いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:3歳と遊んでみた

ゲーム絵本 だいぼうけんに でかけよう(Ma Première Aventure) シリーズ第一弾!
ページが3分割されていて、選びかたにより展開が変わります。
登場人物も3人いるので、1冊で3人のお話が楽しめます!

ドイツ年間ゲーム大賞 キッズ部門2023のロングリストにも入っていましたね。
世界でも評価の高い作品です。
続編もどんどん作られており、集めたくなっちゃいます。


わたし 喋る S
いかっぱ
昔、ドラクエのゲームブックやったな~。
小さい子供向けだけど、どう違うんだろう。


finding-the-druagon-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・想像力・思考力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・難易度は?3歳でもクリアできる?
・クリアしたらもう読まなくなるか

基本情報

対象年齢:4歳以上
対象人数:1人
プレイ時間の目安:10~20分
BGGでの評価:Findhing the dragon

ルール

準備

本の四隅にある、みどりのディスク、あおいディスク、きいろいディスクを回して、何もないところに合わせます。

どのキャラクターになるか決め、あかいディスクをその子に合わせます。
finding-the-druagon-start

遊び方

普通の絵本のように、お話を読んでいきます。
途中で3つに分かれているページに出会ったら、よく考えて一つを選びます。
めくったら前に戻ることはありません。
finding-the-druagon-rule
冒険の途中で、役立つ道具が入ることがあります。
道具を見つけたら、道具と同じ色のディスクを回して、手に入れた道具を表示させます。
手に入れた道具は旅の途中で使うことができます。(指示があります)
finding-the-druagon-items
冒険は危険がいっぱいなので、ケガをしてしまうことがあります。
そんな時は、ディスクを回してばんそうこうのマークを表示させます。
finding-the-druagon-pach

ゲームの終了

ケガは何個あるかな?
結果は「大成功」「上出来」「もう一回挑戦して」の3パターンです。
無事、ドラゴンをお迎えできましたか?

主な知育要素


記憶力
想像力
思考力

手に入れた道具がどんな効果だったか、覚えていないと効果的に使えません。

基本的には絵本なので、自分が主人公となって物語の中で大冒険できます。

何度も迫られる3択からの選択。キャラクターの特性を考えながら選びます。

3歳・5歳の様子

子供向けのためか、道中の怪我も擦り傷だったり、疲れちゃったりと怖い表現もなく可愛いもんです。

エンディングは、大成功、上出来、失敗の3パターンです。

3歳と5歳なので、読み聞かせる形になりますが、すぐに何をしているかわかりスムーズに読み進められました。
そして、大抵上出来で終わります。
大成功にするのは、大人でもある程度の選択結果を知ってからでないと難しいです。

正直、もう一回!となると2人に同じ数だけやらせないと怒るので、読み疲れます。
慣れてくるとある程度読み飛ばしても子供は気にしませんが、アイテムの説明のところは丁寧に読んであげないと(こんなことできるんだって〜と説明も加える)、肝心のところで使わない道を選択してしまいます。(心の中でそっちじゃないでしょぉ!と叫んでしまう)

ふりがなはふってあるので、5歳娘もなんとか読めるのですが、やはり読んで欲しがるので、1人でもスムーズに読める子の方が何度も好きなようにトライできますし、親も楽だと思います。

以下、少し大きくなった4歳息子、6歳娘の様子です。

何度も遊び、リナ、サシャ、チモンの3人いずれも大成功となる道を見つけた子供たち。
もうこの本(ゲーム)の出番もなくなるかなと思っていましたが、むしろ答えを知ってからの方が手に取ることが増えました。

そういえば、幼児は展開を知っている物語りを好むと聞いたことが。(某菓子パンヒーローとか)

ゲームではなく、3人の冒険が楽しめる参加型絵本として、我が家のお気に入りの一冊になりました。

むすめ 喋る S
むすめ
道を選ぶのが楽しい!
全員、大成功に出来るようになったよ!


むすこ 喋る S
むすこ
どうしようかな?って選ぶの楽しいよね
間違えちゃうとショックなんだよ

親目線のレビュー

本のページはツルツルした厚紙のため丈夫で、リングでとめられているので、途中でページが戻ってしまうこともありません。
ただ、たまにリングにページがひっかかることはありますが、さほど気にはなりません。

いつも「ゲームしよ〜」って言ってる自分が読み聞かせなんかしちゃって、ちょっと私って知育してる良いママなんじゃない?と気分は良いです。
また、鞄にも入れやすいので、持ち運びは楽です。
長い時間電車に乗るときや病院などの待ち時間が長いところに行くときは、必ず持っていきます。

絵本としては少しお高いけれど、これだけ長く楽しめれば、むしろコスパ最高!
だいぼうけんにでかけようシリーズの違うお話を追加購入しました。





わたし 喋る S
いかっぱ
ストーリーがしっかりしていて、絵本としても質が高いです。
和訳も違和感なく素敵な文章!
3人のキャラクターが生かされた展開に、違う本を読んでいるみたい

【まとめ】
・絵本としての質もよい
・3歳児にも理解できる内容と選択肢
・クリアした後も何度も繰り返し読んで楽しめる
・お出かけにも持っていきやすいサイズで、どこでも楽しめる

白いおばけ、緑のかえる、黄色のひよこ、ピンクのぶたのとってもかわいい駒。
あれ?ひよこが緑?!ぶたが黄色?合ってるのはどれだ?
色も動物も正しいものはどれかな?
誰が一番早くとれるか、スピード勝負!!

わたし 喋る S
いかっぱ
通常のおばけキャッチも取るだけだけど、何が違うんだろう?
スピード勝負って、年の差あっても遊べるのかな?

Ghost Blitz junior-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・集中力・観察力・反射神経が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・幼児の2歳差は大きい?一緒に遊べるか

基本情報

対象年齢:4歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:15分前後

ルール

準備

白いおばけ、緑のかえる、黄色のひよこ、ピンクのぶたの動物駒を、遊ぶ人の真ん中になるように置きます。
Ghost Blitz junior-character
カードをよく切り、裏にして山札にします。

一番最近動物にご飯をあげた人がスタートプレイヤーです。

スタートプレイヤーはみんなが同時にカードを見れるように、1枚めくります。

遊び方

カードがめくられたら、みんないっせいに、キャラクターと色が一致しているものを探します。

見つけた人から、一致している駒を急いで取ります。

カードには一致している動物は一つでないこともあります。 2個あることも、3個あることもあります。
Ghost Blitz junior-cards
正しい動物をつかんだら、その動物の数だけカードをもらいます。
1つ以上正解がある場合は、山札からカードをもらいます。

間違えた動物を取ってしまったら、カードをもらえません。
他に正しい動物をとっていても、カードはもらえません。

カードをめくる人は時計回りに交代します。

ゲームの終了

すべてのカードをめくったら、ゲーム終了です。

一番カードを獲得した人の勝ちです。

追加ルール

カードの中には『黒いおばけ』がいることがあります。
このカードが出た時は、他に一致している動物がいても、何もつかんではいけません。

何もつかまなかった人はみんな、1枚ずつカードを獲得できます。
Ghost Blitz junior-blackghost
間違えた時のペナルティはないのですが、つけることもできます。
間違えた駒を取ってしまった時、黒いおばけなのに駒をとってしまった時は、1枚カードを返さなくてはなりません。

主な知育要素


集中力
観察力
反射神経

カードがめくられる瞬間に集中し、瞬時に判断する必要があります。

緑がいるってカエルを取ると、緑のひよこだったりします。
カードをしっかり観察します。

判断できたら、誰よりも早く駒をとる!!!

3歳・5歳の様子

5歳娘との勝負では、手加減なしで互角でした。

3歳息子もしっかりルールを理解し、かなり楽しんでいましたが、やはり判断と駒を取るスピードはやや遅いです。
2秒程度待ってあげると互角の勝負が出来ました。

3人で遊びたいところですが、娘と息子は他のゲームでは大抵互角なので、唯一絶対勝てるゲームとして、手加減してくれない娘。

そうなると息子は何も出来ないので、拗ねてしまいます。

そんなわけで今のところ、1人ずつ相手にしています。

5歳、7歳では、まだ7歳のほうが強いですが、だいぶ実力差がなくなってきました。

スピード勝負のゲームは、幼児だと年齢差が大きくでてしまいますね。

スピードカップやDrエウレカは、早く完成させなくても正しく出来たら正解!って遊べるんですが、これは取る以外の要素がないので、しょうがないですね。

あとは、みんなに同時に見えるようにめくる。これができないですね。
自分が先に見えるようにめくる、、、。
この問題は、ナンジャモンジャでもおこります。
最近(5歳、7歳)ではなくなってきたかなぁ。

むすめ 喋る S
むすめ
速いでしょ!
一人で何個も取れた時が嬉しい!全部違うときあるよね。


むすこ 喋る S
むすこ
黒いおばけ出た時に、取りそうになっちゃうんだよ。
それがドキドキして楽しいよね
勝てないから、3数えてって言ってるのに(お姉ちゃんは)数えてくれないんだよ

親目線のレビュー

絵札も駒もとても可愛いので、見ているだけで楽しいです。

2人ともとっても気に入って何度もプレーしていますし、プレイ時間も短いので集中力も続いて、幼児にはちょうど良い難易度です。

子供と遊んだ感想ではないのですが、70代の父が3歳児に勝てませんでした。

もともとオセロなどのゲームはとても強く、身体能力も70代としてはかなり優れている父です。
その父が、「なんだこの難しいゲームは!?」というのでびっくり。

日常生活で行う判断とは確かに全く違うものですし、じっくり考えてる時間はありません。
ボケ防止にものすごく良いゲームなのかもしれません。

大人向けには、本家のおばけキャッチがあるのですが、小さい子やご高齢の方も遊ぶのであれば、こちらをお勧めします。

本家おばけキャッチには、正しいものがないといこともあるようですが、こちらは、そのようなことはありません。

わたし 喋る S
いかっぱ
絵も駒もかわいい!
子供と遊ぶときは手加減必要だな~。
手加減いらなくなったら、本家で遊べちゃうかも

【まとめ】
・1枚めくって1ゲームなので、どんどん進みます。1枚1枚集中力が必要
・単調なので勝てないと飽きがち
・幼児の2歳差は大きかった。スピード勝負以外に要素がないので、兄弟で遊べず
・ボケ防止によさそう

私たちは夜中に魔法学校から市場に遊びにきた魔法使いの見習いです。
でも、おばけ先生は気がついたようで、後ろから追いかけてきます。
一人でも捕まれば、みんな叱られてしまいます。
みんなで協力しておばけ先生から逃げ切るゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
記憶系だけど協力ゲーム!
子供に教えてもらえるから楽ちんかな?
おばけ先生はどんな速さで追いかけてくるんだろう
逃げ切れるかな?

the-enchanted-tower-top

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・コミュニケーション能力・問題解決力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・本当に記憶は子供任せで大丈夫か
・ゲームの難易度

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:20~30分
BGGの評価:Wizardary to the power of three

ルール

準備

あらかじめ、階段と魔法学校を組み立ててください。
この魔法学校をゲームボードのレンガの絵が描いてあるところに置きます。

18枚の道しるべカード(道しるべ16枚、おばけ2枚)森側を上にして、ゲームボードの丸い枠に並べます。

おばけのヴィリー先生を森の一番奥に配置します。

サイコロ3つとおばけ時計を準備します。

ゲームの難易度に応じたマジックポーションとマジックダイスを準備します。
ふつう:3つずつ
むずかしい:2つずつ
プロフェッショナル:1つずつ

ゲームを始める前にプレイヤーやそれぞれ自分だけ、道しるべカードを1枚めくってみましょう。
2人だけで遊ぶ場合は、1人2枚ずつカードを見ましょう。
道しるべのマークを覚えたら、元の位置に裏返しで戻します。
この時点で、おばけカードを選んでしまったら、みんなに見せてから、おばけ先生を1マス進めて、カードを元の位置に戻します。

遊び方

スタートプレイヤーは1番最近森を訪れた人で、おばけ時計を受け取ります。
the-enchanted-tower-startplayer
サイコロを3つ振ります。

サイコロの目が示した道しるべマークを見つけましょう。
まずは、1枚道しるべカードをめくります。

サイコロの目と同じマークをめくった時

正解!続けて次の道しるべカードをめくりましょう。
カードを間違えるか、3つすべて正解するまでめくることができます。
正解した数だけ、自分の駒を前へ進めることができます。
カードを裏返して、次の人に交代です。

サイコロの目と違うマークをめくった時

残念、失敗です。この時点で、手番終了です。
間違えるまでに正しくみつけたマークの数だけ駒を進め、カードを裏に戻し、次の人に交代です。

おばけマークをめくってしまった時

わっ!おばけ先生の罠にひっかかってしまいました。この時点で、手番終了です。
まず、正しく見つけたマークの数だけ、自分の駒を前に進めます。
続いて、おばけ先生を1マス前に進めます。
カードを裏に戻し、次の人に交代です。
the-enchanted-tower-dices
道しるべカードをめくるときは、みんなで相談しながらめくることができます。

サイコロでスペシャルシンボルが出た時

マジックポーション:好きな生徒の駒を1マス進められます。
おばけ先生:自分の順番が終わった時に、おばけ先生を1マス進めます。

マジックポーションとマジックダイス

生徒といっても、魔法学校の生徒なので、少しだけ魔法が使えます。
使用した魔法はゲームからなくなります。

マジックポーション:どれでも好きな生徒の駒を1マス進められます。
マジックダイス:サイコロを振りなおせます。
the-enchanted-tower-magic

1ターン終了時

スタートプレイヤーに順番が戻ってきた時点で時間が経過します。
おばけ先生を、立っている足元にしるされた矢印と同じ数だけ前に進めます。
それから、次のターンのサイコロを振ることができます。

階段の上

学校に潜り込むときはとくに静かにしなければなりません。
中にいる先生に見つかってしまいますから。

だれにも相談せずに、道しるべカードを選びましょう。
階段の上でも、魔法を使うことはできます。
the-enchanted-tower-stairs

魔法学校の中

学校に戻ってしまえば安心です。
自分の順番が回ってきても何もせず次の人と交代です。
ただし、他のプレイヤーがみんな学校に戻るまでゲームは続きます。

誰か1人でも先生に追いつかれると、みんなが怒られてしまいます。
the-enchanted-tower-school

ゲームの終了

おばけ先生に追いつかれることなく全員が学校にたどり着いた場合、大成功です!!
みんなの勝ち!

誰か1人でもおばけ先生に追いつかれてしまった場合、残念です。
みんなまとめてこっぴどく叱られてしまい、みんなの負けとなります。
the-enchanted-tower-rule

主な知育要素


記憶力
コミュニケーション能力
問題解決力

道しるべカードの16枚をしっかり覚えなくてはいけません。

みんなで教えあいながら、道しるべカードをめくります。
「それ、違うよ!!」なんて、強く言われちゃうと悲しくなっちゃいます。
楽しく相談できると、みんな楽しく遊べます。

マジックポーションの使うタイミングやサイコロでマジックポーションが出た時にどの駒を進めるか。
遅れている駒はどれなのか、その駒を進められるプレイヤーの番までの時間も考慮して決定します。
サイコロの振り直しも、どのタイミングで行うのがよいのか状況を見極め決定します。

3歳・5歳の様子

6歳からとなっていますが、3歳でも問題なく遊べます。
アイテムの使い所の判断が難しいので、そこだけ助言が必要ですが、もともとが協力ゲームなのでスムーズに進行できます。
5歳娘はアイテムの使い所も判断できているので、やはりそういった意味での6歳からなのでしょう。

子供たちは追いつかれる追いつかれないに関係なく、マークを当てることに大騒ぎで楽しんでいました。
プレイヤー内での勝者が出ないので、悔し泣きされることもなく平和です。

むすめ 喋る S
むすめ
このゲーム大好き!
教えてあげるから大丈夫だよ!
サイコロでおばけがでちゃったら魔法使ってね


むすこ 喋る S
むすこ
何がでるかな?って楽しいよね
最後の方は全部当てられるよ!
階段は「し~」だよね

親目線のレビュー

3人でやると1ターンでめくれる数は最大9枚。
パネルでもサイコロでもおばけが出なくても5ターンでおばけ先生は市場に到着します。
実際にはパネルやサイコロでおばけがでるので3~4ターンくらいで追いついてきます。
またサイコロも同じマークがでることもあるので、すべてめくり終わることはなく、3ターンではまだわかっていないマークもあります。
そのため3人ではルール通りでクリアするのはかなり難しいです。 また、パネルは間違えるとそこでお仕舞いが本来のルールのですが、それだと全然進みません。
私たちはとりあえず3枚めくり合っていた数進めるようにしました。

2ターンに一度おばけ先生を進めるようにしてみましたが、今度は全然追いかけてこない。

夫も入れて4人で遊ぶと、すごく良い難易度でした。

とはいえ3人で遊ぶことが多いので、1人で2つの駒を使うようにしました。
2ターン毎におばけ先生を進めるようにすれば、6人プレイと同じになるので、ほどよい難易度になりました。
たまに、「あれ?今進めるターンだっけ?」とはなりますが。
駒を2つ使うことに対して、子供たちは「ねことねずみの大レース」で慣れているからか、抵抗はなく、遅れている方を進めるということも理解できています。(3歳息子は駒の進め方はお手伝い必要。1、2、3と数えながら4つ進んだりするので)

今のところ、これで勝率は7割程度です。
サイコロでおばけが続くと逃げ切れないです。
追いかけられるドキドキと子供が得意な神経衰弱と協力ゲームなので大人のフォローが自然に出来ることと子供たちとやるゲームとしては楽しい要素が全て揃っている素晴らしい作品です。

脳みそ溶けそうになる「にわとりのしっぽ」より、他力本願ですむこちらの方が大人はありがたいですし、おばけ先生に追いかけられるヒヤヒヤ感があって楽しいです。 で、最後覚えてなくて焦るんですがね。



わたし 喋る S
いかっぱ
覚えてないと最後の階段で焦る!
追いかけられるってドキドキして楽しい!
なにより階段と学校の絵と作りが素敵!


【まとめ】
・協力ゲームなので、年の差兄弟も自然に遊べる
・3人だと難易度高い
・子供にすべて頼ってると最後に痛い目見る
・楽しい要素いっぱいの素晴らしいゲーム


弟や妹も一緒に遊びやすい、そのほかの強力ゲームはこちら








 

宝探し+黒ひげ危機一髪が一度に楽しめるゲーム!
しかも、飛び出すのは黒ひげならぬお姫様。
ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門2013

悪い魔法使いがお姫様を閉じ込めた塔のカギを森の奥深くに隠してしまいました。
君は魔法使いより先にカギを見つけ出し、お姫様を助けられるかな?

お姫様を閉じ込めた塔には魔法がかかっていて、正しい扉の鍵を開けるとお姫様が飛び出します!

わたし 喋る S
いかっぱ
黒ひげ危機一髪と宝探し!一つで二度おいしい!
協力ゲームにもなるから、3歳児も一緒に遊べるかな?


IMG_8581

【この記事でわかること】
・遊び方
・記憶力・観察力・想像力が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・子供も悪い魔法使い役ができるか

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15~25分
BGGの評価:The Enchanted Tower

ルール

準備

塔の内側部分をボードにしっかりと差し込み、その上から塔のカバーをかぶせます。

下箱にボードを置き、チップを穴の部分に置きます。(置く場所の決まりはありません)

お姫様をカチッというまで塔に差し込みセットします。

魔法使いのスタートボードを下の箱の絵に合うように置きます。
IMG_8578

魔法使い役を決めます。
魔法使い役は青い魔法使い駒と鍵を受け取ります。
お姫様を助けに行くロビン役は赤い駒を受け取ります

魔法使いの駒は魔法使い用のスタートボードのスタート地点(★マーク)に置きます。
IMG_8546

ロビン役に目をつぶってもらい、魔法使い役が鍵をいずれかのチップの下に隠します。

これで準備完了です。

駒の進め方

魔法使い役は魔法使い、ロビンのシンボルが書いてあるサイコロを振ります。
ロビン役は数字が書いてあるサイコロを振ります。
IMG_8547

数字のサイコロの赤い字はロビン、青い字は魔法使いが進めるマスの数となります。
シンボルのダイスが示す役から、駒を進めます。

ロビン役はボード上の4つのスタート地点(●マーク)のどこからスタートしてもかまいません。

なお、ロビン役が複数いる場合は、魔法使い役の左隣の人からサイコロを振り、時計回りに代わってください。

鍵が隠されたチップの上に乗ると、カチッと駒にくっつきます。
IMG_8544

扉の開け方

鍵をゲットした人は塔の6つある扉に一つに鍵を差し込みます。
お姫様が飛び出せばその役の勝ち!
IMG_8543

何も起こらなかったら?
また駒をそれぞれスタート地点に戻し、魔法使い役が鍵を隠すところから繰り返します。

さきほど鍵を隠した場所のチップを裏返します。
魔法使いは鍵を同じ場所に隠すことはできません。

繰り返し遊ぶ場合

鍵の位置を変えるため、塔をいったんボードから外し、何度かくるくる回してください。

その後、お姫様をセットしてください。

主な知育要素


記憶力
観察力
想像力
ルールを守って遊ぶ

なかなか1回で正解の扉を開けることはできません。
どこが不正解の扉か覚えておく必要があります。

魔法使い役は鍵のありかを知っています。
ロビン役は魔法使い役が向かう先を見ながら、隠された場所を考えます。
魔法使い役は動きをみられていることを計算して、わざと違う方に進んでみたり。
双方の動きをよく観察して、次の自分の動き方を考えます。

自分だったら、どこに隠すかな?
スタート地点に近いところは、すぐに見つかっちゃうかも。
でも、逆に相手は隠すはずがないって思うかな。
相手の気持ちになって隠す場所を決める、隠した場所を探します。

魔法使い役が隠しているときに、こっそり見ない!!
これが守れないとゲームがつまらなくなっちゃうよ。と念を押しました。

3歳・5歳の様子

3歳にはやはり少し難しく大人と一緒のチームになる必要がありました。(ルールと目的は理解できますが、駒の動かし方の理解があやしい)

5歳娘もすごろくは慣れているのですが、ゴールがなく線に沿ってどこに向かってもいいというのが最初は分からず、ぽーんと絵柄から離れた絵柄へ飛ぼうとするので何度か説明し、出来るようになりました。

慣れてしまえば大盛り上がりです。5歳娘が気に入って何度もプレイしました。

ロビン役(子供たち)は魔法使い役(親)の表情や動きを見て隠し場所を予想するはずなのですが、なぜか子供たちは直感で当てます。

役割を逆にすると、一丁前にウソをついてみたり、一着線に向かわなかったり、なかなか考えているようです。

鍵をさすと飛ぶ仕組みだけれど、向きも合わせてしっかり刺さないと飛ばないことがあります。
そうなるとゲームが終わらないので、子供がやったときは再確認してあげていました。
慣れるとちゃんと刺せるようになりました。

子供チームと親でやることが多いのですが、どちらが鍵を刺すかでもめがちなのが難点です。

むすめ 喋る S
むすめ
すごい好き!
鍵隠す方やりたいんだよね
鍵を隠したところに近づいてくるとドキドキする!


むすこ 喋る S
むすこ
鍵隠したい!
わざと近くに隠したりするんだよ
1回通り過ぎると戻ってこないでしょ?
姫が飛ぶのが面白いよね!!

親目線のレビュー

黒ひげ部分(もはや姫は黒ひげ扱い)も面白く、見事お姫様が飛び出すと子供はもちろん大人も嬉しくなります。

サイコロ運がほとんどなので、魔法使い役もロビン役も互角な気がします。

扉をはずしまくって、長引くとロビンが有利かも。
鍵を隠せる場所が限られてくるので。

あと、鍵探しているあいだに、どの扉さっき開けたか忘れます。
記憶力の点では、子供の方が有利です。
「そこ、さっきやったよ」って言われて思い出す悲しい記憶力。

子供の視点でどこに隠したか考えて進もうとは思いますが、サイコロ運に恵まれず。
もう一直線にあたりをつけて進まないと追いつけないんですよ。

改善点があるとすれば、何度もプレイ要求されるので、本物の黒ひげのように、姫を刺して回せば鍵の位置が変わるようにしてほしいですね。
本体ごとクルクル回して再セットするのが少し面倒です。

あとは、慣れてくると魔法使い役をやりたがる、、、。でケンカする。
楽しいもんね、鍵隠して、ほかの人が探しているのニヤニヤ見るの。

このあたりは、ウェンディゴの怖い話に似てるかも。
悪者のほうが面白い。



最近では、魔法使い役が子供たち2人で、私がロビン役のことが多いです。
それが一番平和。

わたし 喋る S
いかっぱ
本当に1個で2度おいしかった!
姫助けてるの?吹っ飛ばしてるけど(笑)
鍵がカチってつく感触が好き

【まとめ】
・慣れれば子供も悪い魔法使い役ができる。むしろ魔法使い役が人気
・3歳児には駒の動かし方のお手伝いが必要
・鍵を探すのに夢中で、間違えた扉を忘れがち
・鍵をしっかり刺さないと飛ばないことあり
・子供チームにすると、どちらが鍵を刺すかでもめがち


そのほかの、プレイターが違う役割をやるゲームのレビューはこちら






そのほかの磁石の仕組みが楽しいゲームはこちら




 

きらきら輝く宝石に子供は夢中!
どの宝石が一番落っこちそうかな?
ワクワクする宝石集めゲーム!
他にはないルールで、空間認知力や巧緻性UPが期待できます。
ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門2018 受賞作

わたし 喋る S
いかっぱ
きらきら宝石がいっぱい!
見た目は素敵だけど、ゲームは楽しいのかな?


IMG_8534

【この記事でわかること】
・遊び方
・観察力・巧緻性の向上・数の理解が育つ その理由も説明
・実際に遊んいる3歳児・5歳児の様子と感想
・ゲームとして楽しいのか
・幼児の2歳差は大きいけれど、対等に遊べるか

基本情報

対象年齢:5歳から
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15~20分
BGGの評価:Dragon's Breath

ルール

ストーリー

4匹のちびドラゴンたちは、氷の柱の中に閉じ込められているキラキラ光る宝石を見つけました。
宝石を持ち帰りたいけど、まだまだちびドラゴンの吐く息では氷を溶かせません。
そこで、パパドラゴンに助けを求めます。
さすが、パパドラゴン!氷は少しずつ溶けていきます。
ちびドラゴンたちは、急いで宝石を集め、自分の洞窟に持ち帰ります。
でも、洞穴に落ちちゃった宝石はパパドラゴンに持っていかれてしまいます。
誰が一番宝石をたくさん持ち帰れるでしょうか?

準備

下箱の上にゲームボードを置き、氷塊タイルをボード中心に描かれた円の上に置きます。
各自、好きなちびドラゴンを選んだら、ボードの四隅に差し込みます。4人未満で遊ぶ時も、余ったちびドラコンは差し込んでおきます。

パパドラゴンと宝石タイルは、箱のそばに置きます。

氷塊タイルの上に氷のリングを積み上げて、氷の柱を作ります。通常は8個ですが、3人で遊ぶ場合は9個積み上げます。

リングでできた氷の柱の中に、そっと宝石を入れます。
この時、ボードの穴に宝石を落としてしまいがちなので、宝石タイルで穴を塞いでお きましょう。
IMG_8536

遊び方

いちばん勇ましい人が最初のパパドラゴン役になります。パパドラゴン役はパパドラゴンを受け取ります。このパパドラゴンは時計回りに次の人へ移ります。

パパドラゴン役の次の人から、リングを一つ取り除いたときにどの色の宝石が一番落ちそうか見極めます。そして、その色の宝石タイルを取ります。時計回りに一人ずつ残りの宝石タイルから一つを選びます。パパドラゴン役は最後に選びます。

みんなが宝石タイルを選び終わったら、パパドラゴン役が一番上の氷のリングを取り除きます。
取り除き方は片手でも両手でも構いません。柱を壊さないように取り除けば、そっと上に取り除いても、スライドさせてザザっと取り除いてもかまいません。ただし、触っていいのはいちばん上のリングだけです。

リングを取り除くと宝石がこぼれ落ちます。自分の選んだ宝石タイルと同じ色の宝石をボードからとって、自分の洞窟に持ち帰ります。
IMG_8530
穴に落ちてしまった宝石は、残念、パパドラゴンが持ち帰ってしまいます。
だれも選んでいなくてボード上に残った宝石は、穴に落とします。

各自の宝石タイルをまた箱のそばに戻します。そして、パパドラゴン役を左の人に渡して、宝石タイル選びから始めます。

ゲームの終了

いちばん最後の氷のリングが取り除かれたらゲーム終了です。最後のリングを取り除いて散らばった宝石ももらえますが、氷塊タイルの上に乗っている宝石は誰ももらえません。
IMG_8535

ゲームボードを持ち上げ、各自の洞窟にいくつ宝石があるか数えましょう。一番多く宝石を集めた人の勝ちです。

主な知育要素


観察力
巧緻性の向上
数のカウント

氷の柱をじっくり見て観察します。
位置や数などいろいろな視点から観察し、どの色が落ちそうかの思考へとつながります。

リング一つをつまんで取り除くため、指先に集中必要があります。
宝石を獲得するときも、小さい宝石をそっとつままないとボードをゆらしちゃうかも。
子供なので柱を壊しちゃったり、人の宝石を穴に落としてしまうこともあるかもしれません。
そんなときのルールもちゃんと書かれているので安心です。

集めた宝石が何個あるのか、数えます。
横に並べてどちらが多いか比べても大丈夫です。
玉入れみたいに、一緒に数えるのもおすすめです。

3歳・5歳の様子

宝石がいっぱいで子供の食いつき抜群。
3歳息子もちゃんとルールを理解して楽しんでいます。
5歳娘の希望で買ったゲームですが、やろうと待ってくるのは息子のほうが多いです。

勝負の結果は、やはり私、娘、息子の順になることが多いので、大人には単純で簡単な判断でも子供には難しいのかもしれません。
息子を見ていると、上の方に多く乗っている色を選ぶことは出来ますが、端っこや真ん中辺りにあるなどの落ちやすさについては考えがいたっていないのかなと思います。

プレー後はみんなで何個集められたか一緒に数えるようにしているので(い〜ち、に〜いとご一緒に)20くらいまでは数えられるようになったのは、副産物です。

ただ、数えている途中で「もう一回!」となることも多く、勝者がわからないままリプレイのことも多いです。
きっと勝敗に関係なくプレー自体が楽しいのだと思います。

7歳になった娘は、氷リングの取り除き方が戦略的になってきました。
人の選んだ色の宝石をなるべく落とさないように斜めにして取ったり、自分の色がいっぱい落ちそうな時は、スライドさせて取ったりします。

むすめ 喋る S
むすめ
端っこにあるのとか選ぶんだよ
ズザザってとるの好き。いっぱい落ちるんだもん


むすこ 喋る S
むすこ
いっぱい見えてるの落ちるよね!
宝石とるときは、そっと取るんだよね!
全然取れないときはイヤなんだよ

親目線のレビュー

子供向けのゲームは記憶系が多く、頭が疲れきっている時には気楽にやれて助かります。

難点としては、宝石の数が多いので準備が少し手間です。

子供向けなので、うっかり宝石を落としてしまった時などの進め方もルールに入っており(不器用なちびドラゴンたちへのヒントっていうのが可愛い)、イライラしないです。

とにかくコンポートが豪華で、判断力も他にはない思考が必要となるため、子供向けにはとても良いゲームです。
負けてもなんかあんまり悔しくないので、大人だけでやっても平和で楽しいです。

大人がじっくり考えても、予想通りに落ちないことあるんですよね。
大人が一番大人げなくリングを取り除きます。

宝石は小さく、数もとても多いので、片付け漏れが起こりそうです。
まだお口に入れてしまうお子さんがいる家庭では注意が必要です。

わたし 喋る S
いかっぱ
大人でも思ってたように取れないことがあります。
気楽で楽しい!
なにより全てがキラキラで眺めているだけで嬉しい

【まとめ】
・同じような判断をするゲームはなく、独自性が高い
・判断の結果に年の差がでる
・勝敗が気にならないくらいゲーム自体が楽しい
・大人も一緒に楽しめるし、記憶系じゃないから楽
・誤飲には注意が必要

このページのトップヘ