6人と1人用対応になっていますね。
味方との協力については、話し合うっていうだけなので、正直1人でも何人でもいいです。
やっぱり自分で球を転がすのが楽しいので、複数で遊ぶなら2~3人くらいがいいんじゃないでしょうか。
自分の番がなかなかこないと退屈しちゃいます。

気になる点としては、魔女だけじゃなくて生徒コマの顔が怖いこと。
可愛くキャラクター化させる必要はないんですが、もうちょっと可愛くできなかったんですかね。
クリクリのお目目にしているんでしょうが、なんか怖いんですよ。
なんなら、魔女の方が目は可愛い。
偉大な魔法使いの後ろ姿は、もっと可愛い。

結局、キッズ部門受賞を納得したのかと言われると、う~ん、微妙。
もちろん楽しかったですよ!
普段ボードゲームで遊ばない子でも、すぐに遊べるし、ルールは転がすだけだし。
子供の心を掴むのはどっちかと言われれば、こっちだと思います。

でも、『クアックスと仲間たち』が運要素もありながら、けっこう考えるところも多くて長く遊べそうなので、私的にはやっぱり受賞作は『クアックスと仲間たち』であって欲しかったんですよね。

まったくタイプが違うから、良さを競うのは難しいですね。
最近はこういったコンポーネントで魅せる系、おっと思わせる系が受賞してますね。
2023年とかもそう。


過去の受賞作を遊んだ時のレビューまとめ記事はこちら


わたし 喋る S
いかっぱ
この「右に行って~!!そっちなのぉ」ってなる球の転がり方は、遊ぶ価値ありです。
球の色を自由に選べたら、もうちょっと戦略性が出る気もするんですが、どうなんでしょう。

 

猫とネズミに分かれて遊ぶよ。
ネズミはチーズを10個見つけよう。
猫はネズミがチーズを10個見つける前に、ネズミを全員捕まえよう!

もう見た目が可愛い!!
珍しく猫もネズミも木製じゃない。でも、すごく細かくて綺麗。
タイルは厚いし、テーブルもがっちり立派!

ネズミ対猫のゲームですが、ネズミが4匹いるので5人まで遊べます。
これなら、我が家でもみんなで遊べる!!

役割があるゲームは、どっちをやるかで揉めがち。
仲良く遊べるかな?

CHOP!CHOP!-top


わたし 喋る S
いかっぱ
猫とネズミで遊んだ感じはどう違うんだろう?
役割で難易度違うかな?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・ネズミと猫、どっちが強い?

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:CHOP!CHOP!

内容物

・キッチンボード 1枚
・テーブル    1つ
・タイルの札   38枚
・ネズミの穴の札 4枚
・ネズミ     4匹
・猫       1匹
・サイコロ    2つ(猫用とネズミ用)


およその箱サイズ(cm):27.5×30×4.5(たて×よこ×高さ)

ルール

目的

猫とネズミに分かれて遊びます。
猫とネズミでそれぞれ目的が異なります。
猫とネズミどちらが勝つかな?

ネズミ:10個のチーズを集めます。
猫 :ネズミがチーズを10個集める前に4匹のネズミを捕まえます。

CHOP!CHOP!-goal

準備

猫とネズミ役を決めます。

2人で遊ぶ場合


1匹のマウス役に対して1人の猫役で遊びます。

3人から5人で遊ぶの場合


2人、3人または4人のマウス役に対して1匹の猫役で遊びます。

ネズミは協力して猫と対戦します。
ネズミ役は自分の番の時にはどのネズミを動かしても構いません。

キッチンボードをテーブル中央に置きます。
タイ ルの札をよく切って、オレンジのタイルの面を上にしてボードの上に置きます。
裏は見ないようにしましょう。
テーブルをボードの決められた場所に置きます。
ネズミの穴のある札をオレンジのタイルの面を上にして写真のように置き、そこにネズミを置きま す。
猫をテーブルの上の6つのマスのどれかに置きます。

CHOP!CHOP!-start

遊び方

サイコロを振り、ネズミと猫がボードを動き回ります。

それぞれ専用のサイコロがあります。 ネズミはグレーのサイコロ、 猫は青のサイコロでです。

CHOP!CHOP!-dice

一番年齢の低いネズミ役からサイコロを振って始めます。
自分の番が来たら、動かしたいネズミを決め、 出たサイコロの目に従ってネズミを前に進めます。
穴から初めて出るときは、元居たタイルの札を返し、 ネズミの穴が上にくるようにします。
進み終わったら止まったところの札を裏返し、そこに指示されているアクションを行います。

CHOP!CHOP!-rule2

次は猫の番になります。
サイコロを振り、出た目の数に従ってマスを進みます。
進み終わったとき、 ネズミのいるマスに止まったら、そのネズミを捕まえ、ゲ ームから取り除くことができます。

CHOP!CHOP!-getyou

札のあるのマスに止まったら、札を裏返し、そこに指示されているアクションを行います。

ネズミと猫が交互にプレイします。

動かし方の決まり
縦と横に動けます。 (斜めには動けません )
サイコロで出た目の数ちょうどだけマスを進めます。
他のプレイヤーを飛び越えてはいけません。そのマスをよけて通りましょう。
サイコロの目の数だけ進む際には、 元居たマスに戻ることはできません。

猫:
猫はテーブルの上を動くことができますが、下は動けません。
テーブルは6マスあり、猫はキッチンの床と同様に動き回ることができます。

ネズミ:
一度に1匹のネズミのみ動かすことができます。
ネズミはテーブルの下に隠れることができますが、上には乗れません。
ネズミは隠れるためにネズミの穴に戻ることができますが、 1つの穴には1匹のネズミのみが隠れることができます。

CHOP!CHOP!-rule

札の種類とアクション
札を返したらその札はボードから外します。
札のないマスに止まった場合、何もおこりません。

CHOP!CHOP!-tile

壊れた陶器

何もおこりません。

チーズ

ネズミ:チーズを獲得できます。 自分の前におきます。

猫:札はそのままボードに残します。
チーズの面を上にしてその上で待ちます。
その後は目に見えるチーズの上を進んだり、止まったりすることはできません。
注意) 猫がチーズの上にいる間、ネズミはそのチーズを集めることはできません。

+1 +2 ボーナス

この札の上に止まると ネズミも猫も1マスまたは2マス多く進むことができます。
ただし、 元居たマスに戻ることはできません。
しかし、サイコロを振る前にいたマスには戻ることができます。

矢印

猫でもネズミでも以下の例外を除いてボードのどこにでも移動することができます。

ネズミ:テーブルの上、 見えているチーズの上または穴の中には移動できません。

猫:テーブルの下、見えているチーズ、ネズミの上、ネズミの穴の中には移動できません。

フォーク

ネズミ:ボードに見えているチーズがある場合、 ネズミはフォークでチーズを刺し、動くことなく、チーズの札を1枚獲得することができます。
見えているチーズがない場合、 または猫がチーズの上にいる場合には何もおこりません。

猫: 何もおこりません。 猫はそのマスに止まるだけです。

ナイフ

痛い! 猫もネズミもナイフでけがをしてしまいます。 一回休みです。
次のプレイヤー がサイコロを2回振ります。
(2回サイコロを振るのがネズミのプレイヤーの場合、同じネズミを2回動かさなければなりませんので、注意 してください。)

ゲームの終了

最初に目的を達した方の勝ちとなります。

ネズミが勝つためには、4匹全てのネズミが少なくとも一度はネズミの穴を出る必要がありますので、注意してください。
さらに、チーズを穴に持ち帰るため、少なくとも1匹は穴に戻っていなければなりません。

注意:ネズミが1匹しか残らず、 そのネズミが 穴に隠れている場合、 猫役はそのネズミをブロックするために穴のすぐ前のマスに止まることはできません。
ネズミが穴から出られるようにします。

5歳・7歳の様子

ネズミ役も猫役もどちらもルールはとっても簡単。サイコロの目だけ進んでタイルをめくるだけ。
子供でもしっかり理解できます。

ネズミ役では、どのネズミを動かしてもいいのですが、それもすんなり理解していました。
猫もテーブルをしっかり使って、効率よくネズミを追い詰めていました。

猫をやるかネズミをやるかで、もめるかな?と思っていたけれど、なんと好きな役が違いました!
息子は猫が好きで、娘はネズミが好き。
理由を聞いても、なんとなくって感じではあるのですが、今のところすんなり決まります。

ネズミ役は特にどれを動かそうとか、猫から離れるか、チーズに近づくかなど、子供には考えるところがいっぱいです。

猫だって、チーズの近くをウロウロして待ち伏せするか、どんどん追いかけにいくか、どのネズミを追いかけるか、いっぱい考えています。

ルールは簡単だし、サイコロ運&タイル運なので、大人とも互角に遊べます。

むすめ 喋る S
むすめ
チーズはどこだ?どこだ?って探すのが楽しい!
猫が近づいてくると、ドキドキする!
逃げるのがいいよ。
ネズミをやるのが好きだな。


むすこ 喋る S
むすこ
何がでるかな?ってめくるのが楽しい!
ネズミを捕まえられると、すっごい嬉しいよ!
猫をやるのが好きだよ。


親目線のレビュー

とにかくコンポーネントが立派!

机はこんなに分厚くてずっしりするし、脚もネジネジして付けます。
猫が飛び乗っても、びくともしない!

CHOP!CHOP!-table

ゲームボードもダブルレイヤーだから、タイルもずれないし、タイルもかなり分厚くなっています。

駒が木製じゃないのは購入前は少し残念かな~と思っていたのですが、全然そんなことない!!
猫はちょっとデフォルメされてて可愛いし、ネズミはなんだかリアル。
でも、気持ち悪くない、可愛いネズミです。
細いしっぽとかは、木じゃ再現できないので、むしろいい!

やっぱりボードゲームはコンポーネントがいいと、テンション上がりますね。

サイコロは木製で大きめです。
そして、猫用、ネズミ用があるということは、目がそれぞれ違うんです。
猫用(青)は、1が2面、2が3面、3が1面です。
ネズミ用(グレー)は、1が2面、2が2面、3と4が1面ずつです。

ネズミの方が大きい数字が出やすくなっています。

ネズミは4匹もいるし、サイコロは大きい数字がでやすいし、やっぱりネズミが勝ちやすい?
ところが、我が家では猫も強いのです。
ネズミ役が下手なだけでしょうか。
もちろん、ネズミが勝つこともあるので、ゲームバランスいいのかな?
ネズミが勝つときでも、残り1匹になっていることがほとんどで、いつもギリギリ。
猫が勝つときも、チーズあと1個とかでギリギリ。
後半はドキドキの展開となります。

確かにネズミは進みやすいのですが、机の足が4マス分あるので、猫が入れない机の下って2マスしかないんですよね。
逃げたくても、足を迂回しなきゃいけないし、巣穴は遠い!
対して猫は、テーブルの上6マスを自由に動いて近づいてくる!

チーズ欲しさにどんどん歩き回ったり、猫がめくってくれたチーズにすぐ向かっちゃうから捕まっちゃうのかな?
ネズミはなるべく巣穴から出さない方がいい気がします。
猫もタイルをめくってくれるので、やみくもにタイルをめくっていくよりも、チーズを目指して動く方が捕まりにくいのかな?
今度試してみたいです。

猫は、ついタイルをめくりたくなってしまうのですが、むしろめくってはいけないのかな?
ネズミが最短距離でチーズを目指せてしまうし。
でも、+1、+2のタイルが結構な枚数あるんです。
連続で3枚くらいでちゃったりします。
そうすると一気に進めてネズミを捕まえられるし、やっぱりめくったほうがいいのかな?
ゲームとしても、タイルをめくるって楽しいし。

こんな感じで、サイコロを使った追いかけっこって感じで楽しいです。
どう動かそうかなとか考えることは考えるのですが、サイコロの目しだいだし、タイルも何がでるかでアクションが違います。
運要素は大きいですね。

やっぱり猫対ネズミで2人で遊ぶのが一番楽しいと思います。
たしかにネズミが4匹いるので、複数人でも遊べるというのは納得です。
でも、動かすネズミは自由なので、自分の駒というものがないんです。
協力といっても話し合うくらいなので、猫を複数人でやるのと何が違うんだろ?っと思ってしまいます。

気楽に楽しめるけど、ドキドキして、遊んでる感たっぷりで、満足度が高いゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
悩む~っていう感じではないけれど、ドキドキハラハラの追いかけっこがボード上で見事に再現されています。
猫とネズミの強さもバランスよいみたいで、どっちが有利とかはあまり感じないです。
なにより、眺めているだけで幸せ気分になれる素敵なデザインのゲームです。


そのほかの、プレイターが違う役割をやるゲームのレビューはこちら






 

ヒツジの中に紛れ込んだいたずらオオカミのユリーを牧羊犬のポリーが探すゲーム。
捕まらないように逃げるユリー役と追いかけて探すポリー役に分かれて遊びます。

ユリー役は捕まらないようドキドキ!相手の裏をかいて逃げます。
ポリー役は今逃げたのがユリーか、そう思わせてユリーはじっとしているか?など相手の気持ちになって考えます。
子供と楽しく遊べる追いかけっこ&かくれんぼです!

ULY&POLLY-top


わたし 喋る S
いかっぱ
こういう役が違うゲームって、どっちやるかで喧嘩しがちなのよね。
5歳でも一緒に遊べるかな?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・ユリーとポリーどっちが有利?どっち役が楽しい?
・隠れた悪者を探すゲームならウェンディゴのこわい話があるけど、何が違う?

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Wilson & Shep

内容物

・木製のコマ:1個
・丸いタイル:17枚
・ごほうびの骨:20本

およその箱サイズ(cm):12×8×4(たて×よこ×高さ)

ルール

ゲームの目的

誰よりもたくさんごほうびの骨を集めること。
集める方法は、役割ごとに異なります。

牧羊犬のポリー役のときは...
ヒツジの群れの中に隠れたオオカミのユリーを見つけ出す。

オオカミのユリー役のときは...
ポリーに見つからないようにする。

準備

1. 丸いタイルの中から、ヒツジに変装したオオカミが描かれた(オオカミタイル)1枚を抜き取り、オオカミの面を上にして、いったん避けておきます。

2. 残りのタイル16枚を、ヒツジの背中の面を上にして、4枚×4枚の格子状にテーブルに並べます。

3. ごほうびの骨20本とイヌのコマを、タイルのそばに置きます。

4. 最初のラウンドでは、いちばん最近ヒツジを見た人がオオカミ役です。
その人が、オオカミタイルを受け取ります。

遊び方

毎回、交代で1人がオオカミ役になって、ヒツジの群れの中にオオカミタイルを隠し、他の人は全員が牧羊犬役となって協力し合い、オオカミを探します。

まず、 牧羊犬役は全員、目をつぶります。
それを確認したオオカミ役は、16枚のヒツジタイルから好きな1枚を取り、代わりにその場所に、オオカミタイルを裏向きで置いてください。

ULY&POLLY-wolf

タイルの位置や向きを元と同じようにし、どのタイルが交換されたのか、他の人には分からないようにしてください!
他のタイルも何枚かくるくる回してヒツジの向きを変えることもできます。

群れから取り除いたヒツジタイルは、このラウンドでは使わないので箱にしまってください。

オオカミ役は、準備ができたら 「もういいよ!」と 宣言します。
それを合図に、牧羊犬役は全員、目を開けます。
牧羊犬役は全員で相談して、 16枚のタイルのうちイヌのスタート地点にするタイルを1枚選び、 その上にイヌのコマを乗せます。
乗せたタイルは裏向きのままにしておきます。

ULY&POLLY-dog

そのあとは、オオカミの番と牧羊犬の番を交互に繰り返します。

オオカミの番
まずはオオカミの番です。
オオカミ役は、縦・横・ななめのどれかで隣り合う2枚のタイルを選び、場所を入れ替えます。

ULY&POLLY-wolf2

入れ替えのルール

かならず2枚のタイルの場所を入れ替えなければなりません。
パスはできません。
イヌのコマが乗っているタイルは動かせ ません。
推理を混乱させるために、オオカミが隠れていないタイル同士を入れ替えても構いません。
めくられた状態の表向きのタイルと裏向きのタイルの場所を交換しても構いません。

牧羊犬の番
オオカミの番が終わったら、次は牧羊犬の番です。
いちばん最初は、オオカミ役の左隣りの人がイヌのコマを動かします。
イヌは、縦・横・ななめの隣りのタイルへと、1歩分かならず移動します。
イヌをどのタイルへ動かすか、牧羊犬の仲間に相談することもできます。
でも、最後は自分で決めましょう。

ULY&POLLY-dog2

まだめくられていない、羊の背中のタイルにイヌを移動させるときは、そのタイルをめくり、表側に何が描かれているかを確かめます。

めくったタイルにオオカミが隠れていたら...
牧羊犬役の勝ち!
牧羊犬役の人たちは、1人1本ずつ、 ごほうびの骨をまとめ置き場から取ります。
これで1ラウンド終了です。
オオカミ役を交代し、新たなラウンドを始めます。

めくったタイルにオオカミが隠れていなかったら...
残念! 今めくったタイルの上にイヌのコマを置いてください。
タイルは表向きのままにしておきます。

これで牧羊犬の番は終わりです。
次はオオカミの番に移ります。
次にまた牧羊犬の番が来たときには、 今回の左隣りの人がイヌを動かします。

ULY&POLLY-rule

牧羊犬役が、 タイルを8枚めくるまでにオオカミを見つけ出した場合( 8枚目で見つけた場合も含む)
牧羊犬役の全員がこのラウンドの勝者になり、1人1本ずつ、ごほうびの骨をもらいます。

ULY&POLLY-finish

牧羊犬役が、タイルを8枚めくってもオオカミを見つけられなかった場合
オオカミ役が逃げ切りました! オオカミ役が、ごほうびの骨を1本もらいます。

新たなラウンドでは、前回のオオカミ役の左隣の人が、今度はオオカミ役になります。

ゲームの終了

2~3人で遊んでいる場合:全員が2回ずつオオ カミ役を終えたとき。
4~5人で遊んでいる場合:全員が1回ずつオオ カミ役を終えたとき。

ゲームが終わったら、各自、手元に集めた骨を数えます。
いちばんたくさんごほうびの骨を持っていた人が優勝です。
同点1位がいたら、その人たちみんなで勝利を分かち合いましょう。

5歳・7歳の様子

5歳息子もオオカミ役を問題なくできました。
ウェンディゴのこわい話は、ウェンディゴがさらっている間、スカウト役は目をつぶっていなくてはならないのですが、こちらはいったんオオカミに入れ替えてしまえば、交換する場面もみんな見ています。
ルールがわからなくなっても教えてあげられるので大丈夫。
「そんなにとおくのタイルどおしは交換できないよ」とか教えてあげられます。

そして予想通り、子供はオオカミ役が大好き!
こちらのゲームはどのプレイヤーも同じ回数オオカミ役ができるので、その点も喧嘩にならず嬉しいルール。

娘は驚くほどオオカミ役が上手です。
教えていなくても、最初からオオカミではないタイルを入れ替え、牧羊犬役を混乱させます。
イヌが近づいてきても、動じることなく全く違うタイルを入れ替えたり。

息子はそんな娘をみて、考えて入れ替えるようになってきました。
どちらかというと、牧羊犬役のほうが苦手です。
自分がオオカミ役の時に、どうやって入れ替えて逃げようかと考えることはできてきているのに、相手がどう考えて動かしたかは考えられないようです。
動かしたタイルのほうへ進んでいきます。

やはり心理戦もしっかり楽しむためには、6歳からがいいようです。

むすめ 喋る S
むすめ
オオカミどこかな?って考えながら見つけるのが、すごく楽しい! オオカミ役の時は、どこを動かせばバレないかなって面白いよ。


むすこ 喋る S
むすこ
そうそう!探すの楽しいよね!絶対こっちだ!って思うのに当たらないんだよね。
逃げるもの楽しいよ。ドキドキするよね~。
来ないで~って思うよ。


親目線のレビュー

完全に読まれています。
「最初にオオカミを動かさない」は重要なようです。
でも、そこはなんとか我慢できても、どうしても2ターン目で動かしたくなっちゃうんです。
イヌがすぐ横にいる、、、。この緊張感がたまらず、つい逃げてしまいます。
で、すぐにバレる。
「絶対、逃げたと思った」って娘に言われます。

上手く逃げ切ったことは少ないのですが、逃げ切れると嬉しいですね!
牧羊犬も横・縦・ななめにしか動けないので、実は8枚めくられる前に勝ちを確信できることがあります。
どうやってもあと1ターンではオオカミにはたどり着けないところに、牧羊犬がいたりすると気持ちいですね~。

偶然当ててしまうことはありますが、やはり心理戦の部分が大きいです。
オオカミ役がいつどのタイルを動かしていたかを把握することは必要ではありますが、一切オオカミタイルに触れないことも可能なので、必須ではありません。
なんかあのタイルよく動かすな~とかあれば、あれがオオカミか、いやブラフかと悩みます。
牧羊犬役も色々考えて、話し合って決めるので、もちろん楽しめます。
でも、やはり牧羊犬役よりもオオカミ役が、やりがいもハラハラもいっぱい味わえますね。

我が家では今のところ、牧羊犬役の勝率が高いです。
それでも、みんな逃げ方が上手くなってきており、オオカミ役の勝率が上がってきています。
ある程度慣れてくると、大人も子供も対等に遊べます。

みんなの中に隠れた悪者を探すというテーマでは、ウェンディゴのこわい話があります。
あちらとの違いは、まずタイル枚数!
こちらのユリーとポリーではタイルはたったの16枚。対してウェンディゴは32枚です。
それもそのはず、ウェンディゴはまさに記憶力を試されるゲームです。
32枚というタイルの中から、だれがいなくなったのか記憶を頼りに探します。
でも、こちらはたった16枚。
記憶要素はほとんどありません。
心理戦がメインとなっています。
記憶力がすっかりなくなった大人にはありがたいですね。
テーブルに広げる枚数も少ないため、ちょこっと遊んですぐしまえる点もありがたい。
まったく違うゲームなので、ぜひそれぞれの良さを味わってみてください。



このユリーとポリー。絵柄の雰囲気はとっても可愛いんです。
でも、ヒツジの顔がどれもビミョーに可愛くない。
おっさんがいっぱい。
むしろ、オオカミのほうが可愛い。
そんなヒツジがたまらなく好きです。
ぜんぶちゃんと違う顔しています。

あと、この箱が好きです。
マグネットでパチってふたが閉まるのがすごくいい。
うんちしたのだれ?とかもこの箱ですよね。
開いてしまうこともないし、保管にも持ち運びにも便利です。

わたし 喋る S
いかっぱ
楽しかった!私、めっちゃ弱かったけど。
相手の気持ちや様子をうかがって見つけられると嬉しい!
逃げ切れると爽快!
どっち役も楽しいし、同じ回数遊べるから喧嘩にもならなくてよかった。
ユリーがオオカミでポリーがイヌって覚えられないんですよね。


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ボーイスカウトの子供たちが夜、キャンプファーヤーを囲みながら、怖い話をしています。
「この森にはウェンディゴっていう怖いおばけがいるんだよ。」
「毎晩子供をさらっていくんだ」

スカウトに化けたウェンディゴが毎晩子供を一人ずつさらっていきます。
みんなで協力してウェンディゴを探そう!

わたし 喋る S
いかっぱ
記憶系のゲームはいっぱいあるけれど、どう違うんだろう?
スカウト役とウェンディゴ役で分かれるけど、理解できるかな?

wendigo-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・観察力・記憶力・集中力・問題解決力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子と感想
・親も一緒に楽しめる?

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:10分
BGGの評価:The Legend of the Wendigo

ルール

準備

ウェンディゴ役を一人決め、砂時計を渡します。

スカウトタイル32枚を重ならないように並べます。
このとき、1人だけが描かれている面を上にします。
wendigo-cars
全てのスカウト役は後ろを向いて目を瞑ります。
ウェンディゴ役はウェンディゴタイルの中から一人選び、同じスカウト役の子と入れ替えます。
似ている子がいるので間違えないように注意!
タイルの裏には数字が書かれています。スカウトもウェンディゴも同じ数字が書かれているか確認しましょう。
wendigo-prepare
取り除いたスカウトタイルは裏向き(3人描かれている方)にし、箱に置きます。
残ったウェンディゴタイルもウェンディゴの面を上にして、箱に置きます。
ウェンディゴ役がここまで終了したら、スカウト役に目を開けるようにいいます。
砂時計をひっくり返し、45秒間スカウト役に場のタイルを覚えてもらいます。
wendigo-memorise

遊び方

ゲームには夜フェーズと昼フェーズがあります。

夜フェーズ

すべてのスカウト役は後ろを向いて目を瞑ります。

ウェンディゴ役は1人さらう子を決めて、場から取り除きます。
wendigo-player
取り除いたカードは裏にしてウェンディゴ役のそばに置きます。
続いて、さきほど置いたウェンディゴタイルを取り除いた子の位置に動かします。
このとき、他のタイルは動かしてはいけません。
wendigo-rule
全て終わったら、スカウト役に声を掛けます。これで、夜フェーズ終了です。

昼フェーズ

ウェンディゴ役は砂時計をセットします。
スカウト役は45秒間タイルを見て、どれが動いたのかなど相談します。
45秒間の間に、ウェンディゴだと思うタイルを1枚決めます。
そして、みんなで決めたタイルを1枚めくります。
スカウト役が何人であろうと、1回の昼フェーズでめくれる枚数は1枚だけです。

もしめくったタイルがウェンディゴであった場合、スカウト役の勝利です!

もし違ったら、タイルを表に戻します。
時間が残っていたら、記憶する時間として使えます。
砂時計が落ちたら、また夜フェーズが始まります。

ゲームの終了

5回目の夜が終わり、ウェンディゴ役が5枚目のタイルを取り除いたとき(最初のウェンディゴ役にしたタイルは含めません)、スカウト役の最後の挑戦です。

もしウェンディゴを見つけられなかったら、ウェンディゴ役の勝利です!

ルスコーピオンマスケのオフィシャルページにバリアントルールが4種類載っています。
のちほど和訳しますので、少々おまちください。

和訳しました。

主な知育要素


観察力
記憶力
集中力
問題解決力

スカウトの子供たちは、髪型、体の大きさ、表情、スカーフの色、帽子の特徴がそれぞれ3~6種類あります。
そのため、どの子も共通点が数個あるのです。
それぞれの特徴をしっかり観察し違いを見極め、記憶する必要があります。

記憶できる時間には限りがあります。短い時間にしっかり集中して覚えます。

32枚を一人で覚えるのはかなり難しいです。
そのため、覚える場所を分けるなどして、みんなで協力してウェンディゴを特定します。
また、ウェンディゴだ!と思うタイルの意見が異なることもあります。
自分がウェンディゴだと思った理由を仲間に伝え、納得してもらう必要があります。
また、自分の主張を通すだけではなく、相手の意見をしっかり聞き、みんなで納得して1枚のタイルを決定します。

5歳・7歳の様子

ウェンディゴ役になると、みんなを欺いている感じでドキドキワクワク!
子供にはたまらなかったようで、大ヒットでした。

スカウト役になった時も、大人にはさっぱりわからないものが子供は気がつくんですよねぇ。
ウェンディゴが勝ったことは、ほとんどないです。

ウェンディゴ役は慣れれば、5歳息子も出来そうです。
でも、慣れないうちは他のカードも動かしてしまいそうで(そうするとゲームにならないので)、今のところはウェンディゴも親とチームになっています。
やることは簡単だから、慣れれば1人でも出来ると思います。(ポーカーフェイスは無理だけど)

悪者役のほうがドキドキして楽しいのは、『お姫様を助けるのは誰だ』と一緒。
ウェンディゴが出来るようになると、誰がやるかでもめがち。




むすめ 喋る S
むすめ
スカウト役は探すのが楽しい。
あれ?ってなるんだよ。
ウェンディゴ役はみんなが気が付かないの見ているのが楽しい!!


むすこ 喋る S
むすこ
ウェンディゴ役でみんなをだましてるのが楽しい!
黄色の人ばっかりさらったりすると、みんな気が付かないの

親目線のレビュー

神経衰弱系のゲームはいっぱいあるんだよなぁと思っていました。
確かに記憶要素の強いゲームではありますが、役柄がプレイヤーによって異なるという点でユニークなゲームです。
また、砂時計がいいですね。
時間制限があることで、焦らされます。

記憶ゲームという点では、かなり難易度高いです。
似てるんですよ、それぞれの子が、、、。

いなくなった、、、。それはわかる。でも、ここにいた子どんな子だっけ?
あ、そうそうツインテールの子だったな。
あれ?ツインテールは横にいる、、、。この顔だったけ?

常にこんな感じです。

大勢で遊べるのもいいですね。
ルールはとっても簡単なので、お友達や親せきが集まった時にも遊べて便利です。

わたし 喋る S
いかっぱ
いなくなったのはわかるのに、誰だかわからないモヤモヤがすごい
親は手加減するどころか、手加減してほしいくらい子供が強い

【まとめ】
・かなり記憶力を試される。難易度高め(ルールは簡単)
・ウェンディゴ役は慣れるまで、親と一緒に
・ゲームのテーマと遊び方がマッチしていて、記憶系でも単調に感じない
・子供はウェンディゴ役をやりたがる。


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宝探し+黒ひげ危機一髪が一度に楽しめるゲーム!
しかも、飛び出すのは黒ひげならぬお姫様。
ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門2013

悪い魔法使いがお姫様を閉じ込めた塔のカギを森の奥深くに隠してしまいました。
君は魔法使いより先にカギを見つけ出し、お姫様を助けられるかな?

お姫様を閉じ込めた塔には魔法がかかっていて、正しい扉の鍵を開けるとお姫様が飛び出します!

わたし 喋る S
いかっぱ
黒ひげ危機一髪と宝探し!一つで二度おいしい!
協力ゲームにもなるから、3歳児も一緒に遊べるかな?


IMG_8581

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・観察力・想像力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・子供も悪い魔法使い役ができるか

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15~25分
BGGの評価:The Enchanted Tower

ルール

準備

塔の内側部分をボードにしっかりと差し込み、その上から塔のカバーをかぶせます。

下箱にボードを置き、チップを穴の部分に置きます。(置く場所の決まりはありません)

お姫様をカチッというまで塔に差し込みセットします。

魔法使いのスタートボードを下の箱の絵に合うように置きます。
IMG_8578

魔法使い役を決めます。
魔法使い役は青い魔法使い駒と鍵を受け取ります。
お姫様を助けに行くロビン役は赤い駒を受け取ります

魔法使いの駒は魔法使い用のスタートボードのスタート地点(★マーク)に置きます。
IMG_8546

ロビン役に目をつぶってもらい、魔法使い役が鍵をいずれかのチップの下に隠します。

これで準備完了です。

駒の進め方

魔法使い役は魔法使い、ロビンのシンボルが書いてあるサイコロを振ります。
ロビン役は数字が書いてあるサイコロを振ります。
IMG_8547

数字のサイコロの赤い字はロビン、青い字は魔法使いが進めるマスの数となります。
シンボルのダイスが示す役から、駒を進めます。

ロビン役はボード上の4つのスタート地点(●マーク)のどこからスタートしてもかまいません。

なお、ロビン役が複数いる場合は、魔法使い役の左隣の人からサイコロを振り、時計回りに代わってください。

鍵が隠されたチップの上に乗ると、カチッと駒にくっつきます。
IMG_8544

扉の開け方

鍵をゲットした人は塔の6つある扉に一つに鍵を差し込みます。
お姫様が飛び出せばその役の勝ち!
IMG_8543

何も起こらなかったら?
また駒をそれぞれスタート地点に戻し、魔法使い役が鍵を隠すところから繰り返します。

さきほど鍵を隠した場所のチップを裏返します。
魔法使いは鍵を同じ場所に隠すことはできません。

繰り返し遊ぶ場合

鍵の位置を変えるため、塔をいったんボードから外し、何度かくるくる回してください。

その後、お姫様をセットしてください。

主な知育要素


記憶力
観察力
想像力
ルールを守って遊ぶ

なかなか1回で正解の扉を開けることはできません。
どこが不正解の扉か覚えておく必要があります。

魔法使い役は鍵のありかを知っています。
ロビン役は魔法使い役が向かう先を見ながら、隠された場所を考えます。
魔法使い役は動きをみられていることを計算して、わざと違う方に進んでみたり。
双方の動きをよく観察して、次の自分の動き方を考えます。

自分だったら、どこに隠すかな?
スタート地点に近いところは、すぐに見つかっちゃうかも。
でも、逆に相手は隠すはずがないって思うかな。
相手の気持ちになって隠す場所を決める、隠した場所を探します。

魔法使い役が隠しているときに、こっそり見ない!!
これが守れないとゲームがつまらなくなっちゃうよ。と念を押しました。

3歳・5歳の様子

3歳にはやはり少し難しく大人と一緒のチームになる必要がありました。(ルールと目的は理解できますが、駒の動かし方の理解があやしい)

5歳娘もすごろくは慣れているのですが、ゴールがなく線に沿ってどこに向かってもいいというのが最初は分からず、ぽーんと絵柄から離れた絵柄へ飛ぼうとするので何度か説明し、出来るようになりました。

慣れてしまえば大盛り上がりです。5歳娘が気に入って何度もプレイしました。

ロビン役(子供たち)は魔法使い役(親)の表情や動きを見て隠し場所を予想するはずなのですが、なぜか子供たちは直感で当てます。

役割を逆にすると、一丁前にウソをついてみたり、一着線に向かわなかったり、なかなか考えているようです。

鍵をさすと飛ぶ仕組みだけれど、向きも合わせてしっかり刺さないと飛ばないことがあります。
そうなるとゲームが終わらないので、子供がやったときは再確認してあげていました。
慣れるとちゃんと刺せるようになりました。

子供チームと親でやることが多いのですが、どちらが鍵を刺すかでもめがちなのが難点です。

むすめ 喋る S
むすめ
すごい好き!
鍵隠す方やりたいんだよね
鍵を隠したところに近づいてくるとドキドキする!


むすこ 喋る S
むすこ
鍵隠したい!
わざと近くに隠したりするんだよ
1回通り過ぎると戻ってこないでしょ?
姫が飛ぶのが面白いよね!!

親目線のレビュー

黒ひげ部分(もはや姫は黒ひげ扱い)も面白く、見事お姫様が飛び出すと子供はもちろん大人も嬉しくなります。

サイコロ運がほとんどなので、魔法使い役もロビン役も互角な気がします。

扉をはずしまくって、長引くとロビンが有利かも。
鍵を隠せる場所が限られてくるので。

あと、鍵探しているあいだに、どの扉さっき開けたか忘れます。
記憶力の点では、子供の方が有利です。
「そこ、さっきやったよ」って言われて思い出す悲しい記憶力。

子供の視点でどこに隠したか考えて進もうとは思いますが、サイコロ運に恵まれず。
もう一直線にあたりをつけて進まないと追いつけないんですよ。

改善点があるとすれば、何度もプレイ要求されるので、本物の黒ひげのように、姫を刺して回せば鍵の位置が変わるようにしてほしいですね。
本体ごとクルクル回して再セットするのが少し面倒です。

あとは、慣れてくると魔法使い役をやりたがる、、、。でケンカする。
楽しいもんね、鍵隠して、ほかの人が探しているのニヤニヤ見るの。

このあたりは、ウェンディゴの怖い話に似てるかも。
悪者のほうが面白い。



最近では、魔法使い役が子供たち2人で、私がロビン役のことが多いです。
それが一番平和。

わたし 喋る S
いかっぱ
本当に1個で2度おいしかった!
姫助けてるの?吹っ飛ばしてるけど(笑)
鍵がカチってつく感触が好き

【まとめ】
・慣れれば子供も悪い魔法使い役ができる。むしろ魔法使い役が人気
・3歳児には駒の動かし方のお手伝いが必要
・鍵を探すのに夢中で、間違えた扉を忘れがち
・鍵をしっかり刺さないと飛ばないことあり
・子供チームにすると、どちらが鍵を刺すかでもめがち


そのほかの、プレイターが違う役割をやるゲームのレビューはこちら






そのほかの磁石の仕組みが楽しいゲームはこちら




 

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