いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

6歳の男の子、8歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:5歳から(公式対象年齢)

ドイツ年間ゲーム大賞2022キッズ部門受賞作です。

山の麓にいる偉大な魔法使いは、とても強力な杖を持っています。
悪い魔女たちがこの杖を狙っています。
私たち魔法学院の生徒たちは、悪い魔女が麓に着く前に、魔法使いに狙われていることを伝えられるでしょうか?

山の上から魔法の球を転がし、生徒たちを山の麓に導きます。
でも、魔法の球のコントロールは難しく、時には魔女を進めてしまうことも。

狙った通りに魔法の球を生徒たちに届けることができるのか、みんなで相談しながら進める協力ゲームです。

青ポーンのゲームは、信頼しているのだけれど、子供たちも少し大きくなったせいか、どうもこのゲームはときめかなかったんですよね。
ボールを転がすだけかぁと。
インパクトはあるし、子供にはウケがよさそうだなとは思いましたが、私は『クアックスと仲間たち』を推してたんです。

とはいえ権威ある賞の受賞作なので、遊んでおかねば。
なんだかんだ気になっていたので、購入しちゃいました。
受賞作はやはり偉大なのか?レビューしたいと思います。

大好きな『クアックスと仲間たち』のレビューはこちら


ZAUBERBERG-top

わたし 喋る S
いかっぱ
実際に遊んでみてすごく優秀だった『クアックスと仲間たち』を超えられるのかな?
見た目のインパクトはかなりありますね~。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳・8歳の様子
・狙った通りに落とすのは、なかなか難しいんですよ




基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Magic Mountain

内容物

・ゲームボード 1枚
・生徒コマ 6個
・魔女コマ 4個
・台 4つ
・袋 1つ
・ゴールタイル(両面) 1枚
・魔法の球 5個(赤、黄、青、紫、白)

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

台をボードの指定された場所に取り付けます。

ZAUBERBERG-setting

ゴールタイルをボードの下側に置きます。
ZAUBERBERG-prepare
通常ルールでは、生徒のマスが4つ、魔女のマスが3つものもを使用します。

生徒のコマ6つをコースの一番上の生徒のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-students

魔女のコマを魔女のマークが描かれたマスに置きます。
ZAUBERBERG-witchs

魔法の球5つは袋に入れます。

遊び方

順番に手番を行います。
手番では、袋から1個、魔法の球を取り出します。
ZAUBERBERG-magicball

そして、みんなと話し合いながら、どのスタート地点から始めるかを決めます。
ZAUBERBERG-start

魔法の球が生徒もしくは魔女にぶつかると、山道に沿ってそのコマを魔法の球と同じ色の次の空いているマスまで移動させます。
ZAUBERBERG-rule

魔法の球は、次々に複数のコマにぶつかることもあります。
この場合は、ぶつかった順番にコマを移動させます。
ZAUBERBERG-rule2

素早くコマを移動させれば、同じコマに2度球がぶつかることがあります。

魔法の球がどのコマにもぶつかることなく下側に到達してしまったら、魔女を1つ選んで1マス進めます。
魔法の球が途中で止まってしまった場合は、正しい方向に少し動かしてあげます。

魔法の球が一番下に到達したら、とりあえずそのままにして置きます。
5個のすべての魔法の球が一番下に到達したら、全てを袋に戻します。
ZAUBERBERG-magicball bag

生徒か魔女が魔法の球にぶつかり、その先に対応する色のマスがもうない場合、そのコマをゴールタイルの生徒か魔女のマスに置きます。
ZAUBERBERG-rule3


ゲームの終了

3人の魔女がゴールタイルに置かれる前に、4人の生徒がゴールしたらみんなの勝です。
4人の生徒がゴールする前に、3人の魔女がゴールしてしまったら、みんなの負けです。
ZAUBERBERG-end

より挑戦的なゲーム

ゴールタイルの裏面を使用します。
ゴールさせる生徒の数、魔女の数を変更することにより、レベル1~5までの難易度で遊ぶことができます。

生徒コマ4つ、魔女コマ4つを使用し、生徒チーム対魔女チームに分かれて遊ぶこともできます。

6歳・8歳の様子

まずは私が1人でルール確認に球を転がしていたら、やっぱり「何それ?」「やってみたい!」と興味津々の子供たち。

ルールは、山の頂上の6か所のうち1か所を選んで、球を転がすだけなので、とっても簡単。
でも、球がぶつかった後、どう動かすのかは、ちょっと難しいですね。
次の同じ色のマスに行けばいいのですが、他の生徒や魔女がいたりすると、一気に先のマスまで飛びます。
ぶつかったら都度、「次はここになるね」って確認しながら遊んでいます。
同じコマにぶつかれば理解しやすいのですが、次にぶつかったコマが最初にぶつかったコマと違うコマの場合は、より難しく感じるようです。
慣れれば例外のない単純なルールなんですが、確かに最初はちょっと考えてしまいます。

スタート時点では、生徒と魔女の間に、それぞれの魔法の球の色のマスがあります。
まずはそこに進めたいので、転がす球と同じ色のマスの手前にいる生徒のいるところからスタートして連鎖を狙います。
この時の印象が強く残るのか、生徒や魔女が山の下の方に動いていても、すぐ手前に同じ色のマスがあるスタート地点を選んでしまいがちです。
何度か「生徒にぶつけられそうな所を選ぶんだよ」と伝えていますが、感覚的に色を優先してしまうようです。
私も慣れるまでは、なんとなく色につられていたので、気持ちはよくわかります。
スタート地点が生徒の背中じゃなければ、こんな混乱は起こらなかったのかなぁとも思います。

8歳の娘はすぐに動かし方も理解できて、こっちのほうがいいかなとか話し合いながら遊ぶことができました。

球がぶつかったコマを素早く動かせば、また同じコマにぶつかって、さらに進めることができます。
でも、これって常に素早く動かす必要があるのでしょうか?
魔女の時は連鎖させたくないので、ゆっくり下に転がるのをまって動かしていいのでしょうか?
この辺はあいまいですね。

6歳の息子は問題なくコマをつまんで、次のマスに置くことができます。
もう少し小さかったら、慌ててて次のマスに置くときにコマを倒しちゃったり、他のコマにぶつかって倒しちゃったりとかが起こりそうです。
息子もたま~にマスにちゃんと置けてなくて転がっちゃったとかあります。
素早く動かして連鎖を狙うのは、小さい子だと難しいかもしれませんね。

息子にとっては、パチンコのような楽しいおもちゃだったようで、ゲームをルール通り遊んだ後は、自由にコマを置いて好きなところから落として遊んでいました。
一気に5つの球をスタートさせて、どの球が一番速いかとか。

そんな遊び方をしていたからか、ゲーム内でもスタート地点からどのように球が転がるかを、指でルートをなぞりながら予想を立てる姿が見られるようになりました。
ルートは私が考えるものと大方同じなので、このくらいの年齢なら球の転がり方に予想を付けられるんですね。

むすめ 喋る S
むすめ
どっちに転がるかな~っていうのが楽しい!
下の方に行くと、ぶつけるの難しくなるよね。


むすこ 喋る S
むすこ
転がすの楽しい!どっちに行くなかな?って。
魔女にぶつかっちゃたりすると「あれ?」ってなる。


親目線のレビュー

転がすだけの小さい子向けのゲームかなぁと思っていました。
なんで、これが大賞なんだ!と。

遊んでみたら、けっこう難しくて、大人もちゃんと楽しい!
思うように球が転がらなくてヤキモキするし、うまく行けば大人だって嬉しい。
予想外の連鎖がおきると大盛り上がり!
ただの偶然で終わらせずに、ゲームとして落とし込んでいるなと感じます。

1人で黙々と練習しちゃったりしています。 もはや競技!?
魔女に当てないようにとか、魔女にわざと当てて軌道を変えてとか、けっこう奥深いんですよ。

とはいえ、球の動きが予想出来そうで出来ないので、まぁ戦略とかはあまりなく、みんなでワイワイ遊ぶ感じですね。
右側から落とすか左側から落とすかは、生徒や魔女の配置を見て決められるのですが、端にするかその隣にするかは、もうどっちがいいかわからんって感じです。

難易度は、通常ルールのほかにレベル1~5まであります。
通常ルールは確かに慣れてくれば、あまり負けなくなりますが、上達すればレベル5まで徐々に強くなれるかっていうと、やはり運としか言えないですね。

1人で黙々と練習していると書きましたが、日本語の説明書には2~6人用となっています。
しかし、箱や原文の説明書には1~4名となっているんです。
BGGでも1~6人と1人用対応になっていますね。
味方との協力については、話し合うっていうだけなので、正直1人でも何人でもいいです。
やっぱり自分で球を転がすのが楽しいので、複数で遊ぶなら2~3人くらいがいいんじゃないでしょうか。
自分の番がなかなかこないと退屈しちゃいます。

気になる点としては、魔女だけじゃなくて生徒コマの顔が怖いこと。
可愛くキャラクター化させる必要はないんですが、もうちょっと可愛くできなかったんですかね。
クリクリのお目目にしているんでしょうが、なんか怖いんですよ。
なんなら、魔女の方が目は可愛い。
偉大な魔法使いの後ろ姿は、もっと可愛い。

結局、キッズ部門受賞を納得したのかと言われると、う~ん、微妙。
もちろん楽しかったですよ!
普段ボードゲームで遊ばない子でも、すぐに遊べるし、ルールは転がすだけだし。
子供の心を掴むのはどっちかと言われれば、こっちだと思います。

でも、『クアックスと仲間たち』が運要素もありながら、けっこう考えるところも多くて長く遊べそうなので、私的にはやっぱり受賞作は『クアックスと仲間たち』であって欲しかったんですよね。

まったくタイプが違うから、良さを競うのは難しいですね。
最近はこういったコンポーネントで魅せる系、おっと思わせる系が受賞してますね。
2023年とかもそう。


過去の受賞作を遊んだ時のレビューまとめ記事はこちら


わたし 喋る S
いかっぱ
この「右に行って~!!そっちなのぉ」ってなる球の転がり方は、遊ぶ価値ありです。
球の色を自由に選べたら、もうちょっと戦略性が出る気もするんですが、どうなんでしょう。

 

ものすごくポピュラーなゲームなので、遊んだことがある方も多いと思います。
遊んだことのない方でも、〇✕ゲームをしたことはあるのではないでしょうか。
そんな〇✕ゲームを進化させ、繰り返し遊べるようにしたゲームです。
有名になるのも納得の、お手軽なのに悩ましい2人用ゲーム!

Gobblet Gobblers-top


わたし 喋る S
いかっぱ
有名すぎてレビューするのがはばかられます。
ずっと前からあるのに、なかなか書けなかったけど、やっぱり楽しいので書いてみました!


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・祖父もお気に入り、いつでも誰とでも遊べるファミリーゲーム代表作!
・アプリもあるから、ちょっとした待ち時間にも大活躍



基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2人
プレイ時間の目安:5分
BGGの評価:Gobblet Gobblers

内容物

・柵 4本
・ゴブラーズのコマ 12個(2色分の小中大2個ずつ)

およその箱サイズ(cm):26×26×5.3(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

4本の柵で、盤面を作ります。
各自、同じ色のコマを6個受け取ります。
Gobblet Gobblers-setting

遊び方

交互に手番を行います。
手番では、自分のコマを空いているマスに置くか、小さいコマにかぶせます。


自分のコマは手元にあるコマか、マスに置かれた見えている(一番上にかぶさっている)コマのことです。
相手のコマにはもちろん、自分のコマにかぶせてもかまいません。

Gobblet Gobblers-rule

ゲームの終了

自分のコマを3個、相手よりも先に縦・横・斜めの1列に並べられた人が勝ちです。

自分のコマを持ち上げた時、その下にあったコマの色で1列そろったなら、ただちにその色の人が勝ちです。

Gobblet Gobblers-win

5歳・7歳の様子

〇✕ゲームはできるようになっていましたが、より戦略性が高まるこちらを十分に遊べるかが心配だったので、まずはアプリで遊びました。

予想どおり取り合いで遊んでいました。
CP相手にもまずますの戦いをしていたので、実際のゲームで対戦!

先を考えた動かし方が重要なだけに、5歳時点では息子がやや負け気味でしたが、6歳になった今では互角に戦えます。

最初のうちは、「本当にそこでいいの?ママ、次にここに置いちゃうよ~」って言ったりしていました。
本当のルールでは、一度さわったゴブラーズは必ず動かさなきゃいけないんですけどね。
慣れないうちは、ただの〇✕ゲームと同じじゃないか!というくらいあっさり終わってしまうこともあるので、おまけしてあげました。
子供だと、実際に置いてみないと場面がどうなるかわからないといったことはありそうです。
成長とともに、頭の中だけでイメージができるようになるのでしょう。
最近(6歳)では、将棋もやるようになって、詰将棋が好きなので、ちゃんと先を考えてコマを動かすようになりました。
当時7歳の姉は私と互角に遊んでいたので、6歳くらいから先読みをすることができるようになってくるのかもしれません。
うっかりの見逃しもまだまだ多いですけれど。

〇✕ゲームとの違いは、かぶせられる、いったん置いたコマを動かせるといった点です。
かぶせるときは、相手のコマでも自分のコマでもかまいません。
どちらのコマにかぶせてあったか覚えておかないと、うっかり移動させようとして、相手を勝たせてしまうことがあるんです。
持ち上げて動かそうとしたら、下に相手のコマがいた!!
このあたりは、メモリー要素がありますね。

慎重に考えて1手を決めるだけに、負けると悔しいんですよね。
負ける時は、あっという間に負けてしまいます。
もう1回!と必ずなるのですが、1ゲームが短いので、気にせず何回も遊べます。
たいてい、1回始めると、10回以上は遊びますね。

学童にもあるようで、やはり人気のゲームのようです。

むすめ 喋る S
むすめ

どこに置こうかなとか、どこにかぶせようかなって考えるの楽しいよね。


むすこ 喋る S
むすこ
強いでしょ!
学童で鍛えてるからね。
ママにもじぃじにも勝っちゃったね。(負けてもいます)


親目線のレビュー

〇✕ゲームができるようになったら、これ!って決めていたのに、いざ店舗でみたら「箱デカ!!」ってひるみました。
ゴブラーズが12個いるだけでしょ~って。

2人用だから、どのくらい我が家で活躍してくれるかわからないし、、、。
なんとアプリなら初級版は無料! これは試しにアプリでやってみてから、(置き場所を)考えよう!

ゴブレットって、木のおしゃれなのもあります。(4目並べです)
シックで、あちらのほうが知的なゲームを遊んでいる感のアピールには最適なのですが、このゴブレット・ゴブラーズがここまでポピュラーになったのは、このゴブラーズ達のキャラクター性にあると思います。

青とオレンジのキャッチーな色。
大きな口に一本の前歯、目も驚いているような左右非対称の何とも言えない感じ。
大きな口も形が違うのがいるんですよ。
ヒロ~んとしたトサカもいい味だしています。
可愛いですよね~。

アプリではこの可愛いゴブラーズたちが、スライムかのようにポヨポヨ動くんです!
トサカもヒラヒラ~。

かわいいのに、ゲームはシビア。
無料版なのに、3回勝ち抜くのは難しい。
1回でも適当に置くと負けてしまうので、1手1手が悩ましい。
子供はもちろん夢中になって遊んでましたが、私も昼休みにずっとやってました。

アプリは1人用なので、取り合いになりがちです。
やはり、遊ぶ相手がいるならば実物で遊ぶのがいいですね。

私の父は、オセロとか将棋とかアブストラクトゲームが好きで、かなり強いです。
そんな父に紹介したところ、最初みたときは「子供向けのゲームか?」とか言ってたのに、やりだしたら息子と真剣に遊んでいました。
「しまった」って1手油断して、息子に負けてしまったり。
遊びに来るたびに、あの3目並べやろうと言ってくれるくらい気に入ってくれています。

戦略はあるんでしょうか?
どうしても中央を取りたくなりますが、どうなんでしょうか。
あと、どうしても相手にかぶせられたくないので、大きいものから置いてしまいます。
一番小さい子の出番がほとんどありません。
〇✕ゲームでも強く感じますが、すごく単純なのに同じ展開になることがないんですよね。
1回は5分以内に終わるのに、毎回展開が違うから、何度も遊べます。

3世代で遊べちゃう、まさしくファミリーゲーム代表作!
一家に1個!を強くオススメしちゃいます。

問題の箱の大きさについては、ミニリンゴのケースがシンデレラフィットしたので、愛用中。
トサカがつぶれちゃうのが難点ではありますが、持ち運びにも便利です。(持ち歩きすぎて、ケースがベコベコ)
プリングルズとかでもいいかも。

Gobblet Gobblers-case

わたし 喋る S
いかっぱ
子供の時、曇った窓で〇✕ゲームをやった思い出がよみがえります。
真剣勝負なので、負けるとけっこう悔しいです。


 

出されたお題からイメージする色を3色選んで、他のプレイヤーと同じ色があれば駒を進められるといったゲームです。

我が家の子供たちは、ディクシットとかかたろーぐとか、みんなの考えていることを当てるようなゲームが大好きなんです。

カレーといったら、何色?
色はなんでも好きな色を選べるわけではなく、配られた10色から選ばなくてはなりません。
お題を頭に浮かべながら、一緒に遊ぶ人が選びそうな色を決める。
5歳から遊べるだけにシンプルだけど、すっごく盛り上がるゲームです。

MAUS VAN KLECKS-top


わたし 喋る S
いかっぱ
ずっと欲しかったゲームなんです!
カレーと言ったら、茶色、白、オレンジ!
あれ、違うの?!


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳児・8歳児の様子
・なんでその色にしたの?理由を聞く時間がなにより楽しい



基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:3~5人(2人)
プレイ時間の目安:10~15分
BGGの評価:MAUS VAN KLECKS

内容物

・ねずみのクレックス 1個
・犬のパブロ 1個
・トラのヴィンセント 1個
・めんどりのニキ 1個
・うさぎのフリーダ 1個
・パレット 5個
・ついたて 5個
・鉛筆 4本
・色鉛筆 3本
・小さなケーキ 15個
・異なる10色の絵の具 5セット
・サイコロ 1個
・部品を入れる小さなビニール袋 5枚
・説明書 1部

およその箱サイズ(cm):22×22×5(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

各自、動物を1個選び、その動物が描かれたついたてをとります。
ついたてを自分の前に置き、その内側にパレットと10色の絵の具セットを、他の人から見えないように置きます。

テーブルの中央に、鉛筆と色鉛筆を円になるように置きます。(順番は自由)
鉛筆・色鉛筆の間がマスとなります。
7マスから1か所を選び、すべてのケーキと各自の動物コマを置きます。

MAUS VAN KLECKS-setting

遊び方

お題を出す係を1人ずつ時計回りの順で行います。

お題を出す人は、サイコロを振ります。
サイコロには6つの絵柄があり、出たサイコロの絵柄をもとに、絵のお題を考えます。
絵柄には、生き物、もの、食べ物、おとぎ話や映画、物語に登場するもの、自分が欲しいものや夢見ているもの、自分の左隣にいる人が決めた文字から始まるもの、があります。

MAUS VAN KLECKS-dice

お題が発表されたら、各自、そのお題を思いうかべて、これだと思う3色の絵の具を、ついたての裏でこっそり探し、自分のパレットに置きます。
MAUS VAN KLECKS-paint

全員が3色を選び終えたら。同時についたてを持ち上げてパレットを見せ合います。
MAUS VAN KLECKS-rule

お題を出した人から順番に、自分のパレットに置いた絵の具と、他の人のパレットに置かれた絵の具とを比べます。
自分が置いた色と同じ色の絵の具が、誰かほかの人のパレットに1枚でも置かれていますか?

置かれている

自分のパレットにある絵の具の中で、他の人にもある色を数えます。
それと同じ数のマスだけ、時計回りで自分の動物コマを進めます。
パレットの絵の具は3個あるので、最大で3マスまで進められます。

MAUS VAN KLECKS-rule2

MAUS VAN KLECKS-scores

自分の動物コマがケーキの置かれた場所に到着、もしくは通り過ぎた時、ケーキを1個もらいます。
ケーキは他の人から見えるように、ついたての前に置いておきます。

置かれていない

残念!コマは進められません。

これを1ラウンドとして、お題を出す人が左隣の人にうつり、次のラウンドを始めます。

ゲームの終了

誰かが3個目のケーキをもらったら、ただちにゲームは終わりで、その人の勝ちです。
そのラウンドで、3個目のケーキをもらった人が何人かいた場合は。その人たちみんな勝ちです。

MAUS VAN KLECKS-gameend

2人用の協力ルール

2人で遊ぶときは、協力してクレックスよりも先にケーキ2個を先に集められるかを競います。

通常ルールとの違いは以下の点です。

・使用するケーキは3個だけです。さらに、クレックスと2人のための動物コマ1個を同じマスに置きます。
・ついたては各自好きなものを選びます。使用する絵の具とパレットは通常と同じです。
・お題が出されたら、2人で話し合ってはいけません。
・得点計算では、まず、2人でそろわなかった色の1ペアにつき1マス、クレックスを進めます。
次に、そろった色の1ペアにつき1マス、自分たちの動物コマを進めます。
大切なことは、常にクレックスが先に動くことです。
・どちらかのコマが2個目のケーキを集めたら、ただちにゲーム終了で、2個集めた方の勝ちです。

6歳・8歳の様子

ルールはとっても簡単なので、5歳以下でも遊べそうです。
あまり小さいと自分の選んだ色を内緒にしておくのが難しいかな?

サイコロは、HABAの2歳から向けゲームと同じくらい大きいですが、絵の具やケーキは小さいチップ(厚紙)なので、お口に入れてしまう子には注意が必要です。

お題は、サイコロの目に描かれたイラストでテーマが決まります。
子供だとお題を出すのが一番難しいかもしれませんね。
サイコロは使わずに、思いついたものをお題にしてもらってもいいと思います。

子供の出すお題って単純だから、余計に難しかったりします。
「シマウマ」って、白と黒は選べたけど、あと1色何にしようかな?

子供は素直にその絵を描く場面を思い浮かべて選ぶのか、私が黒、白、茶(なんか白い部分が汚れてそうだから)なのに、子供たち2人はそろって、黒、白、緑。
「なんで緑??」って聞くと、そろって「草を食べてるでしょ」って。
思考がシマウマだけに集中してて、頭が固くなってるな~と実感します。

カメがお題の時は、みんなそろってが緑、黒、茶。
私が「だよね~、甲羅の間って黒っぽいよね」って言ったら、息子は「黒は目の色だよ」、娘は「足の爪が黒だよ」って。
同じ答えなのに、選んだ理由がみんな違う!!

5歳前くらいから、人の気持ちは自分と違うって気が付いてきますよね。
そんなときにピッタリのゲームです。

1人だけ違っても、一緒に遊ぶ大人が「なるほどね~、確かにそうだね!」って受け入れて盛り上げちゃえば、違っても嫌な気持ちにならないし、むしろ違いを楽しめます。

むすめ 喋る S
むすめ
このゲーム大好き!楽しいよね。
みんな何色選ぶのかなぁって考えるのワクワクするよね。


むすこ 喋る S
むすこ
このゲーム好きだよ~。
せ~ので見せるとき、自分と同じ色あるかなってドキドキするよね。


親目線のレビュー

ずっと欲しかったので、期待値も高かったのですが、予想どおり楽しい!!
購入した時の様子はこちら


HABAのゲームは、教育要素もしっかりあるのに、面白さがいっぱいだから大好き。
子供向けなのに、大人もしっかり楽しいんですよね。

あと、安定のコンポーネントのすばらしさ。
コマも木製で、一つずつ可愛い絵が描かれているし、クレックスだけじゃなくて、他の動物にも名前が決められています。
ついたてもコマのお洋服と同じ色になっていてます。(動物たちの絵も描かれています)
絵の具のチップもパレットに置くと、本当に絵の具をのせたみたい。

5歳から向けとなっているように、とても簡単なんですが、ゲームの勝ち負けを競うというより、コミュニケーションを楽しむゲームなので、大人も子供も一緒に盛り上がれます。

気になる点としては、子供向けだからなのか、勝敗がつきにくいという点です。
選んだ3色のうち、他の誰かが1人でも持っていればコマを進められるので、たいてい誰か1人は選んでいて、ほとんどの場合が3マス進めます。
1回のズレがなかなか取り戻せないといったことが起こります。
特に子供と遊ぶときは、お題がイメージしやすものになるので、ほとんどズレがないんですよね。
同時にケーキ3個獲得することが、度々起こります。

大人だけで遊んだら、ニッチなお題になって差が付くのかな?
抽象的なものとか、変なお題ばっかりにして遊んでみたいな~。

ということで、一番楽しい瞬間は、各自の色が公開されたときの「なんでその色にしたの?」って聞いている時ですね。
自分と違えば、「それどこの部分の色?」とか「そっちだったか~」になるし、同じであっても選んだ理由を聞くと、自分と全然違ったりするんですよね。
同じものをイメージしていても、注目する色が人によって違うって面白いですね。
これ以外ないでしょっていうのが外れたり、自信ないなぁっていうのが合ってたり。

こういうコミュニケーションゲームというかパーティーゲームって、ちょっとウィットが必要だったり、大喜利要素があると緊張しちゃって楽しめなかったりしますよね。
このゲームは、そういうのを気にしなくてよくて、素直に選んだ理由を答えるだけで、盛り上がっちゃう。
初めましての人ともお付き合いの長い人とも、子供とも大人とも、誰と遊んでも同じように楽しめる素敵なゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
これは復刻してほしい!!
復刻HABAに推薦します!
人と人との違いって、こんなに面白いんだって実感できます。

 

名前のとおり、ゴンゴン叩いて宝石を発掘するボードゲームです。
箱が収納以外の使われ方をするなんて斬新!
箱をハンマーで叩いちゃうんですよ。

幼児なんて、手加減せずに箱を壊しちゃいそうと心配になりましたが、そこは大丈夫。
宝石をいっぱい落とすと、その音でドラゴンのドラゴーミアが起きてしまいます。
ドラゴンが起きちゃうと宝石は獲得できません。

微妙な力加減は大人でも難しく、家族全員で真剣な表情で取り組む様子は一見の価値ありかも。
その緊張感がゲームの面白さを倍増させます。
大量に落としちゃって大笑いしたり、笑顔の絶えないボードゲームです。

HAU WEG!-top


わたし 喋る S
いかっぱ
ゲームの内容は見ての通りだと思うから、子供ウケは良さそうだな。
叩いて落とすだけで、戦略とかあるのかなぁ。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・欲張るとなんにももらえなくなっちゃう!でもつい欲張っちゃう。
・箱を叩いて宝石を落とす、、、大人は楽しめるの?

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Hammer Time

内容物

・身箱(ふたではない方を使う):1個
・シール付きプレイマット:1枚
・ハンマー:1個
・宝石:90個(透明10個、青、緑、黄、赤、黒、各16個)
・ノームカード:1枚
・仕事カード:9枚
・荷車カード:16枚(4色 各4枚)
・応用ルールで使うサイコロ:1個

およその箱サイズ(cm):23.5×10.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

はじめて遊ぶ前には、身箱(ふたでないほう)を底面を上にしてテーブルに置き、箱裏の文字を覆い隠すように、シール付きプレイマットを貼り付けます。
ゲームが終わっても、プレイマットは貼ったままにします。

HAU WEG!-playmat

身箱を底面を上にしてテーブルの中央に置きます。
身箱の上に、宝石を全て置きます。

各自、同じ色の荷車カード4枚を取って、よく混ぜてから、宝石が見えている面を上にして自分の前に置きます。

一番年下の人がノームカード(スタートプレイヤーマーカー)を受け取ります。

仕事カードは、白い宝石の面が裏です。よく混ぜ、表側を上にして山札とします。

ハンマーは、全員の手が届く場所に置きます。

HAU WEG!-setting

遊び方

手番は時計回りで変わります。

自分の手番ですることは、全部で5段階あります。

1.ハンマータイム!
2.宝石を数える
3.仕事カードの確認
4.荷車に積む
5.荷車の確認

1.ハンマータイム!

宝石が少なくとも1個落ちるまで、箱の側面を叩きます。
宝石が1個でも落ちたら、段階2に進みます。

2.宝石を数える

落ちた宝石が8個以下?(8個も含む)

段階3に進みます。

HAU WEG!-well done

落ちた宝石が8個を超えている?

落ちた宝石を全て箱に上に戻し、手番終了です。

HAU WEG!-over

3.仕事カードの確認

仕事カードの山札の一番上のカードをみて、落とした宝石で達成できているかを確認します。

達成できていたら、お仕事カードを獲得できます。
お仕事カードは裏面(透明の宝石)を上にして自分の荷車の隣に置きます。
このカードは段階4で、透明な宝石1個分として使えます。

達成できてない場合は、そのまま段階4に進みます。

お仕事カードには以下の種類があります。

・落とした宝石が3個以下
・落とした宝石が6個以上
・落とした宝石のうち黒い宝石が2個以上ある
・落とした宝石が偶数個
・落とした宝石が奇数個

HAU WEG!-task cards

4.荷車に積む

落とした宝石を自分の荷車の上(山札の一番上の荷車だけ)に載せます。
置けるのは、荷車の空きマスと同じ色の宝石だけです。
透明な宝石は、マスの色に関係なくどこにでも置けます。
すでに置いてある宝石を移動しても構いません。

荷車に積めなかった宝石は、全て箱の上に戻します。

5.荷車の確認

自分の荷車は、マスにあった色の宝石で、完全に埋まっていますか?

埋まっている?

宝石を全て箱の上に戻し、その荷車カードを達成の証として裏向きにして、荷車の山札の隣に置いてください。
荷車の山札を1枚めくって、次の荷車とします。

埋まっていない?

段階3で獲得した透明宝石カードが手元にあったら、どんな色にもみなせる宝石として使い、荷車のマスを埋められます。
何枚も使ってもかまいませんが、これができるのは「透明宝石カードを使えば荷車が完全に埋まるときだけ」です。

HAU WEG!-joker card

使った透明宝石カードは、仕事カードの山札の一番下に戻してください。
宝石を全て箱の上に戻し、その荷車カードを達成の証として裏向きにして、荷車の山札の隣に置いてください。
荷車の山札を1枚めくって、次の荷車とします。

透明宝石カードがない場合や宝石や透明宝石カードが足りない場合は、その状態のまま次の人の番になります。
荷車を完成させた場合も、残った宝石を次の荷車カードには使用せずに、次の人の番になります。

ゲームの終了

誰かが4枚目の荷車カードを埋めきったら、手番がみんな同じ数になるように、そのラウンドを最後の人まで行いゲーム終了となります。

ラウンド終了時に、4台の荷車を埋めきったのが1人だけなら、その人の勝ちです。

もし2人以上いるなら、その人たちの手元に残っている透明宝石カードが多い人の勝ちです。
それも一緒であれば、同点1位の人たちで勝利を分かち合います。

サイコロを使った応用ルール

段階1でハンマーを使う前にサイコロを振ります。
サイコロででた色によって、叩き方を変えます。

・黄色:ハンマーの持ち手の柄の選択で叩きます。
・紫:ハンマーの代わりに拳で叩きます。
・オレンジ:親指を離した状態でハンマーを握って叩きます。
・青:利き手ではないほうの手でハンマーを握って叩きます。
・赤:眠っているように片方の耳をぺたんとテーブルにつけたまま、ハンマーで叩きます。
・緑:目を閉じてハンマーで叩きます。

5歳・7歳の様子

最初はサイコロは使用せずに遊びましたが、ルールはとっても簡単なので、2回目からはサイコロを使って遊ぶようになりました。
叩き方が指定されるのが、より楽しいようです。
どの叩き方も難しくはないので、普通に叩けれる子であれば遊べるはずです。

大人だって力の調節は難しいんですもの、幼児にはもっと難しい。
自分のイメージする強さの通りに叩くって、まるでスポーツみたい。
最初のうちは、全然思うように落とせません。

拳で叩いたら、きれいに箱だけ動いて、宝石が全部落ちちゃったことも。
大爆笑です。

いっぱい落ちちゃうと逆に盛り上がるから、悪ふざけして毎回大量に落とそうとします。
「それだとゲームにならないよね」とちょっと注意。

悪ふざけじゃなくて、本気でやってるのにいっぱい落ちちゃうから面白いんだとわかってくれたようです。

遊びながら、イメージ通りに叩くことの難しさと出来た時の嬉しさを実感しているようです。
「今の上手だったよね!!」とか「もうちょっと強くすればよかったのか~」とか毎手番、自分の出来を振り返っています(笑)


むすめ 喋る S
むすめ
強い力で叩くといっぱい落ちちゃうし、弱いとちょっとしか落ちないし、難しいの。
でも、それが楽しい~!!


むすこ 喋る S
むすこ
ドンって叩くと、ドサっていっぱい落ちちゃうんだけどね、
それが楽しいんだよ~。


親目線のレビュー

これまで色々なゲームで遊んできたけれど、これは驚き!

まず、箱にシートを貼るんです!

この滑り止めがあるから、宝石も落ちにくくなります。
ゲームの都度、剝がすわけじゃないから、収納時に気を使うなと思ったけれど、今の所なんの問題もないです。

そして、箱の中はスッカスカ~。
もうこの現象には慣れましたけれど。

HAU WEG!-box

このゲームの場合は、箱がコンポーネントの一つだから、小さくするわけにもいかないでしょうし、やむを得ないですね。

あとこのハンマー。箱を叩くものなんだからと、勝手に叩く部分はゴムだと思い込んでたんですよね。
全て木製だったので、驚き。
箱がボコボコになるんじゃないかって心配になりました。
もう何度も遊んでいますが、ちいさな凹みくらで済んでいます。

ゲームの内容ですが、超単純。
箱を叩いて、上にのった宝石を落とすゲーム。
それだけなんですよ~。
考える要素なし。
どの色を落としたいって思っても、それが箱のふちになきゃ無理だし、そもそも何個落ちるかは力加減。
運要素しかないです。

でも、つまらないかっていったらそんなことはなく。
だって、難しいんですよ、力加減が。
ちょっと強めに叩いたら、20個くらい落ちちゃったり。
子供たちに「ママ、なにやってるの~」と笑われます。
反省して弱く叩くと1個しか落ちないし。

アクションゲームだって、割り切って遊ぶと楽しいです。
力加減が上手くいって、8個ぴったり落とせたときは大興奮です。

仕事カードは獲得できるとオールマイティの透明宝石と同じ効果かつ取っておけるので、ぜひとも獲得したいとことです。
でも、狙って取れるものでもないんですよね。
落とした宝石が3個以下なら、弱く叩けばいいので割と簡単なんですが、6個以上とかスキルが必要。
偶数、奇数に至っては、もはや運です。
いつもは何にも活用できない黒い宝石も、ここで活用できることがあります。
この仕事カードがあるから、ゲームが単調にならないのですが、叩くのに夢中になりすぎて、忘れがちな段階3です。

我が家はついついリビングの床で遊んでしまうのですが、サイコロの赤がでると横にならなきゃいけないから大変。

このゲームに限らず、そろそろテーブルで遊びたいな。(腰も痛いし)
でも、子供って興奮するといろんなものを落とすから、手札見えちゃったり、コマ1個どこまで転がったの?とかなるんですよねぇ。
成長に期待ですね。

サイコロを使って遊ぶ場合ですが、毎回説明書開いて、何色がどんな叩き方をするか確認していました。
なんと、箱の横のイラストで、それぞれの叩き方をノームたちが表現していました。
ちゃんと、その旨も説明書に書いてありました。
本能的に遊べるゲームだから、ちゃんと説明書読んでいなかったんですね。

HAU WEG!-master variant

わたし 喋る S
いかっぱ
楽しいですね~。考えることは、ほとんどないですね~。
むしろ、ハンマー握って、無になる。
一発に集中! 大人も子供も結果に一喜一憂です。

  

お家にある図鑑やチラシがゲームに早変わり!
質問をして、出題者の好きなものを当てよう!

正解すると可愛いハートのコマがもらえるよ。
当てても嬉しいし、当ててもらっても嬉しい。
『わかって・もらって・ココロをつなぐ』ゲームです。

子供たちがとても気に入ってくれて、競って出題者をやっているので、レビューしたいと思います。

Catalogue-top


わたし 喋る S
いかっぱ
ガムトークがものすごく好評だったので、これも気に入ってくれるかな?
私が退屈しないといいんだけど。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる5歳児・7歳児の様子
・質問されることが楽しい!
・簡単な質問でも大丈夫。おしゃべりが苦手でも質問だけだから安心。


基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:2~8人
プレイ時間の目安:10分

内容物

・ふきだし:7個
・しるしカード:7枚
・予想ディスク:7枚
・ハートコマ:30個
・見本カタログ(両面仕様):2枚
・説明書:1部


およその箱サイズ(cm):15.5×15.7×3.2(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

カタログや図鑑など、7種類以上の選択肢がのっているものを用意します。
(製品にも見本カタログが入っています)

ハート30個を広げたカタログの横にストックとしてまとめて置きます。

出題者を1人決め、その人はカタログの選択肢の中で「好きなもの」を考え、「ふきだし」をそれらのすきなものの上に置いていきます。
好きな順に置いていってしまうと、みんなに順序がわかってしまうので、順位は考えずに置いていきます。

Catalogue-rule

出題者はカード7枚「しるし」の面を他の人には見られないように注意しながら、置いてある「ふきだし」の「しるし」を見て、左から好きな順番に並べます。

7枚並べ終わったら、4位だけを公開します。

Catalogue-cards


遊び方

まずは1位から、当てる人たちは、出題者の「好きな順1位」を予想します。

当てる人たちは、出題者にあれこれ質問します。
出題者は、これに答えなくてもかまいません。
答えられそうな質問にだけ答えます。

予想ができたら、そのふきだしの「しるし」を確認します。
各自、人に見られないように、予想ディスクの「しるし」の1位と予想した「しるし」を親指の先で示します。

当てる人全員の準備ができたら、「かたろーぐ!」のかけ声とともに予想ディスクを公開します。

Catalogue-answer

出題者は1位のカードをめくって、そのしるしを公開します。

正解した人たちに、ストックからハートを取って、1人1個ずつプレゼントします。

Catalogue-heart

これを2位、3位と7位が終わるまで繰り返します。

Catalogue-rule2

ゲームの終了

7位まですべて終わったらゲーム終了です。
手元に集めたハードが一番多い人が勝ちです。

5歳・7歳の様子

子供と遊ぶのに良さそうなゲームだなと興味はあったんです。
でも、コミュニケーションゲームなので、好き嫌いがあるかもしれないし、そもそも私が一緒に楽しめるのかな?という不安があり、購入をためらっていました。

そこで、手作りでかたろーぐ簡易版を作ってみて、一緒に遊んでみることに。
驚くほど子供たちが気に入ってくれました。

色んな図鑑を持ち出してきては、このページでやりたい、次はこのページ、とリクエストが続きます。
これだけ楽しんでくれるなら、やっぱり製品版が欲しい!
手作りだと透けないので、遊びにくいんです。
この吹き出しの透明なコマがとっても綺麗だし、絵の上に置いても絵の邪魔にならないし、マークも識別できる。
まさにこのゲームのために考えられ、生まれたコマです。


Catalogue-fukidasi

それは〇〇ですか?って質問したり、されたり。
子供には、そんなやり取りがたまらなく楽しいようです。

いつも話しているような口調で質問しても、もちろん構わないのですが、なぜか「ですか?」って聞いちゃう。
大人にそんな風に質問されることは、幼児だとほぼないから新鮮みたい。

自分が質問する番になっても、ちゃんと「ですか?」って聞いています。
小学校にあがると「です。ます。」の文を書くようになるし、いい練習になるかも。

子供にとっては、質問を考えるのはなかなか難しいようです。
それを聞いたら一択に絞れちゃうから答えられないよっていう質問ばかりの時も。
逆に、それを聞いて何か絞れるのかしら?といった質問が来る時も。

何度か遊ぶと、私が以前にした質問のまねっこができるようになります。
そこから少しずつオリジナルの質問もでてくるようになってきました。


基本的にはYES・NOで答えられるクローズドクエッションか2択の質問になります。
もちろん、答えなくても大丈夫。

でも、5歳児にちょっと捻った質問をしちゃうと、答えを間違えちゃって、こちらの解答を間違えちゃいます。

6歳になった今の息子に、「それはフォークで食べますか?お箸で食べますか?」って聞いたら、「フォークです」っていうから、ハンバーグを選んだのに、答えは焼き魚。
私としては、暗に和食か洋食かを知りたかったんだけど、伝わらなかったみたい。
焼き魚の時は、お箸をだしてると思うんだけどなぁ。

こんな感じで、子供とのやり取りは、予想外がチラホラ。

勝敗の付くゲームではありますが、そんなことそっちのけで、やり取りを楽しんでいます。

我が家の問題点は、いつもお気に入りの図鑑のお気に入りのページでやりたがるから、質問がマンネリ化しちゃってること。
いっつも同じページだから、好きな順番にはしておらず、適当に置いて、適当に並べて、当ててもらうのを楽しんでいます。
でも、さすがに目新しい質問は思いつきません!

そして、いつも娘が好きなヘビのページ。
私は苦手なのにぃ。
あとは、宝石のページ。色と形以外の質問がしにくい!

チラシとかでやりたいのに、ヘビ、宝石、恐竜のループです。
それでも、何度もやろうって持ってくるから、子供は同じやり取りでも楽しいんでしょうね。

むすめ 喋る S
むすめ
どれかな?って質問するのが楽しい!
え~?そっちだったの?!って思うときあるよね。


むすこ 喋る S
むすこ
好きな順にすると、全部ママが正解しちゃうから、選ぶときは全然考えてないよ。
当てられちゃうかな?ってドキドキするよ。


親目線のレビュー

自分が遊ぶためだったら、選ばなかったゲームです。
コミュニケーションゲームってちょっと苦手意識があります。
ヒヤヒヤ・ドキドキするゲームが好き。

子供とのコミュニケーションに幅が出るのはいいな、国語力も付きそうだなとか考えて遊んでみましたが、子供にはそんなこと関係なく楽しいようです。
ガムトークも大好きだし、やっぱり家族で気楽に話すって嬉しいんだろうな。

他の方のレビューには、一緒に遊んだ人の知らない一面がみれて楽しい!とかあるのですが、それってどんな状況なんだろう。

質問には全部答える必要はないですが、何回か答えてもらううちにほぼ絞られちゃいます。
8~9割が正解なんじゃないかな?
やっぱり題材としている宝石・ヘビ・恐竜がよくないのかな。
ピザ屋さんのチラシとかでやったら、似たのいっぱいで難しそう。
あとは、設定が大事。子供と遊ぶとどうしても「好きな順」になってしまうから、予想がつきやすくて、単調になっちゃうのかも。
相当回数遊んでいるし、設定を色々変えて遊んでみよう!

大人と遊ぶと違うのかしら?
子供だと純粋に好きなものや目についたものを選ぶから、それぞれに特徴があるものを選んでたりするんですよね。
私が出題者になると、似たようなのを被せちゃおうかなとか考えちゃう。
純粋にやり取りを楽しめない大人になってしまった。

やっぱり他の題材で遊びたい!!!
さすがに、ちょっと飽きてきたな。
次は、出題者になって、違う題材でやらせてもらおう!

でも、当ててもらえるのも嬉しいんですよ。
逆に当てた方も、「やっぱりね~」とか「以外~、もっと下位かと思ってた」っていうこともあるから、答えが発表されるたびに盛り上がりますね。 勝敗とか気にならないゲームです。
その場の会話を楽しむゲーム。
コミュニケーションゲームって、沈黙になっちゃうと気まずいけれど、これは沈黙にならないです。 質問が尽きたら、解答タイムにしちゃえば問題なし! 初対面の人とも遊びやすそうです。

あと、お見本カタログがすごく遊びやすいです。
おすすめ設定もあって、設定を変えれば同じカタログでも何度も遊べます。
絶妙なチョイスだから、質問もしやすいのに、ちょっと被るものがあったりします。
2枚ですが表裏があるし、それぞれに3つくらいおすすめ設定があるので、これだけでも12パターンくらい遊べますよ!

Catalogu-catalog

子供のお気に入りの図鑑も、ポストに溜まるチラシまでもゲームに大変身!
最近忙しくてあんまりゆっくりお話しする時間がないな~ってときに、ほんの10分なのに笑顔でいっぱいお話できる!
そして、1回話し出しちゃうと止まらなくなる~。

あったかな時間を作ってくれる、素敵なゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
質問してもらってるときの子供の嬉しそうな顔!
まさにココロをつないでくれます。


子供たちが大好きなガムトークこどものレビューはこちらです。




 

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