いかっぱの知育と称してボードゲーム沼

7歳の男の子、9歳の女の子と毎日ボードゲームで遊んでいます。
息子2歳、娘4歳の時、知育と言い訳して、すっかりはまってしまったボードゲーム沼。
これまでに遊んだゲームの中から、我が家でも大好評な幼児向け・低年齢対応のボードゲームをご紹介します。
親子の絆を深めつつ、子供たちの成長にもプラスの影響を与えること間違いなし!
新しいボードゲームの発見と家族との特別な時間が待っていますよ!

タグ:8歳から(公式対象年齢)

カラフルな恐竜コマがいっぱい!
コマを1つ選んで、個人ボードに配置するだけなんだけど、いろいろ制約がでてきて悩ましい。
そんな制約もサイコロで決まるから、手番でやることは、たったの3ステップ。
小さい子も遊びやすくて、自分好みの恐竜動物園ができちゃうゲームです。

Draftosaurus-top


わたし 喋る S
いかっぱ
息子が恐竜大好きなった時期があって、その時期に買ったゲーム。
恐竜コマがいっぱいあって、大喜びしてました。
ゲームとしても楽しめるようになったので、レビューします。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳児・9歳児の様子
・カラフルでかわいい恐竜コマで自分好みの恐竜動物園を作ろう!

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:15分
BGGの評価:Draftosaurus

内容物

・動物園ボード 5枚
・恐竜コマ 60個(6種類 各10個)
・サイコロ 1個
・布袋 1個
・説明書 1冊

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×5.5(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

各プレイヤーは動物園ボードを1枚ずつ受け取り、自分の前に置きます。(遊ぶ面を決めておきます)

遊ぶ人数に応じた恐竜コマを布袋に入れます。
(5人:全て 2人・4人:各種類2個ずつ箱に戻す 3人:各種類4個ずつ箱に戻す)

ファーストプレイヤーを決め、サイコロを受け取ります。

遊び方

各プレイヤーは、布袋の中を見ずに恐竜コマを6個ずつとり、他のプレイヤーに見えないように手の中に隠しておきます。

Draftosaurus-drafto

ファーストプレイヤーは、サイコロを振り、全員が見える場所に置いておきます。

次に、各プレイヤーは自分の手の中から恐竜コマを1個選びます。
全員が選び終わったら同時に選んだ恐竜コマを公開し、自分の動物園ボードのオリの中に置きます。
サイコロを振ったプレイヤーは選んだ恐竜コマを任意のオリに置くことができますが、それ以外のプレイヤーはサイコロの目によって決められたルールのオリに置かなければなりません。
Draftosaurus-rule

選んだ恐竜コマをオリに配置できない、または配置したくない場合はいつでも川に置くことができます。
Draftosaurus-river

最後に、手の中に残っているすべての恐竜コマを、他のプレイヤーに見えないように左隣のプレイヤーに渡します。
サイコロを振ったプレイヤーはサイコロも左隣のプレイヤーに渡します。

これを6回(手の中の恐竜コマがなくなるまで)くりかえします。
この6回を1ラウンドとします。

恐竜のオリ

なかよしの森:同じ種類の恐竜しか入れることができません。左から右に隙間なく並べます。

個性の草地:全て異なる種類の恐竜しか入れることができません。左から右に隙間なく並べます。

愛の平原:恐竜の種類は問わず6匹まで入れることができます。
このオリにいる同じ種類の恐竜はカップルとなり、カップルごとに5点獲得します。

恐竜3匹組:恐竜の種類は問わず3匹まで入れることができます。
ちょうど3匹の恐竜がこのオリにいるときに7点になります。(同じ種類の恐竜がいても構いません)

ジャングルの王者:恐竜を1匹だけ入れることができます。
ゲーム終了時、このオリにいる恐竜と同じ種類の恐竜をボード上に最も多く置いているプレイヤーであれば7点となります。

孤高の恐竜:恐竜を1匹だけ入れることができます。
ゲーム終了時、このオリにいる恐竜と同じ恐竜が自分のボード上にいない場合、7点を獲得します。
Draftosaurus-cage

川は選んだ恐竜コマを配置のルールに従ってオリに配置できない、または配置したくない場合はいつでも川に置くことができます。
ゲーム終了時、川にいる恐竜1匹につき1点を獲得します。

ティラノサウルス

ゲーム終了時、ティラノサウルス(赤)が1匹以上いる各オリから」1点を獲得します。
川はオリではありません。
1つのオリに複数のティラノサウルスがいても1点だけです。

配置のルール(サイコロの目)

森林エリア:ボード上部の森林エリアに置かなければなりません。

平原エリア:ボード株の平原エリアに置かなければなりません。

お手洗い:ボード右半部のお手洗い方面(川より右側)に置かなければなりません。

飲食店:ボード左半分の飲食店方面(川より左側)に置かなければなりません。

誰もいないオリ:まだ恐竜コマがいないオリに置かなければなりません。

ティラノサウルスに注意:ティラノサウルスがいるオリには置けません。(ティラノサウルスがいなければ、ティラノサウルスを置くこともできます)
Draftosaurus-dice

ゲームの終了

2ランド行ったらゲーム終了です。
自分の動物園ボードに恐竜コマが12個あります。

それぞれ勝利点を計算し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
同点の場合は、ボード上に置いてあるティラノサウルスが少ないプレイヤーの勝利です。
Draftosaurus-points

3歳・5歳の様子

ルールは配置のルールを決めるサイコロを振って、手元にある恐竜を選んで1個ボードに配置するだけ。
その後は残りの恐竜コマを隣の人に渡して、同じことを繰り返します。
ルールだけなら、もっと小さい子も理解できて遊べちゃいそうにみえますね。

でも、得点を上げていこうと思うとちょっと悩ましい。
配置には制限があるし、次に回ってくるコマのことも考えなくてはなりません。

実は息子がもっと小さいころから遊んではいたゲームなのですが、置きたいのに置けないジレンマを楽しめるのようになったのは、最近かなと思います。
そういう意味では、8歳からというのも納得ですね。

ルール自体はちゃんと理解してたのしめていますが、袋から6個を他の人に見られないように取るのは、子供では大変みたい。
手が小さいから、数えながら袋の中で手の中に加えていくのは難しいようです。
1個1個数えて取り出すから丸見え。
小さい手に持ちきれない様子は、まだまだかわいいな~と思っちゃいます。
なんか別に見えてしまってもゲームにはあまり影響ない気がします。
どうせ回ってくるし。
あと恐竜コマが形に特徴があるので、なんとなく触ってわかっちゃう。
「きっとこれがティラノだ!」とか大騒ぎで選んでます。

オリへの配置もちゃんと考えて行っています。
でも、恐竜コマが色鮮やかでかわいすぎるからか、お気に入りの恐竜があって、それを集めようとしている感はあります。
とくに娘は水色大好きだから、まだボードの情勢がわからない最初からジャングルの王様のオリには水色のステゴサウルスを置いてます。
水色優先でおくので、王様の点数は必ず獲得してはいますが。

息子には、孤高の恐竜とジャングルの王様にオリに置く恐竜を決めるのは少し難しいようです。
他のオリを優先して、空っぽのことがほとんどです。
それでも、得点は伸びるので、自分が得点しやすいオリに集中するのもいいのかもしれませんね。

まだ息子には難しいかなと思う点は、他のプレイヤーのボードをみて考えるといった点です。
私がなかよしの森に黄色の恐竜を3つ置いていて、娘のボードにも黄色の恐竜が1個置かれているのに、一からなかよしの森に黄色の恐竜を置き始めたりします。
もう残りが少ないよ~って教えてあげると、なるほどって気がつきます。
それでも、得点は毎回大きくかわるので、やはり運要素でなんとかなっちゃってますね。

置けない場合は川に配置することになるのですが、ゲーム終了時に川にいる恐竜は1点になります。
0点にならないのはいいですね。
どうしても置けなくて川に置く状況はでてくるので、まぁ1点にはなるしって置けるのは子供にも納得できて遊びやすいです。

また、欲しい恐竜が取られてしまうこともありますが、それ以外はあまりインタラクションがありません。
自分のボードをより良くしたくて、相手の欲しい恐竜を取っちゃおうとか考えている余裕はまずないです。
攻撃要素がないのも、子供と遊びやすくていいですね。
みんな自分の動物園を理想に近づけたくて一生懸命です。


むすめ 喋る S
むすめ
1点差で負けちゃったりするから、ティラノサウルスを集めるのが大事だよね。
絶対、青いのはいっぱい置くよ。


むすこ 喋る S
むすこ
袋から何が出てくるかなってドキドキする。
サイコロでどこに置けなくなっちゃうかなとか、次はどこに置こうかなって考えるのが楽しい!


親目線のレビュー

ドラフトとサイコロの目のには、大人だってどうにもならないのです。
だから、手加減はしようがなくて、対等に遊べます。

気軽にすごく楽しく遊べます。
ルールはとっても簡単なのに、思うように置けないジレンマがすごくいい!
しかも、その制約が相手からのインタラクションではなく、サイコロ目というどうしようもないものであるのも、動物園を作ることに集中できて好きな点です。

インタラクションもなく、サイコロの目というどうしようもない要素はあるものの、やはり私のほうが点数が高くなりがちなのは、全体をみてより高得点になるところに置けるからかな。
置ける場所が2か所以上あるときに、どちらのほうがより高得点になるかとか、こだわりなく考えられる点では大人が有利かもしれません。
とくに孤高の恐竜とジャングルの王様にオリにいれる恐竜をどれにするのかは、慎重に決めたいところです。
もちろん、どれだけ考えてもどこに置くこともできなくて川に置くことも多々あります。

あとは、子供たちよりはゲーム終了まであと何手番残っていて、どの恐竜がまわってくる可能性が高いかとかも考えていますね。

布袋から6個選びますが、全部自分のものでないというところも面白いです。
形からなんとなくどの恐竜かはわかってしまうので、欲しい恐竜をいっぱいとっても、自分の手元に戻ってくるのは、数ターン先。
しかも、手元に戻ってきてくれても、置きたいところにおけるかもわからない!!
しっかり計画立ててゲームを組み立てていきたい人には、もどかしいかもしれませんが、ゆる~く遊びたい私にはぴったりです。

遊び終わったときに、もっとこうしたかったな~とかはあるものの、気持ちよく終われるゲームです。
どうにもならないジレンマだけでもなく、しっかり考える要素もあるので、ボードゲームしたなっていう充実感も得られます。
また、ラウンド数が決まっているので、ほぼ毎回15分程度で終わります。
そのため、あと1個遊ぶ時間があるならこれが遊べるねっていうタイミングで選びやすいです。

個人ボードには我が家でいつも遊んでいるサマーボードのほかにウィンターボードもあります。(表裏仕様)
オリへの配置ルールが難しくなっています。
慣れてきたら遊んでみたいですね。

わたし 喋る S
いかっぱ
かわいいコマは、大人でも子供でも嬉しいんです!
コンポーネントも豪華で、ほどよい時間で悩ましい選択が楽しめて、ボードゲームの良さがぎゅっとつまった作品です。

 

ケーキの切り分けがゲームになった!
切った人が最後に取るっていうのは、ゲームの世界でも一緒です。

もう美味しそうなケーキがいっぱいの、お腹もいっぱいになりそうなゲームです。
ずっとずっと欲しかったゲームですが、まだまだ一緒には遊べないかなぁと我慢していました。
そんな中、出会ってしまった旧版。
ピンクの箱とカードの厚さに惹かれて、これも運命と買ってしまいました。

現在販売中のものは、もっと小箱でシックなデザインですよ。

Piece o' Cake-top


わたし 喋る S
いかっぱ
映えゲームといえば、こちらのゲーム!
全部食べたくなっちゃうくらい綺麗なケーキカード。
ゲームも簡単みたいだし、子供とも遊べちゃうかな?


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳・9歳の様子
・美味しそうなカードに反して、ゲームはなかなかシビア

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~5人
プレイ時間の目安:25分
BGGの評価:Piece o' Cake

内容物

・ケーキタイル 57枚
(プラム:3枚、アプリコット:4枚、チェリー:5枚、ブラックベリー:7枚、キウイ:8枚、グズベリー:9枚、イチゴ:10枚、チョコレート:11枚)

およその箱サイズ(cm):16.5×16.5×5.5(たて×よこ×高さ)※旧版です。

ルール

準備
57枚のケーキタイルを裏にしてよく混ぜ、11枚ずつの5つの伏せたタイルの山を5つ作ります。
残った2枚は使用しないので、脇に避けておきます。

Piece o' Cake-setting

切り分け役(スタートプレイヤー)を適当な方法で決めます。

遊び方

ケーキの切り分け

切り分け役が、11枚のケーキタイルの山を1つ取り、表にして丸いケーキを作ります。
このときタイルの山の順番を変えずにケーキを作らなくてはなりません。

その後で、プレイヤー人数分にこのケーキを分割します。
この時、タイルを置き換えて順番を変えることは出来ません。
タイル枚数を同じにする必要はありません。
また、プレイ人数分以下に切り分けることもできます。

2人でプレイする場合は、4つに切り分け、これを交互に獲得します。

Piece o' Cake-rule

ケーキの獲得

切り分け役の左隣のプレイヤーから時計回りの順番で、一度ずつ手番を行います。
手番になったら、次の2つのどちらか一つを行います。

・切り分けられたケーキのうち1セットを選んで取り、食べるか残すかする。
・切り分けられたケーキをとる代わりに、以前のラウンドで残したケーキを食べる。

切り分けられたケーキを取った場合には、直ちにタイルごと食べるか残すかを決めなければなりません。

ケーキを食べる

食べることに決めたタイルは裏にして自分の前に置いておきます。
食べたケーキはそのタイルに描かれたホイップクリームの数だけポイントとなります。

残しておく

残しておくと決めたタイルは、表にして自分の前に並べておきます。

残しておいたタイルも、以降のラウンドでケーキを取らなかった場合に食べることができます。
ゲームが終わったときに、それぞれのケーキの種類に対して一番多く残しているプレイヤーだけがボーナスポイントを獲得できます。

Piece o' Cake-eating

ケーキをとらなかった場合

ケーキを取らなかった場合、自分が残してある種類のケーキを1種類選び、それを食べることができます。

ケーキを切り分けたプレイヤーが最後に手番を行います。

ケーキが残った場合には、それらのタイルはゲームから取り除かれます。
切り分け役の左隣のプレイヤーが新たな切り分け役となって、ゲームを続けます。

ゲームの終了 5つ目のケーキが切り分けられ、その後、全てのプレイヤーが手番を行ったらゲーム終了です。

得点計算

残しておいたケーキ

それぞれのケーキごとに、各プレイヤーは、残してあるケーキの枚数を比べます。

それぞれのケーキごとに最も多くの枚数を残しているプレイヤーが、そのケーキに描かれている数字と同じポイントを獲得します。
なお、この数字はこのゲームに含まれるケーキの枚数とも同じです。

最も多く残しているプレイヤーが複数いる場合にも、それらのプレイヤーすべてがそのケーキに描かれている数字と同じポイントを獲得できます。
IMG_4394

食べたケーキ

食べて裏にしたケーキは、ケーキごとにそこに描かれているホイップクリームの数と同じポイントを獲得します。
Piece o' Cake-points

最も多くポイントを獲得したプレイヤーの勝利です。

7歳・9歳の様子

ルールは切り分けられたケーキを選んで、食べるか取っておくかを決めるだけなので、とっても簡単。
でも、他のプレイヤーが有利にならないように切り分けたり、より高得点になるように食べる選択をしたりと、計算は必要だし、相手の状況をしっかり把握する必要があります。

遊んでみたら、一応これは集めたいから食べずにとっておこう、これは食べちゃおうとか考えていました。
でも、それが戦略的に正しい選択だったかといえば、そうでもないような気がしますね。
このゲームを本気で戦略的に遊ぶのは、大人でも難しいので、なんとなくフィーリングで正解なのかもしれません。

そういった意味では、ゲーム自体を楽しめていますし、ケーキを分ける時も「ここで切っちゃうと、ママが特になっちゃうからぁ」とか考えて分けています。

気楽に遊ぶゲームとしては、子供たちと互角の勝負をしていますし、一緒に楽しめています。

むすめ 喋る S
むすめ
切る時にさ、自分が欲しいケーキだけを小さいかたまりにして、他のを大きくしてあげれば、他の人はそれ取るかなとか考えるのが楽しい。
あと、ホイップとかのルールもあって、考えちゃうよね。


むすこ 喋る S
むすこ
このあたりのケーキ欲しいな~って思ってたら、別々に分けられちゃって「ぎゃ~」って思うのが楽しいよね。


親目線のレビュー

我が家のゲームは旧版なので、現在のものは手元にはないのですが、旧版のほうが、どうやらケーキカードが分厚いようです。
あと、ケーキのさきっちょも少し丸まってます。
ずっと眺めていたくなるような美しい美味しそうなカード。

ゲームのほうは見た目に反してシビアで、ちゃんと計算しなくてはなりません。
3つしかないプラムのケーキを2個手に入れた時は、過半数に達したのは確実なので食べずに取っておけば3点獲得できます。
でも、さらに高得点にすることもできます。
もっとも多くのプラムケーキを持っているプレイヤーが得点を獲得できますが、同じ枚数のプレイヤーがいた場合、全てのプレイヤーに得点が入ります。
そのため、1枚食べるとホイップの数1点がさらに得点になります。

また、11枚あるチョコレートケーキは、1枚にホイップが3個もあります。
最大枚数を手に入れ11点を得点するよりも、4枚食べればそれだけで12点とより高得点になります。

一度手元に表向きにおいてしまったケーキは、まず食べれないと思っていいと思います。
食べるためには、ケーキの獲得が1ターン分できなくなってしまいます。
チョコレートケーキを4枚以上集まっているのに、もう勝ち目がない!ってときぐらいでしょうか。
しかも場に出てるケーキでは、大した点数にならないとき。
よほどホイップクリームの点数が大きいときの選択ですね。

この辺りの計算は、子供だけでなく、大人であっても初めてでは気が付かないこともあるでしょう。

ルール上では、プレイ人数以下に切り分けることもできるのですが、切り分け役が一番最後に取るので、自分はまず取れないんですよね。
やるメリットがわからないし、色んなプレイ動画をみても、プレイ人数に切り分けていますね。

相手の集めているケーキは公開情報なので、ゲーム後半に向かってマジョリティ争いが加速していきます。
また、過半数を取れるかの判断も誰が何を食べたかをカウントしておかないとできないので、記憶力も必要。
ルールは簡単なので気楽に遊べると思いきや、なかなかシビアなゲームです。

わたし 喋る S
いかっぱ
思っていた以上にシビアで悩ましかった。
子供と対等に遊ぶには、8歳でギリギリかなぁ。
でもなにより、見た目が最高!

 

勇者は剣で、射手は弓で、魔法使いは魔法で戦う。
ドワーフだって、暗闇に強いし、誰も通れない洞窟を通り抜けちゃう。
それぞれの強みを生かして協力し、数々の依頼を達成して、子オオカミ救出を目指す協力ゲームです。

依頼は全部で10個あり、組み合わせを変えたり、数を増やしたりして、難易度調節もできます。

BGGのChildren's Game Rankでも8位(2025.1現在)
評価の高いゲームですね。

協力ゲームなので、少し年の差がある兄弟とも一緒に遊べます。
家族みんなで、冒険の旅に出発してみませんか?

AndorJunior-top


わたし 喋る S
いかっぱ
戦士!魔法使い!!協力して冒険!
大好きなテーマなので遊んでみたかったアンドール。
ジュニア版があるなんて買うしかないです!
どんな冒険になったのかご報告します!

【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳児・9歳児の様子
・どのキャラクターが強い?難易度は?

基本情報

対象年齢:8歳以上(箱に記載の対象年齢参照)
対象人数:2~4人
プレイ時間の目安:30~45分
BGGの評価:Andor: The Family Fantasy Game

内容物

・地図ボード 1枚
・勇者ボード 4枚
・コマ&プラスチック製コマ立て 18組
・依頼カード 12枚
・木製ダイス 12個
・木製の太陽ディスク 27枚
・トークン類 83枚
・夜マーカー 1個
・ルール説明書 1冊

およその箱サイズ(cm):29.5×29.5×7(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

地図ボード上の上部に竜コマを配置します。
竜コマは遊ぶ人数に応じた雨粒が描かれたマスに置きます。
竜コマのそばに竜ダイス(赤いダイス)を置きます。

ゴルのコマ、松明トークンはすべてまとめて地図ボードのわきに置いておきます。

霧トークンをすべて裏向きでシャッフルし、地図ボードの川より左の地域のうち、空白のところに裏向きに配置します。

すべての鉱山トークンを裏向きでシャッフルし、地図ボード右下の茶色地のドワーフ鉱山に描かれている六角形の枠に1枚ずつ配置します。

橋の左側の石の家が描かれているマスに、橋守マルトのコマを配置します。

井戸トークンを表向きで、3ヵ所の井戸マークが描かれたマスに1枚ずつ配置します。

プレイヤーの数だけ、ゴルを番号が割り振られた森か山の地域に、8から順に7,6と置いていきます。

最年長のプレイヤーが夜マーカーを受け取り、雄鶏の面を表にして、自分の前に置きます。

依頼カードから「はじまり」と「おわり」を抜き出し、どちらも赤い面を表にして地図ボードのわきに置いておきます。
依頼カードから2枚選び、「はじまり」と「おわり」の間に置きます。
初めて遊ぶときは、1番、2番の依頼がよいでしょう。
慣れてきたら、3枚(通常)、4枚(困難)と難易度に応じた枚数を選びます。

AndorJunior-setup

AndorJunior-物品トークン

各プレイヤーは勇者を選びます。
勇者にはそれぞれ独自の特徴、長所、短所があります。
依頼によっては、特定の勇者がより簡単に達成できたりします。
AndorJunior-勇者たち

勇者を選んだら、勇者ボードを受け取り、裏表任意の面を選び(男女の絵が描かれていますが、能力は同じです)、対応する勇者のコマを受け取ります。
勇者ボードに描かれた数の太陽ディスクと勇者と同じ色のダイスを受け取ります。
太陽ディスクとダイスを勇者ボードに配置します。

遊び方

1日の流れ

夜マーカーを所持しているプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
手番では、ステップ1、ステップ2を順に実行します。

ステップ1. 移動もしくは待機(太陽ディスクの消費)
ステップ2. その地域での行動(太陽ディスクは消費しない)

1と2のステップを終えたら、次のプレイヤーの手番となります。
太陽ディスクが自分の勇者ボードに残っている限り、順番になれば手番を実行できます。

逆に太陽ディスクを使い切ったプレイヤーは、手番を実行することはできず、順番を飛ばされます。

最初に眠りについたプレイヤーは、夜マーカーを受け取り、自分の前に置いておきます。

全勇者が眠りにつくまで、これを手番をくりかえします。その後で、夜フェイズへ移行します。

ステップ1. 移動もしくは待機(太陽ディスクの消費)

このステップでは、消費した太陽ディスクの数だけ地域数を移動できます。
移動せずにその地域に待機することもできます。
待機する場合は、太陽ディスクを1枚消費します。
AndorJunior-地域移動

太陽ディスクがなくなったら、それ以上は移動できません。

それ以上移動しないと決めた地域、もしくは待機した地域で、ステップ2を行います。

特殊事例:ドワーフは洞窟間を移動できます。今いる洞窟から任意の他の洞窟まで、太陽ディスクを1枚消費して移動できます。
太陽ディスクがまだ残っているなら、出口からさらに移動を続けることもできます。

ステップ2. その地域での行動(太陽ディスクは消費しない)

7つの行動があります。 ただし、霧の探索だけは、必ず実行しなければなりません。

A.霧の探索
その地域の霧トークンをめくります。
冒険に役立つ道具が見つかることがあります。
逆にゴルが出現したり、竜が近づいてくることもあります。
AndorJunior-霧トークン道具

AndorJunior-霧トークン竜

AndorJunior-霧トークンゴル

B.井戸水を飲み干す
井戸トークンがあるところで止まった場合は、井戸トークンを裏返すことで、太陽ディスクが3つ回復します。
裏返った井戸トークンの場所は、空になっているので回復できません。
AndorJunior-井戸

C.戦闘(ゴルを追い払う)
ゴルのコマがいる場所で止まった場合は、戦闘をすることができます。(しなくてもよい)
勇者ダイスを振り、剣の目が出た場合は、その地域に描かれた剣のマスに置きます。
剣の目がでなかったダイスは勇者ボード上に回収できます。
全てのマスが埋まれば勝利です。
AndorJunior-battle

そのマスからゴルを取り除き、さらに竜を1マス後退させることができます。

魔術師のダイスには、剣の代わりに稲妻があります。
稲妻がでれば、1撃でゴルを倒すことができます。
AndorJunior-wizard

1回で勝利できなかった場合は、次の手番で待機することで再度挑戦できます。(マスに置いたダイスはそのままです)
AndorJunior-battlelose

AndorJunior-battlehelp

戦闘に勝利した場合もダイスはボード外に置かれ、勇者ボードには戻ってきません。
AndorJunior-勝利後ダイス

D.物品を拾う、または置く
その地域に物品がある場合、拾って自分の荷物袋に置くことができます。
逆に、自分の荷物袋からその地域へ荷物を置いていくこともできます。
AndorJunior-item

E.物品の交換、もしくは受け渡し
他の勇者コマがいる地域で移動を終了させると、その勇者に対してお互いの荷物を交換したり、渡したりすることができます。

F.物見の塔でかがり火を灯す
霧トークンから手に入る木材を、物見の塔のマスに配置することで、竜を1マス後退させることができます。

G.買い物
紫のテントがある地域にいる場合は、金貨(霧トークンで獲得)1枚で、松明を1個購入することができます。

霧トークンをめくって薬草魔女レカが出ている場合は、レカのいる場所でも松明を購入することができます。

ドワーフ鉱山

依頼をすべて達成すると、ドワーフ鉱山に入ることができます。

移動して止まった地域の鉱山トークンをめくる場合は、松明が必要です。
残っている勇者ダイスをすべて振り、松明の目が一つでも出れば、鉱山トークンをめくることができます。
また、松明トークンを持っている場合も、1つ使用することでめくることができます。
AndorJunior-torch

鉱山トークンには、子オオカミの他に恐ろしい怪物や危険なトークンもあります。
AndorJunior-mine

夜フェイズ

全勇者が眠りにつくと夜フェイズになります。
AndorJunior-就寝

夜マーカーを裏返し、描かれているステップを1~6まで順に解決していきます。
AndorJunior-夜マーカー

ステップ1. 竜の飛来
赤い竜ダイスをふり、出目にしたがって竜コマを城に向かって移動させます。
AndorJunior-竜マス

ステップ2. ゴルの移動
ボード上の全ゴルは、1人ずつより小さな番号が書かれた地域に、小さい番号にいるゴルから順に移動します。
ゴルが城に到達した場合は、即座に赤い竜ダイスをふり、出目に従い竜を城に向かって移動させます。

ステップ3. 新たなゴルの出現
竜コマがあるマスに描かれたゴルの数を確認し、同数のゴルを配置していきます。
ゴルコマが足りない場合は、あるだけを配置します。
常に最も番号の大きい空きマスに配置していきます。
AndorJunior-ゴル

ゴルが城に到達した場合も、ゴルの移動と同様に赤い竜ダイスを振ります。

ステップ4. 井戸の回復
裏になっている井戸をすべて表に戻します。

ステップ5. 勇者ダイスの回復
ボード上もしくはボード外にある勇者ダイスを勇者ボード上に戻します。(戦闘は最初からに戻ります)

ステップ6.太陽ディスクの回復
すべての太陽ディスクを勇者ボード上に戻します。

ゲームの終了

ドワーフ鉱山で3匹の子オオカミをすべて見つけ出すか、竜が城に到達したら、ゲームを即座に終了します。

無事に3匹の子オオカミを救出できれば勝利です。
その前に竜が城に到達してしまった場合は、敗北となります。

7歳・9歳の様子

実はこちらのゲーム、2年ほど前に購入し、当時5歳と7歳の子供たちとも遊んでいます。
7歳だった娘は、とても楽しかったようで何度か繰り返し遊びました。
息子も楽しんではいましたが、まだ5歳だったので、私や姉に言われたとおりに動いていたっていう感じでしたね。
その後はあまり遊んでおらず、息子が比較的長めのゲームも楽しんで遊べるようになったので、久しぶりに遊びました。
そうしたら、息子がドはまり。

娘がいないときでも、二人で遊ぼうと持ってきます。
やはり、対象年齢にあったゲームは、テーマだけでなく、プレイ感も楽しめるんですね。

ちなみにこのゲーム、ボドゲーマやBGGでは7歳からになっています。
箱の表記を優先して8歳からと記載しましたが、7歳からでも十分遊べます。
依頼カードは漢字が多く使われていますが、大人が最初に読み上げれば、その後は言語依存はありません。

ルールは太陽ディスクの数だけ進んで、ダイスで敵を倒すだけなのでとっても簡単。
ゴルを倒すか、井戸に立ち寄って回復するかも自分で判断しています。
めくるタイルも自分で選んでいるので、冒険に入り込んでいる様子がわかります。

次の夜で竜がどれくらい近づいてくるか、ゴルがどこまで城に迫るかなど全体をみて、何を優先するかを考えないと、あっさり負けてしまいます。
この辺りは、ちょっと大人の助言が必要かもしれません。
娘は1度ゲーム感をつかんだら、考えて動いていました。
対等に作戦を練れるところに成長を感じますね。

ドはまりしている息子ですが、キャラクターは戦士が大好き!
ゴルを倒すにはぴったりのキャラクターです。
たまには違うキャラクターで遊んでみない?と聞いてみると、射手を選んでいました。
戦士は寝てしまうのが早いので、みんなが活動してるときに、手番が飛ばされちゃうのが、やはり嫌なようです。(射手は太陽ディスクが一番多い)
でも、結局、戦士をリピートしています。
剣の目が出やすいので、ゴル倒しをみんなから依頼されるのが嬉しいようですよ。
ちなみに娘は、青が大好きなので戦士希望ではあるのですが、息子が譲らないと魔法使いになってくれます。
魔法で一撃必殺!が楽しいようです。

依頼も10種類もあるんですが、初期の依頼から変えてくれません。
色々試してみたい母としては、ずっと同じ依頼を繰り返しているのはちょっと残念ではあるのですが、それほど楽しいってことですね。

余談ですが、娘が「かがり火を灯すと竜が逃げるのおかしいよねぇ。自分でも火を吐いてるのに」ってつっこんでて、なるほどと感心してしまいました。

全体を通して、7歳くらいから自分で判断して楽しんで遊べます。
ただ、夜フェイズのゴルが新しく出現したり、近づいてくるところは、すでに出現しているゴルとの兼ね合いから、少し煩雑になるので、我が家では私がすべて処理しています。

むすめ 喋る S
むすめ
鉱山に入ってから、鉱山トークンめくる時がすごいドキドキする!
もう竜がお城のそばまで来てるからさ、これで赤ちゃんオオカミでないと負けちゃうかも~ってなっているよね。


むすこ 喋る S
むすこ
竜がどこまで近づいてくるかなぁとか、探しているものがどこにあるんだろうって考えて遊ぶのが楽しいよ!


親目線のレビュー

テーマがたまらなく好きです。
ドラクエの世界にいるみたい。

協力ゲームであり、ダイスの目によって敵を倒し、依頼を達成するっていうところは、お化け屋敷の宝石ハンターと同じなんです。
あちらのゲームもお化けが悪霊になってしまったりをドキドキする楽しいゲームなのですが、どうしてもダイス振ってばっかりという印象になります。
こちらは、なぜ単調にならないのでしょう。

進むマスが太陽ディスクの数によって決まるっていうところが、ダイス運に左右されずに判断できるといった点で、より面白くさせていると思います。
井戸までたどり着ければ回復するから、直接目的地に行くより回復を優先させようとか、自分の意志が大きく反映します。
ゴルを倒せるかは運だとしても、それ以外の部分が運によらないといった点で、最後まで飽きずに集中できますし、大人も世界に入り込めます。

4人のキャラクターの個性・能力が、ゲームに落とし込まれている点も高評価です。
太陽ディスクの数も違うし、ダイスの数も目の種類も違ういます。
それが個性に対して、まったく違和感がありません。

子供は見た目で選んでいますが、大人目線だとどのキャラクターも能力的に魅力的で優劣つけずらいです。
個人的にはドワーフが好きですね。

息子が同じ依頼を何度もやりたがるので、全部の依頼では遊べていませんが、どんどん難易度は上がってそうです。
子供向けに、たいていは勝てるよっていう遠慮がない所も嬉しい。
2人で遊ぶ時は特に、負ける頻度のほうが多いくらいです。

負けてしまっても、ダイス運が悪かったねっていうよりは、作戦間違えたねって思うことのほうが多くて、繰り返し遊びたくなります。
依頼達成を優先しないで、ちゃんとゴルを倒せばよかった~とか、松明集めておけばよかった~とか反省点があげられるんです。
子供向けのゲームでは、あまりないですよね。

ちなみに、このキャラクターボード、裏表で男性キャラ、女性キャラになっています。
コマも男性キャラと女性コマの2個ずつあるこだわりっぷり。
こんなご時世ではありますが、選べるって嬉しい。
こんなところもドラクエⅢっぽくて好きです。

しかも、コマに関しては裏表ではなく、ちゃんと男女別にあるんです。
AndorJunior-コマ

ゲームとしての面白さももちろん最高なのですが、コンポーネントがたっぷりあって感動です。
勇者の色に対応したダイスはいっぱいあるし、コマの数も多い。
トークンの枚数は、子供向けのゲームなのだろうかと心配になるほどいっぱいあります。

あまりの量に、初めて遊ぶ時はルールブックとにらめっこではありましたが、全部使うわけではなく、流れを理解してしまえばルールは簡単でした。
子供向けゲームばかりなので、ルールブックのページ数にも驚きましたが、依頼の詳細が書かれているページが大半なので、ルール部分は見開き4ページでした。

ジュニア版ではありますが、大人も夢中になって遊べる難易度です。

わたし 喋る S
いかっぱ
楽しいぃ~。まさにRPG!!
しかも、難易度が結構高いのも良い!
依頼の組み合わせも変えられるし、ずっと長く遊べるゲームです!


ほかにも名作ゲームのジュニア版がいっぱい
まとめ記事はこちら


 

犯人はだれか?を当てる探偵カードゲームの『犯人は踊る』
ババ抜きのように、犯人がぐるぐるまわります。

8歳からとなっていますが、子供たちの学童では1年生の時から遊んでいるようです。
かわいい絵柄から、子供向けのゲームのように感じられるかもしれませんが、大人だけで遊んでも盛り上がりますよ~。
Hannin ha odoru-top


わたし 喋る S
いかっぱ
初めて遊んだときは、大人だけで6人で遊びました。
ババ抜きのひやひやと犯人を突き止めるワクワクとあっちに犯人いったなっていうニヤニヤと、大人数で盛り上がれるパーティーゲームです。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる7歳児・9歳児の様子
・大人数のほうが盛り上がる変則ババ抜き!

基本情報

対象年齢:7歳以上
対象人数:3~8人
プレイ時間の目安:10分

内容物

・ゲームカード 32枚
 犯人、いぬ、第一発見者、少年:各1枚
 一般人、たくらみ:各2枚
 目撃者、情報操作:各3枚
 探偵、うわさ:各4枚
 アリバイ、取り引き:各5枚
・予備の空欄カード 2枚
・説明書 1部

およその箱サイズ(cm):10.5×7.5×2(たて×よこ×高さ)

ルール

準備

遊ぶ人数によって使うカードの枚数や種類が異なります。
説明書を参考に用意してください。
Hannin ha odoru-cards

準備したカードをよくまぜ、裏向きに配ります。(1人4枚)

遊び方

第一発見者カードを持っている人がそのカードを手元に表向きに出し、ゲームが始まります。
Hannin ha odoru-start

手札から1枚選んで表向きに自分の手元にだします。
出せる手札がないときは、次の人に移ります。

出したカードの効果を使います。

Hannin ha odoru-aribai

時計回りで次の人へ手番が移ります。

ゲームの終了

探偵カードで犯人を当てる

探偵の勝ち 犯人とたくらみを出した人の負け
Hannin ha odoru-tantei

いぬカードで犯人カードを引き当てる

いぬの勝ち 犯人とたくらみを出した人の負け

犯人カードをだす

犯人とたくらみを出した人の勝ち その他のひとは負け
Hannin ha odoru-hannin

7歳・9歳の様子

息子が1年生のときに学童で遊んで楽しかったから、家でも遊びたい!と言ってくれたので遊び始めました。
でも、まだ入学してすぐのときは、ふりがながあるとはいえカードの内容を読んで理解するのが難しかったようで、スムーズには遊べず楽しめませんでした。
どうやって学童で遊んでたんでしょう?

そのまましばらく遊んでいなかったのですが、音読もだいぶ上手になり、学童でもより頻繁に遊んでいるとのことだったので、家族で遊んでみました。
前回までとは異なり、カード内容も理解できているし、考えて出すこともできています。
学童で遊んでカード内容を理解していたのも大きいと思います。

大人であれば初回でもカード内容を読んで理解して、初回から遊ぶことができますが、子供の場合は時間をかけて1枚1枚説明してあげる必要がありそうです。

カードさえ理解できてしまえば、ルールは簡単! 手加減のしようもないし、大人だけで遊んだときと同じプレイ感で遊べました。

第一発見者が、「私のドーナッツ食べちゃったの誰よ!」とか、事件を考えてから始めるのですが、子供はこれがやりたいらしく、いつも自分がやる!!!と取り合い。
でも、第一発見者は誰の手元にいくかはわからないんですがね。
しょうがないので、事件だけは作ってもらっています。


むすめ 喋る S
むすめ
アリバイ持っててさ、「犯人じゃありません」って言うときが一番楽しいよね~。


むすこ 喋る S
むすこ
誰が犯人持ってるのかなって考えるのが楽しいよ。
自分だけが知ってるときとか嬉しい。


親目線のレビュー

ババ抜きでも、誰がババをもっているかわかる時って結構ありますよね。
こちらも誰が犯人を持っているかわかっちゃいます。
でも、探偵カードやいぬカードじゃないと犯人を指名できません!
確信をもって探偵カードで特定したのに、まさかのアリバイカード!!
持っていたのかなぁって大混乱。

犯人を突き止めるか、犯人とグルになっちゃうか。
犯人を突き止める駆け引きとババ抜きのヒヤヒヤが味わえちゃう、とっても盛り上がるパーティーゲームです。

我が家では3人か4人で遊ぶのですが、遊ぶ人数が少ないと使うカードの種類も少ないので、犯人がぐるぐる回りません。
また、犯人はだれが持っているかも、特定しやすいです。

カードの内容はそれぞれ特徴的で面白いし、犯人を特定するワクワクやヒヤヒヤが楽しいゲームですので、大人数のほうがより楽しめます。
ゲーム会で最大の8人で遊びましたが、犯人はなかなか特定できないし、分かったと思ったらまたどこかに行っちゃうし、あちこちでニヤニヤしてるし、すっごく楽しかったです。

3人から遊べるのですが、大人数で遊んだほうが圧倒的に面白いです。

わたし 喋る S
いかっぱ
子供たちは3人で遊んでも楽しんでくれますが、やっぱり大人数で遊ぶのが楽しいですね。
イラストがすごく好き!同じ種類のカードでもイラストがそれぞれ違うっていうこだわりに感動!

  

ぽいよねは、自分っぽいモノを予想するイメージこじつけ協力ゲームです。

私は「浮き輪」???
場に出されたモノカードに対して、親はみんなの名前カードを置いていきます。
それをみんなで当てていく協力ゲームです。

これが、動物とかならイメージしやすいんですが、UFOとか消しゴムとか、どうやったら人に結び付くの?っていうものばかり。

私ってこれっぽいよね?あなたはこっちじゃない?ってみんなで相談しながら大盛り上がり。
最後にこじつけの理由を聞くと、納得?そうだったの!?ってびっくり?

気軽に楽しめるパーティーゲームのご紹介です。

poiyone-top


わたし 喋る S
いかっぱ
子供受け良さそう~。気楽に遊べるゲームは何個あってもいいですね。
大人と遊ぶとどんな雰囲気になるのかなぁ。


【この記事でわかること】
・遊び方
・実際に遊んいる6歳児・8歳児の様子
・仲の良い人同士で遊ぶ方がいいかも

基本情報

対象年齢:8歳以上
対象人数:2~6人
プレイ時間の目安:30分(ショートゲーム 5分)

内容物

・モノカード 64枚
・ぽいカード 6色 各1枚
・名前ボード 6色 各1枚

およその箱サイズ(cm):12.3×9.5×4(たて×よこ×高さ)

ルール

ここでは、ショートゲームのルールを紹介します。
ショートゲームに慣れたら、ショートゲームを5クール繰り返して、何枚成功するかでクリアか失敗を決めるロングゲームでも遊べます。

準備

親プレイヤーを決めます。

遊ぶ人数分の名前ボードを用意し、全員の名前を書き込み、机の上に置きます。
名前を書き込んだ名前ボードと同じ柄のぽいカードを取り出します。

モノカードから、遊ぶ人数+1枚のカードを適当にえらび、1列にして机に並べます。
poiyone-setting

遊び方

ぽいタイム

親は名前ボードに名前が書かれた人物を「ぽい!」とおもうモノカードに割り振ります。

名前に対応する全てのぽいカードをモノカードの右側に裏向きで置いていきます。

親がぽいカードをすべて置いたら、予想タイムに進みます。

poiyone-rule

予想タイム

子は親が「誰」を「どのモノ」っぽいと割り振ったのかを予想します。

親が裏向きで置いたぽいカードと同じ柄の名前ボードを、同じ行に置くことを目指して、すべての名前ボードをモノカードのひだりがわに表向きで置いていきます。

子はみんなで相談できますが、親は子にヒントなどを与えてはいけません。
poiyone-thinkingtime

ゲームの終了

並べられたぽいカードをすべて表向きにします。
各行ごとに、親と子の割り振りが一致しているか確認します。

すべて一致していたらゲームクリア、そうでなければ失敗となり、ゲームを終了します。
poiyone-win

poiyone-fail

6歳・8歳の様子

ショートゲームで遊びました。
ルールは一度簡単に説明しただけで、すぐに遊べました。

思っていたとおり、子供はこういうゲーム好きですよね。
一度遊び始めると止まりません。

最初、娘は親になるのをためらっていましたが、1回遊んだら「次はやりたい!」と自分からやる気満々。
モノカードもいっぱいあるので、どれにしようかすごく楽しそうに選んでいます。
どんな理由で選んだかも、ちゃんと答えられます。
息子は最初から親もノリノリでしたが、笑いながら選んで、笑いながら理由を教えてくれます。

不思議なことに、息子も娘もほぼ全問正解なんですよね。
私がどっちかなぁって悩んでいても、「絶対こっちだよ」ってぱぱっと決めてしまいます。
それが正解!

子供にだけわかるこじつけルールでもあるのでしょうか?
大人のほうが、エピソードとかいろいろ余計な事考えちゃうのかもしれませんね。
子供と遊ぶときは、深く考えずに直観で答えるのがいいみたいです。

我が家ではまだ3人でしか遊んでいませんが、人数が多いほうが盛り上がると思います。
選択肢が増えるから、より悩ましくなりますしね。

むすめ 喋る S
むすめ
自分でママってこれっぽよねって決めるのも楽しいし、
私ってこれっぽいの?って聞くのもすごく楽しい!!


むすこ 喋る S
むすこ
わかるよ~。ママはなんでわかんないの?
きっとこれだなって。理由?う~ん、わかるんだよ。


親目線のレビュー

一番最初に遊んだ時は、ほぼ初対面の方(大人)ばかりでした。
そのため、何が「ぽいよね」なのかの予備知識全くなし!
どんな人なの???っていう状態でした。

そうなるとどうしても、外見的特徴や話し方の印象でしか選べないんですよね。
でもそれって、失礼になっちゃうかもしれないじゃないですか。
全然、悪い意味で選んでないのに、気にされていることかもしれないし。

ちなみに、私は「浮き輪」っぽいようです。
みんなで話し合っているときに、「輪のイメージだから、みんなと仲良くできるとか」みたいな話がけっこうでてたので、もしそう思われて選んでもらえてたなら,、すっごく嬉しいんですが、もしや、お腹まわり??みたいに、良くも悪くも気にしちゃうんですよ。

ということで、あまり親しくない人と遊ぶのは、楽しいんだけど、気をつかいます。
親しい人と遊べば、親にこじつけた理由も話してもらいやすくて、盛り上がりそうですね。

その点、ファミリーで遊ぶのにはぴったりです。
子供がすごく楽しそうに選んだ理由を話しているのを、聞いているだけで楽しいです。

わたし 喋る S
いかっぱ
パーティーゲームっていうカテゴリーですが、仲間内で遊ぶのにぴったり。
そんなことあったね~って、懐かしい思い出もでてきちゃうかも。


 

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