いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

7歳の男の子、9歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:7歳・9歳と遊んでみた

カラフルな恐竜コマがいっぱい!
コマを1つ選んで、個人ボードに配置するだけなんだけど、いろいろ制約がでてきて悩ましい。
そんな制約もサイコロで決まるから、手番でやることは、たったの3ステップ。
小さい子も遊びやすくて、自分好みの恐竜動物園ができちゃうゲームです。

Draftosaurus-top


わたし 喋る S
いかっぱ
息子が恐竜大好きなった時期があって、その時期に買ったゲーム。
恐竜コマがいっぱいあって、大喜びしてました。
ゲームとしても楽しめるようになったので、レビューします。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳児・9歳児の様子
・カラフルでかわいい恐竜コマで自分好みの恐竜動物園を作ろう!

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Draftosaurus

内容物

・動物園ボード 5枚
・恐竜コマ 60個(6種類 各10個)
・サイコロ 1個
・布袋 1個
・説明書 1冊

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×5.5(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

各プレイヤーは動物園ボードを1枚ずつ受け取り、自分の前に置きます。(遊ぶ面を決めておきます)

遊ぶ人数に応じた恐竜コマを布袋に入れます。
(5人:全て 2人・4人:各種類2個ずつ箱に戻す 3人:各種類4個ずつ箱に戻す)

ファーストプレイヤーを決め、サイコロを受け取ります。

遊び方

各プレイヤーは、布袋の中を見ずに恐竜コマを6個ずつとり、他のプレイヤーに見えないように手の中に隠しておきます。

Draftosaurus-drafto

ファーストプレイヤーは、サイコロを振り、全員が見える場所に置いておきます。

次に、各プレイヤーは自分の手の中から恐竜コマを1個選びます。
全員が選び終わったら同時に選んだ恐竜コマを公開し、自分の動物園ボードのオリの中に置きます。
サイコロを振ったプレイヤーは選んだ恐竜コマを任意のオリに置くことができますが、それ以外のプレイヤーはサイコロの目によって決められたルールのオリに置かなければなりません。
Draftosaurus-rule

選んだ恐竜コマをオリに配置できない、または配置したくない場合はいつでも川に置くことができます。
Draftosaurus-river

最後に、手の中に残っているすべての恐竜コマを、他のプレイヤーに見えないように左隣のプレイヤーに渡します。
サイコロを振ったプレイヤーはサイコロも左隣のプレイヤーに渡します。

これを6回(手の中の恐竜コマがなくなるまで)くりかえします。
この6回を1ラウンドとします。

恐竜のオリ

なかよしの森:同じ種類の恐竜しか入れることができません。左から右に隙間なく並べます。

個性の草地:全て異なる種類の恐竜しか入れることができません。左から右に隙間なく並べます。

愛の平原:恐竜の種類は問わず6匹まで入れることができます。
このオリにいる同じ種類の恐竜はカップルとなり、カップルごとに5点獲得します。

恐竜3匹組:恐竜の種類は問わず3匹まで入れることができます。
ちょうど3匹の恐竜がこのオリにいるときに7点になります。(同じ種類の恐竜がいても構いません)

ジャングルの王者:恐竜を1匹だけ入れることができます。
ゲーム終了時、このオリにいる恐竜と同じ種類の恐竜をボード上に最も多く置いているプレイヤーであれば7点となります。

孤高の恐竜:恐竜を1匹だけ入れることができます。
ゲーム終了時、このオリにいる恐竜と同じ恐竜が自分のボード上にいない場合、7点を獲得します。
Draftosaurus-cage

川は選んだ恐竜コマを配置のルールに従ってオリに配置できない、または配置したくない場合はいつでも川に置くことができます。
ゲーム終了時、川にいる恐竜1匹につき1点を獲得します。

ティラノサウルス

ゲーム終了時、ティラノサウルス(赤)が1匹以上いる各オリから」1点を獲得します。
川はオリではありません。
1つのオリに複数のティラノサウルスがいても1点だけです。

配置のルール(サイコロの目)

森林エリア:ボード上部の森林エリアに置かなければなりません。

平原エリア:ボード株の平原エリアに置かなければなりません。

お手洗い:ボード右半部のお手洗い方面(川より右側)に置かなければなりません。

飲食店:ボード左半分の飲食店方面(川より左側)に置かなければなりません。

誰もいないオリ:まだ恐竜コマがいないオリに置かなければなりません。

ティラノサウルスに注意:ティラノサウルスがいるオリには置けません。(ティラノサウルスがいなければ、ティラノサウルスを置くこともできます)
Draftosaurus-dice

ゲームの終了

2ランド行ったらゲーム終了です。
自分の動物園ボードに恐竜コマが12個あります。

それぞれ勝利点を計算し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
同点の場合は、ボード上に置いてあるティラノサウルスが少ないプレイヤーの勝利です。
Draftosaurus-points

3歳・5歳の様子

ルールは配置のルールを決めるサイコロを振って、手元にある恐竜を選んで1個ボードに配置するだけ。
その後は残りの恐竜コマを隣の人に渡して、同じことを繰り返します。
ルールだけなら、もっと小さい子も理解できて遊べちゃいそうにみえますね。

でも、得点を上げていこうと思うとちょっと悩ましい。
配置には制限があるし、次に回ってくるコマのことも考えなくてはなりません。

実は息子がもっと小さいころから遊んではいたゲームなのですが、置きたいのに置けないジレンマを楽しめるのようになったのは、最近かなと思います。
そういう意味では、8歳からというのも納得ですね。

ルール自体はちゃんと理解してたのしめていますが、袋から6個を他の人に見られないように取るのは、子供では大変みたい。
手が小さいから、数えながら袋の中で手の中に加えていくのは難しいようです。
1個1個数えて取り出すから丸見え。
小さい手に持ちきれない様子は、まだまだかわいいな~と思っちゃいます。
なんか別に見えてしまってもゲームにはあまり影響ない気がします。
どうせ回ってくるし。
あと恐竜コマが形に特徴があるので、なんとなく触ってわかっちゃう。
「きっとこれがティラノだ!」とか大騒ぎで選んでます。

オリへの配置もちゃんと考えて行っています。
でも、恐竜コマが色鮮やかでかわいすぎるからか、お気に入りの恐竜があって、それを集めようとしている感はあります。
とくに娘は水色大好きだから、まだボードの情勢がわからない最初からジャングルの王様のオリには水色のステゴサウルスを置いてます。
水色優先でおくので、王様の点数は必ず獲得してはいますが。

息子には、孤高の恐竜とジャングルの王様にオリに置く恐竜を決めるのは少し難しいようです。
他のオリを優先して、空っぽのことがほとんどです。
それでも、得点は伸びるので、自分が得点しやすいオリに集中するのもいいのかもしれませんね。

まだ息子には難しいかなと思う点は、他のプレイヤーのボードをみて考えるといった点です。
私がなかよしの森に黄色の恐竜を3つ置いていて、娘のボードにも黄色の恐竜が1個置かれているのに、一からなかよしの森に黄色の恐竜を置き始めたりします。
もう残りが少ないよ~って教えてあげると、なるほどって気がつきます。
それでも、得点は毎回大きくかわるので、やはり運要素でなんとかなっちゃってますね。

置けない場合は川に配置することになるのですが、ゲーム終了時に川にいる恐竜は1点になります。
0点にならないのはいいですね。
どうしても置けなくて川に置く状況はでてくるので、まぁ1点にはなるしって置けるのは子供にも納得できて遊びやすいです。

また、欲しい恐竜が取られてしまうこともありますが、それ以外はあまりインタラクションがありません。
自分のボードをより良くしたくて、相手の欲しい恐竜を取っちゃおうとか考えている余裕はまずないです。
攻撃要素がないのも、子供と遊びやすくていいですね。
みんな自分の動物園を理想に近づけたくて一生懸命です。


むすめ 喋る S
むすめ
1点差で負けちゃったりするから、ティラノサウルスを集めるのが大事だよね。
絶対、青いのはいっぱい置くよ。


むすこ 喋る S
むすこ
袋から何が出てくるかなってドキドキする。
サイコロでどこに置けなくなっちゃうかなとか、次はどこに置こうかなって考えるのが楽しい!


親目線のレビュー

ドラフトとサイコロの目のには、大人だってどうにもならないのです。
だから、手加減はしようがなくて、対等に遊べます。

気軽にすごく楽しく遊べます。
ルールはとっても簡単なのに、思うように置けないジレンマがすごくいい!
しかも、その制約が相手からのインタラクションではなく、サイコロ目というどうしようもないものであるのも、動物園を作ることに集中できて好きな点です。

インタラクションもなく、サイコロの目というどうしようもない要素はあるものの、やはり私のほうが点数が高くなりがちなのは、全体をみてより高得点になるところに置けるからかな。
置ける場所が2か所以上あるときに、どちらのほうがより高得点になるかとか、こだわりなく考えられる点では大人が有利かもしれません。
とくに孤高の恐竜とジャングルの王様にオリにいれる恐竜をどれにするのかは、慎重に決めたいところです。
もちろん、どれだけ考えてもどこに置くこともできなくて川に置くことも多々あります。

あとは、子供たちよりはゲーム終了まであと何手番残っていて、どの恐竜がまわってくる可能性が高いかとかも考えていますね。

布袋から6個選びますが、全部自分のものでないというところも面白いです。
形からなんとなくどの恐竜かはわかってしまうので、欲しい恐竜をいっぱいとっても、自分の手元に戻ってくるのは、数ターン先。
しかも、手元に戻ってきてくれても、置きたいところにおけるかもわからない!!
しっかり計画立ててゲームを組み立てていきたい人には、もどかしいかもしれませんが、ゆる~く遊びたい私にはぴったりです。

遊び終わったときに、もっとこうしたかったな~とかはあるものの、気持ちよく終われるゲームです。
どうにもならないジレンマだけでもなく、しっかり考える要素もあるので、ボードゲームしたなっていう充実感も得られます。
また、ラウンド数が決まっているので、ほぼ毎回15分程度で終わります。
そのため、あと1個遊ぶ時間があるならこれが遊べるねっていうタイミングで選びやすいです。

個人ボードには我が家でいつも遊んでいるサマーボードのほかにウィンターボードもあります。(表裏仕様)
オリへの配置ルールが難しくなっています。
慣れてきたら遊んでみたいですね。

わたし 喋る S
いかっぱ
かわいいコマは、大人でも子供でも嬉しいんです!
コンポーネントも豪華で、ほどよい時間で悩ましい選択が楽しめて、ボードゲームの良さがぎゅっとつまった作品です。

 

ダイソーからでているこちらの人狼ゲーム。
もちろん110円です!
6歳から遊べるように、とっても簡単な、楽しいお題の人狼ゲームです。
人狼って、探り合いだったり、引っかけようとしたりするので、好き嫌いが出やすいし、とても大人と小さい子が一緒に遊ぶことはできません。

でも、こちらはとっても簡単なお題に答えるだけ。
探り合いタイムもお題に対する質問なので、小さな子でもできちゃいます。
いつものなんでもない楽しい会話が、お題をつけたら人狼ゲームに早変わり!

Who Cried Wolf?-top


わたし 喋る S
いかっぱ
人狼を小さい子と遊ぶなんて無理でしょ!?
6歳なんてそもそもバレないことを楽しむなんてできるのかしら?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳児・9歳児の様子
・探り合いが楽しめるようになったら超オススメ!

基本情報

対象年齢:6歳以上
対象人数:3~10人
プレイ時間の目安:15分

内容物

・おおかみ少年・人狼カード:各1枚
・市民カード:8枚
・説明カード:6枚
・お題カード:4枚

およその箱サイズ(cm):9×6.5×1.7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

人狼カード、おおかみ少年カードに市民カードを遊ぶ人数になるように用意します。

Who Cried Wolf?

それらをよくシャッフルし、プレイヤーに配ります。
各プレイヤーは他のプレイヤーには見えないように、そっとカードを確認します。

人狼:お題に嘘で答えます。最後までバレなければ人狼の勝ちです。
おおかみ少年:お題に本当のことを答えます。人狼だと間違えられたら勝利です。
市民:お題に本当のことを答えます。人狼を探し出したら勝利です。

お題カードから1つのお題を選びます。

遊び方

順番にお題の答えを発表します。

その後10分の質問タイムを行います。
怪しいと思う人に質問してみましょう。

10分たったら、全員でいっせいに怪しいと思う人を指さします。
一番多く投票された人が、追放されます。
もし、一番多く投票された人が2人以上いるときは、決選投票をします。

ゲームの終了

人狼が追放された場合、市民チームの勝利です。

おおかみ少年が追放された場合、人狼チームの勝利です。

市民が追放された場合、生き残っているプレイヤーを1人選びその人を追放します。
人狼かおおかみ少年が追放されるまで繰り返されます。

7歳・9歳の様子

実は、このゲームを購入したのは2年以上前。
当時5歳の息子は、対象年齢7歳くらいのゲームは難なく楽しめていたので、これも遊べるのでは?と購入。
なんたって、110円ですから。

とはいえ、人狼ってだまし合いだし、上手に嘘をついて、それを見破ってってゲームだから、遊べるのかしら?とは思っていました。
ルールを読んでみると確かに簡単。
きっとルールは理解できて遊べるだろうなとは思いましたが、この読み合いやおおかみ少年の面白さは理解できないだろうな~と思って、しまい込んでいました。

そんな息子も7歳になり、今なら楽しめるかも!と簡単にルール説明をしたところ、息子も娘も大興奮!
「人狼でしょ!!」とどうやら人狼ゲームっていうのは知っているみたいです。(遊んだことはないようです)

ルールは簡単なので、人狼、おおかみ少年、市民の違いと勝利条件を丁寧に説明して、ゲーム開始! 予想以上の大盛り上がりでした。

息子がおおかみ少年を引いていましたが、ちゃんと役割を把握し、なんなら演技までしちゃってました。
しっかり、母は騙されて人狼って指摘しちゃいました。

娘はガムトークもすごく好きだし、これも絶対好きだろうなと思ってましたが、クリーンヒット! 何度も何度も遊ぼうって言ってくれます。

お題を選ぶところから、大盛り上がり。
6歳にも答えられるお題がいっぱい。
娘はこういうお題には、こだわるタイプなので、それはイヤとかこれがいいとか率先して選んでくれます。
お題カードから選ぶのが簡単ではありますが、「今、食べたいお菓子は?」などとっても簡単なものなので、自由に考えて思いついたものでも十分遊べます。

子供たちが大好きなガムトークのレビューはこちら


むすめ 喋る S
むすめ
人狼なら嘘をつくのが楽しいし、おおかみ少年なら人狼に見えるかなって楽しいし、市民なら人狼だれかなって、全部楽しい!


むすこ 喋る S
むすこ
質問とかして、誰が嘘ついてるかなって考えるのが楽しい!
おおかみ少年も騙されてくれるかなって楽しかったよ!


親目線のレビュー

人狼vs市民&おおかみ少年のチームが本来のゲームです。
しかし、我が家は息子、娘、私の3人で遊ぶことが多いので、市民が一人しかいません。
そのため、おおかみ少年が追放されたら、おおかみ少年の勝ちとして、一人勝ちを決める形でゲームをしています。
また、質問タイム10分は3人では長いので、3分くらいにしています。
実際に測っているわけではなく、なんとなく楽しくおしゃべりして、質問が尽きたなと思ったら投票タイムにしています。

ほんとうに2年以上積みゲーしておいてよかった。
この心理戦やかわいい騙し合いを楽しめる年齢になったからこその、この盛り上がりだなと思っています。
嘘をつく難しさも、嘘っぽい本当のことでだますワクワクも楽しめるようになったら、このゲームでの人狼デビューがおすすめです!

ゲームマスターは私が行っていることが多いのですが、説明カードの裏がゲームマスター進行カードになっていて、セリフが書かれています。
このセリフにもふりがながふられているので、子供にやさしい。
ただ、1回遊べば、流れがわかるので、進行カードを見るまでもなく、自由に子供が仕切っています。

わたし 喋る S
いかっぱ
これだけ盛り上がれて、なんと110円。ダイソーのゲームってほんとに優秀。
誰も悲しくならない楽しい人狼です!


そのほかのダイソーゲームのレビューはこちら













 

ケーキの切り分けがゲームになった!
切った人が最後に取るっていうのは、ゲームの世界でも一緒です。

もう美味しそうなケーキがいっぱいの、お腹もいっぱいになりそうなゲームです。
ずっとずっと欲しかったゲームですが、まだまだ一緒には遊べないかなぁと我慢していました。
そんな中、出会ってしまった旧版。
ピンクの箱とカードの厚さに惹かれて、これも運命と買ってしまいました。

現在販売中のものは、もっと小箱でシックなデザインですよ。

Piece o' Cake-top


わたし 喋る S
いかっぱ
映えゲームといえば、こちらのゲーム!
全部食べたくなっちゃうくらい綺麗なケーキカード。
ゲームも簡単みたいだし、子供とも遊べちゃうかな?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳・9歳の様子
・美味しそうなカードに反して、ゲームはなかなかシビア

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:25分
BGGの評価:Piece o' Cake

内容物

・ケーキタイル 57枚
(プラム:3枚、アプリコット:4枚、チェリー:5枚、ブラックベリー:7枚、キウイ:8枚、グズベリー:9枚、イチゴ:10枚、チョコレート:11枚)

およその箱サイズ(cm):16.5×16.5×5.5(たて×よこ×高さ)※旧版です。

ルール

準備
57枚のケーキタイルを裏にしてよく混ぜ、11枚ずつの5つの伏せたタイルの山を5つ作ります。
残った2枚は使用しないので、脇に避けておきます。

Piece o' Cake-setting

切り分け役(スタートプレイヤー)を適当な方法で決めます。

遊び方

ケーキの切り分け

切り分け役が、11枚のケーキタイルの山を1つ取り、表にして丸いケーキを作ります。
このときタイルの山の順番を変えずにケーキを作らなくてはなりません。

その後で、プレイヤー人数分にこのケーキを分割します。
この時、タイルを置き換えて順番を変えることは出来ません。
タイル枚数を同じにする必要はありません。
また、プレイ人数分以下に切り分けることもできます。

2人でプレイする場合は、4つに切り分け、これを交互に獲得します。

Piece o' Cake-rule

ケーキの獲得

切り分け役の左隣のプレイヤーから時計回りの順番で、一度ずつ手番を行います。
手番になったら、次の2つのどちらか一つを行います。

・切り分けられたケーキのうち1セットを選んで取り、食べるか残すかする。
・切り分けられたケーキをとる代わりに、以前のラウンドで残したケーキを食べる。

切り分けられたケーキを取った場合には、直ちにタイルごと食べるか残すかを決めなければなりません。

ケーキを食べる

食べることに決めたタイルは裏にして自分の前に置いておきます。
食べたケーキはそのタイルに描かれたホイップクリームの数だけポイントとなります。

残しておく

残しておくと決めたタイルは、表にして自分の前に並べておきます。

残しておいたタイルも、以降のラウンドでケーキを取らなかった場合に食べることができます。
ゲームが終わったときに、それぞれのケーキの種類に対して一番多く残しているプレイヤーだけがボーナスポイントを獲得できます。

Piece o' Cake-eating

ケーキをとらなかった場合

ケーキを取らなかった場合、自分が残してある種類のケーキを1種類選び、それを食べることができます。

ケーキを切り分けたプレイヤーが最後に手番を行います。

ケーキが残った場合には、それらのタイルはゲームから取り除かれます。
切り分け役の左隣のプレイヤーが新たな切り分け役となって、ゲームを続けます。

ゲームの終了 5つ目のケーキが切り分けられ、その後、全てのプレイヤーが手番を行ったらゲーム終了です。

得点計算

残しておいたケーキ

それぞれのケーキごとに、各プレイヤーは、残してあるケーキの枚数を比べます。

それぞれのケーキごとに最も多くの枚数を残しているプレイヤーが、そのケーキに描かれている数字と同じポイントを獲得します。
なお、この数字はこのゲームに含まれるケーキの枚数とも同じです。

最も多く残しているプレイヤーが複数いる場合にも、それらのプレイヤーすべてがそのケーキに描かれている数字と同じポイントを獲得できます。
IMG_4394

食べたケーキ

食べて裏にしたケーキは、ケーキごとにそこに描かれているホイップクリームの数と同じポイントを獲得します。
Piece o' Cake-points

最も多くポイントを獲得したプレイヤーの勝利です。

7歳・9歳の様子

ルールは切り分けられたケーキを選んで、食べるか取っておくかを決めるだけなので、とっても簡単。
でも、他のプレイヤーが有利にならないように切り分けたり、より高得点になるように食べる選択をしたりと、計算は必要だし、相手の状況をしっかり把握する必要があります。

遊んでみたら、一応これは集めたいから食べずにとっておこう、これは食べちゃおうとか考えていました。
でも、それが戦略的に正しい選択だったかといえば、そうでもないような気がしますね。
このゲームを本気で戦略的に遊ぶのは、大人でも難しいので、なんとなくフィーリングで正解なのかもしれません。

そういった意味では、ゲーム自体を楽しめていますし、ケーキを分ける時も「ここで切っちゃうと、ママが特になっちゃうからぁ」とか考えて分けています。

気楽に遊ぶゲームとしては、子供たちと互角の勝負をしていますし、一緒に楽しめています。

むすめ 喋る S
むすめ
切る時にさ、自分が欲しいケーキだけを小さいかたまりにして、他のを大きくしてあげれば、他の人はそれ取るかなとか考えるのが楽しい。
あと、ホイップとかのルールもあって、考えちゃうよね。


むすこ 喋る S
むすこ
このあたりのケーキ欲しいな~って思ってたら、別々に分けられちゃって「ぎゃ~」って思うのが楽しいよね。


親目線のレビュー

我が家のゲームは旧版なので、現在のものは手元にはないのですが、旧版のほうが、どうやらケーキカードが分厚いようです。
あと、ケーキのさきっちょも少し丸まってます。
ずっと眺めていたくなるような美しい美味しそうなカード。

ゲームのほうは見た目に反してシビアで、ちゃんと計算しなくてはなりません。
3つしかないプラムのケーキを2個手に入れた時は、過半数に達したのは確実なので食べずに取っておけば3点獲得できます。
でも、さらに高得点にすることもできます。
もっとも多くのプラムケーキを持っているプレイヤーが得点を獲得できますが、同じ枚数のプレイヤーがいた場合、全てのプレイヤーに得点が入ります。
そのため、1枚食べるとホイップの数1点がさらに得点になります。

また、11枚あるチョコレートケーキは、1枚にホイップが3個もあります。
最大枚数を手に入れ11点を得点するよりも、4枚食べればそれだけで12点とより高得点になります。

一度手元に表向きにおいてしまったケーキは、まず食べれないと思っていいと思います。
食べるためには、ケーキの獲得が1ターン分できなくなってしまいます。
チョコレートケーキを4枚以上集まっているのに、もう勝ち目がない!ってときぐらいでしょうか。
しかも場に出てるケーキでは、大した点数にならないとき。
よほどホイップクリームの点数が大きいときの選択ですね。

この辺りの計算は、子供だけでなく、大人であっても初めてでは気が付かないこともあるでしょう。

ルール上では、プレイ人数以下に切り分けることもできるのですが、切り分け役が一番最後に取るので、自分はまず取れないんですよね。
やるメリットがわからないし、色んなプレイ動画をみても、プレイ人数に切り分けていますね。

相手の集めているケーキは公開情報なので、ゲーム後半に向かってマジョリティ争いが加速していきます。
また、過半数を取れるかの判断も誰が何を食べたかをカウントしておかないとできないので、記憶力も必要。
ルールは簡単なので気楽に遊べると思いきや、なかなかシビアなゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
思っていた以上にシビアで悩ましかった。
子供と対等に遊ぶには、8歳でギリギリかなぁ。
でもなにより、見た目が最高!

 

公園にある遊具が描かれたカードの四辺には、様々なマークが半分描かれています。
このマークがつながるように、お題に示された形にカードを並べるゲームです。

簡単そうに見えて難しい、もう無理かなと思ったら、視点を変えたらできちゃった!
パズル感覚で5歳くらいから楽しめるカードゲームです。

入学前の幼児も一緒に親子で遊べるボードゲームをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください!

Kouen panic-top


わたし 喋る S
いかっぱ
ゲームマーケットで試遊して、楽しかったのでお迎えしたゲーム。

なんだか病みつきなるゲームなんです。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳・9歳の様子
・やみつきになる不思議な魅力

基本情報

対象年齢:5歳以上
対象人数:1~3人
プレイ時間の目安:5~10分

内容物

・公園カード 6枚
・遊具カード 24枚
・取扱説明書 2枚

およその箱サイズ(cm):9×6.5×1.3(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

裏面にした公園カードから各プレイヤーは1枚選ぶ
遊具カードを裏面でよく混ぜ重ねて山札とする
各プレイヤーは山札から遊具カードを6枚ひき、見ずに伏せておく

遊び方

各プレイヤーは一斉に公園カードと遊具カードを表面にして公園カードのマスの形になるように遊具カードを並べる

Kouen panic-setting

並べる時は、遊具カードの上下左右に6つのマークのいずれかが半分かかれているので、同じマークの組み合わせで並べる
Kouen panic-mark

2回まで、手札を1枚捨て山札から1枚とることができる

公園カードはどの向きにしてもOK
Kouen panic-rule

ゲームの終了

早く並べた人から勝ちとする。
Kouen panic-finish

7歳・9歳の様子

初めてゲームマーケットで遊んだときは、5歳と7歳でした。
ルールはとっても簡単。
マークをつなげて並べるだけなので、5歳息子も簡単に理解できました。

7歳になった今でも、お題の通りに並べるのはなかなか難しい。
出来ないなと思ったらカードは2枚まで交換してもいいのですが、子供はすぐに交換しちゃう。
諦めるの早いよ~と思いつつも、楽しそうに並べているので口出しせず。
ルール無視して何度も交換して遊んでいます。

本来は完成させるスピードを競うゲームではありますが、アドバイスをもらいながら完成させて称え合う感じで遊んでいます。

お題カードをいったん置いてしまうと、そのお題を回転させたら上手くいくことには、なかなか気が付かないようです。
「こっち向きに並べてみたら?」のアドバイスに従って並べたら、あら完成!
喜ぶより先に驚いちゃってる感じです。

むすめ 喋る S
むすめ
つながるかな~って考えてつなげるのが楽しい。
でもあんまり形にならないんだよね。


むすこ 喋る S
むすこ
つなげていくのが楽しいよ!
教えてもらわないと完成しないけど、できるようになってきたよね。


親目線のレビュー

ゲームマーケットで、月海堂さんから購入しました。
月海堂さんには、他のゲームに興味があり伺ったのですが、こちらも試遊させていただきました。
そのときは完成できなかったんです。
「2枚以内でたいてい完成できますよ」
とのことだったのですが、どうやってもできず。

面白かったのと悔しかったので、お迎えして一人で黙々と遊んでいました。
向きを変えてみるっていうコツをつかむと、確かに2枚交換するまでには完成できるようになりました。

それでも、自然に完成しちゃうというよりは、あと一枚っていうところまでいった形を一からやり直して、違う組み合わせで作り直したりと思い切りが必要です。
こだわっちゃうとなかなか完成しません。

コツかどうかはわかりませんが、まずはお題を気にせず、つなげられるだけつなげてみるのがわかりやすいです。
このカードとこのカードはつながるのね~って把握できると、お題通りに並び替えしやすくなりますし、交換するカードの選択もしやすくなります。

このちょうどいい難易度が病みつきになります。
完成できると頭がスカッとするんですよね。
とくに一旦リセットしてから完成できると、視点を変えられた感があってすごい手ごたえ。
お手軽に気持ち良いゲームです。

間違いなく、私が一番ソロで遊んでいる回数が多いゲームですね。
なにせ1回が5分もかからないお手軽さ。お片付けもカードだけなので、とっても簡単。
1回気楽に遊んでおこうと思って始めると、「あと1回くらい遊ぼ」って止まらなくなるやつです。

わたし 喋る S
いかっぱ
大盛り上がりするゲームではないんですが、なんだか病みつきになります。
そして遊んだ後の爽快感がたまらない。
すごく心地のよい脳トレです。

 

ドイツ年間ゲーム大賞2022受賞作のカスカディア。
初心者にもわかりやすく、非常に評価の高いボードゲームです。

そんなカスカディアに、子供向けルールが同封されているってご存知でしたか?
しっかりカスカディアの面白さが味わえる、とっても良質なキッズルールです。

これを知っていたら、もっと前から買っていたのに!
遊ばせてもらう機会があり、あまりの楽しさに即買いしたのですが、ルール読んでびっくり。
ファミリールールがあるじゃないですか!
しかも中級ファミリールールもあって、子供向け難易度が2種類も!

非常に評価の高いゲームだけに、早く子供と遊びたいと考えているご家庭も多いのではないでしょうか。
7歳息子もファミリールールであれば、すぐに理解できて、対等に遊べたので、ご紹介です!

CASCADIA-top

わたし 喋る S
いかっぱ
とにかく好き!悩ましいんだけどすごく楽しい!
しかも、子供も一緒に遊べるなんて、もう最高!


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳・9歳の様子
・ファミリールールもちゃんとカスカディアだ~
・70代ゲーム初心者でもすぐに遊べる3世代対応ゲーム

基本情報

対象年齢:10歳以上
対象人数:1~4人
プレイ時間の目安:30-45分
BGGの評価:Cascadia

内容物

・生息地タイル 85枚(うちキーストーンタイル 25枚)
・初期生息地タイル 5枚
・動物ディスク 100枚(クマ、エルク、サケ、タカ、キツネ 各20枚)
・自然トークン 25枚
・動物得点カード 21枚(クマ、エルク、サケ、タカ、キツネ 各4枚、ファミリー/中級ファミリールール用1枚)
・布袋 1枚
・得点シート 1冊
・ルールブック 1冊


およその箱サイズ(cm):24×24×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

すべての動物ディスクを布袋に入れ、よく混ぜます。
生息地タイルをプレイ人数×20+3枚用意します。
用意した生息地タイルをよく混ぜ、全員の手が届くところに裏向きの山にして置いておきます。
5種類の動物それぞれについて、動物得点カードをランダムに1枚ずつ選び、それら5枚を全員が見える場所に並べます。
各プレイヤーは、初期生息地タイル1枚をランダムに選び、自分の前に置きます。
生息地タイルの山から4枚引き、全員が届くところに表向きに並べます。
布袋から動物ディスク4枚を引き、先ほど並べた生息地タイルの側に、順に1枚ずつ置いていきます。
全ての自然トークンを全員が届くところにまとめて置きます。

CASCADIA-setting

遊び方

過剰繁殖状態の確認とリセットを行う

手番の開始時には、まず最初に生息地タイル4枚と動物ディスク4枚を確認します。
同じ種類の動物ディスクが3枚以上ある場合は、過剰繫殖と呼び、以下の処理を行います。

4枚の動物ディスクがすべて同じ種類の場合
ディスクは自動的にリセットされます。
4枚のディスクをすべて取り除き、次に一枚ずつ布袋から4枚の新たなディスクを引き、順に生息地タイル1枚とペアにしていきます。

CASCADIA-rule2

4枚中、3枚の動物ディスクが同じ種類のものである場合
手番プレイヤーは、それらをリセットするかを選ぶことができます。
リセットする場合は、同じ種類の3枚のディスクだけを脇によけます。
次に一枚ずつ布袋から3枚の新たなディスクを引き、順に生息地タイル1枚とペアにしていきます。

CASCADIA-rule

リセットした結果、再び過剰繁殖状態となった場合、再度上記の処理を行います。
ただし、3枚のディスクが同じであった時の任意のリセットは、1回の手番に一度しか行うことができません。

過剰繁殖に関するリセットの処理がすべて終わったら、よけておいたすべてのディスクを布袋へ戻します。

生息地タイルと動物ディスクのペアを一組選ぶ

手番プレイヤーは、生息地タイルと動物ディスクのペアを一組選びます。

CASCADIA-draft

タイルとディスクを自分の自然環境に配置する

生息地タイルと動物ディスクを1枚ずつ選んだら、それらを任意の順番で自分の自然環境に配置します。

生息地ライルは、自然環境内にすでに存在する1枚以上の生息地タイルに隣接して配置する必要があります。
つまり、1辺以上が接していなければなりません。

生息地タイルを別の生息地タイルの上に重ねて配慮したり、他の生息地タイルを移動させることはできません。

サケの配置制限
各サケは、他のサケ3匹以上と隣接するように配置することができません。

自然トークン

動物ディスクを松ぼっくりマークのあるタイルに設置した場合、自然トークンを1枚獲得します。

CASCADIA-animaldisc

手元に自然トークンを持っている場合、ドラフトの際、そのうち1枚を消費することで、動物ディスクのうち任意の枚数をリセットすることができます。(リセットの結果、過剰繁殖の状態となった場合、過剰繁殖の処理を行います。)

CASCADIA-pine cone token2

また、1枚を消費することで、任意の生息地タイルと動物ディスクを、ペアを無視して1枚ずつ取ることができます。
CASCADIA-pine cone token

使用した自然トークンは、サプライに戻します。自然トークンは手番中に何回でも使用することができます。

ゲーム終了時、手元に残っている自然トークンは1枚につき1勝利点を獲得します。

ゲームの終了

プレイエリアに生息地タイルが4枚になるように補充できない状態になったら、 即座にゲーム終了です。(プレイヤーは、手番を20回ずつ行うことになります)

CASCADIA-end

得点シートを用いて、得点を記録していきます。

CASCADIA-scoresheet

動物得点カード
5種類の動物それぞれから勝利点を計算します。

生息地ごとの回廊地帯の大きさ
同じ種類の生息地が連続して隣接したひとかたまりを、その生息地の回廊地帯と呼びます。
各プレイヤーは、5種類の生息地について、自分の自然環境内で大きさが最大の回廊地帯1つを確認し、その大きさ1につき1勝利点を獲得します。

生息地ごとの回廊地帯の大きさの比較
5種類の生息地それぞれについて、すべてのプレイヤーの中で最大の回廊地帯を持つプレイヤーは、追加の勝利点を得ます。(プレイヤーの数により異なります)

自然トークン
自分の未使用の自然トークン1枚につき1勝利点を得ます。

7歳・9歳の様子

配置ルールが異なる5種類の動物を扱う通常ルールでは、まだまだ対等に勝負できないと思い、子供たちとはファミリールールで遊びました。

ファミリールールでは、動物得点カードはファミリールール用の1枚だけを使用します。
5種類の動物毎の得点はなく、同じ動物が、1個、2個、3個と隣接して置かれると、得点が増えます。(最大3個まで)
サケの配置制限は適応されません。
ファミリールールでは、動物1個だけ単独で置かれていても、勝利点は得られます。
中級ファミリールールでは、1個では勝利点は得られず、最大4個までつなげることで、高い勝利点が得られます。

要は、同じ種類の動物をくっつけて配置すればいいだけです。(形は問わず)

このルールであれば、2人ともすぐに理解でき、遊べました。
もともと、このカスカディアは手番での手順はとても単純なので、選んで配置するだけであれば、もっと小さい子でも参加できます。

ただし、このゲームの一番悩ましくて楽しいところが、配置するところ。
生息地タイルと動物ディスクは、基本的にペアで取らなくてはならず、思い通りの組み合わせでは獲得できません。
生息地タイルのつながりを優先すれば、動物ディスクが置けなくなり、、、と2層の悩ましいパズルがこのゲームの醍醐味です。
5種類の動物得点カードで遊ぶのであれば、やはり表記通り10歳からとなるでしょう。

でも、このファミリールールであれば、7歳息子とも対等に遊べました。
動物ディスクの配置ルールは簡単になるものの、2層パズルの楽しさは、しっかり残っています。
同じ種類をくっつけるだけなのに、生息地もつながるようにすると、案外難しいんです。
そして、最大勝利点を得られるのは3個までっていうのも、より悩ましくさせます。
同じ動物だけ狙ってても、点は伸びてくれません。
こんなに単純ルールなのに、まさにカスカディア!!

子供たちも、「クマが欲しいのに~山は置けないよぉ」とか言って、ちゃんとカスカディアジレンマを味わっていました。
それでも、しっかり生息地タイルをつなげ、動物たちもくっつけて、自分なりの自然環境を楽しみながら作っていました。

なんと、初めて遊んだ娘が最高得点!
私と息子も1点ずつの差で、すごくいい勝負ができました。

もともとパズルは大好きな子供たちなので、すごく楽しかったようです。
インタラクションが少なめなのも、自分の自然環境を好きに育てていけるので、満足度が高いようです。

むすめ 喋る S
むすめ
動物がいっぱいあるのに、置ける場所が限られてるんだよねぇ。
それが楽しいんだよね。


むすこ 喋る S
むすこ
次は何が出るかなってなるよね、欲しいの出ろって。
で、どこに置こうかなってなるのが楽しい!


親目線のレビュー

大好きなカナダのブリティッシュコロンビア州も含まれるカスカディア。
あの美しい大自然がゲームで表現されるなんて、テーマから心を奪われました。

最初に遊んだのは、ゲーム会。
衝撃的な面白さ!
そして、美しいタイル。
広がっていく美しい自然環境からは、想像できないようなジレンマたっぷりの2層パズルです。

簡単なルールでありながら、両立させるには難しいドラフトと配置。
夫と遊んでいる時は、私たちが、「キツネ~」とか「クマはまだか!」「川はいらないんだよぉ」とか大騒ぎしながら遊んでいたので、子供たちも参加したくて、入れて入れてって大はしゃぎでした。

また、両親が遊びに来た時にも一緒に遊びました。
普段はババ抜きくらいしかしない母ですが、「難しい~」と言いながらも、ルールはしっかり把握できました。
「普段使わない頭を使うわね~、ボケ防止よ」とか言いながら、まさかの勝利。
将棋やオセロなどのアブストラクト系が得意な父が2位で、私がビリでした。

ドラフト時にほどよい運とインタラクションがあり、経験の差がでにくい点も良いポイントです。
初心者にはAと書かれている動物得点カードを使用することが勧められており、まだその組み分けだけでしか遊んだことがありませんが、動物得点カードにはそれぞれ5枚あり、本来はランダムです。
毎回変わる配置ルールにより、慣れるといったことはなさそうですね。

私は初めての娘にも母にも夫にも負けるし、大好きなゲームだけど、弱い。
敗因としては、どうしても動物ディスクを、動物得点カードにならって並べたくなってしまうからだと思います。
最終得点は、動物ディスクの配置と生息地タイルのつながりの大きさ。
また、最大の大きさの時にもらえる追加点も大きく影響します。
動物ディスクを優先し、生息地タイルを犠牲にしてしまうと、最終得点が伸びないんです。

自然トークンで、リセットできるのが動物ディスクであり、どうしても動物ディスクが重要な気がしちゃうんですよね。
でも、生息地タイルも動物ディスクも両方大切。
でもそれが難しい!そして楽しい!

私が何より嬉しかったのは、子供向けルールがあること。
そして、それがしっかりカスカディアであることです。
簡単になりすぎることなく、大人も子供も対等に競えるバランスの非常に良いルールです。
しかもこのファミリールールには、さらにちょっと難しくした中級ファミリールールもあるんです。
7歳くらいから、ずっとずっと長く遊べるゲームですね!

6歳からのカスカディア・ジュニアも発売されるようですが、どんなルールになっているか気になりますね。
まだ発売されていないので、何もわかりませんが、我が家のカスカディアはこれで十分です。

今のところ、難点は見つからないのですが、強いてあげるのであれば、生息地タイルの山と川が似ており、初心者には事前に注意しておかないといけない点でしょうか。
よく見れば別物なのですが、川なので岸が描かれており、岸は灰色になっています。
山も雪が積もってはいるのですが、標高の低い所には雪がなく灰色になっています。
老眼の両親には、少し識別が難しかったようです。

70過ぎの全くボードゲームに慣れていない母でも遊べたので、どんな初心者にもお勧めできますよ!

わたし 喋る S
いかっぱ
ファミリールールも十分カスカディア!
大満足の内容にもう毎日遊びたくなっちゃいます。


 

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